「俺なんて剣を振るしか能がないから、ひとりで迷宮に突っ込んだりしたら、二度と出てこられないかもしれないぞ。はは」
Sランクパーティに所属する主力剣士・ジルは最高難度迷宮の攻略中、すったもんだあった末にたったひとりで置き去りにされてし
まう。
ただでさえ致命的な方向音痴のジル。そのうえ普段かけていた眼鏡がメッタメタのズッタズタに破壊され、もはや自力で地上に戻れる見込みは爪の先ほどもない。どう考えてもその場で救助を待つほか活路はない。
「ふっ……。口ほどにもないな、最高難度迷宮……!」
しかし方向音痴に特有の根拠のないトンチキ自信と卓越した剣の腕を武器にジルは進む。ずんずん進む。書物に残された歴史上、まだ誰も踏み入ったことがないはずの領域をガンガン進む。途轍もない力を持つ魔獣が出てきてもよく見えないままズバズバ斬って捨てる。
やがて現れる似たような方向音痴ども。
徐々に姿を現し始める迷宮の本当の姿。
やがて訪れる「もしかして俺って何ヶ月もかけて出口から遠ざかってないか?」という悲しい気付き……。
一方地上では、彼を捨てて行った冒険者パーティにも不穏な空気が立ち込めて……?
そんな感じの準最強主人公系ファンタジー。
*完結済
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 18:12:57
587699文字
会話率:40%
セルマと魔導師たちによってガベリアの地が甦ってから、十年が過ぎた。
高等魔術学院二年生の少年、ベスは自警団の魔導師を目指して勉強と訓練に励んでいた。ある日、寮の同室者で友人のクライドから頼み事をされる。それをこなすために部屋を離れた数十分
の間に、クライドは忽然と姿を消していた。
部屋は血塗れ、目撃者は無し。寮に出入りした不審者もいなければ、彼が玄関や窓から寮の外に出た形跡もない。
クライドは自分の意思で失踪した、という自警団の見解の元、ベスは仲間と共に彼を探し始める。何のために部屋をあんな状態にしたのか、クライドは何が目的で失踪したのか。やがてゴシップ誌が事件を書き立て、更に、似たような失踪事件が別の場所でも発生する。
全ての謎が明らかになり、ベスが知った友人の本当の姿とは――。
『Ecphore―闇を巡る魔導師―』の登場人物も再び顔を出す、シリーズ第二弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 17:54:20
242166文字
会話率:53%
世界中に遺跡、ダンジョンと呼ばれる洞窟が出現して10年という時が経った。仕事の遅いことで有名な日本では、様々な利権が絡みいまだ法整備も整っていない。そんな中、関東一円でダンジョン管理を行う会社、公益財団法人ダンジョンワーカーに入社する1人の
少女の姿があった。夜巡 舞、彼女はそこでダンジョンの本当の姿を知る。ゲームの中のような雰囲気とは違う、地球の病巣ともいえるダンジョンと、それに対処する人々、そして舞の抱える事情とは。現代社会にダンジョンなんてあったってなんの役にも立たないことが今証明されていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 10:07:31
312335文字
会話率:41%
「誓いの言葉も口づけも必要ない。どうせこの婚姻は愛の欠片もないものだからな」
悪女と評判の相手と結婚を強いられた辺境の領主は、花嫁を教会に置き去りにした。すぐにでも離婚できるようにと素顔を仮面で隠し酷い態度をとる。しかし彼女は事情があって悪
女になりすましているだけの別人だった。
不本意な結婚を強いられることになった二人が、互いに偽りの姿と本当の姿の両方で交流を重ねていく、嫌われから始まるちょっぴり切ないラブストーリーとなります。ヒーローはわりとすぐ反省しますが、最初のやらかしで距離が縮められないヘタレっぷり。ヒロインはヒーローが気になるけど目的の為に自分を犠牲にしようとする健気ちゃん。でも最後はハッピーエンドです!
