記憶を失ったレイが目を覚ました世界は、
命を創造し、恒星間航行を可能とした旧人類が滅んだ地球だった。
レイは静止軌道上の軍事衛星と接続したことで得た人工知能の相棒
『カグヤ』と共に旧文明が残した遺物を回収するスカベンジャーになる。
失った記
憶の手掛かりを探すレイは、残虐な略奪者がのさばり、
異形の生物が徘徊する廃墟の街に身を投じることになる。
最新話と矛盾が生じないように、文章の編集、また誤字脱字の確認を行っています。
カクヨム様でも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 22:00:20
3977599文字
会話率:51%
時空の亀裂より迫り来る恐怖、アンレジデントと呼ばれる異形の生物。
人は発現したフレックスという未知なる能力で抵抗を試みるも、総人口数十万まで追い詰められた。
しかして、未来を予見していたかの如く方舟計画発動される。
世界各地で建造されていた
宙間移民船によって選ばれた人類は地球からの脱出を図るというもの。
やがて月日は巡り、人々の記憶からは母なる星すら曖昧になっていく。
世代を超越するほどの長き公開の果てに人々は命の芽生えぬ呪われた星へと辿り着く。
あるとき宇間移民船ノアから派遣部隊が、もたざる者と卑下される地上人の前へと現れる。
それは少年少女たちで結成された|新世代《ニュージェネレーション》たちだった。
そして彼らの星の案内役に認められた者の名は、死神。
死地へと出向く役目を務めながらも生存しつづける|旧世代《オールドジェネレーション》少年だった。
記憶を失って生きる少年は、死と踊りながら、家族を守るため苦しみ藻掻く。
空を見上げ、希望へすがるようにして手を伸ばしたとき、滅びの運命を辿る人類の夜が明ける。
たった1人の望んだ世界
すべての人類が願った未来
Turnary World Story ―三元世界物語―
世界よ、変われ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 16:19:50
1397830文字
会話率:31%
時空の亀裂より迫り来る恐怖、アンレジデントと呼ばれる異形の生物
人は発現したF.L.E.Xという未知なる能力で抵抗を試みるも、総人口20万人まで追い詰められた
しかし、未来を予見していたかの如く方舟計画発動された
世界各地で建造されていた
宙間移民船によって選ばれた人類は地球からの脱出を図るというもの
それはともかく……
臆病者の舟生明人はイージス隊によっておこなわれた決死のオペレーションBraveProtocolで死に損なってしまう
そんな臆病者が命からがらに降り立った大地は争いの絶えないルスラウス大陸だった
明人は命の恩人である白いドレスの女性、剣聖リリティアに導かれ
混血エルフのユエラとひとつ屋根の下
多種族間の戦争を止めるべく
宙間移民船造船用4脚型双腕重機ワーカーと共に
とにかくひた走る折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-12 13:07:17
3552654文字
会話率:30%
何か、が違っていたらありえたかもしれない地球。
誰もが当たり前のように来ると信じていた明日は、突如現れた異形の生物によって多くの命と共に奪われた。
世界各国の都市機能は大幅に低下し、放棄された都市も数多い。
一部の人間は変異し、現代科学では
解明できない異能力を得る者もいた。
未知の異形の生物。大きすぎる力を得た余りに人としての枷を外した者。
それは「明日」という希望を打ち砕くには十分すぎる物だった。
それでも、人間は生き抜いた。
かつてほどの華やかさはないかもしれないが、人類の文明は途絶えなかった。
人類にとって間違いなく暗黒時代ではあったが、絶望の淵から生還した。
それから、人はかつての栄華を取り戻そうと歪ながらも文化的な暮らしをしている。
異形に狩られる人間。
異形を狩る異能の人間。
そして異能の人間を疎んじる人間。
そんな歪な世界で、生き続ける。死ぬだけの理由もないから。
――これは、歪んだ世界に生きる異能の青年の歪んだお話。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
※この作品はノベルアップ+にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 17:55:18
