地(ち)龍(りゅう)の歴史は古く謎に満ちている。
時は平城とも平安とも言われ、日本には人と人ならざるものが共に暮らしていたという。今では人がそれらを見ることも稀になったが、当時は誰もがそれを普通に目にすることが出来たという。それらと人とはそ
の種の違い故か無秩序で混沌とした世を生きていた。そんな世を憂いた一匹の龍が、初代の地龍当主に特別な力を与えた。その力によって当主は人の世とそれらの世とが共に平和に暮らせるようにしていったという。
そんな言い伝えの真偽はどうあれ、時を経て地龍は大きな組織になっていき、表だって知られる事はないが日本を支える無くてはならないものとなった。
そして現代。時は平成も終わりを迎えようという頃である。
地龍のあり様は変わらず、『昼』と『夜』のバランスを守ることだ。
『昼』とは人の世を『夜』とは人ならざるものたちの世を指した。地龍は『昼』『夜』の共存と平和のために、双方に等しいバランスを守ることを目的としている。
バランスを犯す事象を『揺らぎ』と呼び、『揺らぎ』を討つことで治め、世を守ってきた。
地龍は人の身にありて人にあらず。その特別な力は『夜』を視て、屠ることができるのだ。長い時を経て尚、地龍の武士たちは刀を携え、『揺らぎ』を斬り続けている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 19:00:00
5700023文字
会話率:49%
犯罪者や職がないものなど、虐げられた人々が暮らす街、貧困街。
無秩序の無法地帯である貧困街で幼少期を過ごし育った少年、ルーク。
地位や名声、富や権力、様々な力の形は人々を魅了し、時に人を狂わせる。
静かに渦巻く陰謀と策略の数々がやがて六つ
の大国を巻き込み世界を崩壊へと向かわせる。
ルークもまた、その陰謀や策略に巻き込まれていく。
”呪われた子”そう呼ばれた少年ルークは、どんな成長をし、どんな世界を生きるのだろうか。
※色んな表現を含む可能性があります、ご注意ください(察して?!)
毎週金曜日、夜21時更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 21:00:00
57722文字
会話率:48%
魔法文明が栄えるアン ナブ キ シェア ラと呼ばれる異世界は、他世界(パラレル ワールド)では、既に、権力を失ってしまっている異星人達の支配下にあった。
そんな中、アン ナブ キ シェア ラの為政者達は、
5000年前にメーと呼ばれる魔
法や魔術の元となるマナを生み出す微生物を失った、ムシュ イム アン キと呼ばれる世界と、アン ナブ キ シェア ラ以外の世界(パラレル ワールド)を治めている、神仏の代理人を名乗る者達の力を借りる事で、一部の地域を除き、異星人の末裔達の支配から脱却する事に成功した。
だが、アン ナブ キ シェア ラの一部の為政者達は、
欲に目が眩んだ、一部の神仏の代理人達の提案を受け、異星人の末裔達の後継者となるべく、世界征服に乗り出す事を決めた。
そして、この騒動の鎮圧に乗り出そうとした、神仏の代理人達からの干渉を防ぐ為に、再度、他世界(パラレル ワールド)との繋がりを断ち、
世界征服の為の戦力を補充する為に、ムシュ イム アン キの住人達を、無秩序に召還し始めた。
そんな中、1人の神仏の代理人が、
手違いで、ムシュ イム アン キから、アン ナブ キ シェア ラに召還された4人の男女に対して、
アン ナブ キ シェア ラを、再び、他世界(パラレル ワールド)と繋がった世界にする為の手伝いをして欲しいと声をかけた。
そして、4人の男女は、ムシュ イム アン キへの帰還と、
ムシュ イム アン キへの帰還後のニート ライフを条件に、その申し出を受け入れる事を決めた。
