ゴヤの黒い絵「棍棒での決闘」を見ながら書きました。カクヨムでも掲載しています。
最終更新:2023-09-06 12:37:36
403文字
会話率:0%
帷の降りた夜一色の暗闇で、銀のロザリオがきらりと瞬いた。
するりするりと雲の影に紛れて街を往く暗い影が大通りのショーウィンドウに映り、ぴたりと男は足を止める。するとショーウィンドウの中の影は寸分の狂いもなく男と同時に足を止め、同じ背丈
、同じ姿で寸分も狂わず鏡写しにこちらをじっと見つめ返した。
黒のブーツに金の装飾の付いた修道着、首から下げた銀のロザリオ、一つに括られた鉄紺色の長い髪の毛。
鏡の中の影は夜風に靡く髪の一本取っても彼と瓜二つ、身じろぎの一つもせず時折男と全く同じ仕草を挟んで街の石畳の上にただ静かに佇んでいる。
黒い絵の具で塗り潰されたように穴の空いた顔で、こちらを見つめながら。
────悪魔出づる國、ウォーレンロイツ。少年少女、武器を取れ。
悪魔を殺せ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-07 19:20:28
8559文字
会話率:32%
その神社に参拝すれば、願い事がかなう――。
黒川結比は片想いの成就を願う。すると、翌日からさっそく効果が現れ始めるのだが、
親友の吉野実梨からは嫌な胸騒ぎがする、と告げられるのだった。
数年前に一万文字縛りで書いた一回完結の短編ホラーです
。
珍しくホラーです。
悪神の名前これで良かったかなぁ、と今でも悩み中。わかる人にはきっとすぐ元ネタが割れてしまうから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-05 19:37:36
9793文字
会話率:47%
『この世の果ては』の公式外伝!!
なぜ彼は絶望していたのか、なぜ彼は選ばれたのか、彼は前世に何をしたのか、、、
本編の前にこれを読んでみたり、本編を読み終わってから読んでみても、新たな発見があるかも!
これは、絵に愛され、人に狂わされた
、ある少年の物語、、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-27 12:40:38
6369文字
会話率:0%
平和を実現するために必要なこと
キーワード:
最終更新:2018-07-09 02:00:00
202文字
会話率:7%
主人公が夢の正体を知るだけです。
最終更新:2018-03-30 16:00:00
2970文字
会話率:0%
書きなぐり純文学もどき第四弾。第一から三弾までの「白い絵」「赤い絵」「青い絵」と繋がっています。よろしければ、そちらと合わせてご覧下さい。
最終更新:2018-02-25 22:20:48
429文字
会話率:0%
1羽の白いウサギの手によって、黒い絵本が盗まれました.
その黒い絵本は、世界のバランスを壊してしまうほどの力を持っています.
不思議の国の女王様は一人の少女に、シロウサギを追いかけるように命じました.
少女が協力を求めたのは、現実《リ
アル》で居場所を失くした、白い髪の少年でした.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-01 10:56:39
772文字
会話率:12%
描けば描くほど黒くなる。白は消え、色も消える。どうして、どうして……。私は、何色?
黒い絵しか描けなくなった少女の物語。
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こちらは無頼派の代表される文豪、太宰治さん、坂口安吾さん、織田作之助さんのお三方の生誕を記念する
小説です。そのため、前中後編で別れております。
太宰さんと坂口さんの誕生日が離れているため、中編の更新は大幅に遅いのですが、ぜひ見ていただければと思います。
なお、これは本人との関係は作品とは関係ありません。
また、生誕記念小説のシリーズ『私と紅茶と小説と』では、色々な短編小説を入れております。ぜひそちらもどうぞ。
前編の投稿日→6月19日
中編の投稿日→10月20日
後編の投稿日→10月26日折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-19 23:00:57
1685文字
会話率:13%
トビーと双子の妹アニーの二人は、ある日、黒い絵本を開いた。
それが始まり。翌日アニーが謎の失踪。トビーの見たピエロ。
そこから、不思議な物語が始まった。
最終更新:2017-02-05 13:28:47
18139文字
会話率:52%
高校二年生の山敷洋太は、学校帰りの夕方に近所の洋館の前を通りかかる。その洋館は久しく人が住まずに荒れ果てていたが、草の生い茂った庭に人影を見つける。
以前に投稿した『黒い絵画』を一作にまとめました。少しでも読みやすくなっているといいのですが
…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-14 19:01:16
180292文字
会話率:30%
白いキャンバスに黒い絵の具をぶちまけたかのように斑に染まった毛の模様。
猫も犬も人間も、この鋭い目つきをしたふてぶてしい猫を「斑」と呼んだ。
そんな斑は夏の終わりに1人の傷だらけの少年と出会った。
背丈の高い草木が鬱蒼と生い茂る、長い坂
の上。その道の真ん中に、青青とした葉も持たず、しなやかに伸びる枝もないまるで頭から食いちぎられたかのように幹しかもたぬ大木がある。
その木の向こう側。今にも潰れそうな小さな古い神社で、1人と1匹は出会った。
その出会いは言葉が通じないはずの彼らを、終わらない夏に迷いこませた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-17 17:59:52
10539文字
会話率:18%
どんな色を塗っても、なぜ私の絵は黒色になるのか・・・?
最終更新:2010-03-25 23:09:14
348文字
会話率:34%
絵描きは何故か、売れない黒い絵を描き続けた。なぜなら絵描きは、黒絵の本当の美しさを知っていたからだ。
最終更新:2006-12-30 00:55:03
1430文字
会話率:22%