『小指を握って呼びかけて』の番外編です!!
「今この瞬間を以て、私、レオナルド・ラルスト・オーギストは、ユティカ・フィオナ・グラツィーニ公爵令嬢との婚約を破棄する!!」
華々しい有終の美を飾るはずであった王立学園の卒業パーティーの終盤
で、事件は起きた。
レオナルド・ラルスト・オーギスト王太子の言葉に、公爵令嬢ユティカ・フィオナ・グラツィーニは困ったように眉を下げ、理由を尋ねる。すると、レオナルドの口からこんな言葉が飛び出した。
「お前が、私を“愛さない”からだ」
愛に狂ったレオナルドは、項垂れてしまったユティカにナイフを向ける。
小指を握りしめたユティカは、「助けて」と希う。
前世の大切な人に教えてもらったおまじない。
今は誰も叶えてくれないおまじない。
この声は誰かに届くのだろうか———。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 23:35:06
3165文字
会話率:14%
現代日本から剣と魔法のファンタジー異世界へと突然召喚された、ブラック企業のアラサーOL。
実は彼女には、『聖女』と呼び得るほどの、超ハイレベルの『治癒魔法』の素養が秘められていたのだ。
強大なる軍事帝国との絶望的に不利な激戦を繰り
広げながらも、彼女を召喚した王国軍の兵士たちは、たとえ四肢を失おうが、致命的な重症を負おうが、聖女の力でたちまちのうちに万全な状態に快復し、無限に戦闘を続けることができて、圧倒的に有利だった帝国軍を退けることに成功する。
──しかし、過酷なる戦場における最前線の一兵卒の兵士にとっては、『死』こそが唯一の『救済』であり、凄絶なる戦いの日々からの『解放』であったのだ。
それさえも奪われて戦い続けることを強いられるのは、聖女が元いた『ブラック企業』なぞ比較にならないほどの『地獄の沙汰』以外の何物でも無く、ついに兵士たちは反乱を起こし、王国を帝国軍とともに滅ぼすや否や、次にその矛先を憎き聖女へと向けたのである。
──そして今、聖女と王国軍の兵士たちとの、『悪夢の鬼ごっこ』が始まったのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-26 00:34:24
9339文字
会話率:24%
軍事帝国の騎士家の一人息子として生まれた俺は、ある時に異世界の知識を思い出す。
この世界は漫画の世界によく似ていて、このままでは俺は将来の覇王になる妹の兄になる様だ。
どうにかしてハッピーエンドを目指す。
最終更新:2021-01-03 21:07:00
16450文字
会話率:2%
革命によりマドリード女王となったアリア。
革命から一年後。
アリアは16歳となった。
そして、彼女が統治するマドリードを含めた南の大陸、クリト・エ大陸は激動の時代に突入していた。
西の大軍事帝国ザムスジルが、本格的に諸国に対し侵略戦争を開
始……次々に諸国を攻め落としていく。
そんな中で、アリアのマドリードだけが唯一交戦を免れていた。そしてマドリードはアリアの施政によって急速に国力を回復させ、東地方で最大の経済力と軍事力を持つに至る。
だがザムスジル帝国の魔の手は、ついにマドリードにも迫る。
平和とマドリードの安寧を考えていたアリアは、各国の救援を受け、ついに立ち上がる。
そして彼女の中で目覚める<覇王>の才覚。
そう、後に<史上最高の女帝>と呼ばれ、巨大なマドリード帝国を気付き上げるに至る第一歩を、彼女は歩み始める。
……自らの意図とは別に……時代が彼女を覇者の道に進ませる……。
史上もっとも偉大な栄光の天才は、同時に悲劇の女王でもある……。
アリアは、栄光と悲劇の道に、ついにその足をかけた……!
***
前作、王女編が「マドリード戦記・王女革命編」です。
長編です。こちらを読まれると、世界観がより楽しめます。
「マドリード戦記・王女革命編」
https://ncode.syosetu.com/n8070eh/ 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-26 16:45:43
36539文字
会話率:24%
極東の軍事帝国による戦火が広がる世界を旅する薬売りの青年メレディ。
彼の額には後頭部に向かって生える二本のツノがあった。表面を磨くとオパールのように輝き、不思議な力を秘めたこのツノはたびたび狙われ、仲間たちのツノもまた世界中へ散らばっている
。
危険な情勢の中での旅の目的はツノの奪取か、それとも盗人への復讐か?
