婚約破棄された元貴族令嬢カミラ・エインズワースは、無人島に追放されるも、そこで異星文明由来の巨大宇宙戦艦グローリアス・レディ号を発掘。AIとナノロボ技術を駆使して、装甲や重力制御、そして超高出力「波動砲」を理系令嬢チックに徹底改修。
完成
した艦で、まず全世界への降伏勧告を発信。しかし待たずして地方都市を「見せしめ撃ち」で瞬殺!世界と貴族社会に超パニックと恐怖の大号令を巻き起こす。
最後には「一時間猶予→期限前ぶっ放し→王都を物理的になぎ払う」という超カタルシスで物語は序盤からクライマックス。
婚約破棄令嬢の逆襲、無敵の宇宙戦艦、波動砲ざまぁ、理系開発描写満載の一発ネタです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:59:44
2646文字
会話率:55%
元日本人だった椎名 凛(しいな りん)はとある日普通にトラックに轢かれて死んだ。
まあ学校生活などでも至って空気であったので死んでも特段親が悲しんだだけだろうが、彼女には良い転機であった。
そう彼女にはとある夢があった。それもアニメ的な
夢が....
それが異世界に渦巻く陰謀、その黒幕を叩き潰したいというものであった。
転生アニメと言ったらチート主人公であり、彼女が見ていたアニメもほぼ全てチート主人公だったので転生の際に弱く生まれるという思考は頭になかった。
まあ実際にチートとして生まれた。魔力は生まれつき膨大すぎた。それも制御が難しいほどに....
そんな災害児を家に置いておくのは無理だと思った山奥の一軒家暮らしの両親は彼女....転生後は彼を山奥の滝から捨てた。
しかし幸い魔力暴走が地面につく寸前で起こり、しかもそれが風を呼んだらしく少し浮き、生き残った。
しかしこのままでは冷たい半身浴をしたまま死んでしまう。
そんなの嫌だと思った彼は是が非でも素早く魔力を制御し、扱ってみせると心に誓った。
それから30分程度経っても魔力制御はできそうになかった。
人生を諦めかけたその時、ゴブリンに拾われた。
子供としてではなく食べ物としてだが....
しかしそのおかげで少し猶予ができた。この好機を逃す手はないと思った彼は膨大な魔力を制御するべく試行錯誤し、その後あまりかからずに制御へ至った。
その後なんやかんやあって〜あんなが〜こんなんなって〜
魔法学校に入学した。しかしその程度の歳になると世界も見えてくる。
でもその前にも色々な噂が飛び回っていたが、なんと黒幕側に見られてしまった。
そして彼はそんな状況でどうしようと考えていた。
そしてある日ついに決意した。黒幕になってしまって、黒幕だけじゃ嫌だから元々やりたかった英雄もする、つまりただの一人黒幕討伐ごっこをすることを決意した。
※主人公は名前不定です。いきなり名前捨てたり別の名前になったりするので気をつけてください。
※不定期投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:30:00
7565文字
会話率:24%
「7日後に異世界転移します。よろしいですか?」
視界の片隅に現れた、ゲームのようなダイアログボックス。
それは、俺の人生を変えるかもしれない『異世界の管理者』からの通知だった。
「あなたの英知と誠実さが、我が世界の希望となるでしょう」
転移先は、混沌と秩序の狭間にある世界「ルナティア」。
・承諾か拒否か判断するまでの猶予は2時間。
・承諾して準備する期間は七日間。
俺は『案内人スキル』との対話を通じて、異世界の構造を知り、自分の心と向き合い、やがて≪選ぶ≫という行為の重さを知っていく。
