1939年末、フィンランドは国家存亡の危機に瀕していた。
超大国ソビエト連邦が赤い津波となってフィンランドに襲いかかる。
兵力差は圧倒的で、ソ連の勝利は疑いようが無かった。
各国はフィンランドの敗北を確信していた。ただ一カ国、フィンランド自
身を除いて。
そんな状況の中新たに少尉となったシウナウス・ハータイネンが配属されたのは、
陸軍第12師団第34連隊第6中隊。通称カワウ中隊。
後にこの部隊が世界中を驚愕の渦に巻き込むことは、まだ誰も知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-05 23:46:32
5665文字
会話率:43%
ヘルシンキの郊外は森に囲まれている。
北欧の春は天候が変わりやすく、四月だというのに雪が降るのだ。
僕はピアノの練習に区切りをつけ、コーヒーを入れる。
オイルヒーターの近くに右手をかざし、窓の外を見た。
*本作は銘尾 友朗さま企画
「春センチメンタル企画」参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-01 11:32:41
2578文字
会話率:16%
青歴1943年 フィンランド
ドイツ軍の若き兵士ウィルヘルムは
フィンランド軍の狙撃兵の少女ジルキィと共に
迫り来るソ連軍と戦い続けていた。
これは、ファンタジー世界の住人が存在する架空の第二次世界大戦を
舞台とした小さな戦場の物語。
最終更新:2017-11-15 19:02:36
21558文字
会話率:35%
フィンランド人の父と日本人の母の間に産まれ、レース中の事故で命を落とした亡き父に憧れてラリーストてして生きていく決意をした青嵐・J・昴(せいらん・ヨニ・すばる)は、父譲りの天性のドライビングテクニックにより、大学時代からレースで一度も敗け
ず、連勝記録を伸ばしていた。
そんな昴に目を付けたWRCのワークスチームから、次のレースの結果次第では契約を結びたいとの打診があり意気込む昴であったが、ゴール目前で事故を起こしてしまう。
目前に迫る岩を見て死を覚悟する昴だったが、突如現れた異世界の女神により救われる。
事故に巻き込んでしまったコ・ドライバーの命を助ける事を条件に女神の願いを聞く契約した昴は、異世界へと飛ばされてしまう・・・。
女神に与えられた車を乗り回し、見知らぬ異世界で荷物を、人を、時には目に見えぬ情を運ぶ異世界運び屋稼業のスタートシグナルが今鳴り響く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-23 22:34:52
47854文字
会話率:32%
【おはなし】
小学五年生の姫宮星里香には星良という双子の片割れがいた。
セイラはフィンランド人の亡き母の遺伝子を純度100で受け継ぎ、見た目・性格共に美しい少女として育つ。
ただ、セリカにとってセイラの続柄は『姉』ではない。
セリ
カはこう呼ぶ。
「お兄ちゃん」と。
これは身も心も天使のように美しい兄をもった妹の、どうしようもないお兄ちゃん溺愛物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-13 19:33:57
59641文字
会話率:33%
小学五年生のセリカにはセイラという双子の兄がいた。
ただ、その兄はフィンランド人の亡き母の遺伝子を純度100で受け継いだ容姿を持った上に、幼い時分から女の子として育てられてきた。
しかし、そのことを隠して学校に通っているセイラは、天性
の美しさと純粋さを兼ね備える故に、さまざまな苦労を背負って生きていた。
これはそんな兄と、それを溺愛する妹と、ひとりのクラスメイトの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-21 17:37:59
77857文字
会話率:35%
「少女には、嘘と花がよく似合う」
鳴海要は、才能も美貌も、親友に彼氏まで、他人が羨むものをたくさん持っていた。しかし、同性である親友へ向けた恋心に身を焦がしていた。
中谷雪奈は、持ち前の明るさと軽快な会話術で、女子生徒の人気と信頼を得
ていた。しかし、彼女が思う自身の価値とは、全てを手にする親友が自分に恋愛感情を向けていることだけだった。
笠原小百合は、フィンランド人の父と日本人の母から受け継いだ、長く美しい銀髪と澄んだブラウンの瞳で、男子生徒の視線と女子生徒の嫉妬を集めた。しかし、彼女を何よりも燃え上がらせることが出来るのは、ひとりの少女の悲しみに溢れた表情だけだった。
