高校二年の一ノ瀬晴翔は、自他ともに認める“地味メガネ男子”。
幼馴染・篠原こはくは成績優秀、顔面偏差値高め、性格サバサバの最強女子。
ただひとつおかしいのは――
なぜか彼女は「俺のメガネを絶対に外させてくれない」。
本人はフツメンだと思
っていたけど、どうやら何かが隠されてるらしい。
これは、顔面を守られながらも真実に近づいていく、
少し不器用な青春ラブコメディ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 23:42:00
8094文字
会話率:43%
天然ワンコ系ヒロインが、理系男子をバグらせた――
ログ恋、データ崩壊中っ!
俺の名前は越智隆之(おち・たかゆき)。高校一年生。
趣味はデータ分析、感情の数値化、Excelでのログ管理。
……だったはず、なんだけど。
入学初日、隣の席に座
ったのは――
距離感バグってるワンコ系女子・犬神千陽。
その笑顔とテンションが、俺の心拍数を初期値からぶっ壊した。
「……感情、Excelに記録できないんだけど?」
理屈もロジックも通用しない“恋のバグ”が、発生中。
そして気づけば――
犬神神社で、どうでもいいような“ある力”に目覚めるという、
【想定外の事態】まで、発生していた。
これは、科学と恋愛の間で揺れ動く、
理系男子 vs 全感情ヒロインの、
“記録不能な青春”の、はじまりの記録。
※本作は「犬神物語」と同一世界の作品ですが、単体でもお楽しみいただけます。
〜登場人物紹介〜
■越智 隆之(おち・たかゆき)
理屈とデータで人生を管理したい理系男子。
心拍数すらExcelで可視化しようとするクセ強キャラ。
だが、ある出会いによって青春ログが予期せぬバグを起こし始める。
■犬神 千陽(いぬがみ・ちはる)
笑顔全開、感情フルスロットルな陽キャ女子。
とにかく元気、テンション高め、予測不能。
隣の席になった隆之の生活に、全方向から干渉してくる。
■朝比奈こころ(あさひな・こころ)
高校三年生。日向高校の生徒会長。
成績優秀で礼儀正しく、“完璧な生徒会長”として知られる存在。
人の言葉や空気の変化に敏感で、まるで“観測者”のように、物事の本質を見極める。
■河田 亜沙美(かわだ・あさみ)
日向高校1年生。控えめで暗めな性格の女の子。
中学時代のいじめがきっかけで、人との距離を取るようになった。
■神田 優希(かんだ・ゆうき)
日向高校1年生。無口で表情も乏しい、静かな男子生徒。
観察眼が鋭く、必要なときにだけ核心を突く一言を投げる毒舌系。
越智隆之とは同じ科学部で、数少ない“思考の波長が合う”存在。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 20:00:00
55770文字
会話率:28%
成績優秀な転校生は、ただ国語だけを満点にし、それ以外はすべて八割で揃える。
「優秀すぎる自分」を壊すために、彼女は一度、すべてを壊していた。
名も告げず、感情も語らず、それでも彼女は“見殺しにすること”だけを選ばなかった。
これは、名前
を呼ばれなかった少女が、
ある少年の世界を静かに変えていく、ひとつの記憶の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 19:00:00
31265文字
会話率:19%
ー俺は、忌み子だ
獅堂芥(しどう あくた)は、容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能と、世の男子学生が欲するもののほとんどを持っていた。それに、困っている人を積極的に助けるという、まさに完璧超人のような人間だった。
だが、彼は、感情の
起伏が乏しい。そして、欲求も少ない。
人間の3大欲求だけでなく、ありとあらゆる欲が少ない。
そんなある日、彼は学校一の美少女、九鬼一夏(くき ひいな)を助けることとなる。
彼女もまた、文武両道であり、加えて天女のように誰にでも接することから、男子に限らず人気であった。告白の呼び出しも絶えないらしいが、彼女自身、誰かと付き合うことは考えていないらしい。
無論、彼には下心などない。
そもそも彼は、愛を知らないのだから-
