ある日、未来の子供から届いた一通の手紙。その手紙は明らかに封筒に書かれた宛先の文字から読み取れるのは幼き子からのものだった。封筒に押された消印は2035年、地元の郵便局で押されたものだった。それは時たま送られてきた。
書かれていた内容は、今
生きている私たちへの感謝を込めた言葉ばかりが記されていた。しかしそれはまた、私たちにとっては残酷なほどに、厳しい現実と向き合い、とてつもない勇気ある決断を迫られていることを暗示するものであった。
今こそ、私たちはその感謝の想いを真摯に受け止め、行動に移してくださいと悲痛な悲鳴にも近い嘆きにも聞こえてきた。私たちが何気なく暮らしているこの便利な日常が、どれほどの深刻な現象を引き起こしているのか、強く考えさせられるものであった。
地球は今も刻一刻と大気中の温室効果ガスの濃度は高まるばかりであり、年間平均気温は上昇を続けている。このまま平均気温が上昇を続けると、地球上に生存している3/4以上の生物は絶滅の危機に晒されると言われている。ましてその前に食糧危機により各地で紛争が勃発する可能性が差し迫っている。
私たち今を生きる人間は、もはや戦争などやっている暇はなく、直ちに未来の子供たちにこの地球を素晴らしいものとして、また輝く未来を描ける社会を残してあげるための手立てを今すぐにとらねばならない。
感謝という言葉の裏に決めた大いなる現代社会への警鐘であり、生きる責務なのかもしれない。そして未来の子から送られた感謝の真の意味を現代社会を生きている私たちに、もう一度原点に立ち返って考えるきっかけを与えてくれたのだった。
小さな島のある男の小さな想いと生きざまを通して、それを改めて深く、真摯の考えさせてくれる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-07 17:19:58
31592文字
会話率:20%
突如届いたのは未来の自分からの手紙だった。
そしてその手紙には重要な事が2つ書かれていた。
1つ、私の婚約者は浮気をしており、婚約を破棄される。
2つ、オススメの婚約者は公爵家の跡取りである溺愛してくれるウェルスィ様、と。
そして予言通り婚約破棄をされてしまう。
「リリシア、君との婚約を破棄させて貰う」
未来からの手紙で事前に分かっていた事だもの、黙ってはやられません。
だけど私は悩む。果たして捨てられたからって安易にウェルスィ様と結ばれる道を選んで良いのかと……。
それでもやはり運命は──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-14 20:03:27
7484文字
会話率:40%
存在しない番号へものを送る。それは転送装置開発の一つの実験に過ぎなかった。だが、その転送は成功し、戻ってきたのは未来からの手紙だった。
最終更新:2022-05-10 21:28:18
3511文字
会話率:0%
過去に向けて連絡が出来る技術が開発され、一日も早く商業化されることを願っていた年老いた女性。
そして、待ちに待ったその日、その老女は、過去に向けて一通の手紙を送る・・・・。
自分を助けた代わりに死んでしまうあの人の元へ・・・。
最終更新:2022-01-10 13:50:07
5454文字
会話率:7%
こちらの短小説は、2021年1月にコロナ禍で暗くなりがちな自身の気持ちを奮い立たせるために制作しました。今は大変な世の中ですが、きっと元の平和な日常を取り戻せる日が来ると信じています。顔を上げて立ち止まらず、共に前に進みましょう。
最終更新:2021-10-23 17:26:49
827文字
会話率:0%
俺の高校二年生としての新生活が始まる日の朝、目が覚めたら枕元に手紙が置いてあった。差出人、俺。俺宛て。いわゆる未来からの手紙って奴だ。どうやら俺は一年後死ぬらしい。そしてどうやらその運命は変わらない。マジかよ。それだけでなく、俺のせいで『
あいつ』が死ぬらしい。そしてそれを止めるための方法は一つ。死ぬまでの一年間誰とも関わらないこと。余裕だろ。俺、ぼっちだぞ。ていうか『あいつ』って誰だよ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-10 00:49:05
10402文字
会話率:47%
舞台は今から40年後の日本。
通信技術の発達により、紙に書き記すことが少なくなってしまった。