これは、そんな四人の男女が、アン ナブ キ シェア ラを、再び、他世界(パラレル ワールド)と繋がった世界にするまでの日常を描いた物語である。
ーーーーーー
本作品は、空想科学や都市伝説・神話の要素を盛り込んだ、SF風味の物語となっております。
ゆる~い感じの主人公サイドと、
狂気に満ちた者や、成り上がる者。生きる為に泥水を啜る者等、魅力的な脇役サイドとの対比も、お楽し頂ければ幸いです。
また、本作の主人公達は、陰謀渦巻く異世界から一歩引いた、脇役のような立ち位置で進んでいく物語になります。
物語のコンセプトの都合上、サイドストーリーが多くなると思いますが、本編だけでなくサイドストーリーも楽しんで貰えれば嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 01:40:00
309904文字
会話率:26%
西暦20XX年、異世界より襲来した魔法を用いる先進文明『ヴィジター』との数十年に渡る全面戦争は、追い詰められた人類が開発し、最終決戦において投入した空間破壊兵器『ゲートバスター』による次元門破壊とその後発生した世界規模での時空間の崩壊という
破滅的な結末によってその幕を下ろした。
最終決戦より約100年、地上には魔法の媒体となると同時に人体に致命的な毒として作用するエーテルが充満し、それによって人を含めたあらゆる動植物は汚染されたミュータントへと変貌を遂げていた。
人であって人でなくなった者達がかつての文明の遺産を巡って覇を争い、狂暴化した魔獣や亡者が跳梁跋扈し、物理法則を無視しした異常空間『アノマリー』が無秩序に荒れ狂う魔境にあって、地下へと逃れ汚染を免れた一部の純粋人類は諦める事無く地上への復帰と文明の復興を目指して汚染された土地に挑戦を続けている。
そんな終わった後の世界に生まれて落ちた一人の男の物語。
2019/2/17 もうだいぶまえになってしまいましたがPIXIVの方は店じまいしてこっち主体にしました。
序章の用語にルビを振って読みやすくなるように編集しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 23:37:36
794319文字
会話率:21%
※当作は、現在投稿している「無秩序に誓って!」を大きく変更し、再編集版として再投稿を行っているものとなります。
※当作はカクヨムでも投稿させていただいています。
――――――――――――――――――――
あらすじを説明しろって? まぁ、い
いけどさ……。
えぇっと。この物語はごく普通の中学生の僕、立花葵とその同級生、速水りえが、下校中に謎の悪神に襲われ、それを助けた女神様によって異世界にいきなり召喚されてしまうとこから始まる。
勇者になったり、女神様に会いに行ったり、その途中で神様に襲われたり……。まぁ、なんやかんやあって、数多の世界を自由自在に行き来できちゃったりする最強能力“無秩序の冥護”とかいう自分の力を知った僕は、りえと冒険の途中で出会ったエマの面倒をもとの世界で見ることに……。
面倒で何よ? だって? いや、あらすじなんだし、しょうがないでしょ。事実なんだし……ってイタいイタい。謝るから、つねるのやめて。
まぁ、なんだ。ともかく……。いろいろあって、五大神を何とかすることを女神様に約束した僕たちはあらゆる世界を行き来きしながら、神様と戦うことに……。
って何なに? 前に原宿でみんなで食べたクレープおいしかったわよね、だって? いや、確かにおいしかったけど、なんで今?
ん? もうあきたから早く締めて、だって? はいはい。了解。
この物語は、女神様との誓いを守るため、どんな困難にもめげずに立ち向かう最強で完璧な主人公、世界を守る勇者、立花葵の前代未聞のほのぼの、ときにシリアスな異世界召喚記である。
読者をだますなって? いや、嘘はついてないからセーフでしょ!