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 12:00:00
5332文字
会話率:60%
副題 神父の旅路
ベラリアス王国の地方都市、ヤンクロットにあるコルマール正教会のノルマンド教会に所属する神父、マリアンは成績優秀ながら一人前と認められる司祭への昇格が叶わず一つ下の階級、助祭として過ごすことを余儀なくされていた。
そんな
中、特例で教会や神父たちなどの警護を担当する司祭の役職、警護司祭として活動中に町の自警団と揉めていた魔術師見習いのエマを助け出すが彼女に一目ぼれしてしまう。
王都ベラリアスまでの行程に行き詰っていた彼女を助ける名目で半ば強引に旅に同行したマリアンだったが、お目付け役となった先輩であり親友の神父、ウォルフからも行動の浅慮さを窘められる。
挙句に道中エマもほとんど口を利かず、気まずい空気の中、教会の威厳を利用して審査が厳しい橋の検問を難なくパスした三人に突如盗賊たちが襲い掛かり…。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-05 12:00:00
21383文字
会話率:59%
学園の静かな図書室で、成績優秀な背の高い少年ソーマは、幼なじみの明るく人気者の結月と、スポーツ万能だが勉強は苦手な蓮と共に過ごしていた。ある日、ソーマが見つけた見慣れない背表紙の本に触れた瞬間、三人は不可思議な力に引き込まれ、深層図書館の迷
宮へと迷い込む。そこで彼らは『裏生徒会』が秘密裏に進める“統一意識”計画の真実に触れ、記憶と意識の境界を揺るがす大きな謎に巻き込まれていく。友情と信念を胸に、三人は自らの選択で学園の未来を変える冒険へと踏み出す――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 08:51:13
17558文字
会話率:46%
始めましてしろんです。処女作なので暖かく見守って欲しいです。
2030年にダンジョンが現れてから世間は大きく変わった現在、成績優秀 八方美人の結城真白16歳は、今の生活がつまらなく感じていた、周りからの抑圧で真白の精神は追い詰められてい
た
ある日ニュースでプロ探索者の特集がやっていた、なにも縛られないで自由にしているのが羨ましくなった真白は自分もやりたいと思うようになった。
この物語は少年がダンジョンで暴れたら常識外れの奴ら
が集まってきた話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 21:31:53
6871文字
会話率:37%
両親が離婚し、父親と共に台湾東部で暮らしていたリン・ユウダ(林友達)。しかし、父の死後、叔父と祖母のもとで生活を続けることになる。小学生の頃からずっと野球を続けてきたユウダは、中学卒業まで様々な大会で好成績を収め、強豪高校からも注目される存
在だった。
しかし、高校で野球に打ち込もうと決意した矢先、突然現れた母親がユウダに衝撃的な提案をする。母親が関わる日系企業の縁で、甲子園出場経験のある日本の高校に留学してはどうかというのだ。校長も成績優秀なユウダを歓迎するという。
母親の勝手な決定に反発しつつも、日本で野球をすることへの興味と期待が心に芽生える。
そして16歳のユウダは一人で日本への野球留学を決意する。
異国の文化や環境に戸惑いながらも、彼は日本の高校野球の世界に飛び込む。
自分が特別な存在だと思っていたが、転校初日にさらに強烈な個性を持つもう一人の転校生――ヒソラ・ナンキョク(日空南極)と出会う。
「南極生まれって本当?」という噂が飛び交う彼の自己紹介は、「野球部に入りたいです。よろしくお願いします。」という一言だった。
しかし、ユウダとナンキョクは全く性格が合わず、最初は反発し合う日々。
それでも、台湾生まれと南極生まれ、二人の“異邦人”が、やがてバッテリー(投手と捕手)としてバッテリー(相棒)になる――。
青春、異文化、そして友情とライバル心が交錯する、台湾少年の日本高校野球青春物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 19:39:25
41700文字
会話率:42%
「ラブレター書けなきゃ、留年決定よ♡」
魔法学園で赤点危機!?
