高校二年生の松平葵(まつだいらあおい)はいつも放課後ひとりで、教室に残って小説を書いている。
梅雨時のある日、放課後にほんの少し席を外した。無人であるはずの教室で声が聞こえるが、それは自分の書いた小説の中の台詞だった。窓際の一番後ろ、自分の
席で書きかけの原稿用紙を手にしていたのは、クラスの陽キャ・月山瀬名(つきやませな)であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 14:39:44
25212文字
会話率:30%
台湾人留学生の王美竜とゼミ友の蒲生希望は、梅雨シーズンの長雨にうんざりしていた。
そこで英気を養うべく、講義後に学生街の居酒屋にしけ込んだのだが…
(本作品は、しいな ここみ様御主催の「梅雨のじめじめ企画」の参加作品で御座います。)
最終更新:2025-06-21 06:21:52
3732文字
会話率:39%
キョンシーの台湾人女性がボケ役で、普通の日本人女子大生がツッコミ役の女性コンビ。
梅雨シーズンになるとキョンシー女子大生のライフスタイルにも色々変化があるようで…
(本作品は、しいな ここみ様御主催の「梅雨のじめじめ企画」の参加作品で御座い
ます。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 06:10:51
4996文字
会話率:100%
空腹を満たすべく食卓へと向かったら……。
最終更新:2025-06-16 03:00:00
692文字
会話率:0%
私こと岸川香澄は雨の日が大嫌いだ。特に梅雨時の雨はたちが悪い。蒸し暑いから下着や制服に汗が染み込むし、周りから注ぎ込まれる泥水が靴下を汚す。あの気持ち悪いナメクジだって自然発生しちゃうし、何より、いつも楽しみにしている野球部の練習を見る事
が出来ない。
そんな梅雨時の一時、私はあこがれていた人――神崎樹先輩と下校口で一緒になった。先輩のマウンドで投げる姿が格好良かったから、無理だと言われた受験を乗り越えてきて、でも、それなのに、先輩がマウンドに立てなくなったのを知らなかった。
そして、県大会の一回戦当日……。私はもう一度、あこがれていた、あの先輩の姿を見ることになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 20:44:20
15886文字
会話率:44%
或る青年の話である。
尤も彼が生きてゐたかどうか、それすら明瞭とは申せぬ。
何故なら彼は、既に其の時分――心という器の半ばに、透き通った水の代りに、どす黒い濁流を湛えてゐたからである。
名は蒼井尚紀。十九歳。
彼の心は冷えてゐた。
ぬるく、湿って、まるで梅雨時の石畳のやうに黴びてゐた。
朝目覚めると、胸の奥が軋む。
夜眠ると、夢にすら他人の声が混じる。
誰かに抱かれたいのではない。
誰にも見られたくないのでもない。
――ただ、何かに「触れてみたい」と、彼は願った。
大正十三年。帝都。
銀座裏の《三月堂》。
あの夜。
あの女。
あの眼差し。
蒼井尚紀は、確かに彼女に出逢った。
だが其れは、出逢ひではなく、落下の始まりだった。
最初から壊れかけていた彼は、やがて、壊れてゐることすら思い出せなくなるだらう。
――そして、誰も居なくなった硝子の夜にて、ただ己の名だけを噛み殺すのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 01:51:46
12893文字
会話率:19%
大学生の松下美桜は、梅雨時期の雨の中捨てられていた白猫を拾ったのだが、その猫は人の言葉を話す化け猫だった。一時は改めて捨てることを考えたが、結局は、一緒に暮らすことを選んだ。
その日から美桜のウチは、いろんな動物をはじめとして、幽霊やあ
やかしなどが困りごと(という名の厄介事)を持ち込んでそこを訪れるようになったのだった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 12:15:39
52466文字
会話率:68%
梅雨時の所感のようなもの。
最終更新:2024-08-15 16:49:21
691文字
会話率:0%
高校1年生の梅雨時。親の出張で一人暮らしを満喫している平々凡々の僕は、とある雨の日、顔の良すぎる隣人である鎖錠さんと出会う。
隣室の玄関前。ずぶ濡れで膝を抱えて座る彼女をほおっておけず、自室に招くことにした。
そこまでは良かったのだが、
「
好きにすれば」
と、濡れた服が気持ち悪いと脱ぎ出すは、シャワーを浴びた鎖錠さんに貸したパーカーにおっぱいは収まらないは、
無防備で、どこか自暴自棄な彼女にたじたじ。
翌々日には、どういうわけか学校にまで現れてお弁当を手渡してくる。
コスプレ不法侵入か? と言うと鎖錠さんは隣の席を指差す。
そこは入学時からの空席。不登校の生徒の席で――。
「鎖錠ヒトリ。よろしく、お隣さん」
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■スニーカー文庫様にて書籍発売中!