そんな世界に反するような技術が誕生した。
「過去に手紙を送る技術」
この技術を使い、ビジネスの成功を収めた人、
安達定則(あだち さだのり)の
物語。
彼は死の直前に過去の自分に手紙を書くことにした…
未来からの手紙を通じて、
思いを伝えることの大切さを感じてもらいたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-20 13:13:28
221文字
会話率:34%
部下が望むまま魔族内の権力闘争に勝ち魔王となり、部下が望むまま異世界侵攻計画を始め、異世界への転移実験を繰り返すが誰も戻ってこない。
業を煮やして原因究明したいから転移してくれという部下を転移したが戻ってこなかった。
転移魔法で魔力
を使い果たし眠っていた魔王が何故か金髪碧眼色白の人間の少女になっていた。
魔族に追われ他に逃げ道がないので自ら異世界への転移をする魔王転移は成功して何処かの森の中に出るが魔力を使い果たしたため倒れてしまう。
目覚めたときに目の前にあった手紙は未来の自分が書いたものであった、手紙には自分は幼い頃に部下に攫われた人間であること、姿を魔族に変えられ洗脳により魔族と思い込まされていたと書いてあり、部下の野望を阻むために一回目の転移実験の日である過去へ送ったとも書かれていた。
同じように未来からの手紙により、魔王討伐に乗り出していた現地の協力者と共に戦うことになる。
その協力者の一人が元魔王を、親身に世話をしてくれ、何処に行くにも優しくて握っていざなってくれるので、人間としての記憶が殆ど無い元魔王は、心の奥から来る感情に戸惑ってしまうのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-30 20:59:55
46749文字
会話率:67%
タイムカプセル、それは未来からの手紙
ノベルデイズ様にて行われている超短編コンテストのテーマ「ラストレター」で執筆した作品です
最終更新:2019-03-03 23:40:04
2786文字
会話率:20%
主人公リクロトに未来から来た手紙が届く。そこには境代歴1600年に世界は終わると書かれていた。阻止するためリクロトにはマーセルドへ向かう。そこから彼の絶望と希望の冒険が始まる。
最終更新:2019-01-12 12:00:00
204文字
会話率:0%
“君を助けて”
未来からの手紙をうけとった高校生 -千景- はすごく怠け者の面倒臭がり屋であり、中学の頃からの親友である暎臣にいつも呆れられているほど。
そんな彼に未来の自分を助けて欲しいという文が……!?
彼にいったい何ができるのか
?
そして、彼の未来はどうなってしまうのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-14 14:55:53
3019文字
会話率:52%
私のもとへ死神から手紙が届く。
それは小説と言う形で。
最終更新:2018-01-14 10:35:39
4544文字
会話率:11%
占いで、ハツカレが結婚相手だときかされた叶香は
理由はわからないが届いた
10年後の、わたしからのてがみを読みつつ毎日を
過ごす、なんか不思議な
主人公と男の子の現実ではありえない恋物語です
最終更新:2018-01-06 01:26:40
956文字
会話率:21%
十年前のあの日、中学三年生だった僕のもとに未来からの手紙が届いた。
最終更新:2016-04-30 17:01:56
3828文字
会話率:30%
未来から郵便が届いた。
どうやら自分は数年後、事件賞金稼ぎとして数々の難事件を解決しているらしい。手紙は、事件解決の依頼だった。
しかし、待て。
自分は大学生で、大学院進学か就職かを迷っている段階だ。しかも志望は天文学者。事件賞金稼ぎなんて
いう得たいのしれないものに落ちぶれているか……。
結局、自分は未来からの手紙の主に事件の詳細を送るよう返信した。
その情報を基に、事件を止めるべく動く。
そして事件は起こった。
自分は、手紙を書く。
未来からの手紙を止めるべき手段を思いついたのだ。
自サイトに発表したことのある旧作品です(加筆訂正してますが)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-29 10:05:41
4593文字
会話率:13%