堂杜祐人(どうもりひろと)は異能を受け継ぐ最強の霊剣師の家系、堂杜家に生まれた。
しかし、父と母から霊力、魔力と相反する力を引き継いでしまい、魔力側だけを封印されると霊力がただ漏れ出るだけで、どちらも全く行使できないという特異体質になって
しまい、力の継承ができなかった。
そのため、祖父である纏蔵(てんぞう)の知人の孫韋(そんい)から仙道能力の修行を受ける。
祐人は、その仙道習得に天賦の才をみせ、その過程で仙氣が霊力にも魔力にも反発をしないという特性を知り、霊力、魔力の同時行使という強力無比な力を振るうことが出来るようになったが……、
その力にはある重大な代償が伴うものだった。
高校入学時に超自由人の祖父纏蔵に生活費を使い込まれると、生活苦になったからと無茶な理由で家を追い出され、学費は出世払いで構わないとしてくれた蓬莱院吉林高校に入学する。
そこで過去に祐人を振った幼馴染の茉莉や友人の一悟、静香と高校生活をスタートさせるが、様々な不運で家計は火の車。
良いバイトも見つからず、金銭面での不安が拭えない祐人は、生活のために堂杜家のタブーでもある世界能力者機関のランク認定試験を受験することを決意する。
ポジティブな主人公です。
ご感想を頂けると嬉しいですm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 13:10:35
1549171文字
会話率:45%
名門“セイクリッド・ブライトソード”魔法学院。
炎・雷・光といった華やかな力が集う中、ハルの能力は“たった1メートルのテレポート”のみ。
しかし落ちこぼれ扱いされながらも、仲間と共に潜む脅威を打ち破り、やがて世界を揺るがす陰謀と対峙する
運命を知る。
その1メートルが、誰かを救えるなら――地味な歩幅であっても構わない。
仲間との絆を武器に、少年は最弱の力で最強の道を切り拓く!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 07:50:00
73784文字
会話率:35%
今日、俺は好いてもいない女と結婚しなければいけない。ただし、これはあくまで白い結婚だ。
夜会やパーティーに顔を出せば出すほど令嬢たちからの求婚の手紙が山ほど送られてくる。そんな毎日にうんざりしていた。
そこで、【手中に収めやすい、
自分より幾分か歳が下であり、爵位も下。婚約者もおらずあまり表に顔を出していない令嬢】を探した。
完璧に当てはまる令嬢は流石にいないと思っていたのだが、思いの外早く見つかった。結果、ウォートリー子爵家の令嬢である、エヴァリーナ・ウォートリーと婚約を結び、一週間後である今日に籍を入れた。貴族にしては異常な速さであることは分かっていた。
結婚式はしなかった。所詮はお飾りの妻に、そんな大層なことをする必要はないと考えたから。
お飾りの妻だと伝えれば、どんな反応をするだろうか。正直なところ、なんだって構わない。予想は着いている。
どうせ癇癪を起こすか、お飾りなのを理由に、散財するか、愛人をつくるか、はたまた俺を惚れさせようとしてくるのか。なんだって良いが、俺は微塵も結婚に、そもそも女性に興味がない。
金しか見ない女を、名声しか見ない女を、権力しか見ない女を、爵位しか見ない女を、俺はどうしたって興味も持てなければ愛せもしない。愛することが出来ない。今のうちにはっきりさせて、変な期待は持たないでもらう。その方が、彼女にとっても良いだろう。
今から言うことを理解してくれなくとも構わない。ただそれが真実であるのだから、否定だけはしないでもらいたい。俺から君に願うのはそれだけだった。
「私が君を愛することはないと思え。君はただ、私のお飾りの妻として徹してくれたらそれで良い」
「…そうですか。では、私のお飾りの妻として許容してくださる範囲を教えて頂きたいです!」
「…………は?」
__意味が…分からん…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 06:00:00
3577文字
会話率:27%
十七歳の伯爵令嬢アイシアと、公爵令息で王女の護衛官でもある十九歳のランダルが婚約したのは三年前。月に一度のお茶会は婚約時に交わされた約束事だが、ランダルはエイドリアナ王女の護衛という仕事が忙しいらしく、ドタキャンや遅刻や途中退席は数知れず。