よりによって落第しかけたのは……「恋愛学」!?
いや、恋って授業で習うもんなんですかーーー!?
そんな“もっさりメガネ”女子・リシアの前に現れたのは——
「来たわね、恋
する金平糖ちゃん♡」
「さあ今すぐ、恋のトキメキゲートをノックなさ〜〜いッ♡」
テンションも存在感も規格外な、伝説の教師・ローザ様。
なんでもこのローザ様、恋愛成就の魔法が使えるとか……!?
「──あたし、呼ばれちゃったのよぉ。リシアちゃんの中の小さな恋の種に♡」
って……呼んでないから!! これっぽっちも!!!
しかもリシアが恋してしまったのは、
成績優秀・容姿端麗・落ち着き系イケメンのセレクくん。
……よりによって、そんなレベル高すぎ男子!?
恋に不器用すぎるヒロインと、謎すぎる導き手の、
ときめき(?)補習ラブコメ、ここに開幕♡
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 17:08:42
143268文字
会話率:32%
容姿端麗、成績優秀、非の打ち所がない完璧美少女の花は、
学校では“マドンナ”と呼ばれ崇められている。
そんな学校中の憧れの存在である花だが――。
実は、人見知りでコミュ障の寂しがり屋!
なんとかぼっちを打破したい花だが
周りは恐れ
多すぎて話しかけることも、
近づくことすらしてくれない。
本当は、
友達と放課後に遊んだり、
図書室でいっしょにテスト勉強をしたり、
恋人といっしょに下校したり――。
高校生活でやってみたい青春がたくさんあるというのに…!
そんなある日、花は
ひょんなことから学校一の地味男子
“ジミー”こと、影山一颯と出会うが――。
「その青春、俺が叶えてやるよ」
一颯が友達役に立候補してきて、
花が思い描く憧れの青春の手伝いをすることに!
――しかも。
「じゃあ、俺とピュア恋はじめよっか」
なんと、恋人としてみたい青春も一颯とすることになって――!?
“高嶺の花”こと、学校のマドンナ
…だけどその正体は、友達のいないぼっち
高嶺 花
(Hana Takane)
×
“ジミー”こと、学校一の地味男子
…だけどその正体は、超〇〇〇!?
影山 一颯
(Ibuki Kageyama)
ギャップある2人の青春恋愛…♡˖°折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 22:49:07
29084文字
会話率:43%
成績優秀でスポーツも出来る。何でも出来るお姉ちゃんに対し、私、カエデは成績はそこそこ、運動も出来ない。
妹カエデは常々、お姉ちゃんと自分とのこの能力の差に疑問を抱いていた。
───本当に私とお姉ちゃんは双子なの?