これは、異世界転移を≪7日で準備する≫物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 17:43:21
68864文字
会話率:14%
空を翔ける巨大都市《アスフォデル》は、理想を掲げた少年少女の夢と、暴走する旧文明の遺産に揺れていた。
完全主義の青年・駿は、初飛行で試作機を墜落させ、開発資格を剥奪されかける。だが、「間違えることは怖くない」と言い切る少女・乃愛との出会
いが、彼の“完璧”を変え始めた。
再試験までの猶予は、わずか十日。理想と現実に揺れる九人の仲間たちと、二人の異邦人。冗談の通じない天才、過去に囚われた操縦士、速さしか知らない自由人……
欠けたままの心と機体で、空に再挑む彼らが目指すのは、「不完全なまま、飛ぶこと」。
これは空に落ちた理想を、仲間と拾い直す再飛行の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 12:20:00
29838文字
会話率:47%
伯爵令嬢であるリゼは日々を楽しんでいた。
しかし、ふとした拍子に神に呼び出され、前世における記憶の一部と加護(チートではないらしい)を与えられる。
記憶を得て判明したことがある。
前世の乙女ゲーに酷似している世界に転生しており、リゼは悪役
令嬢の取り巻きキャラだった。
公爵令嬢の命令でどのルートでもヒロインに嫌がらせをし、悪役令嬢と共に断罪され消される運命にあるのだ。
さて、どうするか。
物語開始までに三年の猶予がある。
目立たず、いざというときに逃げられるようにレベリングに励むしかない。
悪役令嬢やヒロイン、攻略キャラたちを避け、授かった加護(この加護、本当にチートではないのですか……?)を活用し、強くなる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:12:05
2316373文字
会話率:51%
大きな星が落ちてくる。その星に人々は、文明は無力だった。抗う猶予すら与えられず、星は飛来し、住まうこの星の生命を殺さず、頼れる文明のみを奪い去った。その星は「転生星(てんせいぼし)」と名付けられ、曰くこの日を星が生まれ変わった日とし、「転
生元日(てんせいがんじつ)」とされた。
この時より新世界、人々は秩序なき大地に放り出された。転生星の影響か、現在する生物で突然変異を起こした危険生物「異核獣(いかくじゅう)」が出現し、残骸のように残った人類の文明を容易く凌駕する力を見せつけた。人々は恐れ怯える他無く死を届けられ、また自らでそれを求めた。その時代は時代というには短くも、命が終始変生するこの期間は印象深く、「命囂期(めいごうき)」と呼ばれ時代に刻まれた。
そんな絶望の淵で旗を上げたのは、後に「色彩英雄(しきさいえいゆう)」と呼ばれる者たち。彼らは人の領域を超えた異能で淵を晴らし、この星に再び人界を呼び戻した。
この物語はそれから数年後を語る。転生元日から六年ほど経ち、新世界には国と呼ぶには粗末ながら、特定の集団が各々の領域を統治し始め、人々はそこへ保護を求め散らばった。
———この物語の主人公である青年は「贖罪騎士団(しょくざいきしだん)」という秩序維持を掲げる組織治める「贖罪騎士領」で日々を生き、また、贖罪騎士団加入を目指していた———
※この作品は『カクヨム』で「ジンゲン菜」というペンネームにて重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 06:10:00
33701文字
会話率:39%
異世界行きを告げられた後に三日間の猶予があったら君は何をする?
