俺と四方子(よもこ)さんは商店街にあるゲーセンの常連同士で、毎週日曜日の午後は一緒にメダルゲームで遊んでいる、親友とも呼べる間柄だ。
だが、何故かいつも四方子さんはサングラスとマスクをしており、素顔を見たことは一度もなかった。
ただ、四方子
さんは明日から俺が入学する高校の一個上の先輩だということは聞いていたので、俺は密かに高校生活を楽しみにしていた。
――そして迎えた入学初日。
放課後に校舎を出たところで黒山の人だかりが出来ていたので何事かと窺うと、一人の女性をドーナツ状に大勢の男女が取り囲んでいた。
みんな思い思いに「綺麗~」だとか「女神だ……」とか呟きながら、恍惚とした表情を浮かべている。
まるでちょっとした宗教画みたいな光景だ。
だが、中心にいる女性の顔を見て、腑に落ちた。
――その顔が、まさに宗教画の女神様並みに美しかったからだ。
サラサラの長い黒髪に、吸い込まれそうなほど輝く大きな瞳。
神が生み出したとしか思えない芸術品が、そこには存在していた。
そりゃみんなあんな風になるわな……。
「あっ! オォイ晴臣(はるおみ)! やっと見付けた、探したぜ!」
「「「――!?」」」
その時だった。
女神様が俺と目が合うなり、そう叫んだのだ。
こ、この声は――!?
「アッハッハ、なかなかブレザーも似合うじゃねーか、晴臣!」
「……四方子さん」
それは他でもない、四方子さんその人だったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-07 21:06:46
6464文字
会話率:47%
塾をサボってゲーセンに入ると、いかにもな空気だった。ひとりまじると浮きそうだけど、理由を告げたら仲間に入れてくれた。ような気がした。
最終更新:2023-06-14 17:58:32
1002文字
会話率:38%
母親に無理やり家を追い出されたヒキニートの俺は、ゲーセンで幽霊を自称する少女と出会う。
幽霊の身でありながらゲームで遊びたいという少女のために奮闘していると、少女にダンスゲームの才能があることが判明。身体を貸して遊ばせてやった結果、体力ゼロ
の俺の身体でもその実力を発揮し、ダンスゲーム界隈で俺の存在が有名になっていく…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-10 00:27:52
4529文字
会話率:70%
オタク母がゲーセンでとった小さな「ぬい」の兄弟と中学生の息子が、ツイッターに可愛い写真を投稿したりオタ活する善良な話です。ゆるふわが好きな方向け。時々ちょっと悲しみ。
最終更新:2023-04-16 01:38:28
119014文字
会話率:40%
未来が見える能力を持つ大学生、加藤十郎は今まで望む未来を生きてきたはずだった。 彼女が現れるまでは
この作品はカクヨムに投稿済みです。
最終更新:2023-04-07 12:00:00
5500文字
会話率:33%
《Rainbow Commandment》(レインボーコマンドメント) 通称《レイメント》。
大学受験を終えた学生『氷上 楓生』は恋人の『水上 彩花』に誘われてこのゲームを始めることになる。
不人気種族『鳥人』を選びレイメントの舞台に降り
立った楓生のアバター『フィート』。
彼は恋人の『サイ』とともに世界を巡る冒険の旅を始める。
初心者らしくモンスターを倒したり、初心者らしからぬプレイで周囲を賑わせたり……。
彼のプレイは時折注目を集めることになる。
これはとあるゲームの中で『生きていく』少年少女の物語である。
……あ、彼女はときどきプレイ配信しているよ!
※この作品はカクヨム様・ノベルアップ様でも掲載しています。
※2020年9月7日朝のジャンル別日間ランキングにて1位になりました。
応援ありがとうございます!