そんな時にできた「週に一
回、お姉ちゃんとキスをする習慣」
どんどん普通の双子とは言えない関係になっていく2人。
そんな妹カエデと姉フウの物語。
※カクヨムにて、同時掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 20:47:33
51121文字
会話率:55%
鴻上碧のクラスには成績優秀、スポーツ万能な清楚系美少女、露崎瑞季がいる。友人や先生からの信頼もあり、彼女の周りにはいつも人がいた。
誰かに頼られたら毎回ニコニコと引き受けてそれをやりこなす。優しくて笑顔が天使並みに可愛くて、彼女のダメな
ところはおそらくない。 そんな彼女を碧はあまり好きじゃなかった。だが、ある日をきっかけに本当の彼女を知っていくことになり好きになっていく。懐かれるようなことを彼女にした覚えはない。だが、ある日をきっかけに瑞季から甘えられるようになる。2人だけが知る碧と瑞季の2人だけの不思議な関係。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 14:31:27
119275文字
会話率:62%
― 君の名前を、遺書の中だけに閉じ込めたくない ―
「もし世界が君を忘れても、私は君を覚えている。 運命が君の名前を間違えたのなら、私が書き直す」
結城美月(ゆうき みづき)は、全国でも屈指の名門高校に通っている。誰もが認める「完璧な優
等生」だった。成績優秀で、冷静沈着、規律を守り、決して間違えない。
彼女はずっと信じていた。努力さえすれば、きっと成功できる。未来は自分の手で掴めるものだと。そして、勉強こそが、自分の価値を証明する唯一の手段だと。
しかしある日、美月は学校の備品室で、長い間忘れられていた一通の遺書を見つける。その差出人の名前は――二年前に起きた、いまでは誰の口にも上らなくなった校内自殺事件の少女のものだった。
遺書を読み終えたその瞬間、美月は時を超えてしまう。気がつけば三年前――中学三年生の自分として、ある「消える運命にある少女」と出会っていた。
その少女の名前は、南條千雪(なんじょう ちゆき)。
口数が少なく、成績は常に最下位。教師からは見放され、クラスでは浮き、家庭でも息を潜めて生きている存在。
教育という制度の中では、彼女は「努力が足りない人間」として扱われていた。
だが美月はすぐに気づく。千雪のその成績の裏には、誰にも気づかれなかった読字障害(ディスレクシア)という事実が隠されていたことを。
点数だけが価値を測るこの世界で、千雪の努力は、ただ見えづらかっただけ。そして、誰にも「見よう」とされなかっただけだった。
その一年間、美月は彼女の運命を変えることを決意する。あの遺書を止めるためだけじゃない。彼女自身に伝えたかったのだ――
「——君の努力、私はちゃんと見てるよ」
「君の名前を、世界にもう一度、やさしく呼んでもらえるようにする」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 23:21:44
27420文字
会話率:21%
夕暮れの教室で数学?の課題を解いていた女子は学年一の才媛、夕目奏夏さんだった。こんな遅くまで残って勉強をすることが学年トップでいるための秘訣なのだろうか。でも思ったより苦戦しているみたいだな。うん? 夕目さん、そのプリント……小学生の算数じ
ゃないかい?折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-29 19:48:42
3162文字
会話率:54%
――夏服は左手首が見えてしまう。周囲にはリーダーシップもある成績優秀な優等生だと思われていた考成(俺)は、実際には勉強の重圧に耐えかねていた。テストが返却されたその日、下宿の自室で思わずカミソリを握っていた考成は、窓の外から歌声が聞こえて
きたため不思議に思い、屋上へと向かう。そこには、裸足で歌っている少年がいた。それが、考成と葵の出会いだった。その下宿には他に二人、弓弦と晴臣が暮らしており、葵との関わりから、考成は他の二名とも交流を持つようになる。※同性同士の青春、男子高校生のお話です。リストカット(リスカ)表現と描写がございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 17:24:24
10899文字
会話率:45%
『浩之、来週家から出て行ってね?』
土曜の朝、親父から急にそう言われた俺、東九条浩之高校二年生。混乱する俺に、親父は言う。
曰く、その少女は容姿端麗である。
曰く、その少女は成績優秀である。
曰く、その少女は運動神経抜群である。
曰く、その少女はお嬢様である。
今日日、ライトノベルのヒロインでも使わない様な設定がもりもり詰まったその少女にはしかし、その全ての美点を引いてもまだマイナスが勝つ様な欠点があった。
『……桐生彩音って……『悪役令嬢』じゃねーか!』
毒舌で、性悪。着いたあだ名が『悪役令嬢』なそんな許嫁と始まる、ドキドキ同棲ライフ。今、スタート!
