窓から差し込む朝日に照らされて徐々に意識がはっきりとして目を覚ました。体が鉛のように重くてまるで長い眠りから覚めたような感覚に襲われた。目を開いた後も視界が潤って歪んでいた理由は分からない。けれどこの得体のしれない虚脱感からくるモノなのだ
ろうと考えた。そんな自分の事すらおぼろになっていたアースは異様な恨みを持つ者に刺されて意識を失う。目が覚めて視界に色が付くと見知らぬ場所で人混みのなかに突っ立っていた。そこは現代社会と本で描かれた御伽噺のような世界を織り交ぜた、奇妙な光景が広がっていた。なんの記憶も思い出せないアースはその世界で過ごすうちにやがてその世界の真実と世界の神髄に触れていく…。
モチベ次第ですが一応完結するつもりです。残酷な描写は割とあります。
※投稿スピードもリアルの忙しさに比例するので忙しいときは投稿少ないです。
※第一に趣味で書いてるのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 11:32:21
489872文字
会話率:54%
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最終更新:2024-02-22 02:25:06
217文字
会話率:0%
二月三日。日本の片隅にある研究所で、生物強化物質が開発された。
その物質を生物が摂取すると、記憶力と運動能力が大幅に強化される。
しかし見た目には大豆の煎り豆そのままだったせいで、
誤って節分の豆撒きに使用されてしまった。
翌日から、豆を
啄んだ鳩が鷹のように飛び回り、
豆を食べた受験生は難関校への合格が相次ぎ、老人は走り回った。
生物強化物質の効果は一年間、副作用は命に関わるほどの虚脱感。
このままでは大変なことになって、研究所の責任問題になる。
それを回避すべく、研究所では生物強化物質無効化物質を作った。
この物質を摂取すれば、生物強化物質の効果を無効化できる。
しかしやはり生物強化物質無効化物質も見た目は同じ煎り豆だったため、
警戒した人たちには食べてもらえない。どうすればいいだろう。
そうして考案されたのは、煎り豆を渡して食べても自然な催し物を利用し、
二度目の豆撒きをすることだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 03:06:46
5785文字
会話率:17%
〝ガガガ...〟何処からか聞こえるノイズ音で酷い頭痛から目覚まし、
虚脱感の中、ゆっくりと瞼を開くと、目に入ってきたのは見知らぬ世界だった。
空には血液を連想するような、不吉な赤黒い月が輝き、
辺りは石を幾重にも積み上げて建築した建
物が並ぶ。
建造物の間を真っ直ぐ延びる通路は腐敗臭。
物乞いのようなボロボロの布を着た子供達が身を寄せ合い、
凍えるような寒さからお互いの身を守っている。
おかしい... こんなスラム街に来た覚えはない。
僕は全てを失って、人生と言う物語の終焉を迎えた筈なのに。
どの世界に行っても上手くいかない、平凡な青年が
さまざまな経験を経て、ほんの少しずつではあるが成長していく、
超過酷な無理ゲー異世界ライフ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 20:57:26
3308文字
会話率:27%
※モノダネ?
『モノダネ』。
これは物語の種でございます。
今、アクセス頂いた情報を簡単に言えば、プロローグをぱらぱらと載せたメニュー表にございます。
あとは、選択の基準にしていただくため、設定や方向性とか載せて、という感じでござ
います。
もしよろしければ、この先に進んでいただきまして、感想等々頂ければ幸いです。
※つまり?
要するにこれから生まれる作品のプロローグばっかり載ってます。
感想で煽るとその作品が先に生まれるかもかも、みたいなコンテンツにございます。
※小説なん?
書くのは小説です。このコンテンツに載るのはそれ以前のものです。
要するに、原案とか、アイディアとか、プロットとか、あらすじとか、からネタバレを除去した風味です。イメージ的には、計られるのが一人のコンペみたいなものです。
……こう表現すると、虚脱感が半端ないものであります。
※つまり?