57408文字
会話率:38%
西暦1894年。世界中で突如謎の大樹と異形の生物が大量発生し、人類は破滅の一途を辿った。
しかし人類は終わらなかった。異形の生物と共に現れた大樹は、次第に不思議な果実を実らせる。その果実を取り入れた人間は、この世の物とは思えない程の超人
的な力を手に入れられる事が分かった
その事が判明すると、その果実と異形の生物を研究する組織が各地で生まれ、彼らの技術は世界中へと伝播。大樹を基盤とした都市復興が行われ、人類はかろうじて衰退を止めた。
大樹と化け物の出現から150年経った西暦2044年。新大日本帝国の帝都外縁部の孤児である"森羅真希"は、父や憧れの人と同じく、異形の化物である"魔物"に対抗する国家組織軍"対魔隊"への入隊を志す。しかし、彼には他の人とは違い、果実によって与えられる能力が無く……。
これは、マキという1人の少年を主軸に大樹と異形の化物"魔物"を巡る、少年少女の青春群像ファンタジーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 15:59:14
76132文字
会話率:68%
探索家。それは未知の世界への挑戦を生業とする者。人が生息を許される領域はごく僅かであり、大陸の覇権を握るのは異形の生物・即ちモンスターである。爪も牙も持たぬ人類が生き永らえる事ができたのは、知能の高さに加え「スキル」の存在が大きい。スキルと
は生まれながらにして誰もが持っている特殊能力の事であり、その内容は様々だ。後天的に習得可能である魔術とは異なり、スキルを発動させる術式はその心の臓に刻まれているという。人は、この神より賜りし力を以て大いなる未知と戦う手段とした。人は謎めく世界を目指し、今日もまた壁を越え獣域へと立ち入るのだ。
※初投稿です。こんなバトル、ロマンがある物語を書きたい!の一心で始めてみました。趣味全開、至らぬところも多々あるかと思いますがよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 14:33:32
221421文字
会話率:60%
その昔。大陸にはたった一頭の龍と呼ばれる生き物がいた。
記憶を失った少女“リルフェーニ=ランドラウム”は、魔女と呼ばれる女性と共に山岳地帯ゲルバに暮らしていた。彼女はある出来事をきっかけに銀色の髪を持った青年と出会い、自身の記憶の手掛かり
を得ることになる。
しかしそれは同時に、13歳を迎える彼女に運命づけられた試練の始まりをも表していた。
なくした思い出を取り戻すため、そして本当の故郷に帰るため。異形の生物「キメラ」とそれを裏で操る謎の組織に命を狙われる中、長い旅路の果てに少女がたどり着く先とは。
これは、無口で好奇心旺盛な少女リルフェーニが、自らの足でその運命に立ち向かう物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-09 04:20:12
229659文字
会話率:42%
小学6年生の時に転校してきて通学路にある神社の巫女である天野結衣に恋をした橘肇。毎日彼女と話していた、しかし、彼女は突然とす方を消した。月日は流れ、肇は高校2年生の冬休みに神社で彼女の姿を見つけ、無我夢中で追いかけた。気づくとそこは見たこと
もないような町が広がっていた。
肇がたどり着いたのは冥界であった。冥界では様々な魂がこもる中、肇の中には侍の魂と霊獣である白狐の魂が宿った。そんなイレギュラーな存在である肇が冥界から現実世界に戻る物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-03 00:14:32
1473文字
会話率:56%
前世、前々世、前前々世と自身が何度か転生していることを自覚しているアーノルドだが、何故か今世の記憶が一切思い出せない。というか、傍にあった荷物の中に『Arnold』と書かれた名前があったからそう名乗っているだけで、自分の名前が『アーノルド』
なのかもはっきりしない。「これが記憶喪失・・・!?」とか言ってみるが、そんな場合ではない。
なんとアーノルドが寝ていた場所は、『マモノ』と呼ばれる異形の生物達の巣だった!思わず「なんでこんなところで寝てるのーっ!?」と叫んでしまって、さあ大変!マモノ達が気付いて、アーノルドに一斉に襲い掛かる!