2020年9月27日のジャンル別週間ランキングにて1位になりました。
応援ありがとうございます。
2020年10月2日のジャンル別月間ランキングにて3位になりました。
応援ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-01 12:00:00
281598文字
会話率:58%
人気女子の浜川さんからの告白を断った。理由は「一人になりたいから」、という建前の元、ゲームをしていたいから。だが、振った当日、ゲーセンで浜川さんと出会ってしまう。
最終更新:2022-12-27 16:02:47
3068文字
会話率:44%
ゲーセンでの一コマ。こういうことが有るとちょっとドキドキするね。
最終更新:2022-12-11 14:05:23
2266文字
会話率:26%
高校生の貴弘は昔からよく利用しているゲームセンターがあった。それは私の周りしか使わないもので私達にとって秘密基地のようなものだ。そんなゲームセンターが閉業すると聞き、私・貴弘は仲良しの光輝と共に最後にみんなで集まる計画を立てた。その計画の
裏で貴弘はゲーセンの常連客の1人であり、密かに思いを馳せているマドンナ・日向に対して思いを伝えようというものだ。思い出の地であるゲームセンターで繰り広げられる最後の瞬間がが今動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-05 02:08:00
6334文字
会話率:45%
自由になりたかった。
学校に通いたかった。友達とサッカーをして笑いながら駆け回りたかった。放課後は悪友たちとつるんでダラダラと寄り道をしながらゲーセンに行ったり、コンビニで買い食いしたりする。そんな「自由」が欲しかった。
そ
んな夢を抱えたまま死んだ少年は生まれ変わる。
「自由」とは程遠い【監獄】の後継者として。
これは自らの夢と現実との狭間で苦悩する少年の物語。
魔法が実在し魔物が跋扈する日本で新たに生を受けた少年はどんな道を歩むのか。どんな答えを選ぶのか。【監獄】の後継者として生きる少年は自由を掴むことができるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-02 19:00:00
1407文字
会話率:0%
ゲーセンで格闘ゲームに興じた帰り道、運転手の疲れからか不幸にも七井円は居眠りの乗用車に衝突されてしまう。
そして目を覚ませば天井すらも見えない知らない場所、目の前では魔書だのなんだのトンデモ武器で戦う露出度の高い恰好のシスターと機械っぽいナ
ニカ。
そんな彼らの戦いの中心であった黒塗りの魔書に触れた時、彼は悟る。
「ははぁ...もしかして、この世界...格ゲーの世界だなぁ?」
これは、格闘ゲームの世界に異世界転移してしまった青年が成り行きで手に入れた魔書を手に格闘ゲームの世界観にありがちな輪廻と道理をなんだかんだで切り開く物語。
※「WEB小説投稿サイトハーメルン」にてマルチ投稿しています。
https://syosetu.org/novel/292785/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-18 14:57:11
105185文字
会話率:21%
ゲームセンターで推しのぬいぐるみを手に入れるために散財した女子中学生のもとに現れたのは、自らを「転売ヤー」と名乗るやたらクレーンゲームが上手いお姉さんだった。
※ゆるっとした百合になる予定です
※作者がゲームセンターで散財し、情緒がグチャグ
チャになったら続きが更新されます
※ゆくゆくは主人公を囲うお姉さんがいっぱいでてきます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-03 18:00:00
14117文字
会話率:52%
後に『闇ゲーセン』で一晩で億を稼ぐようになる伝説のゲーマー『月兎(ゲット)』がまだUFOキャッチャー荒らしをしていた時代の物語。
「お前のプレイには人権無しだ」
最終更新:2022-05-15 22:08:21
1321文字
会話率:60%
ある日の日曜日。
ゲームヲタク仲間のシンヤとゲーセンに立ち寄ろうとした昼下がり。
シンヤが俺の肩をばんばんと勢いよく叩いた。
「お、おい、シンジ、あれ見ろ...!!!あれ!」
いってぇな、、と思いつつ
シンヤが指差した方向を見ると。
俺
の幼馴染が、学園一のイケメンと腕を組んで歩いていた。
「うぉぅ...!!」
向こうはこっちに気付いていない。
俺も、シンヤも見てはいけないものを見てしまったかのように、大慌てゲーセンに入った。
「今の、お前の大好きな橘ヒナタだったよな?な?な?