本編68話。番外編も書く予定。自筆のキャラ絵も入る……かもしれないw
どうぞよろしくお願いいたします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 21:00:00
95452文字
会話率:48%
小さな頃から童話に出てくるような、優しくてかっこいい王子様に憧れていた少女、紗奈(さな)
過去のトラウマが原因で自分に自信がなく、教室の隅で大人しくしているようなら少年、悠(ゆう)
ある日、紗奈は悠の本当の姿に出会い……。
この作品は
他サイト「カクヨム」にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 20:00:00
644075文字
会話率:59%
ある日、おっさんだか、少年だか、青年だか――ともかく”彼”は魔法少女になった。自分の本当の姿も、過去も、忘却の向こう側へ仕舞いこんでしまった彼は一人の幼女のために世界を救う。そして、その少女のために世界を敵に回す。狡兎死して走狗烹らる……
魔王を倒した勇者に居場所はない、その力は畏怖され、そして排除対象となる。『危険だから殺す』という”正義”によって彼だった彼女と、そして小さく愛らしい少女も断罪される。それは”世界を救った”という罪。
――ただイチャイチャしたいだけの主人公と、幼く何もわかっていないお姉さんぶりたいだけの幼女が紡ぐ崩壊と再生の物語。世界を噛み砕き、再構成する魔法少女はどれも純粋で……厄介者ばかりで。まともに休む暇もない!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 18:40:33
169166文字
会話率:47%
様々な匂いが好きな、匂いフェチの主人公(スノウ)。恋人や結婚相手は焼きたてのパンや焼き菓子であって欲しいといつも妄想している。冒険者養成所に在籍するスノウは、見た目はポーター(荷物運び)の格好のため仮免許Fランクと皆に思われているが、実はA
ランク冒険者のドールマスターであった。
数ある職業の中で不遇職No.1=ドールマスターとされているが、冒険者養成所で様々なスキルを身につけながら、錬金術のスキル(スキルスクロール)を習得するため、ソロでダンジョン攻略をしている。
とあるダンジョンクエストで魔女を救出したことをきっかけに、表舞台に出ることになる。不遇職とされるドールマスターの本当の姿が明らかになるとき、世界の理が大きく変わる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 10:04:19
54283文字
会話率:34%
四十路となった私は故郷へ帰ることに。
だが帰ってみるとそこはまるで異世界!?
どうなっているんだ?えっ、はぁ?妖精!?だから以前は見ることも感じることも出来なかった、故郷の本当の姿を見える様になったのか。
妖精となった私は、実は
神秘に溢れていた故郷での生活を満喫する。
※R15の場面はあるのかわかりませんが、一応。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 01:00:00
555929文字
会話率:34%
【毎週 月、水、金に更新!】
安定した営業成績を出せない落ちこぼれ営業の長谷川美琴は「Ms.007(ミス・ゼロゼロセブン)」と呼ばれ、社内で揶揄われていた。美琴の上司である平沢進士も社内で評判が悪く、美琴と同じ落ちこぼれ。しかし、彼の本当
の姿は外的から国を守る民間組織「プライベート・インテリジェンス」のエージェントであった。美琴は彼に観察眼や機転を利かせる能力を買われ、スパイとして勧誘される。
突然陰謀渦巻く裏社会に飛び込んだ美琴。非日常的なトラブルや脅威が襲い掛かる中、いかにして切り抜けるか?
そしてスーパーエージェント平沢進二との恋の行方は……!?
息をつかせぬバトルアクションとちょっぴり初心なラブコメディが絡み合う物語が、今ここに始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 00:02:44
2995文字
会話率:50%
自然豊かな美しい山々に囲まれた小国、コルベンヌ。
ここコルベンヌ王国には、太古からの精霊の加護が宿り、王国に生を受ける王族や貴族の髪には、『精霊色』という不思議な輝きが現れるのだった。しかし――
ロイズ伯爵家の令嬢として生まれたティーの
髪には、精霊色が無かった。
くすんだ灰色の髪のティーを、父親である伯爵は忌み嫌う。
しかも、ティーの異母妹であるアリーシアは、『ダイアモンド・プラチナブロンド』という稀少な精霊色を生まれ持っていた。
そしてティーは、アリーシアと義母エレノアの策略によって、ロイズ家から勘当され使用人にされてしまう。
不遇の日々を送るティーであったが、ある日ロイズ伯爵に、アリーシアの身代わりとなってクライン辺境伯家に奉公するよう命じられる。
クライン家でティーが付くことになったのは、辺境伯家の次期当主・セレスティン。
そう、それが――彼との出会いが、ティーの運命の扉を開く、全ての始まりだった。
みすぼらしい使用人だったはずのティーに隠された秘密。
捨てられた”灰色少女”の、本当の姿とは…?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 12:54:04
132027文字
会話率:41%
石の音を聞くことができる伯爵令嬢のエオノラは婚約者と従妹の浮気現場に遭遇する。
失意の中、屋敷を飛び出し気づくと、呪いで醜い容姿に変えられたという侯爵の屋敷前に立っていた。侯爵の顔を見た人間は死んでしまうと言われていて、急いで引き返そうとす
るも助けを求める石の音が聞こえてくる。
居てもたってもいられなくなって中に入ると、番犬代わりの狼や見目麗しい青年・クリスと出会う。
エオノラは侯爵が自室に引き篭っているものだと思っていると、クリスが自分は侯爵だと言ってきて――。
えっ、顔を見ても死なないどころか、私には侯爵の本当の姿が見えているの!?
一体どうして!?
果たしてクリスの呪いとエオノラの恋の結末は?