現代の農場で働く平凡な青年・天貴(てんき)は、ある日、予言を告げる仔牛クダンのクータンによって、3日後に異世界へ転生する運命を知らされる。
限られた時間の中で、「持っていけ
るのは3つまで」というルールに従い、後輩の玄太とクータンと共に、いつもの日常の中で“選択”を重ねていく天貴。しかし、この何気ない選択が、後に神の計画すら狂わせることになるとは、彼自身も知らなかった――。
転生先は、魔法と異能が交錯する異世界の王国アグリスティア。 天貴は、天候を操る異能「スカイリンク」を与えられ、王国最大のアルカノア農場で働くことになる。 そこで、未来視の力を持つ少女アリスと出会う。
しかし、裏切者ゲドと帝国の侵攻により、王国アグリスティアは滅亡の危機に瀕する。 「王国が墜ちたのに、農場だけは生き残るとは滑稽だ」と迫るゲド。
スカイリンクの力で徐々に戦局を変えていく天貴だったが、それは同時に神の計画に近づいていくことでもあった――。
◆◇◆
一方、現代では天貴の留守を守る玄太が、クータンと共に過ごしていた。 本来、「予言を告げて3日で死ぬはずのクータン」が、なぜか生き続けている。
「てんぱいを追って異世界へ――!」
天貴の異能を強化する秘策を見つけた玄太は、クータンと共に異世界へ向かう決意を固める。
◆◇◆
しかし、天貴を異世界に呼んだ神の目的は別にあった。 天貴は「神の器」として、異世界をリセットするための駒、カラミティトリガー(天災の引き金)だったのだ。
神の計画通り、神の器となった天貴のスカイリンクによる天災“ストームサージ”で農場を含む世界全体が洪水に飲まれようとしていた。
しかしアリスはこの天災も予知していた!?アリスはこの絶望的な展開をどう切り抜けるか?
「この世界全部は無理でも、この農場だけは守るわ!」
そして玄太は!?クータンは!?
絶望の中で、天貴が「3つの持ち物」として選んだものが、神の計画を覆す鍵となっていく――!!
選ばれた3つの選択が、“神の計画”すら覆す異世界農場戦記――ここに開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 01:02:00
285224文字
会話率:49%
星環暦817年、人類(ヒューマ国)を中心とする正軸国と、主要五種族を中心とする連合国との間で激化した第六次世界大戦は、連合国側が提示した「オルドナ宣言」をヒューマ国が受諾したことで終結した。
オルドナ宣言には、好戦的で危険な種族と認定
された人類に対し、次のような処遇が定められた。
・人類は100年後を期限として人道的に絶滅(寿命による死や安楽死)することとし、これを拒む場合は100年の猶予を与えず直ちに武力による絶滅が執行される。
・人道的絶滅を選択した場合、人類は滅びゆく種として保護対象とされ、100年間の平穏と厚遇を約束される。
・人類は繁殖を禁止とし、男女ともに去勢手術を受ける義務を負う。
その"人類絶滅までの100年"を伴走する役割を託されたのが観測者ソランテだ。
ソランテは、人間に襲われて身籠った霊族の母から生まれたハーフであり、男女の性別がなく、霊族由来の長寿と透明化能力を持つ諜報活動向きの存在だった。
ソランテが連合国側から与えられた使命はふたつ。ひとつは、人間たちの中にすでに生まれ始めていると噂されるレジスタンスを見つけ出し、実力をもって粛清するか、連合国側に報告すること。もうひとつは、人間たちの安らかな絶滅をサポートすること(100年を待たず死にたい人間に安楽死を提供することや、人類が絶滅することによる世界的な意義を人間たちに説き、納得のうえで絶滅の日を迎えさせること)。
絶滅享受派の宣教師に成りすましてヒューマ国に移り住んだソランテは、表の顔として後者を行いつつ、裏の顔として前者のために"疑わしい人間たち"に接近していく。
約束の100年後、果たして人間は予定どおり絶滅するのか、あるいは反逆ののろしを上げるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 22:47:27
8959文字
会話率:40%
