こんなお茶目は婦人警官なら、二十四時間いつでも職質されたい。
最終更新:2022-04-29 12:00:00
1187文字
会話率:78%
村娘フェルは冒険者に憧れる少女。だが家が貧乏な為、冒険者学校に入る事が出来なかった。
しかし村を訪れた魔術士に見込まれ、初級魔術書をプレゼントされる。彼女は独学でそれを全てマスターし、成人後に念願の冒険者となった。
その後ギルドで幼馴染
と再会したフェルは彼のパーティーに入るが、そこらが地獄だった。
幼馴染はフェルの出身村の領主の息子。素直で純粋なフェルを昔からいじめていたのだ。その延長で無理難題を押し付けられ、フェルは衰弱して行く。
「二十四時間、ずっと護りの魔術をかけ続けろ」
その言葉に素直に従っていたフェルは眠る事も出来ず、戦闘でも力を発揮出来なかった。
「この役立たず! お前なんか追放だ!」
追放されたフェルは、「これで眠れる」と喜んだ。しかも、フェルの実力を陰ながら評価していたギルド最強パーティーに誘われ、そのリーダーに任命されたのである!
ゆっくりと睡眠をとったフェルは、仲間達が震えるほどに最強だった。
そしてフェルの抜けた後の幼馴染のパーティーは当然のように落ちぶれ、ドン底まで落ちて行くのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-24 16:23:24
2858文字
会話率:54%
若者の間で、「空白恐怖症」という病が流行していた。
予定がないという「空白」の時間に恐怖してしまう、厄介な病。
黒澤尚は「空白恐怖症」を患い、医者から処方箋を貰う。
その薬は、飲めば二十四時間眠り続けるという薬で……
最終更新:2021-11-16 20:14:52
2639文字
会話率:56%
天国は地球と並んで浮かぶ双子の天体。死んで初めて目に見える。天国は地球と同じ一日二十四時間で流れるが、逆回転で自転するため時間が戻る。天国に来ると一日毎に若返りやがて羽の生えた天使になって現世に転生する。
天国では修業をして現世に転生する「
修業コース」、天国で永久に公務につく「公務員コース」のどちらかを選択。修行コースを選択すると「ヒストリー」(死んだ日から生まれた日までの出来事が一頁毎に書かれた日記帳)が渡され、現世と同じ出来事を同じ年数をかけて振り返る。呪文をマスターすると、現世の様子を確認したり天国と現世を行き来することができる。
最近の天国は、野球チームを作ったり、日刊紙ができたり、公務員同士の結婚が許されたりと、現世に近い生活が送れるようになってきた。
前半は自殺した吉田と上司の郷原、元死神の吉豊を中心に、現世と天国を行き来しながら物語が展開。天国に行く途中、気を失った吉田を助けるため、郷原は死神(吉豊)に魂を渡して代わりに死神になる。吉田は、郷原が自分の不手際で現世でパワハラ課長と誤解されていることを知り現世に戻り奔走。
元死神で首切り一族であった吉豊は、郷原から「ちゃんとやればちゃんとなる」という言葉を教わり改心。郷原と現世に行くが先祖の返り討ちに遭う。
後半は幼少の記憶がない郷原が、偶然立ち寄った奥尻島が生まれ故郷で一九九三年の大津波で島民二百人が、集団で天国に来た場所だと知る。郷原は、田中屋の大将と女将が実の両親だと確信するが実父は認めようとしない。
その後両親は、なべつる岩の写真をそれぞれ手にして転生。二人は違う人間として成長するが、写真のメッセージに導かれ奥尻島で再会し結婚。
彷徨い幽霊になった吉豊(黒いおじさん)は、恩人郷原が現世に転生する日を待ち構え、実母のいる病院まで郷原の魂を導く。郷原が母の胎内に転生したことを確認すると力果て、奥尻の空と海に散っていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-10 17:21:40
133410文字
会話率:39%
天国は地球と並んで浮かぶ双子の天体で、死んで初めて目に見える。天国は地球と同じ一日二十四時間で流れるが、逆回転で自転するため時間が戻る。天国に来ると一日毎に若返り、やがて羽の生えた天使になって現世に転生する。