※真相は本編を読んで、お確かめください。by作者。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 20:05:33
94042文字
会話率:26%
ごく普通の中学生である立花葵(たちばな あおい)と速水りえ(はやみ りえ)は、下校中に謎の悪神に襲われる。女神様の助けによって一命をとりとめたものの、二人は異世界にいきなり召喚されてしまう。
世界を渡る際に、数多の世界を自由自在に行
き来できるという“無秩序の冥護”を手にした葵。『どうせなら、スキルとか魔法とかもっと王道な力をくれよ!!! 』などと文句を言いながらも、転移した先の異世界では勇者になってみたり、また別の異世界では魔王になってみたり、元の世界に舞い戻り、ただの学生に戻ってみたりと、子供の頃からの夢を次々に叶えていくどこか抜けている、前代未聞のほのぼの、ときにシリアスな異世界召喚記である。
『――あなたの力となり、この恩を必ず返してみせる』
自らを悪神から助け、異世界に召喚した『女神様』にそう誓った葵は、自らの数多の世界を自由自在に行き来できる力を使い『女神様』の力となろうと今日もまた、隠れて努力するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 22:14:11
215659文字
会話率:31%
いらっしゃいませ
文部科学省非推奨
特別保険食品無推奨
経済団体連合会未加入
無認可音楽業歴数年
年中無休風不定休商
能動的非社会性無秩序無規律音楽専門店
キーワード:
最終更新:2024-10-19 17:14:35
4183文字
会話率:23%
遥か昔にいたかもしれない妖怪や悪魔そして神々、そんなものたちが暮らす裏世界。
無秩序かに思える裏世界にも絶対的なルールが存在する。それは
1、表の世界では問題を起こさないこと。
2、王のいうことが絶対であり逆らわない事。
3、王の素顔を
見ないこと。
4、みんな仲良く生活すること。
以上を守りしものは、裏世界に置いて命と財産を王が保証する。
破りしものは、王が制裁を下す。
そんなちょっと怖いかもしれない裏世界のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 09:31:58
2268文字
会話率:15%
無意味
無秩序
カオス
やおい
ナンセンス
荒唐無稽
支離滅裂
複雑怪奇
イノセンス
イデア
虚無
ニヒリズム
ルサンチマン
辟易
眼高手低
承認欲求
自己顕示欲
絶望
漠然とした不安
中毒
オナニ
ー
不倫
セックス
自堕落
退廃
そして、死。
これは、物語に登場しない者たちによる物語である。
物々しいったらありゃしない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 13:41:23
9081文字
会話率:21%
アリス・クロニスターは、オーテッドに所属している新人データ関門士である。ある日、オーテッドから緊急通知指令が届く。それは、アオキ・ヒュウガという人物が心停止したからデジタル変換して、データ生命体として生き直したいというものである。データ生命
体は、身体をスキャンで読み取った生体情報をデジタル変換し、一個人のアイデンティティを持った生命体技術である。
アリスは指定した病院に向かい、相棒のハジメにアオキ・ヒュウガをデジタル変換させたのだが、アオキ・ヒュウガの妻がいらないとしてデジタル変換したばかりのデータを消してしまったのだ。そんな例は今までなく、異常と判断したオーテッドは、アリスにアオキ一家へ向かうように指令を出した。
そして、指令通りにアオキ一家が経営している会社『クリエイト・モダンミヤビ』に行くと、この会社の社長でヒュウガの父に思わぬことを聞く。『クリアフレーム』の社員からデジタル変換したデータを消せと脅された、と。そんな話を聞いたアリスたちは、自分たちでは対処できないから対処できる部署に任せ、終わりにするはずだった。
けど、思わぬところから、また関わるようになる。それは、アオキ・ヒュウガが死亡し、アリスがデジタル変換を失敗したという情報がネットで急拡散されたのだ。
オーテッドはデジタル変換に関しては、関係者のみの機密性高いレベルで管理されているため、情報が表立って出てくることはない話である。そのような話があっという間に流れることは、意図的なものがあるとのハジメの忠告でアリスは注意をしていたが、とんでもない存在に襲われた。それは、正義の使者と称するデータ生命体で、それをアリスは何とか凌(しの)いだ。
そこから数日後、アリスにある通知が届く。その通知は、これまでの顛末(てんまつ)を知るキッカケとなる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 21:20:25
149817文字
会話率:39%
【第三章完結しました!】
王国の名家の一人娘、マリアンヌ・ピースラウンドにはある秘密がある。
彼女は事故によって命を落とし、神々の手で異世界にTS転生した転生者であるということだ。
悪役令嬢ロールで断罪・追放されるまでのタイムアタックを神様
たちに配信し、結果次第で来世をより良いものにしてくれる約束だったが、マリアンヌは最高の追放を目指して逆に無双してしまい……?