先代国王の娘であるエイドリアナ王女は、現国王夫妻から虐げられているらしい。
二人が久しぶりにまともに顔を合わせたお茶会で、ランダルの口から出た言葉は「誰よりも大切なエイドリアナ王女の、十七歳のデビュタントのために君の宝石を貸してほしい」で──。
アイシアはじっとランダル様を見つめる。
「忘れていらっしゃるようなので申し上げますけれど」
「何だ?」
「私も、エイドリアナ王女殿下と同じ十七歳なんです」
「は?」
「ですから、私もデビュタントなんです。フォレット伯爵家のジュエリーセットをお貸しすることは構わないにしても、大舞踏会でランダル様がエスコートしてくださらないと私、ひとりぼっちなんですけど」
婚約者にデビュタントのエスコートをしてもらえないという辛すぎる現実。
傷ついたアイシアは『ランダルと婚約した理由』を思い出した。三年前に両親と弟がいっぺんに亡くなり唯一の相続人となった自分が、国中の『ろくでなし』からロックオンされたことを。領民のことを思えばランダルが一番マシだったことを。
「婚約者として正しく扱ってほしいなんて、欲張りになっていた自分が恥ずかしい!」
初心に返ったアイシアは、立派にひとりぼっちのデビュタントを乗り切ろうと心に誓う。それどころか、エイドリアナ王女のデビュタントを成功させるため、全力でランダルを支援し始めて──。
(あれ? ランダル様が罪悪感に駆られているように見えるのは、私の気のせいよね?)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 01:14:58
59278文字
会話率:39%
かつて、ハイネアン聖教国とラーズ=ヘル魔導帝国との間に巻き起こった終末戦争『聖魔大戦』を見事、終結に導いた男グレアム。
彼は剣聖とまで讃えられる最強の元冒険者であり、聖騎士でもあった。
しかし、戦後間もなく、そのあまりにも高い戦闘能力と強
大なカリスマ性を恐れた両国家から目の仇にされ、挙げ句の果てには暗殺されそうになってしまった。
それを嫌悪した彼は、これ以上の厄介事はご免とばかりに国を去る。
かくして彼は、安住の地を求めて、人知れず遙か海を渡ったグラーツ公国へと逃れ、片田舎の村で自由気ままなスローライフを始めるのであった。
しかし、それから数年が経ったある日のこと。
いつものように、森へ薬草採取の仕事に出かけていったのだが……。
そこで彼は、一人の幼女と知り合うのであった――
これは、脳天気で親バカな新米パパさんと、うちの子になった幼女の二人が、本物の家族になっていく物語。
ボディタッチ多めで脳天気な元最強冒険者。
説教癖がある、どこか天然なデレる転生ギルド嬢。
ヤンデレ化しそうになるポンコツ女騎士。
そしてただひたすらに可愛いうちの娘(こ)。
更におまけの勘違いギルド嬢トリオ――「誰が勘違いよ!?」
そんな彼らが巻き起こすドタバタ田舎暮らしを、ニコニコしながらお楽しみください。
少しだけ『ざまぁ』や『もう遅い』が入ってます。
あとは、『スキルクラフト』『村発展』『各種道具作成』『前世知識チート』もあり。
基本的に『コメディ』要素が強いお話です。
※都合により、タイトルを変更することがございますが、ご了承ください。
※カクヨム先行。あちらとはタイトルが異なります。
(そのうち、追い付きます。タイトルも統一します)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 21:01:28
76368文字
会話率:32%
【結婚して子供を生まなきゃ。爵位と領地を守れるのなら、愛がなくても構わないわ】
物語の始まりは人と召喚獣とが共生する神秘の国。ブラッドリー侯爵家の令嬢ライラは陰惨なイジメに晒されて以来屋敷を出ずに過ごしていたが、気がつけば齢十八。成人を迎え
、家門存続のためにと遂に引き籠もり生活に終止符を打つことを決心する。しかし成人の儀でライラが召喚したのは千余年続く国史の中で一度たりとも前列のない生物―――蛇の使い魔。しかも喋るしだいぶ生意気。
ライラと蛇は糾弾の憂き目に晒され、あわや断罪も免れないかと思われた矢先、ふたりの窮地を救ったのは第二王子であり現代の英雄とも称えられし青年、アランだった。