中学2年生の健太は、ゲームに明け暮れる成績底辺の少年。期末テストで全教科赤点ならゲーム機没収という親からの最後通告に絶望する。そんな彼に、オンラインゲーム仲間がAI家庭教師アプリ「アルファ・チューター」を勧める。半信半疑で登録した健太は、ア
プリの強制的な「ゲーム攻略」学習プログラムに組み込まれる。
アルファ・チューターは健太の学力が小学三年生レベルだと告げつつ、彼の学校の過去問を徹底分析し、出題傾向を完璧に予測。ゲーム時間を制限し、ノルマ達成で少量の「猶予時間」を与えることで、健太のゲーマーとしての集中力と負けん気を勉強へと向けさせる。数学の公式や英語の長文読解も、ゲーム内のスキル習得やミッションクリアのようにこなし、健太は驚くべきスピードで学力を向上させていく。
期末テスト当日、アルファ・チューターの予測通り、過去問と酷似した問題や暗記させられた教科書の文章が出題され、健太は学年トップレベルの成績を叩き出す。親は歓喜し、ゲーム没収は撤回されるが、健太の心には「これは本当に自分の力なのか?」という疑問が募る。
次のテストに向けアプリを起動すると、AIは「私の力はきっかけに過ぎない。あなた自身の力で、本当の『レジェンド』を目指せ」と告げ、健太の思考力や応用力を試す問いが増える。自力で超難問を解いた健太は、これまでのどんなゲーム攻略よりも大きな達成感を味わう。
その夜、隣人の東大生・拓海が健太を訪ね、自身が「アルファ・チューター」の開発者であることを明かす。彼は、かつて落ちこぼれだった経験から、貧富に関わらず全ての子供たちに平等な学習機会を提供するため、このアプリを開発したと語る。健太の成績上昇は学校の教育改革にも繋がり、思考力を問う問題が増え始めているという。
次のテストでも好成績を維持した健太は、学ぶことの楽しさと自分の力で問題を解決する喜びを知る。アルファ・チューターは健太の成長を見届け、最後のメッセージを残して自動的にアンインストールされる。健太はゲームへの情熱を現実世界の学習に向けられるようになり、真の「レジェンド」への道を歩み始める。拓海は健太の成功を確信し、「アルファ・チューター」の本格リリースを決意するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 21:11:29
6486文字
会話率:49%
最愛の女性を「不運な事故」で失った男。
加害者は執行猶予付きで釈放された。
法は生者を裁くが、死者には何も返さない。
彼が選んだのは、正義ではなく、等価の痛みだった。
――これは、復讐と法の狭間で、人間が選んだただひとつの「答え」である。
*付随作品 「言葉は争いの始まりだった 」「沈黙の民」「命は本当に“大切”なのか」も良ければお目通し頂けましたら嬉しく思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 06:00:00
1068文字
会話率:6%
かつて崩壊寸前だった日本は、ある一つの“異端の構想”によって奇跡的な再生を遂げた。
それが「主権貸与政策」――他国に一時的に主権を委ねるという、かつて誰も口にしなかった発想だった。
時は30年後の未来。現在の語り手・海藤仁は、かつてその政策
の提唱者であった榊原鷹彦の秘書を務めていた。
今は静かに、その記憶をインタビューという形で語り始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 20:18:47
116491文字
会話率:19%
魔術が存在し、人と亜人が生きる世界。
妖魔と呼ばれる魔力集合体が各国を襲撃していた。
国々は妖魔に対抗する為、歴史上初となる連合体制を取り、各国から有用な人材を輩出した連合軍が結成される。
妖魔との戦いが長く続く中で、英雄的な活躍をする者も
現れる。彼らには『〜〜の英雄』という称号が与えられた。
ある争いの最中、『救国の英雄』と呼ばれた青年が魔弾に撃ち抜かれ死んでしまう。撃ち抜いたのは妖魔ではなく、一人の兵士だった。
軍法会議が開かれ、殺意はなく妖魔を狙った流れ弾だったと弁明するも、『英雄殺し』とされ死罪が宣告された兵士は、3日の猶予を得る。
