その日の朝、リアンは婚約者のフィンリーと言い合いをした。
いつもの日常の、些細な出来事。
仲直りしていつもの二人に戻れるはずだった。
だがその後、二人の関係は一変してしまう。
辺境の地の砦に立ち魔物の棲む森を見張り、魔物から人を守る兵士リ
アン。
記憶を失くし一人でいたところをリアンに助けられたフィンリー。
二人の未来は?
※この作品はアルファポリスさんでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-02 14:30:39
27090文字
会話率:25%
魔力が強すぎる為に3歳で魔物の棲む森に捨てられた王子、デリックが10歳になった頃、デリックの強大な力を恐れた国王により14歳だったただの子爵令嬢のエリシアが暗殺を命じられた。そこでエリシアはここが転生前の世界にあった乙女ゲームの中で、デリッ
クが攻略対象者だと思い出す。どうにかデリックと親しくなったエリシアだが、デリックの暗殺をしなかったため奇襲に遭い、隣国バルティーナにたどり着く。やがて21歳になったエリシアがバルティーナの魔法学園で教師として働いていたある日、ゲームでは王国にいるはずのデリックが同じく魔法学園の生徒となって再会することになる。更にはデリックの兄である王太子やヒロイン、悪役令嬢たちまで魔法学園にやってきて、どれもシナリオ通りじゃない!?魔塔の後継者と恐れ敬われるデリックがずっと探していたエリシアにぞっこんになる話。
教師×生徒ですが禁断感ゼロです。
舞台は主に魔法学園になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-09 19:12:09
317372文字
会話率:41%
そこでは七日に一度《終焉》が訪れていたが、現地の人々は気にしていなかった。
《天使》と呼ばれる少女、シオンが居るからだ。
普段は無気力だが、世界を守る使命に関しては、彼女は常に全力だった。
終焉とは、大地をこの世に留めている《斜塔》が
崩れて初めて発生する。つまりシオンが塔を守っている限り、終焉は訪れないのだ。
だが、そこにシオンの自演行為が紛れていることは誰も知らない。
天使の持つ力は、人々の信心から得られるもの。シオンはわざと魔物の棲む森で国を囲い外界と遮断、誤情報を流して信頼を稼いでいた。
何より信心が薄まることを恐れるシオンは、もう何十年も嘘を突き通していた。
あるとき、不可侵の魔物の森を、旅団に属する一人の青年・メブキが突破する。
諸国に対し「戦争をやめるよう説いてほしい」と彼は言うが、シオンはこれを「めんどくさい」と一蹴。未だに戦争してる連中なんかどうでもいいとシオンは返すが、メブキは頷くまで帰りませんと譲らない。
だったらそれまでこき使ってやると言い出せば、なんと青年は喜び出す。
どうやらこの男、元から天使に対して憧れを持っていたらしく、逆に良い機会を与えてしまったようだった。
外界の情報を漏らさぬように、シオンはひとまず青年を自宅に軟禁する。が、これは住民側がやってきたために失敗する。
案の定、住民と青年の間で生じた情報のすれ違いが疑問となり、シオンは弁明しようと混乱する。
不審に思われた、力が弱まる、と不安になるシオン。メブキと話し合い、どうしたらいいのかと無意識に尋ねていた。
だが、住民はそんなこと気にしない。皆はきっと一人の女の子に対して、無条件に応援している。
「皆を信じてあげてください」
よそ者の言葉ながら励まされたシオンが、皆のもとへ戻ろうとしたとき、これまでとは異なる形で終焉が訪れる。
住民が死に絶え、信心は消え、シオンの力も削がれていく。それでも斜塔を守ろうとシオンは、メブキの言葉を思い出し、足掻く。
消えた力が戻ることはなかったが、シオンは奇策を閃いた。
シオンはあえて終焉を受け入れ、斜塔を破壊する。
そして壊れ始めた世界に溢れ出した、救いを求める声を一身に受け止めて――少女は、崩壊を迎えたこの大地に、新たな楔を打ち込む。
終焉は鎮まり、住民も目を覚ます。
新しい世界で、新たな一日が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-30 16:51:31
45885文字
会話率:38%
魔法の存在する世界で農民として生活していたアレックス(3才)に突然現代日本に生きていた高校生の『記憶』が宿った。世界を見て回るため冒険者を志すが、村が襲われ魔物の棲む森で一人取り残されサバイバルすることに・・・・。