※ベリーズカフェでも投稿中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 15:00:07
124629文字
会話率:31%
神楽坂 雛人の官能小説に心を奪われ、背徳的な憧れを募らせてきた大学生・白石 香澄。
虚像のカリスマを保つために真実を隠してきた神楽坂だが、香澄は彼の本当の姿と作品の正体を知ってしまう。
文字から感じてきた官能と欲望は本物だったのか、それとも
ただの幻想なのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 09:00:00
22663文字
会話率:13%
冒険者「スイラ」の正体は竜(ドラゴン)である。
彼女は前世で人間の記憶を持つ、転生者だ。前世の人間の価値観を持っているために同族の竜と価値観が合わず、ヒトの世界へやってきた。
「ヒトとならきっと仲良くなれるはず!」
そう思っていたスイラだ
がヒトの世界での竜の評判は最悪。コンビを組むことになったエルフの青年リュカも竜を心底嫌っている様子だ。
「どうしよう……絶対に正体が知られないようにしなきゃ」
正体を隠しきると決意するも、竜である彼女の力は規格外過ぎて、ヒトの域を軽く超えていた。バレないよねと内心ヒヤヒヤの竜は、有名な冒険者となっていく。
いつか本当の姿のまま、受け入れてくれる誰かを、居場所を探して。竜呼んで「ヒトナードラゴン」の彼女は今日も人間の冒険者として働くのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 15:52:02
243216文字
会話率:45%
世界は 「選ばれし者」 によって創られ、支配されていた。
人間は最下層のカーストに位置し、異種族に従属する日々を送っている。
そんな世界で、一人の奴隷 が自由を求める。
カイン――鎖に繋がれたまま生きてきた彼は、ある日、反乱軍のリーダーで
ある異種族・ライネル によって解放される。
しかし、彼が持っていた 「ある力」 が、やがて世界の均衡を崩し、神々をも巻き込む戦いへと発展していく。
「選択する」ことが未来を変え、
「選択しない」ことが運命を決める。
カイン、ライネル、そして数多の者たちが、それぞれの信念を胸に、世界の本当の姿を暴くために歩みを進める。
だが、神々は言う――
「お前たちに、この世界を選ぶ資格はあるのか?」
これは、世界のコードを書き換える者たちの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 23:30:53
23814文字
会話率:45%
学校一の人気者で、誰もが憧れる先輩。けれど、彼女には誰も知らない不思議な秘密がある。見せる顔とは裏腹に、隠された本当の姿に気づいた時、俺は何を思うのか?
その秘密は、ただの噂じゃない
最終更新:2025-01-11 13:28:28
3339文字
会話率:41%
『月の妖精』と称される公爵令嬢マルティナはとても可憐で儚げな美少女。
でもそれは偽りの姿。本当の姿を知るのは彼女の身近にいる極僅かな人のみ。
そんなある日マルティナは婚約者である王太子と、その恋人と噂される子爵令嬢の逢瀬の場に偶々居合わせ
、自分を陥れようとしていることを知った。
「ここまで虚仮にされるなんて、やってらんないわ!冤罪なんて更にごめんよ!」
そしてマルティナは白昼堂々忽然と姿を消した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 23:38:39
580884文字
会話率:33%
ある街にイケメン兄弟が経営するお洒落なカフェがある。真面目で優しい兄の碧人(あおと)、明るく爽やかな弟の健人(けんと)。2人は今日も多くの女性客にほっと一息できるひとときを提供する。
ただし‥‥家に帰った2人の本当の姿はお互いを愛し、甘い時
間を過ごす兄弟であった。お店では「兄貴」「健人」と呼び合うのに対し、家では「あお兄」「ケン」と呼んでぎゅっと抱き合って眠りにつく。
そんな2人の前に現れたのは、大学生の幸成(ゆきなり)。純粋そうな彼との出会いにより兄弟の関係は‥‥?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 20:50:06
26971文字
会話率:40%
私の母校の高校が、アニメの舞台になった。地元は聖地になったらしい。
「実際の地元は、アニメみたいに綺麗じゃないぞ」
アニメの舞台に関して、裏情報や本当の姿を解説する。
キーワード:
最終更新:2024-12-21 07:07:42
7625文字
会話率:0%
田舎の農家の次男から切れ者の商会長に成り上がったジュリアンは、名門貴族のラグナス卿の領地再建に成功し、卿から娘ユノーとの結婚を提案される。
それに応じたジュリアンだが、誇り高い貴族令嬢の彼女との暮らしは息が詰まるようであった。
そんな折、故
郷への里帰りに妻を伴ったジュリアンは家族や幼馴染との再開に大いに弾けて、粗野な本性を見せてしまう。夫の本当の姿を見たユノーのとった行動は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 18:27:38
5930文字
会話率:17%
香りに敏感すぎる男子高校生の「僕」は、いつも匂いで人を見てしまう。そんな僕の前に現れたのは、まったく香らない“無香料女子”、甘すぎるシャンプーの香りを漂わせる“幼馴染”、そして大人びた香水が魅力的すぎる“先輩”。
香らないはずの無香料女子
の謎に興味を持ち、シャンプーの匂いに心を揺さぶられ、香水に翻弄される日々。香りの先にあるそれぞれの「本当の姿」を知るたび、僕の気持ちは少しずつ揺れ動いていく――。
「僕の鼻が選ぶ“運命の香り”は誰のものなのか?」
香りと恋が交差する、甘くてちょっぴり騒がしい青春ラブコメ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-18 01:35:08
11118文字
会話率:48%