*****
「ねえ、ギル。もしこの世の全てが敵になっても、ずっと味方でいてくれると言ったわよね」
『言った』
「じゃあもし私が堕落して史上最悪の悪女になったとして、それでもあなたは私の味方でいてくれる?」
『当たり前だろ。蛇なんてそもそも忌み嫌われてる生き物だし。一緒に堕ちるところまで堕ちてやる。それに―――他の誰でもない、俺はライラの使い魔だから』
*****
これは卑屈で歪んだ令嬢が、数々の出逢いと苦難を通じて " 真実の愛 " を得る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 10:40:00
14526文字
会話率:49%
公都に設立された公立学園、通称「アカデミー」
設立以来、不肖の卒業生しか排出・・いや輩出できないポンコツ施設は最後通告を受けて窮地に立つ。
そんな事とは無関係に今日もギルドで依頼をこなし金を稼ぐ少年シオン。
久しぶりに財布に余裕ができ、心
にも余裕が持てた今日の良き日に面倒な話が舞い込んでくる。
「君、良い腕してるね。冒険者になる気は無いかい?」
「いや、もうすでに冒険者ですから」
「そうか、いや大したもんだ。君ならきっと良い冒険者になれるよ」
「いや、だからすでに本職だって」
「そうかそうか。で、冒険者になる気は無いかい?」
・・・おかしい。ちゃんと共通語を話しているのに一切話が通じない。
なり振り構わないアカデミーの必死な願いにシオンはため息をつく。
「わかったよ。じゃあ話だけは聞いてみるよ」
この事態・・・どうしてくれようか。
少年の物語が少しずつ動き始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 07:30:00
974463文字
会話率:49%
異世界に派遣してから約150年。人々は平穏に暮らしていた。
異世界にありがちな戦争は100%ではないがあまりない(但し内戦はある)。
各国は国の維持のため戦争をしたいが出来ない。なぜなら最強で最恐で最凶の日本自衛隊が常にいるからだ。
各
国は自衛隊に喧嘩を売る(怒らせる)ことは出来ない。売った瞬間破滅するからだ。
なので各国は自衛隊を怒らせることは出来ない。
人々は自衛隊のことをこう口を揃える。「お人よし軍隊だが怒らせるともの凄く怖い 怒らせると物理的に消される。」 今後どうなるかは本編で。
基本的に多人数の主人公がいます。
あらすじでは自衛隊のことを書きましたが外務省などの行政機関もいます。
基本的に「自衛隊最強!」や「日本国最強」であります。 例えるなら、水戸黄門でラストの「この紋所が目に入らぬか!」となり皆をひれ伏すのが近いかと思われます。そうイメージして頂ければ幸いです。
初投稿です。 至らない部分がありますが大目に見ていただければ幸いです。
(主はオタクまでではありませんがアニメ好きです。次いでに多少のゲームも嗜む程度には)
※この作品はほぼフィクションです。自分の妄想をそのまま反映する形ですので賛否は必ず出ますがご了承下さい。
誤字脱字や訂正なども多数ありますがそちらもご了承下さい
それでも構わない方のみご覧下さい折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 23:00:00
1240248文字
会話率:92%
多くの幻想なる生命が生き、神秘と魔法が混ざり合い神々が見つめる今の世界のプロトタイプ、【レプライル・サラス】と言われる異世界。
世の基盤を創造した創世の女神が、人を生み出した大神に敗れ去り邪神として語り継がれ今に至る。
世は人が統べ人こ
そが至高というリスペリアン神聖国が世界を闊歩し、人ならざるものとそれを反するものが迫害される。
主人公エストレア。シェートリンド王国の公爵令嬢は自覚なき転生者だった。
不慮の事故で転生を果たすが自身はある出来事を機に人ではないことを理解し、そして真の肉親は既にいなかったーー。
紅 諸葉改め、エストレアとしてこの世に生まれ自身がこの先多くの冒険を得て、何を見て、何を理解するのか。
いずれその背が示す、その歩む覇道は何を導くのか?それでは始めよう。
ーーそう、これは朱い、紅い英雄譚。紅い髪をたなびかせ世を朱に染めよ