原作主人公には尊敬され、イケメン貴公子は主人公を目標に超強くなり、ダークヒーローの人生の転換点になる始末。
異常に強化されたキャラクターたち。前倒しで迫り来る即死級イベント。
マリアンヌは来世のために、立ち塞がる者たちを最強魔法『流星』で撃滅していく!
※女主人公で乙女ゲー世界をゲーム知識使ったり使わなかったりして無双していくお話です。
※基本的に主人公最強格です。
※☆マークのついている話はあとがきにイラスト掲載しております。
※ハーメルン様とのマルチ投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 19:00:00
1640569文字
会話率:40%
全てには表裏がある。
世界もまた然り。
不自由ながらも豊かに幸せに希望に満ち溢れる世界が『表』。
『裏』は表で定めた法律が通じない無秩序、非常識、何でもありの世界。
そんな裏世界に、殺人を犯しても咎められない許可証があった。
殺人許可
証――通称、ライセンス。
裏世界の規律として存在するその許可証を手に入れ自分の目的を達成するため、
永遠名冬(とわな ふゆ)は、許可証取得試験へと挑む。
それは、世界全てを巻き込む『世界樹事変』と呼ばれた戦いの始まりであった――
この物語は、彼が世界そのものに巻き込まれていく、世界改変の物語。
-------------
※カクヨムにて先行公開している作品となり、最新話はカクヨムとなります。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890238672
また、私の別作品
『刻旅行 ~世界を越えて家族探し 戦ったり、恋したり、露出に目覚めてみたり?~』
https://ncode.syosetu.com/n9367gi/
に連なる話でもありますが、単品でも読めると思いますが興味があれば是非。
■近況
カクヨムコンテスト5中間突破(新規投稿)
カクヨムコンテスト6中間突破(既存投稿)
© 2019 tomohut折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-20 08:10:00
912202文字
会話率:32%
全てには表裏がある。
不自由ながらも豊かに幸せに希望に満ち溢れる世界が『表』。
『裏』は表で定めた法律が通じない無秩序、非常識、何でもありの世界。
そんな裏世界に殺人を犯しても咎められない許可証があった。
殺人許可証――通称、ライセン
ス。
裏世界で日夜仕事を受けてきた殺人許可証所持者『永遠名(とわな)カヤ』。
彼はとある出来事以降、殺しに嫌気が差していた。
……なので、裏世界最高機関『高天原』の最高幹部の一人にお願いして、休暇をもらうことに決めた。
休暇の条件は三つ。
・一週間でこちらの提示した依頼を全てこなすこと
・休暇先はこちらが指定すること
・とある組織を壊滅させておくこと
彼は頑張る。
休暇を取る為に。
頑張って休暇を無事取ることができた殺し屋さんの、結局滞在先で裏世界と関わってしまった数日間のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-19 08:00:00
101191文字
会話率:35%
その世界には、天を穿つような高い城壁があった。『四つの国』は国境線も兼ねた巨大な壁で国土を囲い、国家間の外交は一切行わなかった。
更に『四つの国』とは別に、国に囲まれながらどの国よりも広大な土地がある。
国の領地外であり、自由と無秩序
が複雑に入り乱れた土地――『外界』。そこでは人々が独自に文化を発展させ、盛んに交易と交流を行っていた。
外界には『協会』と呼ばれる運搬や配達を担う事業組織があり、住まう人々は重宝していた。その中でも大手を誇る『キュルヴィ協会』には、言わずと知れた運び屋がいる。
ベンジャミン・ラビットソン、協会一の業績を誇る運び屋だ。
しかし、キュルヴィ協会にはもう一人、彼と対照的な運び屋がいた。
世界屈指の女剣士でありながら、同協会内で業績最下位の運び屋、ハイン・リッヒ。
――決して出会うはずがなかった二人は、ある事件をきっかけに共に奔走することとなる。
広大な『外界』を舞台に、個性的な運び屋たちが活劇を繰り広げるアウトローファンタジー小説。
彼らが出逢う時、運命の旅路が幕を開ける――!
