十八歳になったクラウディア・シェーンハイトは家のため婿を探していた。
生家の辺境伯領からはるばる王都の夜会にまで繰り出し、初めての社交というものに目を白黒させていた。地元にはクラウディアのお眼鏡にかなう人物はひとりとしていないため、婚活は難
航している。
『わたくしたち、婚約は破棄いたしましょう!』
そんな時、パーティーの中央から高らかな宣誓が聞こえた。寄り添う男女の前で、やわらかな茶髪の男性が困った顔をしている。
それを言ったのは王女で、婚約破棄を言いつけられていたのは宰相子息のジルヴェスターだった。
『お前はシェーンハイト家の熊女に婿入りするの、これは王命よ!』
(エッ!!??ありがとうございます!)
○厄介払いのように辺境伯への婿入りを強いられた宰相子息ジルヴェスターと武闘派の辺境伯令嬢クラウディアが、辺境伯領を盛り立てていくお話
連載版にしてみました!不定期更新です!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 09:10:00
110661文字
会話率:36%
十八歳になったクラウディア・シェーンハイトは家のため婿を探していた。
生家の辺境伯からはるばる王都の夜会にまで繰り出し、初めての社交というものに目を白黒させていた。地元にはクラウディアのお眼鏡にかなう人物はひとりとしていないため、婚活は難航
している。
『わたくしたち、婚約は破棄いたしましょう!』
そんな時、パーティーの中央から高らかな宣誓が聞こえた。寄り添う男女の前で、やわらかな茶髪の男性が困った顔をしている。
それを言ったのは王女で、婚約破棄を言いつけられていたのは宰相子息のジルヴェスターだった。
『お前はシェーンハイト家の熊女に婿入りするの、これは王命よ!』
(エッ!!??ありがとうございます!)
○厄介払いのように辺境伯への婿入りを強いられた宰相子息ジルヴェスターを武闘派の辺境伯令嬢クラウディアがとことん愛してゆくお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 18:00:00
9449文字
会話率:30%
魔法の才能というものが誕生から決まる世界。そんな中、天才として生まれ落ちた辺境貴族の令嬢エリン・ダート・ガルアイン。魔法の才能を期待され育てられた彼女は恵まれた人生を歩むのだろうと思われていたが、彼女が誕生した国は、彼女自身を戦争の道具とし
て扱う、彼女を不幸にする国だった。
やがて、王の意志によって、彼女は戦場で命を散らすことになる。しかし、死に際に放った転生魔法によって、新たな人生を歩むために生まれ変わりを果たす。
はずだった。
視点は変わり、クラリアント王国にはとある公爵令嬢ソフィア・レイル・アルバートがいた。
アルバート家は代々優秀な魔法使いを輩出する特色があった。しかし、そのアルバート家の令嬢であるソフィア。彼女には魔法を扱う才能が無いという特徴を持っていた。
国中で彼女は魔法を扱えない、出来損ないだと噂した。しかし、アルバート家の人々はそんな事を思うこと無く彼女を愛情を持って育て上げた。魔法の才が無くともアルバート家の子だと、宝だと彼女を育てた。そんな愛情を受けて育った彼女は、大層立派な令嬢として育つのだろうと思われていた。
しかし、彼女はグレた。
魔法が使えないと、出来損ないだという、世間の評価に反発し、自分を鍛えあげ、やがて単身で魔物を屠るような実力を身につけていった。
そんな彼女には、1つ変わった特徴があった。物理がとんでもなく強いことである。
魔法に対して、自らの拳だけで魔法を消滅させるという荒業を会得していたのだ。
そして彼女はこう言った。
「魔法なんて拳で充分よ」
やがて彼女は脳筋令嬢と呼ばれてしまう。
視点はエリンに戻る。彼女には国とは別の不幸が起きた。
それはこの脳筋令嬢が転生先になってしまったことである。
更にソフィアの魂と自我があまりにも強すぎて転生が出来ないという不幸も続いた。