「まあでも、何度も転生して経験値が高い僕なら大丈夫!なんとかなるよね!!」
とりあえずこの辺の剣を振り回しときゃ当たるでしょ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 19:00:00
176817文字
会話率:50%
家の扉を開けると、そこは一面の銀景色だった。
降りしきる雪の中で、翔は異形の生物と戦う少女を見つける。
少女が殺される未来を見た翔は、とっさに少女を庇い、深い傷を負ってしまう。
傷の治療のために運び込まれた屋敷には二人の少女が住んで
いて、その内の一人である、助けた少女はこの世界に五人しかいない魔法使いの一人だった。
今、五人の魔法使いは、この町で、食べれば魔法使いになれるという魔法の果実を巡って争っていて、翔の予知能力は、この戦いのジョーカーになり得る。
「私たちは君の力を借りたいんだ。」
「あんたは戦う覚悟があるの?」
翔は、この二人の少女と共に、魔法使い同士で殺し合う、残酷で厳しい魔法戦争に参戦することになる。
これは、一人の少年が、少女たちを助け、戦いを勝ち抜くために、未来を変える物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 08:06:27
19042文字
会話率:46%
生き物の生命力を奪う正体不明の異形の生物、魔物。
それを退治する力を持つ聖女に選ばれたソラリア・グラナトゥムは、ある日人型にして人語を解す魔物 セイレーンと出会う。
人の姿をしながら人と相いれぬセイレーンの目的は_____
最終更新:2023-10-29 11:14:09
10007文字
会話率:31%
「レオ大陸」。この大陸では大昔より魔物とよばれる異形の生物と人間が深く交流し、
様々な国や文化を築き上げてきた。そんな中、魔物が突然人間の国に対して敵対し、侵略を始めてきた。
この状況に危機を感じたレオ大陸の国「ハーラル王国」の国王は、
国
中の若者を集めその中から最も強い人物を勇者として魔物を統率する魔王の討伐に向かわせることにする。
そして若者の中から選抜され、国王より魔王討伐を命じられた勇者ハル。
ハルは幼馴染のアキ、そして冒険者であるユリアス、バーバラとともに死闘の末、見事魔王を討伐する。
魔王討伐を果たしたハルたちは王都に期間すると国王の裏切りにより国家反逆の罪を着せられ
仲間たちとともに処刑されてしまうことに。なぜ国家のために戦った自分たちが処刑されるハメに
なるのか、不敵に笑う国王の顔を最期に見たハルはそんな疑問を残しながらその生涯に幕を閉じたかに思われた…
勇者一行の処刑より20年後。国王の独裁政治により軍事国家と化したハーラル王国は周辺の町を
侵略し、その領土を広めていた。そんな中、ハーラル王国東の「ユーリ村」にハーラル王国が侵略を開始する。
王国の魔の手から逃げる村人の一人は逃げる途中、近くの森にローブにくるまれた一人の赤子を木の陰に隠し、こう告げた。
「きっと誰かが助けてくれる。こんな状況でも…またどこかで会えたらその時は…お母さんと呼んで…!」
森の中…影の隙間から差す木漏れ日で赤子は目を覚ます。
すると赤子は母を守れなかった自分の無力さをかつての自分と重ね、涙を流すのだった。
そう、この赤子は20年前処刑されたハルが転生した姿だった。
ハルが涙を流しているとその場に一人の少女が現れた。
「お前…こんなところで何をしている?」
その少女は頭から二つの角を生やし、お尻からはドラゴンのような尻尾を伸ばしていた。
「お前なんだか勇者に似ているな!」
少女に拾われたハルは成長とともにかつての力を取り戻し、
なぜ自分たちが処刑されることとなったのか、そして仲間の無念を晴らすために、
そしてなぜもう一度この世界に生を受けたのか、その真実を確かめるために
かつて戦った魔王とともに冒険に出るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-21 17:40:29
102742文字
会話率:41%
瀬戸内海に浮かぶ島にあった、外様の小藩『角亀藩』。
ある朝、奇怪な地震ののちに島の周辺は陸に埋まり、見知らぬ土地と地続きになっていた。
自分たち以外の人間と顔を合わせることのない魔境に、ぽつりと移動してしまった人里。
領民たちに襲い掛かっ
てくる異形の生物。
角亀藩の武士たちは傷つきながらも異族を撃退するが、襲撃はやまない。
当時の藩主は決断を下す。
武士、農民などの区別なく、地を耕し、異族と戦う。
どうにか異族の襲撃を退け続けて三百年あまり。
角亀藩の民は立派な戦闘民族になっていた!