香山美許は、クラス内トップカーストのひとりとして、計算され尽くした可愛さを駆使し周囲を魅了した。しかし、過去の経験から自分を偽り、大切な幼馴染みと話せずにいた。
これは、4人の少女が吐いた、嘘の話。
【http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5513550】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-03 22:28:02
11591文字
会話率:33%
東欧に鎮座する大国ソヴィエトの猛攻に対し辛うじて退けた北欧の小国フィンランド。次の戦争に目星をつけたフィンランド軍部は後援であった米英との関係を絶ち、増強を進め猛威振るう独第三帝國へと近づく…枢軸国となったフィンランドは来るべき決戦の為独海
軍より艦船を機密内に譲渡した…春の曙明くる前にフィンランド軍は忌まわしき大国ソヴィエト連邦に対して一大反攻作戦を仕掛けたのであった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-29 21:31:54
3175文字
会話率:63%
大学生をやっている英二と交換留学生としてフィンランドからやってきたエイラ、その他諸々が奇妙な出来事に巻き込まれる短編集。一つ一つの話が独立しているのでどれから読んでも大丈夫です。お時間があればどうぞ。
最終更新:2016-09-29 03:46:54
32180文字
会話率:48%
産業革命以降、人類を悩ませ続けたエネルギー事情は、2086年に実用化された液体ビスマス高速原子炉により核燃料サイクルが確立し、理想的とも言えるエネルギーシステムの開発に成功したと考えられた。しかしながら山積した核のごみである高レベル廃棄物
地層処分の処理方法は始まったばかりであり、フィンランド・オンカローおよびスウェーデン、スイス、カナダで実施され、極東・アジア地域では研究が進んでいた日本でも北海道幌富市に、世界で第五番目の高レベル廃棄物処分場が建設されることになり、世界中の核廃棄物を処分する見通しがついた。しかし死者まで出ることになった住民の反対運動とその補償費用の大きさから、大規模建設物の負の遺産の痛みは計り知れない傷となった。
しかし、エネルギー問題が一段落したと考えられたのもつかの間だった。人類の次なる課題であった重力発生機構の開発は軌道に乗ったものの、開発に必要な超小型ブラックホール発生に伴う莫大な電力消費は、ウラン資源枯渇とも重なって、核燃料サイクルに負担を与えることになった。そこで、次世代エネルギーとして宇宙空間での核融合炉が計画され、必要なヘリウム3開拓のために、月に基地を設置する計画が、国際宇宙開発機構によって立案されていた。
日本では高レベル廃棄物の処分施設建設の貢献が認められ、2090年にロシアから千島列島が返還された。これに対し日本政府はウルップ島までを一般に開放したが、中千島、北千島の各島には、国が自然環境を保護するために管理用の人材を配置し、自然保護と高度先端技術の研究所設立の名目で立入禁止であった。およそ150年ぶりに日本復帰を果たした千島列島であったが、すでに水産資源や天然ガスは枯渇し、豊かな森林のみが残された島はひっそりと静まり返っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-12 18:00:00
205691文字
会話率:53%
サンタが街にやって来る――
聖夜の夜、フィンランドのサンタクロース村から一斉にサンタ達が飛び立った。その中にはクネヒト・ループレヒト(通称ブラックサンタ)のミカエルもいる。ソリを駆けミカエルが行く先は八百万の國日本。
良い子にはプレゼン
トが、悪い子にはブラックサンタがお仕置きにやって来る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-20 03:26:25
8861文字
会話率:39%
主人公、北城陸は園芸が趣味でちょっぴり料理が得意な普通の男子高校生。
ある日偶然手に入れた不思議な逸話を持つ小瓶。その中に入っていたのは、かつてフィンランドに生き、土を自在に操って人々に豊穣をもたらしたとされるマイナーな魔導士、アレク・
レデラトル・ギドの遺骨だった。
その呪いを受けて、ギドに『体の骨の自由を奪われてしまう』リクだったが、幸運にも全身の支配から逃れることに成功する。
しかし、期せずして古代の魔導士の骨格を手に入れてしまったリクは、次第に体に変化が生じてゆく。
これは……土の声? いや、土の意思が聞こえる……てかなんか俺、背が少し縮んでない!?
