十年前の厄災から救われた世界に、また小さな異変が芽吹き始めていた。忘れられたものは、やがて世界から消えてしまう――そんな法則の中で、リオットは旅に出る。
祝福を“記録”する使命を背負って。
世界の記憶を紡ぐために。
※投稿スケジュール
について
6月10日までは、毎日更新を予定しています。
それ以降は、火曜日と金曜日の週2回投稿に切り替えていく予定です。
どうぞ、リオットの旅をこれからも見守っていただけたら嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 22:20:00
92258文字
会話率:34%
かつて、世界は『物語』によって動いていた。
物語は決して空想ではなく、世界を書き換える『力』そのもの。
太古より選ばれし者――『作家魔術師』たちは、『言葉の魔法』を操り、歴史の裏側で密かに戦い続けてきた。
そして現代。
文学は衰退し、言
葉の力が「忘れられたもの」となった時代に――
とある高校に通う平凡な青年、津島綾人は、文豪・太宰治(津島修治)の直系の子孫だった。
そして彼に与えられたのは、
「書いた物語が現実になる」という、あまりにも強すぎる力。
だが、その力は祝福ではなかった。
その一文の結末が誰かの運命を変える。
誰かを救えば、別の誰かが死ぬ。
選ばなかった未来を、綾人自身が背負わなければならない――。
“書く”ことは“裁く”ことと同義であり、
“語る”ことは“奪う”ことでもあった。
「そんな力、いらない」
「誰かの代わりなんてできない」
「俺に何かを創る資格なんてない」
過去の栄光に縛られた“偉大な血脈”。
逃げたくなるようなプレッシャー。
自分の言葉を書けない自分への劣等感。
だがしかし、彼は出会う。
同じく文豪の血を引き、それぞれ異なる“物語魔術”を操る継承者たちに。
芥川龍之介の曾孫であり、人の心を操る言葉を紡ぐ少女・芥川美緒。
夏目漱石の系譜に生まれ、論理と構造で言葉を武器にする天才少年・夏目春樹。
詩で精霊を呼び出す、宮沢賢治の後継者・宮沢ルナ。
それぞれが過去と現在の狭間でもがきながら、
“禁書”と呼ばれる、書いてはいけない物語にまつわる戦いへと巻き込まれていく。
“焚書派”――文学の魔力を否定し、すべての物語を焼き払おうとする異端組織の影が忍び寄る中、
綾人は、選ばなかった結末たちの“痛み”を通して、物語の本質と向き合っていく。
継ぐべきは、才能か、責任か、魂か。
そしてその先にあるのは、自らの手で綴る「ただ一つの物語」。
「書きたいと思った。僕は、僕の言葉で“誰か”を救いたいって、初めて――そう、思ったんだ。」
運命に書かれたレールをなぞるのではなく、
その先の“白紙”を恐れずに、筆を取る。
これは、ただの血筋の物語じゃない。
これは、“物語の力”を受け継いだ少年が、
過去も未来も超えて、“今”を言葉にするまでの成長譚。
――その一文が、君の現実を変える。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 11:10:00
7666文字
会話率:39%
幻想郷には、外の世界で忘れられたものが流れつく。外の世界で山の猟が減った今、迷いの竹林には「虎挟み」が仕掛けられていた。ある日、その罠に引っかかったのは、不死身の少女・藤原妹紅だった。異変と呼ぶまでもない、幻想郷のちょっとした事件簿。※この
物語は「東方Project/上海アリス幻樂団」の二次創作になります。登場キャラクター:藤原妹紅/鈴仙・優曇華院・イナバ/チルノ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 20:26:03
3375文字
会話率:37%
━あらすじ━
絶賛☆高校生活エンジョイ中だった女子高生「蜷川美夜(みながわみや)」は、お決まりの信号無視トラックに轢かれるパターンで死亡し、これまたお決まりの異世界へと転生してしまった。しかし、その異世界というのは「忘れられたもの達の楽園“
幻想郷”」だったのだ。しかし、彼女の適応力は凄まじく、一瞬にして現在の状況を理解。“外界から来た女子高生”と言う肩書で博麗神社で暮らしていった。最近は異変も無ければ妖怪達の暴走も無い、平和な日々を過ごしていたが、突如として彼女は「日記書きてぇ」と言い出す。そんな日常を描いたほのぼのとした小説です。
━小説形式━
本小説は、ナレーションを徹底的に省いたエコ設計、「台本形式」を初採用しております。初採用故に駄文等がある場合が御座います。その際は御報告をお願い申し上げます。
━その他━