◆❖◇◇❖◆
各部完結話数(表紙含む)と文字数
・第一部 全46話 凡そ13万文字
・第二部 全46話 ??文字数
※高頻度で推敲作業を行っていますので変動します
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-08 16:55:57
388430文字
会話率:34%
龍の魂 ドラゴンソウル
人々はそれとうまく付き合い、生活していた。
龍魂は便利だが、扱いを誤れば、とんでもない惨事となる。
そのため、資格(能力)として扱われ、国が定めた厳しい試験を乗り越えた者にしか龍魂が与えられない。国は、そうして龍魂
を管理していた。
世間では彼らのことを、龍の力を扱う者「龍力者」と呼んでいる。
しかし、あることがきっかけで、龍魂は無秩序に大きく広がってしまう。
世界の混乱、国の信用の失墜。
膨大に増えた龍力者たち。
主人公レイズは、龍魂を持つことなく暮らしていたが、その混乱に巻き込まれてしまう。
意図しない龍の発現は、力の暴走を招く。
そのきっかけ以降に龍力者となった者を、『エラー龍力者』と皮肉る人間もいる。
エラー龍力者として、その力を使いこなすか、のまれるか。
レイズはどう龍魂と向き合うのか。
彼は、以前の生活を取り戻すことができるのか。
※異世界転移、主人公最強、チート主人公、ハーレム、レベル概念、パーティ追放要素ありません。
それでもよろしければ、見てみてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 20:02:56
1392864文字
会話率:31%
【短いあらすじ】現地住民達が、はた迷惑な転生者達をどんどん〇していくお話。
【ちゃんとしたあらすじ】『運命の女神』から超人的な力を授けられて別の世界からやってくる『転生者』と呼ばれる存在。彼らは多くの知識や技術を世界にもたらしたが、同時に、
自然環境や社会状況に多大な影響を与えた。「憧れのスローライフ」は無秩序に様々なものを生み出し、流通を狂わせて社会不安を招いた。「癒しのモフモフライフ」は周囲の生態系バランスを崩し、住処を追われた凶悪な魔獣を野に放った。「最高の無双チーレム」は独善的な判断基準による蛮行の嵐となり、おびただしい禍根を各地に振り撒いた。自己中心的な転生者は、傍若無人・悪逆非道な存在でしかなかったのである。そして、ついに、北方のグーテ王国が転生者によって滅ぼされるという事態が発生してしまう。忠臣ロアリテート家の才媛ロイエは転生者の危険性を明確に悟り、招かれざる来訪者達を誅していくことを決意する。暗殺者として仕える家臣のナハト、転生者への復讐を語る謎の女ノイン、故郷を滅ぼされた狩人アーベント、亡き王家に剣を捧げた騎士モルゲンら、対抗しうる希望がかき集められ、彼らは強大な力を持つ敵に戦いを挑んでいくのだった。
※各話2000字程度
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 06:12:07
182640文字
会話率:45%
核兵器の使用を伴う三度目の世界大戦が終わった後、地球上には無秩序が残された。身を守るためには武器が必要になり、そのせいで世界中に溢れた武器が戦争に使われる。
そんな世界の裏側で暗躍する組織がひとつ。戦争によって得た「旧支配者の遺産」と呼ば
れる資金源をもって四度目の世界大戦を引き起こし戦争経済を拡大するために。
そしてそれを阻止しようとする部隊がひとつ。強襲揚陸潜水艦「ウィスペル」と空中空母「ストリボーグ」を軸とした、戦争根絶を掲げる部隊が。
これはその部隊に属するやたらめったら強いバカどもが
重すぎる世界観とは1ミリも関係なく騒いだり