ともあれ、更新は不定期、採用は不確実、半分ネタ帳、感想頂ければ本文が生えるかも、でございますれば。
それでもよろしいという奇特な方々、優しい方々、好奇心の強い方々、どうぞ、ずずいとアクセス頂ければと思います。
※こわごわ
(このサイトは、こういう使い方をして良いのでしょうか、
(駄目とは書いてなかったと思うんですが、
(ご存知の方がおられましたらご教授いただけますと幸いです。
(でも、Twitterは使い慣れずこちらのマナーが不安ですが
※感想宛先
感想は『小説家になろう』様の機能でも私のTwitterアドレス(@FougereYuki)でも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-25 17:35:40
10851文字
会話率:12%
登場人物
大宮冬華(おおみやとうか) 主人公
妙海桜那(たえみるな) メインヒロイン
織田桐紅葉(おだぎりくれは) 妙海桜那と個人でルームシェアをしている
当主人公、大宮冬華(以下、冬華)は
、例えるなら『生卵』だ。否、『半熟卵』かもしれない。
彼女の脳内辞書には、『青春』の二文字は存在せず、自分が送る学園生活に『青春することって何かの宗教なの? 政治団体なの? それとも野生の本能かなんかなの?』と、自分が青春をしないことに何の意義も感じていないのだ。
……というのも、冬華は所謂『自由人』で、何かを強制されることをひどく拒む。
その性格のせいからか、他社に興味を向けることがなく、消極的、優柔不断、自己中心的で、まるで『まだまだ熟していない卵』の半熟特有のとろみような中途半端さを持っている。
それ故冬華は中学受験の際、高校についてあまり深く考えていなかったため親が勧めた黒楊(こくよう)女子高等学校に不本意ながらも入学し、それに伴って大宮家総出で引っ越すことになった。
織田桐紅葉(以下、紅葉)も黒楊高校へ入学を果たし、冬華と同じクラスになる。
特に興味を持ったわけでもないのに冬華に執着する紅葉を煩わしく思う傍ら、紅葉から同じルームシェア中の妙海桜那(以下、桜那)を別段訳もなしに紹介される。
そこで冬華は人生初めての体験をする。
冬華は徐々に桜那に溺れてしまう。
少しずつ、桜那との距離を縮めようとする冬華だが、桜那のことを知りすぎてしまったために桜那と紅葉が両想いであると知る。
それでも告白するが、紅葉に邪魔される挙句、桜那にも断られてしまう。
――――初めて感じた恋心も呆気なく破られ、絶大な虚脱感と壮大な虚無感だけが後味となり立ち直ることは冬華にとって容易ではなかった。
どうしても立ち直れない冬華だったが、ある日夢の中で小さな結晶を見る。
その結晶は冬華に無条件で世界を作り替えすことができるという。――――冬華の死によって。
それと同期、桜那にも異変が起きる。――――否、紅葉に起きる。
突如として紅葉が消えたことを知り冬華は桜那の元へ向かったところ、クラクションが鳴り響く中、桜那は道路の中央にいた。
冬華の足は無意識に桜那の元へと動き出す――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-30 02:55:44
3418文字
会話率:15%
時は20XX年、北朝鮮との戦争が事実上終焉を迎えて数十年、エネルギー問題と食糧問題が解決され、ブラック企業と呼ばれる物は無くなり、我々労働者にとっての春がやってきた!
しかし――
ニートは無くなっていなかった!
ニートは年々そ
の数を増やし、ついには税金が異例の20パーセント超えを記録し、日本国民は厭世感と虚脱感に突き動かされ労働人口が激減、ついにニートは『就労意欲減衰症(俗称:NEET)』と定義され、絶望の内に日本総人口の約七割が感染。爆発的速度でNEETは拡大感染して行った!
だが、日本政府はそれを甘受していなかった。
甘粕正彦二等陸佐を筆頭として密かに結成された対NEET対策室、通称“関東軍”を組織し『NEET救済、NEETの就労意欲の増大』を目的としてついに、全国的にニート殲滅作戦が実行に移されようとしていた!