天才と言われた魔法使いと魔法が使えない脳筋令嬢。そんな2人が巡り会った時、どんな物語が始まるのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 17:46:24
16565文字
会話率:56%
とある大陸にある小国、マスル王国。ここには純白令嬢とまで呼ばれる美しい人物がいた。
公爵位を持つバルク家の令嬢、フィオレンティナ=フォン・バルクである。
知と美貌を兼ね揃え、人を惹きつける天性の才能を持つことから多くの人に慕われ、その名を知
らないものはいないほどだった。
だが、そんな完全無欠な令嬢には人知れない裏の顔があった。
純白と称された彼女の中身は脳筋思考で突き進む『脳筋令嬢』だったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-13 19:35:08
34611文字
会話率:41%
別タイトル『逆ハー生徒会執行部とその婚約者たち』
ある日仲良しの公爵令嬢がここは小説の世界で、自分たちの婚約者はその物語の主人公と恋仲になるのだと言い出した。そして自分たち一人ひとりが主人公を虐める悪役令嬢なのだと……。
このままでは自分
たちは断罪エンドまっしぐら…らしい令嬢たちはその結末を回避するためにまったりと頑張ることにした。
自身も悪役令嬢の一人だという事を知ったプリムローズは近頃婚約者と交流が減ったのはそのためかと理解する。
そして来るべき婚約破棄に備えるために一手二手先を読んで華麗に行動に移した。
※ヒロインはポンコツ脳筋令嬢です。
完全ご都合主義、ノーリアリティなお話です。
誤字脱字が各所に点在すると思われますが決して罠ではございません。
脳内変換にてスルーをお願いいたします。
アルファポリスさんにも時差投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 21:00:00
95151文字
会話率:46%
ある日、侯爵令嬢のマーガレットは唐突に前世の記憶が蘇った。
ここは前世で読んだ小説の世界で自分はヒロインと敵対するライバル令嬢ボジだということを。
でもマーガレットはそんな事よりも重要な役割を見出す。
それは虚弱故に薄幸で虚弱故に薄命だった
推しの第二王子アルフォンスの肉体改造をして彼を幸せにする事だ。
努力の甲斐あって4年後、アルフォンスは誰もが憧れる眉目秀麗な健康優良児(青年)へと生まれ変わった。
そしてアルフォンスは小説通り、ヒロインとの出会いを果たす。
その時、マーガレットは……。
1話完結の読み切りです。
それ故の完全ご都合主義。ノークオリティノーリアリティノーリターンなお話です。
誤字脱字の宝庫です(断言)広いお心でお読み下さいませ。
アルファポリスさんにも時差投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 22:00:00
9811文字
会話率:37%
ある日突然、花の女子高校生(聖女オタク)が銀髪美少女の公爵令嬢に転生してしまった。しかも転生したのは前世で大好きだったRPGの世界!?
いつか勇者と共に魔王を倒せる聖女になる為に、淑女マナーに勉強、筋トレに励みます!
「筋トレだけはやめ
てくれ!!君は王太子の婚約者だろう!?(君が好きだから)僕に守らせてくれ!!」
「レオン様!私は貴方の婚約者ですが、貴方を含む全ての人を守れる聖女になりたいのです!!…筋トレ筋トレ!!」
──これは、聖女を目指す脳筋令嬢の恋愛譚である...多分。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 19:00:00
131259文字
会話率:42%
ある日、唐突に前世の記憶が戻った侯爵令嬢のルイーザ。
どうやら乙女ゲームの世界に転生したらしい。
兄のテオドールが攻略対象になっていたことを思い出したが、同時に大変なことに気付いてしまった。
ゲーム内でテオドールは「脳筋枠」キャラであり、
家族もまとめて「脳筋一家」だったのである。
私も脳筋ってこと!?
それはイヤ!!