ふざけたり
でもやっぱり結局世界を救ったりする物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 15:56:50
6543文字
会話率:54%
全世界が新型ウィルスに侵され、世界経済が悪化。治安が悪化して各地でテロが頻発。人口が減少した世界は、各国が協力し合い国連の延長線上に世界政府を設立し、テロ集団の撲滅を図る。そんな中、世界政府に追い詰められたとあるテロ集団が核爆弾と細菌兵器を
使用。地球は後100年は人の住めない劣悪な環境に陥ってしまう。人類存亡の危機を感じた世界政府は優秀な人材を厳選して大型宇宙船で宇宙避難計画を実行するが、生き残った人々の多くは地球に取り残され、わずかな資源をめぐって争いだした。そんな無秩序な社会を纏めようといくつかの組織が現れるが、結局は互いの覇権を争うことになる。その中の一つ、新地球連合軍の幹部は遺伝子操作によって人類をより強靭な生命体へ改良しようとしていた。その為に彼はある遺伝子を探していたが、その遺伝子を持つと考えられる青年は既存組織に反発する革命ゲリラの一員だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-12 07:11:51
7934文字
会話率:47%
時は現代。
世界的戦争の開戦と終結を発端に、裏社会と表社会が無秩序に分かたれた世界には、ある現象が存在した。
「転生」と呼ばれるそれは、歴史上に名を残した者たちが、善人悪人関係なく、前世の記憶と超常の力を得て再び生を受けるというもの。
彼等
の存在は、歪んだ世界に悲劇をもたらすか、奇跡を起こすか―――――?
お聞かせしましょう、元偉人たちの怪奇録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-04 01:42:44
5349文字
会話率:44%
あるとき世界に漏れ出た煙、そしてそこから現れた悪魔達、彼らは人間から星を奪うに十分な力を持っていた。
大陸のつながりは失われ、土地を失い、家族を失い、統治を失い、人々は力の支配する無秩序へと逆行しつつあった。
最終更新:2024-02-26 06:59:06
6433文字
会話率:30%
イム・クリウスは無秩序の星第4惑星ディソルダイン出身、彼はスペースデリバリーの仕事を日々頑張っている。実はこの職は何でも屋的な存在だった?!この職で異星で謎の現象に遭遇し、仲間たちと冒険へ!異星文明や神々の秘密に迫り、謎に満ちた宇宙と星の誕
生に迫る!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 00:23:22
648文字
会話率:0%
1999年、4月。
世界中で発生した『アンチ・ワールド』と呼ばれる謎の反物質空間が、世界の「形」を変えた。
時空は歪み、人々の暮らしや日常は失われ、物質は反物質の闇の中へと葬り去られようとしていた。
たった1つの「時間」と、——「
空間」を除いて。
世界が無秩序な原子の海に呑まれようとしている中、物質と反物質の境界線上に残った新都市、グラウンド・ゼロでは、「最後の人間たち」と呼ばれる特殊能力者たちが、独自の文明と発展を遂げて生活していた。
反物質を操る“イノセント”と呼ばれる怪物たち。
アンチフィールドと呼ばれる『黒点エネルギー』が街を汚染する中、人々は戦う。
かつて世界を覆っていた確かな時空と、——広大な「空」を追い求め。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 20:46:56
16002文字
会話率:2%