赤い絵の具でいつも絵を描いていた彼女の正体とは?
最終更新:2024-12-08 20:46:00
3354文字
会話率:44%
保育園に通っていた私が“なぜなぜ期”に入ったのとちょうと同じ頃、マンションの隣の部屋に住んでいる霧島真也くんはいろいろなお話を作るようになった。
――どうしてかぜがふくの?
「それはね、かみさまがオナラをしたんだ」
普段は物静かな
真也くんも、そういう話をする時だけは饒舌になる。私は真也くんの作ったお話を聞くのが大好きだったから、一緒に小学校に入学しても彼にずっと質問ばかりしていた。
――どうして空は青かったり、赤かったりするの、黒かったりするの?
「それはね。空に絵を描きたい神様が三人もいるからだ。朝の神様は早起きして、空を青く塗って白い雲を描いている。夕方の神様はのんびり起きてきて、頑張って赤い絵の具を塗る。でも、すぐに夜の神様が邪魔しに来て、空を真っ黒にして星を描いちゃうんだよ」
私はずっとずっと質問ばかりして、真也くんはずっとずっと捏造ばかりしているものだから……いつしか、彼の作るお話は壮大な神話のようになっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 17:01:21
10116文字
会話率:15%
夕焼け色に染まる教室での事だ。
僕は『この世で美しい赤い絵の具の作り方』を教えてもらった。
最終更新:2023-11-23 23:41:59
1415文字
会話率:5%
美術部に所属する女子高生・鳳優美は、ひょんなことから同じ部活の少女・沢野友梨奈と仲良くなる。一緒に過ごすうち、優美は友梨奈のある言葉に引っかかりを覚えるが……
この小説は「カクヨム」にも掲載されています。
最終更新:2020-07-04 19:52:19
9869文字
会話率:51%
あなたの好きな色は何ですか?
キーワード:
最終更新:2019-06-20 07:00:00
715文字
会話率:10%
書きなぐり純文学もどき第四弾。第一から三弾までの「白い絵」「赤い絵」「青い絵」と繋がっています。よろしければ、そちらと合わせてご覧下さい。
最終更新:2018-02-25 22:20:48
429文字
会話率:0%
書きなぐり純文学もどき第三弾。意図せず第一・二弾の「白い絵」「赤い絵」と繋がる形となりました。よろしければ、そちらもご覧下さい。
最終更新:2018-02-25 22:11:28
438文字
会話率:0%
書きなぐり純文学もどき第二弾です。暇つぶしにどうぞ。
最終更新:2018-02-24 23:33:10
354文字
会話率:0%
「僕が思うに、それは僕に人生で一度だけ与えられた、これ以上無く完璧な夏休みだった。」
一本の赤い絵の具を通して出会った、奇妙な2人の縁を描いた物語。
あなたは、親でも、親戚でも、友人でも、恋人でもない、大切な人。
最終更新:2017-08-30 22:46:50
12024文字
会話率:69%
遠い昔だか、遥か未来だか、とにかく今この世界ではない何処かのお話です。
ひとりの旅人が遭遇する、不思議で、少し不気味な物語。
※作者初の短編です。結構頑張ったので、良くも悪くも、遠慮なくご意見ください。
最終更新:2016-02-12 09:13:25
9378文字
会話率:36%
美術室の机の上。真新しく削りたての鉛筆を五本、塔のように立て、そしてそれを囲むようにして、赤い絵の具で円を描く。それがこの学校に伝わる降霊術だった。
「幽霊が見える人」野々村、「幽霊研究会の会長」日向葵、そして偶然巻き込まれた僕の三人は、
じっと、薄闇の中で鉛筆を見ていた。
「夏は、彼女の季節」のシリーズです。
「夏のホラー2015」参加作。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-14 18:33:48
3834文字
会話率:47%
「意味が分かると怖い話」のジャンルを意識して書きました。短いので、読んでもらえたら嬉しいです。字数は900字程度です。
作者の意図が知りたい方がもしいれば、その旨を感想にお願いします。
最終更新:2014-02-15 06:01:35
827文字
会話率:10%
自殺願望を持った少女が死に場所として、古びた洋館を選んだ。そこには絵を描き続ける吸血鬼がいた。
二つの違った自殺願望の話。
最終更新:2012-11-21 23:35:28
6914文字
会話率:46%