【あらすじ】
ある日、出島から遊女が失踪した。出島の門番を務める鉄杖は、監督不行き届きを理由に、蟄居を命じられる。
蟄居で家に籠っていた鉄杖の下に、阿蘭陀通事の藤馬がやって来る。失踪した遊女が遺体として橋の下で見つかったという。
【
キャラクター】
●鉄杖
出島で番士を勤める、二十三歳。背が高く、がっしりしている、無表情な男。幼少時の病気により、体や顔に痣がある。
やめればいいのに、何でもしょい込んでしまう、苦労人気質。
●藤馬
阿蘭陀通詞。二十二歳。垂れ目、釣り眉の美男。高飛車そうに見えるが、意外と気安い。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 23:30:00
2935文字
会話率:6%
顔に痣のある女性が、視力の悪い夫と結婚して幸せになるだけ。
ルーヴルナは生まれつき顔に痣がある。しかし家族に恵まれて幸せに生きてきた。結婚は諦めて事務仕事を手伝ってお小遣いを貯めていたが、そんなルーヴルナにも縁談が持ち込まれた。
アルフ
ァポリス様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 09:37:36
2753文字
会話率:60%
たとえばの話をしましょう。
もし、誰もが不幸だと呼んで憐れむ少女がいたとします。
家族に顔に痣があるせいで悪魔の子だと罵られてきた少女。
妹は誰からも愛され、可愛がられる。
だけど彼女は自分を不幸だとは思っていません。
何故なら、運命が変
わったからです。
悪魔に憑りつかれ、自身や周囲を不幸にしてしまう呪いをかけられましたが、彼女はその運命を自ら望み、受け入れます。
ようやく生きる意味が出来た。たとえそれが人道に反することであっても。
これは、復讐と不幸を求めて旅をする少女の話。
あなたは彼女を、不幸と呼びますか? それとも、幸福だと笑いかけてくださいますか?
※カクヨム・アルファポリス・エブリスタ・pixivでも連載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-31 17:00:00
91634文字
会話率:51%
ある日突然左目を覆うように蝶の形をした赤黒い痣が出来てしまったカンナ。顔を隠すように生活をしていた彼女の元に同じように蝶の形をした痣を持つ神官がやってきた。奇跡の力と言われる魔法には治癒の魔法はない。だけどカンナはそれを使えた。
最終更新:2021-12-27 08:00:00
37599文字
会話率:33%
私の顔には生まれつき醜い赤い痣がある。母が火事で焼け出された後生まれた娘だから、こんな顔にしてしまったと生まれたとき泣いたそうだ。私が生まれてすぐ母が死に、父はすぐ後妻を迎えた。
母違いの妹が生まれて、私はずっと離れに閉じ込められ、父からは
無視されていた。
わざわざ妹は離れにやってきて、痣ってずっと顔についてますわよねお気の毒、なおらないなんてと私のことを馬鹿にします。
でも私は言い返すこともせず黙っていました。
私が王太子の婚約者になり、王宮に行ったとたん「その痣は隠せないのか?」と殿下に尋ねられました。化粧をしてもこれなのですと答えて、そこから私は離宮に送られずっと無視です。
そして数か月後、お前と婚約破棄するから出ていけ、次の婚約者はお前の妹だといわれてしまい…。
父も私のことをいらないと言うので、母の親戚のところに私は身を置いて…。
因果応報ってご存じですか? 私はあることを決意したのですが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-30 20:06:59
2381文字
会話率:44%