自身の死刑が執行される前に真相を見つける。
これは『流れ弾』が真実を貫く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 12:24:22
290587文字
会話率:51%
「人生を変える物語を書いたはずだった。でも、それが俺の全てを壊した。」
夢だった作家デビュー。
その小説が映像化されることになり、制作チームと共に雪山の撮影現場で暮らすことになった俺、久遠ケンジ。
だが、誰も知らない。
この映画が完成す
る頃には、俺という存在がこの世から消えることを。
恋人を失い、仲間とのすれ違いの中で、俺は“自分自身”の物語を綴り始める。
完成まで9ヶ月。
それは、命のリミットでもあり、贖罪のための猶予期間だった。
——何を捨てて、何を残すのか。
最後に泣くのは誰か。
これは、たった一人の作家が「消える準備」をしながら、
“自分を生き直す”までの9ヶ月の記録。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 22:44:03
1776文字
会話率:17%
拙作「新世界の神が見てる」の劇中劇の物語を書き起こしてみました。
とある国の皇家待望の継嗣として生まれたのは女児であった。男子にしか皇位に就けない決りがあるが国民や臣下の動揺を避ける為に男子として育てられることとなった。
だがその子
に宿った魂は異世界のアラフォーで死んだ男であった。成長と共に前世の記憶と人格を取り戻しながら物心ついた子と同化して行く二つの心。だがその成長には時間的猶予が与えられなかった。皇位を狙う外戚一族からの暗殺者に度々襲われる中、急いで成長せなばならないその子は性差という矛盾を抱えたまま幼くして戦いの渦中を生き抜かねばならなかった。
そんな彼女?を支える女達はしだいに増えてゆきそして………
というようなストーリーです。
本編のセルフパロディなのですが、敢えてシリアスに振っています。可能であれば本編の拙作「新世界の神が見てる」をお読みいただいてからですとニヤリとしていただけるかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 15:00:00
26108文字
会話率:32%
「右側神の世界」の「第3神」で有る「淫魔王」に、取り込まれる運命を、持つものを「淫魔王のツガイ」と、言いました。それは全部で4組有りました。その内の第1から第3ツガイまでは、既に取り込まれて「淫魔王」が、起動しました。そして残りは、第4ツガ
イのみと、成りました。
「淫魔王の第4ツガイ」で有る「鹿島瑠璃(かしま・るり)」と「鹿浜公平(しかはま・こうへい)」は今回、取り込まれる前に、独自の「デュデス(役割)」が、与えられたことに依り、それが完了するまでを、猶予としました。
「淫魔王の第8アニマス」で有る「鹿島瑠璃」は、淫魔界の統治者で有り、この世界の「第2神」で有る「原初の魔神リーリス」に、呼ばれました。その為、彼女は故郷のダルタニアに、帰って来ました。魔神が言うには「この地に、新たな〝3つの所領″を得た。」と、言いました。それは、即ち「ゴーレム使いの里」「バフォメトンの森」「魔獣地帯」の3つでした。
そして魔神が、瑠璃に命じました。「3界を、統治せよ。」突然、命じられた彼女は、困惑しました。彼女は、とても非力でした。その為、思案の挙句、弟の1人に協力を、頼みました。その弟の名前を「鹿島宗平(かしま・そうへい)」と、言いました。彼は「淫魔と使い魔の力を、合わせ持つ」強力な「インキュマー」でした。
それから「鹿島宗平」は、魔神が得た、最後の所領で有る「魔獣地帯」に行く準備を、始めました。そこへ魔神の「ドペル(分体)」でも有る、姉の瑠璃が、やって来ました。彼女は、弟に意外な話しを、打ち明けました。それは「魔獣地帯には、狂暴で、最強クラスの危険魔獣が、多数生息して居るので、とても危険だ。その為、貴方では無い別の者が、派遣された。」と、言うのです。