類まれな素質を持って生まれてきた当主の次男、銅槻鬼角。
角亀藩の枠には囚われないほどの大器は、訪れた外からの客人との出会いによって、外界への興味を抱いていく。
後代『神殺しの一族』と称された戦闘民族カッキハン。
これは、その中でも一際武名の高い大魔王オドゥンの一代記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 20:00:00
72776文字
会話率:55%
何時からか、物心ついた時からこの世界は崩壊へ向かっていた。
この世界は侵食される。異形の生物によって。
人々は為す術なく、絶滅するのを待つだけだった。
しかし、人々は力を宿した。それは物語の力。
特定の一部の人が、本に宿る力を得たのだ。
こ
れにより人類は攻勢へ向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 21:56:42
941文字
会話率:49%
人類の敵であり、人の生き血を喰らう異形の生物『赤翼』。
赤翼の殲滅を目的に設立した組織『ネクロス』は、特殊な訓練を積んだ少女を数多く育成。
少女らは『アルテミス』と呼ばれ、赤翼を屠る妖刀を握り、影から世界の平和を守っていた。
過去最強のアル
テミスと称され、今は便利屋として自由奔放に生きている神薙皐月はある日、御影葉月と出会う。葉月はとある任務でネクロスから除名されアルテミスとしての地位を剥奪。生きる理由を見失っていた。皐月はネクロスが世界のすべてじゃない、と諭すも、戻りたい葉月の強い意志を尊重し協力することに。次第に仲を深めていく二人だったが、皐月の秘密を知った葉月は心境は徐々に変化していく。これは永遠を生きる一人の少女が紡ぐ、物語の序章である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-03 20:00:00
5782文字
会話率:42%
私――パトリシア・ブルフィンチが12歳になったばかりの夜、それは起きた。我が家の牧場が、異形の生物を引き連れたなにものかに襲撃され、両親も牧童も、かわいがっていた牧童たちも、皆惨殺されてしまったのだ。それからの五年間、私は、父に習い覚えた動
物の世話の技術をいかし、牧童として様々な牧場を流れ歩きなが――時には男に身を任せてー生きてきた。ある日、牧場の仕事に疲れ、夢の中で、かつてともに暮らした動物たちに囲まれ、戯れていたところ、一人の女性と出会う。それがきっかけとなり、私の運命は大きく変転していく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 05:39:21
224257文字
会話率:46%
あらすじ
高校一年の修了式を目前に控えたある日、恒例の魔力検査によって異常値を記録してしまった少年小田島セイは、日本から遥か南東の太平洋に存在する魔法使いの島『フロンティア』へと送還されることになる。
襲い来る異形の生物から人間を
守るための戦場として造られたその島で、後に人々から『魔法使いの王』と呼ばれた一人の少年についてのお話です。
※全体的に暗い雰囲気に包まれたお話です。気分が悪くなる方もいると思います。決して推奨しているわけではありませんが、差別や反社会的行為も存在します。お気を付けください。
※一章は、大分昔にピクシブ等に載せていた物の改稿版です。
カクヨムと言う所とラインノベルと言うアプリにも載せています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-17 13:40:17
321460文字
会話率:39%
始まりは十三年前。天が割れ、裂け目から異形の生物――『異獣』が地球上に降り立った。破壊の限りを尽くしていた『異獣』に対する有効策を持たなかった人類を救ったのは、『魔法』を顕現させた少女たち。以来、『魔法少女』たちは報奨金や名誉、復讐のために
戦っている。
「ははっ……冗談だろ? 朝起きたら女の子になってるとか、さ」
ある日、普通の高校生として暮らしていた梼原紬は、目を覚ますと銀髪の少女になっていた。男が女に変わる理由はただ一つ――『魔法少女』に覚醒したからだ。
覚醒して『魔法少女』になった者は例外なく強力な魔法を顕現させる。紬が顕現させたのは全てを切り裂く『切断』の魔法。
そんな紬の監視役となったのは『魔法少女』叶紗季。しかも、監視のために紬は紗季と同居生活をすることになり――
「なんでお風呂にも入って来てるのっ!?」