前世では一応リケジョだったルイーザが、脳筋令嬢からの脱却を目指し奮闘したら、元推しの攻略対象「インテリ枠」の公爵令息と恋に落ちたお話です。
ゆるく軽いラブコメを目指しましたので、さらっと読んでいただけると嬉しいです。
アルファポリス様に投稿していたものを少し修正しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-28 22:45:42
44027文字
会話率:22%
男爵家の令嬢として生きてきたはずのヴィオレッタは、母が公爵の公妾だったことを知る。数年後、公爵家に引き取られた彼女は実の兄ともう会えないことを悲しむが、義弟と前向きに交流していこうと決意する。 どこか義弟の様子がおかしくて、、、? やられ
たらやり返す系のちょっぴり脳筋令嬢です。 すっきり読めると思います!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 06:00:00
15892文字
会話率:16%
天真爛漫で超活発なおてんぱ少女、クレア。彼女には夢がある。それは『お姫様』になること、そして理想の王子様と出会うことだ。しかしタダの田舎娘である彼女は姫になることはできないと父ブライから無慈悲に告げられる。「なるもん!! クレア、絶対姫にな
るもん!!」だが頑固なクレアは諦めない。そんな彼女を見てブライはふと思いつく。普段全く自分の言うことを聞かず、店の手伝いや戦闘訓練をやらない彼女に色々と仕込めるのではないかと。「分かったよクレア。お前の姫になりたいって気持ち、しっかり伝わったぜ。だからお前が最高で最強の姫になれるよう、この俺が全力で手伝ってやる!!」「ホント!?」いとも簡単に騙されたクレアは、かつて【最強の騎士】と呼ばれた父譲りの肉体と、父から課せられた過酷な修行に身を投じ、意図せず最強への道を歩み始める。
そして十年後、そんななれるはずがなかった彼女が本物の姫になるための、運命の歯車が回り出した……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-23 23:32:04
25616文字
会話率:45%
【4話、約10,000文字で完結します】
スタルージア辺境伯家は、『王国の盾をも凌駕するフルメタルアーマー』と評される武門第一のお家柄。その家系に生まれついたルルシアも、小さい頃から兄たちに交じって、剣を振るった脳筋令嬢。
難しい策
略や、堅苦しい社交は苦手なルルシアは、母が国王の妹であったために頻繁に招かれていた王都での誘いを悉く断り続けていた。
そして、年頃となった彼女のもとへ今度は『王国の盾』として無視できない依頼が舞い込んでくる。それは、敵対勢力や周辺国からの暗殺者から幼馴染である王太子を護るため影武者となって欲しいと云うものだった。
―――けどこれはただの依頼ではなく、別の思惑が絡んだものだったようなのだが……。
鈍感な脳筋令嬢はその思惑に気付くことができるのか!?じれじれ影武者ストーリー開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 07:00:00
10405文字
会話率:42%
日本の高校生だった時には、空手のことしか考えていない脳筋少女だった莉乃。
そんな莉乃が、ある日交通事故に遭って目が覚めると、一回だけクリアしたファンタジーRPGと似たような世界に転生してしまっていた。
ところがその世界では、魔王を斃す為に勇
者として異世界人を召喚するくせに、魔王を討伐した後は魔王よりコワい人間となんだか腫物扱い……。そのうえ、召喚者はなぜか記憶をもったまま、何回も生まれ変わるらしい?