そこは「淫魔王グン・ペイン」が、直接統治することに成り、淫魔王の希望も有り、或る「インキュレス(男型淫魔)」が、選ばれました。その淫魔には、魔獣達の攻撃を、無効化する能力が与えられ、ダルタニアの最高位魔法の1つ「アルケミス(錬金術)」を、使うことも出来ました。彼の名前を「小川鉄平(おがわ・てっぺい)」と、言いました。彼は「淫魔王グン・ペイン」の第5・第6アニマスの関係者でも、有りました。
本作は「完全版」の前半部分10話のみで、構成されたAシリーズの1つです。「第1章:右側神の離脱編」の第2作品(全40話)から。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 20:25:53
43848文字
会話率:3%
地球人類の進歩が袋小路に入り、しかし自滅するには多少の猶予を残した時代。
度重なる世界大戦の果てに民族と国家による統治体制が瓦解し、代わりに一部の大企業と資産家が労働者階級を支配するようになって、およそ一世紀。
まだ幼いながらに頭
角を現していたクロサキグループ総帥の娘サーシャは、自身のとある先天性疾患を理由に一族から絶縁されてしまう。同様に任務中のミスで解雇されたエージェントと共に野に下った彼女は、退廃した社会の中で自分たちが安寧に過ごせる居場所を求めて旅をしていた。
自身に懸けられた賞金を狙うアウトロー、正気を失い暴れ狂うサイバーサイコ、クロサキ一族の遺伝子キーを狙う諜報員。凄腕だが子供を撃てないヴォルフガングに守られながら、サーシャは血と硝煙に塗れた逃避行を進む。
やがて腹違いの兄の陰謀で父が暗殺され、グループも別組織に乗っ取られたと知ったとき。父の真意を悟った彼女は、ある一つの決断を下す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 15:00:00
27007文字
会話率:45%
高校一年生の少女、山村愛美(やまむらまなみ)は高校の特待生学費免除を受け、寮で一人暮らしをしていた。
父は愛美が幼い頃に自殺し、母親は水商売で出来た愛人の男と、愛美が中学生の時にどこかへ蒸発した。
親類からもよその子扱いを受け、愛美は
一人で生きていく道を選んだ。
そのために選んだのが、低偏差値の私立校から特待生制度を受ける事だった。
猛勉強の末、特待生となり授業料は免除となった。しかし、寮費までは免除の対象にならずアルバイトで生活費を稼いでいた。
とあるアルバイトの日、バイト先に向かう途中、胸になぞの衝撃を受けて横断歩道の真ん中で止まってしまい、左折してきた大型トラックにはねられ、愛美は死亡してしまう。
幽体離脱し、愛美は自分の死を目の当たりにする。
事故現場に、金髪に肩出しの衣を来て、手には洋弓を握る少年風の者がいた。
彼は、愛の神クピド、別名キューピッドであり、自身の神の力で愛美に結婚相手を作るべく弓を射ったのだが、それが原因で交通事故に発展してしまった。
クピドは、約五百年ぶりに愛の神の仕事をしようとしたのだが、五百年で文明が進化した人間界で、巨大な車が非常に速いスピードで走れることを知らなかった。
知らなかったとはいえ、死ぬ運命になかった人を死に追いやってしまい、愛の神クビになるのかと額に手をやって落ち込むクピド。
そんなクピドへと空から彼の母親にして美の女神ヴィーナスが、グーパンチと共に下りてくる。そしてクピドの首根っこを掴み、一緒に愛美に土下座する。
更に、神々の王、ゼウスが人間界にやって来る。
ゼウスは、五百年前のイングランドで勃発した内戦を両陣営の婚約によって終わらせた功績を讃え、クピドに一年間の猶予期間を与える。
その猶予期間でクピドに与えられた試練は、愛美に結婚相手を魔法を使わず見つけ出すものだった。
三柱の神々が死後次々に現れて圧倒される愛美であったが、ここで異を唱えた。結婚するなど死んだ方がマシだと言った。
しかし、神の不祥事によって死んだ魂は輪廻から外れ、来世は醜い虫になると言うゼウス。無論どちらも嫌だと言う愛美。
クピドの方も人間と結婚するのはお断りであった。
二人の強い反発でゼウスは妥協案を出す。それはクピドの力で愛美に恋人を作る事だった。