目覚めた力、強者として、王の血としての覚悟、賢者マリウスとの旅と得る仲間、勇者との出会い、神との闘いーー。
彼(彼女)はなにを見て、なにを得るのかーー。
「私は知らねばならない、何を犠牲にし、何を手に取るべきだったのか。己はその胸に誓う使命を果たすまでーーー!」
血に染めた薔薇の大輪の如く、覇道を鮮血と燃える焰の意思で理想を築く、駆け抜ける始まりの王道譚ファンタジーが幕を開けた。
『紅蓮の姫』のリメイクです。こちらをメインでやって行きたいと思います。
平均7000文字で書いています。
前作で足りなかった物語のボリュームを上げています。
※注意!!!性転換作品ではありますが主人公は序盤はTS成分は薄めです。タグにある勇者合流までお待ち下さい。
それでも構わないという優しい方は、もしよろしければ感想、評価などよろしくお願いします
かなりの長編ストーリーを考えております。なので、ストーリーはなかなか進まない感じがすると思いますが、応援お願いします。
作品は完成次第に投稿します。なので、最低でも二週間から一月はないと思いますが三週間くらいの間隔で投稿します。時間帯はバラバラです。ご了承下さいませ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 11:47:21
807711文字
会話率:37%
第3期903年。
世界を七分割する大企業達は資源や利益を獲得するための戦争を止めようとせず、ただひたすらに利益を求めて争う救いようのない終わりを迎えるだけの世界。
創造主の人間と、創造物の獣人たちが共に暮らすこの世界で、自分達の安寧の地を
探して彷徨うある獣人姉妹のお話。
※
プロローグと第一話、最終話以外はタイトルごとにそのお話は完結しているようにするつもりです。どこから読んでいただいても構わないように作っていくつもりですのでどうかよろしくお願いします。
この作品はPixivにも掲載しています。
Pixivの方には細かい設定も載っていますのでよろしければこちらの方も見て頂ければと思います。
→https://www.pixiv.net/novel/series/7447525折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 10:24:46
479869文字
会話率:37%
「あー、壊しちゃったかぁ。これは君、死んだね」「構わない。死にたかったんだもの」「それじゃあ……死なせてあげない!」。
虐げられ人生に絶望し祠を壊した少女と、祠が壊されたせいで長い眠りから叩き起こされてしまった気まぐれな神様の、和風恋物
語。
(Twitterで流行ってる祠壊しムーブメントに滾って勢いで書き始めました。R15は念のため)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 11:10:00
118606文字
会話率:42%
不運な人生のまま死亡した九十九秀。それを哀れんだ謎の声の主ミラージュによって異世界転生を果たした彼は、赤子から第二の人生をスタートさせたのだった。一度目が不運だったために、ミラージュにより転生補正を強く与えられた彼はクリストファー・ガルシア
という名を得て田舎で家族とのんびり過ごすのだが……悪魔にドラゴンに、幼いながらも気に入られて!? 魔法と魔獣たちとの契約、学院、多くが絡む異世界ファンタジー、今、始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 22:25:23
147998文字
会話率:44%
3度目の異世界召喚。
魔王を倒し、世界を救ってくれと神に頼まれる元勇者、秀一郎。
「だが、断る! 何度も行ってられるか」
異世界は飯が不味いし、娯楽がないという理由で断る。
そして飛ばされたのが科学が進んだ世界だ。
「文明が進むと科学
が発展し、魔物は脅威では無くなる。魔王も同じじゃ。逆に脅威になるのは人間の方だ」
人間同士の争い。
戦争。
人は争うことを辞められない種族だ。
「武技や魔法が役に立たんのじゃ、今までのようにいかん」
科学が発展し、魔法が廃れた世界。
銃火器が存在する世界。
呪文を唱えている間に一発撃てばそれで終わる。そういう世界で魔法は役に立つのか?