天国では、修業をして再び現世に
転生する「修業コース」、永久に天国で公務につく「公務員コース」のどちらかを選択する。修行コースを選択すると「ヒストリー」(死んだ日から生まれた日までの出来事が、一頁毎に書かれた日記帳)が渡されて、現世と同じ出来事を同じ年数をかけて振り返る。呪文をマスターすると、現世の様子を確認したり、現世にいる人を助けるため、天国と現世を行き来することができる。
最近の天国は、野球チームを作ったり、日刊紙ができたり、公務員同士の結婚が許されたりと、現世に近い生活が送れるようになってきた。
前編は、自殺した吉田と上司の郷原、元死神の吉豊を中心に、現世と天国を行き来しながら物語が展開する。天国に行く途中、雷に打たれ気を失った吉田を助けるため、郷原は死神に魂を渡して代わりに死神になる。それを知った吉田は郷原を連れ戻すため現世に戻り、自分の不手際でパワハラ課長となった郷原の名誉回復のために奔走する。
現世で首切り一族であった吉豊は、郷原から「ちゃんとやればちゃんとなる」という言葉を教わり改心。吉田を助けるため郷原と現世に行くが、先祖の返り討ちに遭う。
後編は、幼少の記憶がない郷原が、偶然立ち寄った奥尻島の田中屋で、ここが自分の生まれ故郷で一九九三年の大地震で島民二百人が津波に飲み込まれ、集団で天国に昇って来た場所だと知る。郷原は、田中屋の大将と女将が実の両親だと確信するが、実父は郷原を拒絶。郷原も両親に会ったことを後悔する。
その後両親は、現世に戻っても夫婦になろうと約束し、現世から持ち込んだなべつる岩の写真を二つに切り、それぞれ手にして転生。二人は違う人間として成長するが、写真の裏に書かれたメッセージに導かれ、奥尻島で再会。この運命に何かを感じた二人は結婚し、写真と同じように奥尻島で田中屋を開く。
先祖の返り討ちで彷徨い幽霊になった吉豊(黒いおじさん)は、恩人郷原が現世に転生する日を待ち構え、最後の力を振り絞り、奥尻の上空まで郷原の魂を導く。郷原が母の胎内に転生したことを確認すると、力果て、奥尻の空と海に散っていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-30 07:47:53
129864文字
会話率:40%
青目龍司は29歳会社員であった。彼はアニメオタクであった。今日は龍司の大好きなアニメ『転生したらスラリンだった件』の第二期第二部の放送開始日だ。残業を終え、二十四時間営業のスーパーでシールの貼られた弁当と発泡酒を買い、帰路についていた。
し
かし、その途中、信号無視をしたトラックにはねられしまう。痛覚すら感じないほどの即死。
走馬灯もなく、意識を失った龍司は目が覚ますと女神の部屋にいた。
女神は死者の魂を案内する役割なのだが、重度のアニメオタクであり、意気投合。異世界に転移してみるか提案される。
戦う力など無いと話すと、特別にスキルを与えられた。
「あなたのスキルは【強靭】【無敵】【最強】それと【粉砕】【玉砕】【大喝采】です」
どうやらオレのスキルは【強靭】【無敵】【最強】それと【粉砕】【玉砕】【大喝采】らしい。
某カードゲームアニメの白い仮面を被った男の台詞に似ていたが、龍司はそのスキルを武器に異世界へと旅立つ。
これは、アニメオタクが異世界で無双するだけの話し。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-10 19:06:56
13417文字
会話率:25%
朝方、緊急速報のブザーが鳴り響いて僕は飛び起きた。
発信源は日本政府。今すぐテレビを点けろという。
何事かと思い彼女を起こしてテレビを点けると、巨大隕石の落下により人類は二十四時間後に滅亡するのだと言う。
最終更新:2021-03-04 13:04:17
7063文字
会話率:48%
――それは、泣いても笑っても一日限定の奇妙な偽カップル。
「私を殺す前に、一日でいいので彼氏になってください!」
死ぬまであと二十四時間。今まで一度も彼氏がいなかったので、自分を殺しに来た殺し屋に一日限定の彼氏になってもらうことにしました