……と、思ったら、なぜか幼馴染の二人が不満そうだし、後輩もブチ切れてるし、親戚の女の子は乗り込んでくるし……
頼むから、俺に平穏な生活を送らしてくれっ!
※本編完結済。現在は番外編である『えくすとら!』を連載中です。『えくすとら!』はただのイチャラブです。頑張った主人公の為のボーナスステージ扱いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 04:00:00
1215365文字
会話率:75%
◆◇◆
身長百七十センチ、体重――九十キロ。
百貫デブ、と言われた僕、大町隆明は食べる事が好き過ぎて、ついにWeTubeで大食い動画まで上げる、何処にでもいる高校二年生だ。
そんな、何処にでもいる高校二年生の僕だが……実は仲の
良い友達にも言ってない『秘密』がある。
『隆明さん! 今日の動画、どうします? やっぱり、『可愛い彼女の手料理、食べてみた!』とかどうですか!!』
『いや、城ケ崎さん。それはヘイトが集まるからダメ。っていうか、そもそも付き合ってないし』
『ぶう! 隆明さんは意地悪です! こんなに隆明さんをお慕いしているのに!』
眉目秀麗、成績優秀、運動神経抜群で何処かのお嬢様という学校のアイドル、城ケ崎茉莉さんと同棲している、という……『秘密』が。
……この動画は、僕と城ケ崎茉莉さんの……甘く、そして切なく……それでいて、ハッピーエンドを迎えるまでの軌跡である。
◆◇◆
「……ふふふ。これを乗せれば隆明さんも諦めて……わ、私とお、お、お、おおおお付き合いを!!」
「ただいま~……って、何してるの、城ケ崎さ――って、それ、チャンネル紹介コメント!? だ、ダメだよ、勝手に変えたら! 削除!」
「ああああ!! 折角書いたのに! 既成事実! 既成事実が!! それに、本当の『秘密』は書いてないじゃないですか! こ、これぐらいは!!」
「……ねえ、城ケ崎さん? そろそろ家、帰ったら?」
「……隆明さんはいつもイケずです」
……これは百貫デブと言われた大町隆明と、実は霊長類最強残念系お嬢様の城ケ崎茉莉のイチャイチャラブコメだったり……すると、いいな~。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-06 11:53:44
68659文字
会話率:74%
とある県の桜ヶ杜高校に入学することになった主人公、風見蛍は入学式前に緊張していると、人気のない場所で大号泣している望月いつかと出会う。
彼女は成績優秀、眉目端麗、周囲との人付き合いもできてまさに完璧なように見えるが、蛍だけが知っているどこか
おかしな一面が?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 12:31:06
2950文字
会話率:43%
ウイルス兵器によるバイオテロが悲しくも普通になってしまった世界。
軍人家系に育ち、陸軍に所属していたウィルフレッド・ブラッドバーン。陸軍では成績も優秀として高く評価されており、合同演習をともにした対バイオテロリズム特殊作戦部隊、通称BSOC
(Bioterrorism Special Operations Command)のアルファ部隊隊長であり憧れの相手でもあるレイフ・ベックフォードにスカウトされ(しかし、直接的に口説きに来たのは、レイフの部下であるエリオットだった)、BSOCに入隊した。
しかし、BSOCは常人離れした精神力と戦闘力を兼ね備えた集団。陸軍では成績優秀とされていたウィルも、BSOCの訓練にはなかなか適応できず、憧れのレイフとの距離は遠のくばかり、モチベーションも下がっていく。
そんな中、高校の同級生であるクレイグがBSOCの医療チームで働いていることを知り、クレイグとともに高校時代のように励ましあって次第に人生が上向いてくる。
そんな中、レイフから他チームのキャプテン補佐を打診され……。
24.2.15