旅の中で出会いと別れを繰り返す王道冒険ファンタジー。
(同作品は「ノベルアップ+」にも掲載中です https://novelup.plus/story/540725692)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-05 08:10:56
16947文字
会話率:37%
世界最強の軍隊を持つ軍事帝国、その最精鋭である特殊部隊に所属していたイグニス・ハルバードは、演習で使うはずだった大量の武器と共にファンタジーな王国へと突然転移してしまう。
おまけに、頼りにしたそこの魔法教会から「科学など蛮族の使うもの」と言
われ邪険にされるという泣きっ面に蜂。
だがイグニスは消費した弾薬を復活できる最強クラスのジョブ『空間魔導士』に目覚めており、異世界のモンスターを頼れる部下と共に次々と倒していき、ギルドのクエストをたった1パーティーで制覇する勢いで成長。
そんな彼らは、いつしか周りから『伝説の勇者パーティー』と呼ばれるようになり、スローライフを望むイグニスとは対照的にドンドン注目されていくことになってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-18 20:27:12
11346文字
会話率:38%
――――神との戦争、それは突如として発生した。
極北より出現した魔法を使う怪物の名は『レクトル』、その脅威から彼らは支配者と呼ばれた。
来たる国境防衛戦、テオドール帝国の軍人であるエルド・フォルティスは、ドラゴン級との戦いで命を落とし
かける。
だが、彼の人生は終わらなかった。
九死に一生を得たフォルティス少尉はその信念を貫くため、新設された対レクトル特殊部隊である第315魔装化機動大隊、通称レーヴァテインへと配属されたのであった。
軍事帝国VS神の軍勢。
狂った上官に振り回されながら、彼は銃を手に神と戦う――
◇◇
用語解説付きで、ミリタリー初心者の方も安心して読めると好評です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-01 00:26:45
104381文字
会話率:40%
長年の間、人間達に虐げられてきた過去を持つ『人外』の青年テュラン。痛みに蝕まれ続けた心は武器を取ることを選び、仲間と共に軍事帝国アルジェントを襲撃した。
無差別な殺戮を繰り広げ、蹂躙を続ける彼に人間は問う。誰の為に、何の為にこんなことを
するのかと。
テュランは答える。誰に為でも、何の為でもない。
「許されようなんて微塵も願わない。正義だと主張するつもりはない。これは俺の、俺という存在の為だけの復讐なんだ」
※他小説投稿サイト『カクヨム』でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-28 11:56:18
124471文字
会話率:50%
北方の軍事帝国ゾライユの帝都で、娼婦の子として育ったヴェルヴィオイ。
拉致され目覚めた見知らぬ場所で、少年は驚愕の出生を知る。
しかし事実はうやむやにされたまま、皇帝エクスカリュウトとの不仲に悩み続ける、子の無い皇后ルドヴィニアの養子とされ
てしまって――。
危険な恋と野望が渦巻く宮廷陰謀劇。
※性表現、同性愛及び近親相姦要素有。各種描写は予告なく入ります。
※要素は入りますが、BL小説ではありません。男女の愛憎メインです。
※自サイトにて連載中の作品を転載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-23 11:46:18
171340文字
会話率:52%
次々と小さな国を滅ぼした新興の軍事帝国グレートソード。その脅威は隣国である古くから続く神聖王国シルバークラウンを徐々に圧迫していた。
そして隣接する砦が帝国の手で落とされるに至り、遂に王国の巫女たる女王は救世主召喚の大魔法を稼動させる
のだった!
『この王国を救っていただけるのは異界におられる救世主様だけです!』
大魔法は成功し、かくして異世界からある人物が召喚された。その統治している越後国もひっくるめて……。
※この物語では謙信女性説を採用しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-29 21:59:54
4587文字
会話率:42%
巨大軍事帝国の“ダラス帝国”と、最先端科学技術を所有する“ユーリカ連合国”が年に1度両国の真ん中にある絶対的中立国“日本国”で、その年の問題について討論し、解決策を出し合う“最終会議”が行われる。
主人公の|湊元盾《みなもとじゅん》はひょん
なことから“最終会議”の会場警備をする事になった。
会議も終盤に差し掛かった時、突如テロ集団の襲撃に会う。
混乱の中、湊元は今にも殺されそうな状況にある女性を助けるべく女性の元へ向かう。
そこで湊元は突如“超能力”の覚醒と、その女性が“ダラス帝国”の姫だと知る。
事情を知った湊元は、姫を無事に国に帰すべく護衛を引き受ける事となった。
――そして壮絶な旅が今始まる‥‥折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-19 21:50:24
5595文字
会話率:53%
終戦間近の軍事帝国で国に背いた罪で拘束され軍事裁判にかけられた一人の元軍楽隊兵士。彼は獄中で日記をつけ始める。なぜなら自分の行く末を知っていたから。彼は獄中で真実と向き合う。なぜなら自分の使命を知っていたから。
最終更新:2005-08-10 09:37:48
871文字
会話率:0%