そんでもって、隣にいたのはサッカー部のエースストライカーでもあり、学園一のイケメンであり秀才でもある藤島...!!!」
見間違えなんかではない。
長年の付き合いであり、俺が物心つく頃から大好きだった幼馴染、ヒナタの顔を見間違えるわけがないんだ。
「あ、ああ...!」
俺は膝から崩れ落ちそうになるのをなんとか堪えた。もっとも、シンヤのやつが
俺の肩を支えてくれ、
「お、おい、しっかりしろよ、シンジ!」と
言ってくれていたんだ。
俺のショックははかりしれない。
本当ならゲーセンで格ゲでもやりまくろうと思って息巻いてきたのだが、俺は先ほどの目撃情報でいとも簡単に覇気をなくし、
「シンヤ、今日はもう帰ろうぜ...」
なんて言葉を呟いていた。
「えええー、折角きたのに、嫌なことは忘れようぜ、
シンジ!さっき見たことはさ、幻かもしれないだろ!!ほら、元気出せよ。
な、格ゲやろぜ!な、パーっとやろうぜ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-10 22:39:13
5281文字
会話率:27%
二人の馴れ初めはクレーンゲーム。
そんでもって、ざまぁ要素も入ってる。
主人公最強
最終更新:2021-03-14 21:28:54
1636文字
会話率:35%
「クソっ!!」
大学の姫は、ゲーセンで台パンをするヤベー奴だった。
雨姫 零那(あまひめ れいな)はいつも笑顔で誰にでも優しい、大学の姫。しかし、そんな彼女が、ゲームセンターの格ゲーで台パンしているのを、朝輝 輝希(あさひ てるき)は目
撃してしまう。
ゲーセンでのことは誰にも言うなと口止めされる、輝希。大学での零那は友人に囲まれ、先輩に言い寄られ、華のキャンパスライフを送っていたが、授業後はゲーセンでモンエナ片手に、格ゲーをする毎日。
最初は犬猿な2人だったが、零那が不良に絡まれている所を輝希が助け、だんだんと仲を深めていく。
エンジョイ勢であった輝希は、格ゲーで最強を目指し、時には涙すら流す零那に魅せられ、本気で格ゲーと向き合っていく。そして、格闘技で鍛えた反射神経により、急成長を遂げていくのだった。
格ゲーを題材にした大学青春ラブコメ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-28 18:03:42
33981文字
会話率:43%
俺はゲームの達人だ。
あらゆるジャンルのゲームが得意で、特に連打に関しては世界一の自信だってある!
そんなある日、俺がゲーセンでゲームしてると、未来人を名乗る奇妙な男が現れて……!?