大事なところなどが書かれていないことがありますが、完結後などにショートで描かれることがあります。あくまで今回はブロマンス展開メインでBLらしいシーンはさらっとしか描いていないので(初夜などはどうしても長くなるので作品のテイストを邪魔したくなくて本編では描かないことにしました)、どうかご了承下さい……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 12:00:00
194828文字
会話率:58%
四季屋彩理(しきや さいり)は何をやっても上手くいかない自分に嫌気がさしていた。
勉強もダメ、スポーツもダメ、クラスの輪にも入れない。
それでも、現状を変えるほどの勇気も気力も無い四季屋は、目立たないように日々をやり過ごしていた。
そん
な四季屋は補修終わり、一人の美少女を見つける。
佐倉川唯花--学校一の美少女で、成績優秀、運動神経抜群の誰もが憧れる完璧な美少女だ。
しかし、完璧で何不自由なく毎日を過ごしていたはずの彼女の手には『退学届』が握られていた。
目を疑うような光景に、四季屋は思わず「佐倉川さん」と彼女の名前を口にしていた。
なんとか佐倉川の退学を阻止することに成功した四季屋だったが、佐倉川は別れ際--。
「責任、とってよね」
想像もしていなかった言葉を返され、四季屋の日常は大きく変わっていく。
何でもできる佐倉川と、何もできない四季屋--。
正反対の二人は、互いの弱さに触れながら、少しずつ惹かれ合っていく。
何もできないはずの四季屋が何でもできる佐倉川の心の拠り所になる、じれったくも甘酸っぱい恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 07:31:25
96382文字
会話率:45%
あなたのいる教室、職場、コミュニティは、本当に心地よい場所ですか?
物語の舞台は、どこにでもありそうな普通の高校の教室。
しかし、その空気は、見えない棘を含んでいつも少しだけギスギスしている。
その中心にいるのは、月影蓮。
容姿端麗
、成績優秀、誰からも慕われるクラスの「王様」。だが、彼の玉座は、友人たちの不平や不満、怒りといった負の感情を「共感」という名の蜜で吸い上げることで、かろうじて保たれていた。
「あいつが悪い」「社会が悪い」――その言葉は、悩める者たちに一時的な安らぎを与える、心地よい毒だった。
その、淀んだ世界に、静かな波紋を投じる少女がいた。
一色ひかり。
太陽のような笑顔と、物事の本質をすっと見抜いてしまう、不思議な力を持つ。
彼氏のことで悩む友人に「彼が悪い!」と断罪する蓮。
ひかりは「そのツラい気持ち、どうしたい?」と、問題のベクトルを本人へと向ける。
理不尽な顧問に怒る仲間に「わかる!」と寄り添う蓮。
ひかりは「その怒りのボール、キャッチしたのは自分だよ」と、世界の捉え方そのものを変えてしまう。
彼女の言葉の根底には、仏教の智慧や複雑系の科学がある。
だが、作中に難解な専門用語は一切出てこない。
「『私』って、色々な部品でできたブランドみたいなものだよ」という言葉は、容姿に悩む少女の自己認識を根底から覆し、「一滴のインクが広がるように、世界は勝手に変わっていく」という視点は、クラスの空気を劇的に変容させていく。
ひかりの言葉は、誰かを救済する「答え」ではない。
聞いた者が、自らの力で立ち上がるための「問い」なのだ。
その問いに触れたクラスメートたちは、ひかりに依存することなく、自ら考え、行動し、互いの「違う形の真実」を尊重し合う、成熟したコミュニティを、まるで生命体のように「自己組織化」していく。
しかし、この物語の本当の主人公は、最も大きな変化を遂げる月影蓮かもしれない。
絶対的な「正しさ」という名の壁に囚われ、孤高の王座から転落した彼が、いかにして自分自身と和解し、世界と再び繋がっていくのか。
「きみが世界を変えるんじゃない。きみが見ている、そのすべてが、きみの世界なんだ」
読後、あなたの目の前に広がる日常の景色が、昨日までとは少しだけ違って見えるかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 20:00:00
45279文字
会話率:17%