なんで寝ている最中に吐かねばならないのか
ぜんぶ寝ているあいだに終わらないのか
なんで吐くんだ、ぼくは
最終更新:2022-04-11 02:05:10
526文字
会話率:0%
お食事中の方はご遠慮下さい。
(※この作品は「note」にも掲載します)
(※昨夜にR18指定で投稿しましたが、『そこまでする必要は無かったな』と思い、R15指定で再投稿しました)
最終更新:2021-03-24 21:00:00
9452文字
会話率:20%
「ちょっと待っとけ」
そう言った老人は竿を置いて地面に手をつくと、下を向いて嘔吐した。老人の胃の内容物が吐き散らされる音がする。一度は目を逸らしたものの、好奇心に負けて思わず目をやってしまった。真っ黒な液体と入念に咀嚼されたであろう黄色
いペースト状の何か、そしてクリーム色の幼虫が吐瀉物の中で蠢いていた。あたりにはコーヒーと胃液を混ぜ合わせたようなすえた臭いが立ち込める。真っ黒の液体はどうやら老人が飲んだコーヒーのようだった。
僕は気分が悪くなり、鼻を摘んだ。老人はそんな僕の様子を気にすることなく、自分の吐瀉物の中からクリーム色の幼虫を拾い上げた。
「こいつを餌にすると、ここらの魚はよくかかるんだ」
老人はそう言って笑った。残り少ない黄ばんだ歯は唾液の糸を引いていた。そして、手入れがほとんどされていない顎ヒゲにはトマトかパプリカのような赤いカスがこびりついていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-20 13:39:10
2865文字
会話率:51%
アルル・ジョーカー、十三歳。
盗賊団の下で育ったろくでなしの少女は、新しい人生を求めて冒険者となることを決意する。期待に胸膨らませ、馬車に飛び乗り、大きな街を目指して走り出す。
リンネ・アルミウェッティ、神官。
"捕食者を喰らう
者"との二つ名を冠し、ベテラン冒険者へと上り詰めた悪食な神官は、しかし孤独な日々を謳歌していた。
女神の導きにより、出会ってしまった異端な少女たちは、共にコンビを組んで冒険へと繰り出していく。美味なるスライムを求めて彷徨う、飽くなき冒険心が織り成す、一大巨編超大作的なファンタジーの幕開けである。
「お味の方はいかがでしょう?」
「なにこれ、唾液味? それとも胃液味?」
「スライム本来の味です」
これは意外、美味でした。
だいたいこんな感じ!
Copyright(C)2019-ユエ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-22 09:00:00
151438文字
会話率:42%
50%実際の話です。しかも、自分の話です。
怖かった。怖い経験はいくつもありますが、食べ物が喉を通らず、胃液ばかりが口に上がってくるという経験はそうそうありません。
7年前のクリスマス、お腹の子がダウン症かも知れない、でその子を堕ろすのかと
いう話をしました。
堕ろすのが悪いと言うことでは無く、堕ろさないのが良いというわけでもありません。
命と向き合う、大事なことですが、恐ろしい経験でした。
「ブラックジャックによろしく」の小児病棟編を読んだ時、私は自分の子を育てようとしない父親にイライラしたものですが、それは所詮他人事だからでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-08 00:53:53
12192文字
会話率:32%
あら、そこの貴方ようこそ舞踏会へ血と胃液のワインとタヒにたてほやほやの肉ステーキはいかが?
最終更新:2013-10-12 17:48:53
1561文字
会話率:47%
赤かった血潮は黒く凝結し、ピンク色の十二指腸が乱暴に噛み千切られて細断されていた。肉は赤い筋とピンクの柔らかそうな肉に分かたれていて、湯気を立てるほど新鮮なそれらがこれから裸体の少女の晩餐に供されるのだろうと窺える。
俺はその捕食という行為
に美しいものを感じながら、生理的な嫌悪感から喉に胃液が逆流した。それはとても最悪な――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-22 18:06:02
13350文字
会話率:36%
芋虫を食う蟻、羽虫を食う鳥、胃液に生命を溶かす生命たち
最終更新:2007-03-16 15:53:19
1702文字
会話率:0%