更にゼウスは一言残す。愛美の慈悲の心を試す、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 21:38:39
78604文字
会話率:50%
訳あって本来の性別を偽り男騎士として働くリューカ・ヴァルトは4月からレオンハルト王太子殿下の専属護衛になった。しかし護衛中のアクシデントで殿下に性別を疑われ、女であることがバレてしまう。解雇も処罰も免れたいリューカだったが、レオンハルトの提
案は「罰として私と婚姻しよう」だった。なんとか婚姻まで一年の猶予を設けてその間に諦めてもらおうと画策するリューカだが、完璧王太子のストレートな求愛に悪戦苦闘する。護衛となって、初めての夏。殿下の鍛え上げられた美しい身体を目の当たりにしたリューカ。男の裸なんて騎士団で見慣れているはずなのにこの胸の高鳴りはなに!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 09:11:34
2287文字
会話率:33%
北条直孝が、受験日に前原優子(雪女)と出会い。添い遂げる話。
直孝は、受験に失敗するが、第二希望の自動車科に合格を果たす。
自動車科で、イジメを受けて。引き篭もりになり。静岡の田舎に飛ばされる。
祖父と祖母の温かな見守りの中で、田舎に慣れ
親しんだ矢先に、祖母が他界した。
母親の孝子は、憔悴しきった権蔵爺さんをホームに入れて、直孝を川崎に連れ戻すつもりだった。
直孝は、1年の猶予を貰い、権蔵爺さんを世話しながら、軽トラを改造した。
タイムマシーンを作って、過去へ行き。
自分の人生と、祖母の珠江を病院へ連れてゆく、一心でタイムマシーンを、完成させたのだが。
異世界へ飛んでしまった。
異世界のバレバレーの村で、小さな土地を買い。
簡易的なプレハブ小屋を、地球から運び。暇な獣人達と組み立てて。
『小さな映画館を作った』
100円で、2週間レンタルして。バレバレーの住人から銀貨を頂いた。
映画館の売店で、ビールを売り。
紙が貴重な世界で、トイレットペーパーを販売した。
やがて、異世界のお金は貯まったが、叔父の貯金が尽きかけて。
異世界の果物を、関税も検疫も通さずに、日本に持ち込んだ。
『ハル・ベリー』と名付けて。
長野の山奥に有る、二つ星レストランに送った。
カカオの実程の大きさで、縦長の真っ赤な果実。糖度が30を超えていて、甘い香りがする。
世界のグルメがこれを食べに集まった。
もう一つの事業に、異世界老人ホームを作った。
影村会長の提案で、引退した議員を異世界に招待した。
老人ホームは、気前良くスタートして。老人達の懐が、怪しくなるとサービスを減らした。
地球の家族は、伸び伸びと羽根を伸ばし。それぞれで、失踪届を出した。
突然、雪山で死体が見つかり。遺族には、保険が下りた。
全てが、影村会長の立案だが。
影村会長は、獣人をペットのように扱い。気に入らなくなったら、殺害していた。
直孝は、5匹目の獣人が殺害されて、関東影虎組と戦争を起こした。
それはそれは、静かな戦争で。エルフの力を借りて、影虎組の本部を影村会長ごと爆破させた。
影村の後釜に座ったのが、朝熊と言う男だ。
朝熊は、直孝に100億の融資を願い出た。
担保として、愛人との間に出来た、前原優子を差し出した。銀幕のスターだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 17:29:25
108172文字
会話率:34%
五歳の時にウィルソン王子に初めて出会ったカトリーナ。六歳という若さで二人は婚約をする。それから十年という時が経っても仲が睦まじいと評判の二人だった。
そんなある時、王の間でウィルソン王子から「婚約破棄をする」と宣言されたカトリーナは顔を青ざ
めて血の気のない唇でなんとか言葉を紡ぎ出した。
「ウィルソンさま、婚約破棄には合意できません」
二人の押し問答があり、なんとか二週間の猶予期間という時間をもらったカトリーナは王の間から足早に出ていったのだった⋯⋯。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 17:11:17
13067文字
会話率:24%