「監視のためです」
「ならせめて服着て!?!?」
「お風呂で服は着ませんよ」
それから始まる楽しい?同居生活と、『魔法少女』としての活動。
覚醒した『魔法少女』の紬は強かった。どんな『異獣』も一刀両断。その力は圧倒的で、瞬く間にSクラスの『魔法少女』となっていた。
――『万物両断』《シュナイデン》。その『魔法』は、絶望すらもぶった切る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-06 18:14:39
99771文字
会話率:37%
ある日、地球に一つの生命が生まれた、だがその生命は周りから忌み嫌われ、目玉をえぐり取られ死んだ…だが死んでいった悪の魂達…およそ1億を超える魂がその目玉に宿り、異形の生物となった…最初に神をなぶり殺し、その次に殺した者…最後に1億の悪しき魂
が恨む人間に襲いかかった…約71億人を殺した…異形の生物は1億と一つの魂に分裂し、隠れた者達や動物等を殺し、遂に人類は約二千万人程までに減った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-02 01:37:00
4199文字
会話率:29%
地球は今、存亡の危機に瀕していた。ある日異世界への扉が開き、結晶生物スピリット・クォーツが現れる。彼らは人々を襲い、地上を汚染し、全てを異世界へと飲み込まんとしていた。異形の生物に対抗すべく、人類は戦略兵器・輝煌武装(レガリス)とそれを扱う
者を破砕者(ブリンガー)を生み出し、日夜抗戦をしていた。
主人公ハルは5歳の時に両親をスピリット・クォーツによって失うも、その際に破砕者であるマクシミリアンによって命を救われる。それより10年、15になったハルが都市部からやってきたディルメンス親子に出会ったことで、物語は幕開く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-24 07:13:42
85934文字
会話率:58%
世界は一度キノコ戦争によって荒廃した。しかし人の手で生み出された異形の生物ビッグヘッドにより世界は再生される。そこでは様々な人物の群像劇が繰り広げられていた。死の恐怖から亜人と化した人間に、現実を認めず人間狩りを行う者もいる。自分たちはな
ぜ生き残ったのか、そしてなぜ自分たちはの地獄のような苦行の道を歩まねばならないのか。自問自答しながら彼らは新しい歴史を紡ぐのであった……。
第一部は世界が崩壊した直前に中華帝国の士官候補生の龍英雄《ロン インシオン》の物語。彼はノヤギの亜人に変貌して自分の村に戻った。大人たちは全員死亡しており、子供たちは亜人に変化して生き残っていた。英雄は大人たちの死骸を解体して食料として保存することに決めた。
一方で妻子を亡くした日本人、毬林満村《まりばやし みつむら》は生き残った人間を集め、死にかけた人間を次々と殺害していった。英雄たちの村を襲撃し、生きる苦行から解放させようとしたのだ。
しかし失敗して負傷し、英雄もろとも火薬を使って自爆した。
自我を持ったビッグヘッド、大頭《ダトウ》は子供たちを引き連れ、生き延びる決意を固めた。
第二部は英雄の孫で、ノヤギの亜人である金剛《ジンガン》が主役だ。英雄の孫ということで周囲にうるさく言われて辟易していた。唯一の安らぎは人間の遊女女巫との逢瀬である。ところが町には人間と動物が合体した人造人間《メタニカル アニマル》が出現した。これは世界を滅ぼしたアメリカ人チャールズ・モンローの仕業なのだ。モンローは自身が発明した金属細胞により、人造人間となった。生き残った亜人たちをおもちゃにして楽しむ算段なのだ。
金剛の父親である超人《チャオレン》はモンローに翻弄され、金剛は父親と殺しあう羽目になった。策略で相談役となった王大頭《ワンダトウ》は殺されるも、新しく復活することができた。
第三部の主人公は、金剛の孫で黒いノヤギの羅漢《ラカン》。彼は自分の力を押さえられず、囚人が収容される採掘場で閉じこもっていた。祖父の金剛は彼を憂い、広い世界へ旅立つよう命じたのである。
中華帝国から遥かヨーロッパへと旅立つ羅漢たち。途中でモンローの部下であるスプーキー・キッズたちの襲撃を受けた。さらにモンローにはクローンがおり、それぞれの思惑で動いていたのだ。
この物語はフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 08:00:00
554463文字
会話率:36%