「あなたのその連打力をお借りしたいのです」
おいおい、一体何をやらされるってんだ!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-14 17:05:56
3432文字
会話率:57%
今ではアプリが主流になっていますが、ゲームといえばゲームセンターという時代がありました。
一時期、モーターレイドというバイクゲームにはまっていました。
最終更新:2022-03-11 01:40:58
200文字
会話率:0%
もう、何処のゲーセンに行っても無いんだろーなぁ。
「Hボタンを連打しろ!」って。
規制がどんどん厳しくなってゆく。
脱衣麻雀は男の暇潰し(爆)
最終更新:2019-11-30 03:00:00
749文字
会話率:18%
ゲーセン仲間だった男女がふとしたきっかけでカフェに行く話。
最終更新:2022-03-10 21:00:00
2868文字
会話率:53%
高校二年、濱崎遊斗はいつものように友人達と帰り道にゲーセンに行こうとしていた。しかし突如、彼らは知らない場所へと転移させられる。そこに現れたゲーム案内人を名のる心無き少女,アリスは遊斗達にこの世界でプレイヤーとしてゲームのキャラクターを演じ
てもらうと話す。遊斗は異世界で、ゲームのキャラクター達の如く,それぞれの役割を演じることを理不尽なルールのもと、ゲームに参加することを余儀なくされる。
ルール①プレイヤーにはステータスが付与される。ステータスはプレイヤー自身の身体能力に適用される。
ルール②プレイヤーには役割が与えられる。プレイヤーはその役割を演じなければならない。役割に反しない範囲でのゲームのプレイは認められる。ただし、役割を放棄したり、拒否した場合はゲームオーバーとなる。
ルール③このゲームの登場人物は一部を除き、すべてのプレイヤーで構成されるものとする。
ルール④プレイヤーのゲーム放棄は認められない。
ルール⑤ゲームオーバーになった場合、コンテニューはできない。
演じるキャラはRPGの主人公とは限らない。魔物、魔王、殺人鬼。人間を殺さなければならないような役割さえ演じなければならない。仲間を殺すことも役割のもとでは拒否できない。演じることを拒否すれば死。ゲームを拒否すれば死。ステータスでさえもプレイヤーを助けるとは限らない。現実世界の身体能力より低いステータスであれば、自由に動けず、たとえ受けた攻撃が致命傷でなくともHPが0になれば死。プレイヤーに許された道は狂う事と抗う事のみ。一理不尽と凶気が渦巻く最悪のゲームが今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 23:03:20
5478文字
会話率:50%
用語
マクバ (主人公と主人公のジョノカがよく行く。というかこの地域に住んでる学生はよく行く商業施設つまりゲーセン付きショッピングモール)
主人公 佐竹タケル(普通の高校生。ラケットスポーツだけ得意でテニス部の助っ人になることも。基本は茶道
部辺りでお菓子食ってる。茶道部にも友達は居るようだが気まぐれで行くため誰と仲良いのかは不明。時間潰しはルカの吹部の練習終わり待ちをしてるだけ。テニス部にいる時もあればバドミントン部にいるときもある。勉強も平凡。ルカが初ジョノカ)
彼女(ジョノカ)有村ルカ(出席番号1番。ポニーテールが目印の元気っ子。タケルとは学年最初の試験勉強会がきっかけで付き合うことに作中唯一のカレシ持ち)
友達 廣田 アカネ(ルカの親友唯一ジョノカ扱いしない人でもあり。タケルのことをカレシだと理解している様子)
友達 大峯カリン(彼女のことをジョノカと呼び出した第一人者。クラスでもトップクラスの美女。でも友達は少なめ。タケルとはかなり仲がいい)
友達 明智トモノリ(タケルのイツメン)
友達 犬塚 サトシ (タケルのイツメン)
友達 前島アツヤ(タケルのイツメンでありバイト仲間)
友達 小木マウ(学力トップ容姿端麗。タケルにも優しいが。カリンとは仲が悪いらしい)
有菜リナ(タケルのクラスのアイドル的存在。カリン並んでトップクラスの人気を誇る男子の憧れ的存在)
山田トモアキ(カリンのことが好きなクラスナンバーワンのイケメン。タケルとはかなり仲良し
タケルのイツメンは陰キャが多いがそんなものも関係なくみんなと仲良くするタイプの完璧イケメン。ただ勉強はアホ)
ここは県立船尾高校。
ジョノカの世界では様々な出来事が起こる
ゆるーい青春コメディの始まりだ!
ジョノカって一体なに!?
船尾高校に入学したタケルは勉強会でルカと知り合う。ルカとアカネが下ネタを言ってる中。真面目に勉強するタケルとイツメン達。タケルがボールペンを忘れたことからルカと付き合うことに!?忘れ物はウチにあるから取りに来て。のルカの一言から始まったジョノカ劇場。
タケルと周りの友達が繰り広げる学園青春コメディである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-30 21:21:59
10444文字
会話率:78%