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 08:10:00
198700文字
会話率:20%
「猫がついてくる? そうか、牛車を止めて餌をおやりよ。ちょうどいい。私も家に帰るのを遅らせたいと思っていたのだ」
梅雨時の火灯し頃(夕方)、雨音がこもる牛車の内側で、男は手に持っていた筆を止めた。
束帯姿の男は新婚で、これから我が家
に帰るところであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 14:27:17
6518文字
会話率:33%
もどかしい関係。しかし、これもまた青春だ――。
雨が多くなる梅雨時。その日も雨が降っていた。
少女は面倒だと感じながらもいつものようにバスを待っている。
通学のためだから仕方ない、そう思っていても朝から混んでいる中に飛び込むのは気が引け
る。
しかし、少女の目的は他にもあった。
それは――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 16:01:09
2657文字
会話率:35%
19歳の梅雨時に書いたお話です。
最終更新:2023-07-31 15:36:30
1349文字
会話率:27%
出会って2年。告白をする。
最終更新:2023-07-02 01:33:10
1459文字
会話率:67%
梅雨時の出会いについてです。ベタな展開です。まあこんな出会いはないと思いますけど、ちょっと書いてみたかった。
キーワード:
最終更新:2022-07-04 21:33:37
443文字
会話率:25%
ジメジメとした梅雨時期のとあるユーザーの嬉しかったことを報告します。
最終更新:2022-06-25 11:12:34
441文字
会話率:0%
梅雨時でも、今朝みたいに乾いた朝もある。会いたい、それでも、会わずに済むなら、そっとしていたい、そんなことも思う。心を触れない、死んだらわかるのかな。あのひとつだけは、なぜ、侘びしいんだろう。
最終更新:2022-06-04 09:42:17
414文字
会話率:0%
うつむきがちな花がちょうど良くなった。梅雨時の花の魅力は、強いけど、お淑やか。好みのことを聞かれたら、強いけど、お淑やか、と言いそうになる。
最終更新:2020-06-20 16:10:04
206文字
会話率:0%
梅雨時の夕方、明日のことを考えた。毎日、毎日、なんとなく明日を迎えるけれど。明日、ぼくは、楽しい。
最終更新:2020-06-13 18:00:48
238文字
会話率:0%
数年前から憂鬱を抱える高校生のちょっとした物語。気分転換として梅雨時期に外出するが…
最終更新:2022-02-27 00:09:42
3021文字
会話率:0%
ある世界を創りたもうた、創世神と創世の女神。二柱の夫婦神は、降り続く雨に飽き飽きしていた。天界は今、梅雨時季なのだ。うんざりしている妻に向かい、夫の神は「ぼくたちの子どもの様子を見ないかい?」と、大きな水晶玉を持ち出して……。
さまざまな掌
編をつなぎ合わせてこしらえた、オムニバス長編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-29 20:36:12
107840文字
会話率:20%
梅雨時に迷い込むのは、悩みを抱えた人ばかり……。
最終更新:2021-07-18 18:25:53
7564文字
会話率:47%
恥ずかしがり屋の僕は梅雨時期で客足が遠のいているミュージックバーで歌う日々を過ごしていた。
ある日いつものように歌おうとすると七色に髪の毛を染めたアヤという女の子が話しかけてきた。
最終更新:2021-07-12 01:41:02
11605文字
会話率:29%
梅雨時期は、頭痛で悩んでいる方が特に多いような気がします。そう、私自身も。頭痛持ちには常識かも知れませんが、私の場合の付き合い方です。
最終更新:2021-07-07 12:52:33
1108文字
会話率:0%