「その世界に魔王は存在していない。行ったら帰って来れんが良いのか?」
「構わない。未練はない」
今度は自由に生きることにした。自分のために。
そして異世界へ。
「強大なタンカーが浮いているよ。飛行船?」
「シールド? あれが魔法を防いだ原因か」
3度目の異世界生活が始まった。
今度はスローライフ?を目指して。
これは、元勇者が宇宙船を手に入れて、自由に生きる物語。
※ラブコメ要素はありません。
戦闘も少ないです。
興味があれば読んで頂くと嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 22:00:00
399703文字
会話率:38%
十年前、上司だったあのひとは私を無理に愛人とした。最近は愛情も感じていたのだ。
しかし、あのひとは冷酷な性格だった。せっかく作ったお弁当を、あのひとに捨てられ、私は悲しんだ。
そんな頃、浮気を妻に知られたあのひとはあっさり私を棄てた。あのひ
とへの復讐を私はあの弁当箱に誓った。そのためなら、奈落に落ちても構わない。
そうして、鬼になった私はあのひとを食い殺した。復讐の仕上げとして、空っぽのままのあの弁当箱に、私はあのひとの残骸を詰め込んだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 04:32:45
845文字
会話率:35%
魔界に住む俺は大魔王アゼル。今、闇堕ち寸前だ。
元々光属性だった俺は何故か知らないうちに闇に包まれている。
あぁ、早く世界が滅ぶなら滅んでくれ!!いっそもう俺ごと壊してくれても構わない!!そんな俺が‥‥‥‥知らないうちに世界を救っていて?!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 14:39:23
1063文字
会話率:28%
本作はファンタジーの設定を中心に語るが、最初に言うべきことは、ここで書かれたことを馬鹿正直に従う必要は全くない。
何せ細かな設定を重視しない大ヒット作が実際存在していて、壁から学校行きの列車に乗れるイギリス小説がその最たる例だから。何事も強
みを活かす事のが大事だろう。
近年、日本のファンタジー作品は中世風が盛んで、現実の中世ではありえないことなどもよく指摘されているが、筆者は内部的矛盾さえなければそれでも別に構わないと思っている。何せ、RPGの始祖たるあの有名なTRPGもそうなのだから。
まぁ、果たして「中世」風と言えるかどうかはまた別の話だが...
ただ、その作品の世界観において、特定のものや習慣が存在し得るかなど作中の内部的矛盾となると、話が違ってくる。
ファンタジーは自由に世界観を設定し、書きたいように書くことは可能だが、小説ってものは「説得力」が大事だ。
如何なる話であれ、読む側に違和感を持たせないよう、設定や物語は少なくとも「こうあってもおかしくはない」程度に筋を通す必要があるだろう。
『現実は小説より奇なり』とは言うが、あまりにも違和感を持たせると読みもらえにくくはなるだろう。
だが設定を事細かく書けばいいのかと言うと、そうでもない。
人は全知たり得ない、故に書けば書くほど間違いが出やすい、そうすると却って違和感を持たせることになる。専門分野の知識が関わると特にボロが出やすいだろう。
ただ、設定を立ててそれを前提に考えて書くのと、考えもせずにただ書いていくだけとでは、矛盾が発生する可能性は段違いなのだろう。
本作はそれらを検討し、ある程度理に適った設定でファンタジー世界を設定するための思考過程を検証していくものである。
ただ、前述のように、強みを活かす事のが大事なので、細かな設定よりも文章力やキャラクターで勝負するのは全然ありだと筆者は思っている。
最後に、筆者は日本の義務教育を受けていない文章力も何もない台湾人なので、表現がおかしかったりする事があったら遠慮なく言ってきてほしい、質問もできるだけ答えていく予定。少なくとも書き始めた今のところは...。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 16:20:02
20669文字
会話率:1%
ブラック企業に就職し、社会人になって三年目の高瀬悠也(たかせ・ゆうや)は仕事で多忙な日々を過ごしていた。
プライベートの時間もない仕事だけの毎日に疲れ果てたクリスマスイブの夜。その日の仕事帰り、人生に疲れて自殺しようした悠也は、10
年前に突然転校してしまった腐れ縁の幼馴染だった涼風咲茉(すずかぜ・えま)と偶然再会する。
高校一年生の時、咲茉は誰もが見惚れる美人でスタイルも抜群と将来は安泰だと思っていたのに――なぜか今はコンビニでバイトしてる実家暮らしの生活を送っていた。
久々に会って話が弾んだ後、悠也が咲茉を心配して家まで送り届けてると突如通り魔に襲われてしまい、二人は殺されてしまう。
だが次に悠也が目を覚ますと、なぜか咲茉と二人で高校生だった頃にタイムリープしていた。
突然の出来事に困惑する悠也だったが、夢でも現実でも構わないと言った咲茉が“ある提案”する。
「折角なら……私達で青春とか恋とか、一緒にやり直してみない?」
咲茉の唐突な提案によって、悠也は彼女と二人で失ってしまった時間をやり直すことになる。
咲茉と一緒に楽しい時間を過ごす悠也だったが、高校一年生の夏に彼女が転校することになった事情を知ることになり――
これは大人になって再会して昔好きだったことを伝え合った二人が過去に戻って、もう一度互いを好きになる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 19:39:40
633281文字
会話率:38%
名作恋愛アクションRPG『アルテナ・ファンタジア』
俺はそのラスボスであるルシエル公爵――の配下であり、エピローグの一文で『ルシエルの配下は全員処刑されました』とだけ説明されるモブ悪役貴族、クラウス・レンフォードに転生してしまった。
「
この際だ。モブキャラに転生したのも、最後に殺されてしまうのも構わない……ただ、原作のようなつまらない最期を迎えるのだけは勘弁だ!」
そこで俺は、ラスボスとして主人公やヒロインたちに倒される最期なら、満足いく大往生を迎えられるのではないかと考えた。
そうと決まれば、やることは一つしかない!