魔法やスキル、魔物に
ダンジョンなんでもありのレベル制世界で、ゴーレムを頼りに生きていく。
不定期連載、長期間開けてしまうかもしれませんが完結はさせたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-01 00:00:00
3094文字
会話率:7%
世界統一を目指した帝国の進軍が続く乱世。
滅ぼされた国の一つ、グライア・メディエノル。逃げ延びた王子であるジルオールは、帝国が彼の国に求めたものが伝説の『願いを叶える宝石』であったことを知る。
宝石の存在は伝われども、手に入れたと言われるの
は建国の英雄のみ…。
宝石を求めることは、子供のような我儘だ。そう思いながらも、彼は帝国よりも早く宝石を手に入れるべく、魔物の棲む森の奥へと足を踏み入れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-29 15:54:33
118474文字
会話率:39%
十の都市で形成されたセカイ、セフィロート。
魔法という概念がありながらも、セカイが危機に瀕したとき、それを救うため、ダートという特殊な力を持って生まれる者がいる。
そのダートの使い手は皆、セカイを救う英雄として人々から希望を託され、危機に立
ち向かう英雄たる存在──の、はずだ。
影年一九九五年、かつて危険と見なされ封印された破壊神の復活のため、その眷族たる魔族が魔王の下、人間への侵攻を開始した。そのため、セフィロートの都市は六つもの都市が陥落された。しかも、そのうち二つはセフィロートでも重要な役割を負うマルクトと英雄都市と謳われ軍事力に特化したゲブラー。
そんな危機に立ち向かうべくダートの力を授けられた子どもが二人いた。
一人は炎を操る叡知の持ち主、リヴァル。もう一人は、氷を扱う叡知の持ち主、リアン。
英雄たるべく同門の徒として共に育てられた二人だが、リヴァルは当然勇者の道を選ぶも、リアンは──ある魔物への恩返しのために魔物の棲む森の守護者となることを選び、リヴァルと敵対することとなる。
これは英雄という称号を捨ててまでも、恩に報いるため、誓いを果たすため、抗い、生きた氷の剣士の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-20 12:00:00
60465文字
会話率:33%
『神隠し』の脅威にさらされるとある村に、ハーフオーガの少年が訪れた。
事件の裏に自らの狩る獲物の影を見たハーフオーガ『キハヤ』は、魔物の棲む森、その最奥にあるという『首無し戦士の神殿』へと足を踏み入れる。
ヒトも魔も等しく喰らう堕天の機
神が現れたとき、傀儡狩りは真の力を解き放つ――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-29 00:40:49
13554文字
会話率:30%
かつてリスリム王国に存在していた魔法使いが魔力を込めた宝石「呪(じゅ)具(ぐ)」。
子供や老人などは、負の力に引き摺られて調子を崩すことがある。
それを浄化する力を持っている少女キーファは、騎士団長のイグルに見込まれ城の宝物庫で働いていた。
ある日、魔物の棲む森にいた少年・ルキと引き合わされたキーファは成り行きで彼を預かることになるのだが……。
ルキには何か秘密がありそうで…………?
生意気な少年(訳アリ)魔導士☓強がり少女の絆のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-30 00:38:43
98851文字
会話率:42%
鬱蒼とした其の森は、「魔物の棲む森」と呼ばれていた。そこに棲んでいたのは、一人の魔女。かつて恋人に裏切られ、心に深い傷を負った彼女は、魔法を使って意地悪ばかりしていた。
そこへ、一組の恋人達が現れる。魔女は幸せそうな彼らに憤り、残酷な呪いを
詠う。女は人の姿を失い、男は恐怖に逃げ出す。
殺戮する彼女。
後悔する彼。
自責する魔女。
彼女は森で殺戮の魔物と化し、彼は彼女の元へと走り、魔女は湖のほとりに立つ―
そして、そこに何が残されるのか。
これは、遠い国の、哀しい愛の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-10-13 00:01:50
25948文字
会話率:32%