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-30 22:00:00
19704文字
会話率:31%
心樹医を称する少女、ソラ。 ソラは祖母から『シンジュの木』というふしぎな木を預かって世話をしている。シンジュの木にはシンジュの実が成るのだけど、シンジュの実はある程度の大きさまで育ったら、枝からぽとんと落ちてしまう。落下したシンジュの実に
、二十四時間以内に息を吹きかけないと、シンジュの実は消えてしまうのだけど……。
新しく実ったシンジュの実はすぐに枝から離れ、ソラはその実に息を吹きかけた。シンジュの実は虹色の光を失い、シンジュという珠になる。
ソラはシンジュに手を加え、ブレスレットを作ったのだけれど――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-20 13:43:31
3829文字
会話率:14%
「みなさん、今日は実は地球最後の日なのです」
朝のニュースで宇宙の映像が出された。そこにはものすごい勢いで地球に向かっている、地球に負けないくらいの大きさの星が映っていた。
「いまから二十四時間後にこれが地球に激突します。絶対に避けられな
いそうです。混乱を避けるために協議がなされて一般への情報公開はこの時間まで行われないことに決まっていました。これはフェイクニュースではありません。二十四時間後に地球は滅びます。繰り返し申し上げます。これはフェイクニュースではありません。二十四時間後に地球は滅びます」
テレビでは激突した星が地球をどんな風に砕いてばらばらにするかを事細かに解説している。
妻と息子が抱き合って泣いていた。
僕はスーツに着替えて、玄関を出ようとした。
「あなた、どうして出ていこうとしているの。一緒にいてよ」
僕は笑って言った。
「おまえも義人もうんざりなんだ。僕が会社に出たあとおまえが誰と過ごしているのか知らないと思ってたのか。義人、僕の子じゃないだろ」
殺されないだけよかったと思えよ、と言って僕はカバンを手にして革靴を履いて外に出た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-10 19:45:29
5512文字
会話率:47%
俺の名前は、カイン。現在、恋人募集中。
魔王討伐を目的とする勇者ケイオスのパーティーメンバーで【オリジナル魔法】を巧みに操る、最強の魔法使い(自称)だ。
ケイオスとは、幼馴染みであり、幼少の頃から共に成り上がろうと誓い合った仲だ。一緒にパ
ーティーを作って、新たに二人のメンバーを迎え、数々の苦難を乗り越えてきた。
少なくとも俺は、ケイオスを最高の相棒だと思っていた。俺達の絆は決して切れることはないんだって。
しかし、ある日。その絆はあっさりと断ち切られてしまう。
「お前はお荷物なんだよ! リーダーである俺の決定だ。カイン、お前を追放する」
唯一無二だと思っていた相棒からの罵倒に、俺は言葉を失った。
勇者が率いるメンバーとしての致命的な実力不足。『お荷物扱い』された俺はパーティーを追放されてしまう。
だけど、人生何が起こるのか分からないものだ。
ソロでクエストを行っていた最中、魔物が棲息する森で出会ったのは、目も眩むような美しさを持つロリっ娘女神レアムだった。
レアムは、俺のことを『真の勇者』と言い、魔王討伐に向けて再び立ち上がって欲しいと神託?を下す。その助力の為に、女神自らが俺をサポートしてくれるらしいのだ。
「どんなことでも仰ってください! カイン様のことは二十四時間三百六十五日、いつでも御奉仕致しますから!」
女神レアムは、神様なだけあり、とてつもない力を秘めていた。
どんな魔物も一撃粉砕。レア素材も大量採取。おまけに膝枕までしてくれるぞ。
小さい女の子から徹底的に甘やかされている。……やばい。これは漢の威厳に関わる問題だ。
おまけに、レアムは俺を真の勇者だと色んな人に言い広めるし、確実に外堀を埋められているのが分かる。
でもまあ、仕方ないな。
可愛い女の子が望んでいるんだ。やってやるぜ!