召喚者の転生『転生者』として、その世界で四回も生まれ変わった莉乃は、『転生者』とバレるとみんなに嫌われるのでバレないように、一般市民としてひっそりと三回の転生人生を歩んできた。
それなのになぜか、四回目の転生で貴族令嬢に転生していて……
平民感覚しかない莉乃に、貴族生活はとんでもなく窮屈で、成人を迎えると家を飛び出して、貴族令嬢なのに就職してしまったのだった。
人間不信(本人無自覚)になっている莉乃が貴族令嬢に転生して、就職したり、体を鍛えたり、恋をしたり、諦めたり、友人や家族とのあり方を考え直したり、陰謀に巻き込まれたり、時々戦ったり……
いろいろなことに巻き込まれながら、初恋の人を引きずっている莉乃に、幸せが訪れるお話です。
※タイトル回収は、かなり後半になります
※そんなに残酷な描写は入れていないつもりですが、R15は保険です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-22 22:00:00
177541文字
会話率:40%
「なんということだ。愛娘がゲーミングカラー白豚王子の婚約者になるなんて……」
筆頭宮廷魔術師アルジーベ公爵は国王の命で、愛娘三人のいずれかを第二王子の婚約者にすることになった。しかし第二王子は数多の令嬢を追い返した、ゲーミングカラーに発光し
ている偏屈な引きこもりだったので、アルジーべ公爵は頭を抱えて寝込んだ。
白羽の矢が立ったのは過去に婚約破棄された出戻りの次女グレイシア。
主張の強い姉妹と違い、銀髪灰瞳で目立たず、おっとり物静かな令嬢だーー黙って座っていれば。
生まれつきの不運と能力を持て余すツンデレ白豚王子。
『氷砕の剛腕令嬢』の二つ名を持つポンコツ赤点令嬢のグレイシア。
そんな二人がありのままのお互いを愛し合うようになる話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 09:45:40
38128文字
会話率:47%
セシリア・ヴァロアは勇者セドリックの子孫であるヴァロア公爵家の長女。
第一王子の婚約者候補ではあったが、脳筋令嬢と言われる程に聖魔力と剣術に特化して勇者を目指していたので
「国母なんてごめんだわ~脳筋令嬢には無理よ」
と思っていた
魔界と平
和協定を組めてる平和な今の時代、勇者はお飾りなのかもしれないけれど...
しかし平和協定に魔界に向かったセシリアの兄が帰ってこず
王家とヴァロア公爵家に緊張が走る
勇者としてセシリアは魔王城へ向かうこととなる。
「勇者セドリックの子孫か...よくここまで辿り着いたものだ。」
目の前にいる禍々しいオーラを放つ魔王は王座に座りそう言った。
セシリアは魔王と対面していた
「勇者セシリアよ...
我...魔王であるヴァルフガングから1つ提案がある
『オギャォアァァアァァァア』が終わった暁には
『ヒギャァァアアァアアア゛ア゛ア゛ア゛ア゛』の半分をくれてやろう」
え?この赤ん坊の声は何?
「勇者セシリアよ、次期魔王の乳母になってくれないか」
赤ん坊が
魔王の乳を...男の乳を一生懸命吸っている
セシリアは魔王と目が合った
何もかも諦めたような虚無顔でセシリアを見つめていた
「ワンオペ育児も限界だ...」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-03 07:00:00
5161文字
会話率:21%
冤罪で婚約者を断罪したのち逆行した王子と、乙女ゲームに素養の無い日本の女子高校生の意識を持って転生した公爵令嬢のお話。
最終更新:2022-03-12 10:00:00
291292文字
会話率:40%
イクリツィア王国にその人ありと言われた辺境伯令嬢、"白き乙女"ことエルイース・エルラントは婚約者であるユリウスから突然の爵位剥奪と領地剥奪、ついでに婚約破棄も告げられるが…、この令嬢、あんまり気にしてない?
エルイースが
向かった先は隣国オルドア、そこで待つのはドラゴンの力を持つという若き大公。
果たして武闘派令嬢とイケメン大公との恋愛劇は始まるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-17 23:38:55
39680文字
会話率:40%
その令嬢、常識外れにつき、規格外れに脳筋。
卒業パーティーで3回目の婚約破棄!よっしゃ、自由の身だ!魔窟ぶっ潰しに行くか!
何?隣国で候家の人間と鬼ごっこだと?ふっ。捕まえてごらんなさぁーい!
どこにでもいる初心者冒険者に変装してるのに、な
んか注目されてる?!
魔の物をメイスでごすごす殴って、槍でぶすぶすぶっ挿して、剣でざくざく切り刻んで、魔法で全てを焼き尽くしたいだけなのに!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-31 21:00:00
104829文字
会話率:30%
辺境伯であるワイナール・ツヴァイとその妻であるハレイン・ツヴァイは大号泣しながら今し方産まれた天使の様に愛らしい『娘』を潰さない様、優しく抱きしめていた。歳の離れた六人もいる兄達も目をキラキラさせて『妹』を見つめていた。
最終更新:2021-06-17 18:08:18
3603文字
会話率:48%
異世界転生した先は、布教プレイで馴染みのある育成恋愛世界だった。そして私は悪役令嬢枠らしい。
そんなことは兎も角、高スペックな体と環境に生まれたからには、全力で行きましょう!