「ルシエル以上のラスボスになるため、悪行を積み重ねて悪のカリスマになってみせる!」
それから俺は貴族という立場を利用し、様々な悪事を行っていくことになる。
しかし、この時の俺は知る由もなかった。
悪行の全てが裏目に出て人々から勘違いされた結果、俺が歴代最高の名君だと崇められるようになってしまうということを――
別サイトでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 11:00:00
176975文字
会話率:30%
顔面一千万点、性格二十点。
伯爵令嬢、レティシア・フォンディアは自分が『かわいい』ことに至上の価値を見出していた。
彼女はいつだって完璧な人だった。
周りの目が全てであり、自分のかわいらしさが何よりも大切だった。
見た目が可愛らしいだけ
ではダメ、性格も、仕草も全て。
どれだけ同性に嫌われても、悪役令嬢として噂されても構わない。
自身が『かわいい』ことこそが最も重要であり、他には何もいらない。
そう、レティシアはルックスは抜群だが性格は最悪の悪役令嬢だったのだ。
そんなある日、顔見知りの令嬢から
「よくも私の婚約者を奪ったわねっ!」と
全くもって身に覚えのない話をされてしまう。
みんなの理想の『かわいい』私でいるために淑女を演じて、令嬢を落ち着かせたが。
聞く耳も持たずに、何度もしつこく責め立てる令嬢。
どうしてこんなにも、責められなければならないのだろう。
どいつもこいつも、私が何をしたっていうの?
レティシアは限界だった。
その時、彼女の本性がむき出しになった。
今までの演技を捨て、本音を吐き出した。
だが、ふと冷静さを取り戻したその瞬間、視線の先にアナスタシス公爵令息が立っていることに気が付く。
彼がどうしてここにいるのか。
(あぁ、ついに本性バレちゃったのね。)
私の『かわいい』ところが好きなんでしょ?これでもう婚約は解消ね。
はいはい!さよなら、さよなら。
そう思っていたのに。
…どうして彼は私の手を離してくれないの?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 11:48:25
40909文字
会話率:34%
TL小説オタだった私、転生したら超絶美人ママンに可愛がられる赤ちゃんになってました。
自分の容姿も将来有望なのではとwktkしてたけど、あれ?もしかして私のママン、前世で読んでたシークレットベビー系TL小説のヒロインさんなのでは??
もっと
言えば、ヒーローの家族が生理的に受け付けなさすぎてイライラしてた、あの作品のヒロインなのでは???
シングルマザーになってるってことは、読んでキレ散らかしてたエピソード、実績解除済みってこと????
絶 対 許 さ ん。
小説じゃ優しいママンがヒーロー家族を許してハッピーエンドだったけど、酷いことしてきた相手とあっさり和解してキャッキャウフフとかできるはずない。何より今のママンは女手一つで私を育てる立派な母親。大好きな彼女を不幸にするやつはみんな敵なのである。
自己満足でも構わない!私のストレスフリー人生のためのぷちざまぁ作戦が幕を開けた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 12:00:00
2234文字
会話率:8%