こうして、お荷物勇者カインとしての活動が始まった。因みに、俺が抜けた勇者パーティーも段々きな臭くなっているらしく……。
チート級女神に愛された魔法使いの成り上がり伝説!? ここに開幕っ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-26 15:06:37
59158文字
会話率:56%
もふもふ。触りたいもふもふ。
一度でいい、もふもふに二十四時間囲まれてみたい。ストレスフリーになりたい。
最終更新:2020-08-11 20:25:25
2749文字
会話率:0%
高校二年生の繭は、部活動の帰り道、駅のホームで不自然な男の人に声を掛けられる。
男の人は、傘を握った手首以外、常に物陰に隠れていて、異様に白いその手首だけが闇夜にぽっかり浮かんでいるようだった。
「聞いてほしい話があるんです。ええ、次の電
車が来るまでで構いません」
ぞっとするほど淡々とした声で、男は語り出した。彼が学生時代に体験したという話を。
待てども電車はやってこず、ただただ夜は更けていく。
「貴女だったら、どうしますか」
男からの不可思議な問いに、繭はーーー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-26 20:42:09
12615文字
会話率:36%
P.S.親愛なる読者の皆々様へ
今、うt主はかなりピンチな状況におります。つきましては、是非皆様方になんとか売れる小説を書かせてもらいたく存じます。誠に拙い文であることはうt主自身、ひどく自覚している所存でありますが、皆様の卓越なるお星様
ないしお気に入りがあればこの局面はきっと打開できるものと思われます。何卒、何卒、お願い申し上げます。
うt主より。
内海一人(うt主)はただの陰キャである。小中高大そして社会に出てからもなかなか外の世界に適合できないうt主は、会社で人間関係をこじらせてしまい会社を辞めニート生活を送っていた。そのニート生活から二年が経過したある日、うt主は医者から衝撃的な診断を受ける。
「内海さん、小説を書いて売れないと、あなたはいつか死にますよ。」
突発性小説投稿症候群(ナロウ病)という小説を書かないと最悪死ぬという意味不明な病気を患ってしまったのだ。
突然の入院生活、二十四時間執筆活動、こんなにひどい仕打ちありますか?
これは神のいたずらなのか、それとも今までの腐った世界を変える人生最初で最後のチャンスなのか?