これは太平洋沿岸に発展する小さな都市、南浅砂市を舞台に繰り広げられる、学園+魔法+ちょっぴりラブコメな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-12 13:35:58
52726文字
会話率:26%
冬戦争を戦ったフィンランド兵たちの物語
最終更新:2015-08-17 08:13:12
19163文字
会話率:32%
臨時ニュースを申し上げます。臨時ニュースを申し上げます。
只今入ってきた情報に寄りますと「来年からサンタが来なく鳴るそうです」
最終更新:2014-12-25 18:10:41
359文字
会話率:38%
ソビエト連邦とフィンランド共和国の間で行われたかつての戦争がある――冬戦争(タルヴィ・ソタ)。そして、そんな戦場の一局面に相対した男たちの存在があった。
後にフィンランド英雄のひとりとも呼ばれるようになる指揮官――ヒャルマー・シーラスヴォは
退役軍人の身でありながら、再び戦場に立つことを望まれる。
そこにあるのは圧倒的な戦力差。
だけれども、彼らは決して諦めることはしない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-22 21:08:35
6857文字
会話率:29%
目の前に突き付けられるものは絶望……――。
それでも彼らは決してあきらめない。
これはまさしく「奇跡」と呼ばれる戦いの物語。
1939年冬――ソ連軍の一方的な侵攻によって北欧フィンランド共和国は存亡の危機に晒されていた。
最終更新:2014-03-13 21:28:46
221493文字
会話率:34%
ついてないカタヤイネンと奇跡の撃墜王ユーティライネンのショートショート。
最終更新:2014-02-16 10:47:34
2926文字
会話率:28%
#冬童話2014に参加する予定の作品です。
フィンランドには、サンタクロース村というところがある。
クリスマスイブを迎えた日、サンタクロースのロジンは腰を痛めてしまう。
動けない彼の代わりに、ロジンの孫であるアランが、嫌々ながら代役を務め
ることとなった。トレジャーハンターであるアランは、自分の利益しか考えていない男だった。そんな彼は、プレゼントを配るついでに、家にあるお宝を盗もうと試みる。しかし、彼が標的にした家の主人は、なんと幽霊であった!
願いを叶えてと詰め寄る幽霊に、アランは嫌々ながらも、サンタクロースの真似事をするが・・・。
この世で本当に貴重な宝物とはなんなのか、それを考えさせてくれる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-23 07:57:49
20469文字
会話率:30%
これは此処とは"異なる世界"、1942年~1943年の冬にかけて北欧……ラドガ湖周辺で勃発した【とある戦い】の記録である……
後に【第二次冬戦争】と呼ばれる事になるこの戦いで何故、少女達は戦場に立ち、若い命を戦火に曝し
たのか?
雪原に響く砲声に、マズルフラッシュと共に放たれる砲弾……
それは互いの装甲を削り穿ち……
そしてその度に消え行く命……
これは鋼鉄少女達の視点で描かれる、血と硝煙の物語である!!
☆☆☆
いや、お久しぶりの連載に内心冷や汗な暮灘です(^^;
まだPPG正伝を連載してる真っ最中ですが(汗)、ちょいと体を壊し入院してしまい、イマイチ執筆の調子が戻らず……なんて体たらくでした(泣)
そして気分転換の【PPG外伝】として始めたこの【突撃お嬢】、思いの外に長いシリーズになってきました。
作品的に外伝に止まらず、半ば独立した物語となりここまでこれたのも、本当に皆様のお陰ですm(__)m
いつまで書き続けられるかわかりませんが、これからもご贔屓どうかよろしくお願いします(__)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-15 08:07:57
139791文字
会話率:23%
国際軍事会社ウェポン・ジャッカルの武器商人である草神彰久はフィンランドで一人で狩猟旅行を楽しんでいた。そこで親子のグリズリーが密猟者に惨殺されるのを見て激しく怒りを感じた。
最終更新:2009-04-01 21:14:10
6846文字
会話率:11%