勿論、可能性には万全の準備もしておかないとね!
前世で独立開業
を目指してハードワークしていた論理的脳筋少女が、全力で人生を楽しむお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-23 14:26:22
34931文字
会話率:25%
私の名前はソフィア。私には前世の記憶があり、そして私は前世でプレイしていた乙女ゲーム『イグドラシルの聖女』の悪役令嬢に転生してしまった!
なんてテンプレな展開!と思いきや、なんかキャラクターが原作と少しずつ違ってる?
でもそんなの関係ないわ
!私は面倒くさい貴族のしがらみなんかにとらわれたくないから、悪役令嬢の役割を全うして国外追放されてやろうじゃない!
全てが順調にいき、見事私は断罪イベントで国外追放を勝ち取った……はずだった。
「ソフィア・アイン・ベリックスを聖女を虐げた罪により、彼女を『鬼の花嫁』に処す!」
『鬼の花嫁』って何?って言うか、そんな設定無かったよね⁉︎
あれよあれよと言う間に私が連れて行かれたのは、魔物が出ると言われている禁断の山だった。
そこで私は魔族に襲われてしまう。
絶対絶命…そう思った時だった。
「…大丈夫ですか?」
私を助けてくれたのは顔の半分を鬼の仮面で隠した謎の男だった。
そして私は何故か男の屋敷で軟禁生活を強いられる事になる。
どうやらそれには私の前前前世が絡んでいるみたい。
そんなのしったこっちゃないわ!私は自由を手にするんだから!
仲間達と力を合わせ、脳筋令嬢が世界の危機に立ち向かう。
新しく投稿し直しました。
感想などいただけると嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-16 21:02:26
18956文字
会話率:24%
我がアストリアル魔術学園には毎年行われる伝統のバトルロワイヤルが存在する。期間は2日間で学園が用意した広大な土地に学園生徒と特別院生も含めた約1000人が文字通り放り出され、出会った瞬間から強制的にバトルが始まる。そして最後の一人となったも
のは大変な名誉が手に入るのだ。その中でも最終学年である3年生にのみ許された『意中の人と最後の2人となった時、その戦いの中で永遠の愛が手に入る』などというふざけたジンクスを叶えるため、自称深窓の令嬢カメリアは第二王子にしてアストリアルの宝石と呼ばれるヒースクリフに狙いを定めたのだった_________。
清楚系脳筋令嬢と美しすぎる頭脳派王子様のやんごとなき戦いが今始まる。(作戦会議編)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-16 12:03:16
9077文字
会話率:74%
魔物が多く素材豊かな辺境の地アルナール領の領主であるダンジェ家に、エスカルダと言う女の子が生まれた。
優しく強い父と二人の兄に溺愛されて育ったエスカルダには、魔物討伐を生業とするダンジェ家には致命的ともいえる魔法の才能が皆無だった。
生活魔
法さえ使えないエスカルダだったが、ダンジェの名に恥じぬよう唯一誰でも使える身体強化の魔法で自分を鍛え上げることで、いつしか世界で最強を誇る強さを身に付けていた。
辺境伯令嬢であるにも関わらず、男三人に育てられたエスカルダにはひとつも令嬢らしいところがない。
そんな結婚適齢期に恋よりも魔物討伐や戦いに興味を持っている脳筋令嬢が、突然皇太子の婚約者候補になってしまったから、二人の兄は大激怒。
無自覚の最強を誇る妹に手加減はするよう言っても、自重をすることは教えなかった。
そんな魔物よりも魔物に近い辺境伯令嬢の、前途多難な恋の行く末はハピエンなのか悲恋なのか・・・そもそも恋愛しないのか?
「無自覚」「鈍感」「最強」の三連コンボな男前令嬢は、今日も人間の男ではなく魔物を追い回す!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-06 19:48:28
86381文字
会話率:33%