25歳、後がなくなったうt主が挑む10年遅れの青春?ストーリー。
その結果は、果たして・・・
追伸 なんて書いていますが、実際アイデアが全く浮かんできません。助けてください。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-14 00:16:18
14741文字
会話率:44%
某外国での話だ。
最初は遊びでハッキングしていた主人公が、マフィアのボス、まだ幼い少女を誘拐して泣きべそをかくが、携帯を使って少女の部下に電話すると、怒鳴られ怖くなり現実逃避するが少女が電話を代わって嬉しそうに近況報告をする。
だが、悪
役は悪役らしくと思い五十万請求するが、それっぽっちと言われ怒る。そして幼い少女は二十四時間のコンビニ店長を勧誘する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-07 22:25:41
1789文字
会話率:49%
西暦2500年5月4日AM04:00 起動確認
本日の業務内容確認、終了
Program execution
介護用心体保全AIプログラム・仮称イリスの朝は早い。
対象患者の朝昼晩の食事の準備からランダムに発生する要介護業務、患者とのコ
ミュニケーション等、二十四時間の内約二時間程度の充電時間を除きその他全ての時間を介護業務で忙しなく活動している。
そんな彼女はいつも笑顔を絶やさず患者に優しく接していた。
世は半AI管理社会が常識となり一世帯に必ず一台、要介護患者がいる世帯では更にもう一台の介護専用ロボットが国から支給され、集合介護施設の中で日夜介護業務に励んでいる。
様々な禁則事項が定められる中、患者のある一言がきっかけで大量のエラー〈警告〉に見舞われてしまう。
心とは何か、幸せとは何かを問うSFロボット小説
※この作品は『カクヨム』様、『ノベルアップ』様にも掲載されています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 17:35:03
18739文字
会話率:68%
虹色薬局、フォーアイ堂の店主が見つけたお客、彼は亡くなった妻に逢いたいという、一日だけでいい、ともに過ごしたいと。
店主は望みを叶える、対価は冥府の神に、二十四時間分の寿命を支払う事、そしてお客の想いに旅立った妻が応えなければ、全てを喰わ
れるがそれでも良いのかと。
男はイエスと答えた。
プロローグ、エピローグ、合わせて5話完結折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-17 21:02:49
15698文字
会話率:38%
仕事がない。いや、仕事はあった。しかし、今はない。俗に言うリストラであった。経営難らしい。自分は末端の人間であったので仕方がないと言えば仕方がない。泣けど喚けど帰宅の時間はやってきて、列車に揺られなくてはならない。遠回りをして帰ろう。
※
二十四時間ぶっ通しで書き続けて完成させるという、頭のイカれた企画にて誕生した短編です。作者はこの後、高熱を出して倒れました。弔いの意を込めて評価のほどよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-25 00:24:16
9085文字
会話率:24%
赤ん坊は自己主張の手段で泣きます。乳児のお世話は二十四時間。お乳を飲ませて、おむつを取り替えます。赤ちゃんが一人でもお母さんはてんてこ舞い、双子となればもっと大変。そんなヒトコマです。
一笑千金、美人の形容だけ?
無断転載、無断複製
を禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-04 06:00:00
2159文字
会話率:32%
異世界、ファンタジー世界において、現実世界の暦や単位が使われている事に、疑問を持った方がいらっしゃった。
一年が十二ヶ月、365日。
一日が二十四時間。
そんな当たり前は、当たり前で良いのだろうか。
更に、メートルやグラムという単位を
、小説の中でそのまま使う事に違和感を覚える。
そんな方に、私の個人的な考え方、言い訳などを伝えたく、ここにまとめました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-06 23:24:59
7823文字
会話率:0%
五年前に妻を亡くした川村浩一郎は、
マイホームとして手に入れたマンションに一人、余生を送っていた。
だがある日、気分が悪くなったので、
布団で横になって、目を瞑っていると、
突然目の前に、黒のテンガロンハットに、
黒のコート、スーツ
姿の
怪しげな二人の男が立っていた。
その男たちは古代ローマ時代の人物で、
今は天使をしていると言う。
そして、お前の命はあと二十四時間だ、
とも言った。
お前は、天使が無作為に選んだ人物として、
選ばれた男だ。
こうして選ばれた暁には、
お前は死ぬ前に、
今までの人生の中で、
一日だけ戻れるようにしてやる。
だから、その貴重な一日を選べ。
と告げられた。
半信半疑の中、それでも浩一郎は考えた。
ボクシングと出会った十代、
日本を飛び出し、海外へ向かった二十代、
魂の伴侶を得た三十代、
そして、念願の夢であった
作家になれた四十代、
と過去を振り返りつつ選んでいく。
その様子を見守る天使のキケロとカエサル。
ローマ時代では仲の悪かった二人だが、
浩一郎の人生を見ていくうちに
少なからず自分たちの気持ちの
変化にも気づき始める。
時間が押し迫る中、
浩一郎の出した人生の選択。
その結論の末に待っていたもの。
それは最高のプレゼントであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-11 20:13:53
67520文字
会話率:38%