□
石川賢の5001年ヤクザウォーズが元ネタじゃないよほんとだよ(白々)
ぶっちゃけあらすじは適当です。あらすじの事は気にせずにお読みいただければ嬉しいです。
これからも魔弾の射手をよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-13 00:00:00
6088文字
会話率:32%
平成27年5月、大阪都構想実現の賛否を大阪市民に問う前代未聞の住民投票が行われ、衆知の通り否決された。大阪人の中に残ったのは祭りのあとのような虚脱感と、現状を打破できないもどかしさにも似た閉塞感だけだった。
ところが往生際の悪さが前市長の
取柄であり、行動力の源である。こんな大阪の沈滞ムードを吹き飛ばすには、やっぱりもういっぺん大阪都構想に再挑戦あるのみ。もっとも前市長は引退を公言した手前、しゃしゃり出ることができない。その代わり将来の政界復帰に向けて密かに実に巧妙に権謀術数を張り廻らせていた。そんな中、前市長の意向を受け電光石火、衆議院議員から鞍替え大阪市長選に登場し、鳶が油揚げを掻っ攫うかごとく初当選したのが現市長である。
前市長は最初こそ静観していたが、巧妙に院政を敷くや現市長を影から巧みに操り始めた。現市長は就任3年目を迎えたが、大阪都構想への機がイマイチ熟し足りない。そう判断した前市長は大阪人懐柔爆弾、通称【ヨシハシマゲドン】を次から次へと投下しだした。その第一弾が『OSAKAダブル条例』である。最初こそこれは苦し紛れの単なる啓発条例に過ぎないと思われていたが、それがどういうわけか大阪人のイチビリ、イッチョカミ精神にドンピシャ、ハマった! これがひと冬の間にとんでもない狂想序曲となり、ダブルキーパーなる過激なボランティア組織まで誕生させてしまった。その波紋は大阪市を再編するだけにとどまらず、大阪市の隣接都市まで巻き込み東京都並にスケールアップさせる『大大大阪都構想』へと広がりを見せ始めた。
そして、この再編の動きをいち早く察知し共鳴したのが大阪市の東隣りに位置する、鼻くそみたいな衛星都市『大東市』である。しかもひょんな事から、どうしようもない中年のパラサイトシングルに過ぎない俺もここのダブルキーパーたちの渦に巻き込まれ、前市長をはじめ現市長、知事らをまんまと丸め込む片棒を担いでしまった。
結果、平成32年春には『大大大阪都構想』の象徴、大阪復活の狼煙ともいうべき地方創生イベント『金はない! 大東エキスポ』までおっぱじめる始末である。
これを号砲に大阪中がカンタータを一斉に奏で始め、大阪がどっこらしょっとようやく動き出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-16 15:39:13
135840文字
会話率:44%
魔法使いは 唐突に襲ってきた虚脱感に、密かに 眉を寄せた。座り込みたい程の脱力感を隠して、若き国王の質問に答える。
妖精-同士の交信後から始まる お話。
『戒縛の王シリーズ』の9話目です。
最終更新:2015-05-01 20:00:00
14004文字
会話率:12%
高校の卒業式、それは人生における大きな節目。
「ぼく」は、卒業式の日、その一日の中でグン、と成長する。
・この話は作者の実体験ではありませんが、作者の幻想と感傷を込めたものです。
・高校を卒業して間もない若輩者の文章ですが、どうかご一読く
ださい。
※中学生の方々へ。あなた方にはこの小説の内容は少し縁遠く感じるかもしれません。
ですので、この小説の中であなた方にもっとも語りたい言葉を。
あなた方はいま、何をしても「成長する」ことができます。
そして、あなた方はこれより3,4年のうちに、その代りに「老い」始める己を感じるでしょう。
どうか、自分が「若い」ことを、そしてそれが特別であることを知ってください。
(と言って理解できるものでもありませんが)
※高校を卒業された方々へ。この小説の内容にあなた方が共感を覚えてくださることを祈ります。
この小説にはとても多くの感情が、言葉が隠されています。
どうか暇なときにでも読み返して、作者の言葉を受け取ってみてください。
※高校生の方へ。この小説はあなた方のために書かれたものです。
この小説を在学中に読まれるのであれば、おそらくその大半は理解が及ばないでしょう。
精一杯高校生活を生きて下さい。卒業式の後、「哀歌」を歌うことができるほどに。虚脱感に苛まれ、気力がわかなくなるほどに。
そうしたときに、この小説のことを思い出していただけたなら、幸いです。
その時に、思い出されることこそが、この小説の第一の役割なのです。
☆京都の簡単な路線☆
(地下鉄東西線)
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国際会館―∬―烏丸御池―∬―(地下鉄烏丸線)
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京都市役所前
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三条京阪
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|折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-31 04:08:37
5288文字
会話率:11%
男子高校生の本当にあった眠い話。
最終更新:2013-05-28 19:32:16
1299文字
会話率:30%
主人公の少年は夢を見る。
何度も何度も、夢を見る。
それは幼馴染の少女を殺す夢。
だけど少年にそんな幼馴染はいなくて、だけどいて……。
蝶が見た夢が自分なのか自分が蝶の夢を見ているだけなのか。
虚脱感、無力感、離人症。
環境が、感覚が、自我
を苛んでいく。
答えも、終わりも、あって。
だけど、だからどうした?
どうせみんな死ぬ。
だから意味とか、ないのかもしれない。
まあでも、絶望して、そのぽっかりとした感覚の中で、
それでも誰かを大切に思えたとしたら。
そこにやっぱり、何かあるのかもしれない。
あったら、何だって事だけど。
そんな感覚にエンタメの要素を絡めてみた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-04 20:00:00
110186文字
会話率:32%
大切な人を守れなかったときの虚脱感は、
いかなる聖人君子にも耐え難きものです。
最終更新:2011-12-28 23:30:18
4277文字
会話率:18%
劣等感や虚脱感に押し潰されそうな学生を書いた詩です。
最終更新:2007-07-30 00:43:31
774文字
会話率:0%