本小説作者はまだまだ未熟者であり、誤字/脱字/駄文がある場合 が御座います。その際は御報告をお願い申し上げます。又、感想をコメントすると作者は泣いて喜びます。コメント/評価をお願い申し上げます。
本小説は、「小説家になろう」オンリーでの投稿となります。…だからと言って何かあるわけでは無いんでしょうけどね…
本小説は“上海アリス弦樂団”様が制作する弾幕シューティングゲーム“東方project”の二次創作小説作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 00:00:00
2588文字
会話率:98%
サイハテ、という場所がある。
そこは、世界から忘れられたものや、役目を終えたものが流れ着く終着点のような場所だ。
ある日、とある令嬢が流れ着き自分は婚約破棄され流されたと話始め…
サイハテに住まうセーラー服を着た魔女と、世界から追放された
精霊のいとし子セトという青年が異世界の欠片を見にいったり触ったり色々する物語。
の、パイロット版です。本編書き上げる前にこれ本当に大丈夫か?という思いで書きました。
※追放、悪役令嬢、聖女、ざまあなどなどよくあるシチュエーションをスナック感覚で味わえるものです
※ノベプラでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-25 19:14:07
12617文字
会話率:53%
流行が過ぎ去ったものの声、その響きは悲しくて。
最終更新:2020-12-23 23:38:08
305文字
会話率:0%
この世界は忘れられたもの達の世界。ここでは脱出する事は自らの破滅となり妄念に侵される。そんな世界で元の世界へと帰る為にあるか分からない出口を探す物語。
最終更新:2020-05-24 17:00:00
30048文字
会話率:53%
忘れられたもの、忘れるもの。
何かに代償はつきもの。
一度死んだ少女は一夏限りの条件で、生き返った。
自身を化物と称するものは、あまりにも人間らしく、そして、罪を償いたかった。化物は気づいていた、それが自己満足な物だと。だけど、彼女は答えを
得たかった。愛するということの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-12 20:02:17
1525文字
会話率:46%
深夜に目を覚ました私は、忘れてしまった夢の内容と、いつもと違った様子の室内に心細さを覚える。もう一度寝ようとすると、カーテンの隙間から月明かりが差し込んでいることに気づく。それをきっかけに、普段見過ごされている生活や忘れられたものたちに目を
向けることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-15 00:00:00
1391文字
会話率:0%
日本のとある秘境にて、龍神は眠りについていた。
古来から崇められてきた水の神である彼は今の日本の現状に嘆く。
もう、我は忘れられたものなのか、と。
そして彼は決意する。
ならば、この地を諦め、新天地を目指そうぞ
そうして始まる物語。
果たして、彼は再び神と崇められる日が来るのだろうか。
来るといいなぁ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-29 17:00:00
5433文字
会話率:21%
以前、個人で書いた短編を引っ張り出してみました
キーワード:
最終更新:2017-02-11 17:29:33
3700文字
会話率:27%
人の世から忘れられたものが辿り着く楽園、幻想郷。
記憶が曖昧な外来人の○○は自警団の一員として人里で生活することとなる。
これは、そんな彼と幻想の少女との話である。
※Pixivで掲載した小説の改訂版となります
最終更新:2016-08-24 23:00:00
106029文字
会話率:26%
忘れられたものの楽園「幻想郷」。二人が初めて「幻想郷」に入ってから10日程たった2015年2月6日。ちょっとした疑問から、再び「幻想郷」に行くことになった。しかし、ふとしたことで500年前の「幻想郷」に辿り着いてしまい、さらに「幻想郷」の
運命を揺るがす、重大な事件に巻き込まれてしまう。はたして二人は「幻想郷」の未来を守り、無事に2015年の世界に戻ることができるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-01 00:00:00
14963文字
会話率:81%
少女はひたすらに列車の掃除を続ける。忘れ去られたものに光を与えるために。そして朽ちてしまった列車は息を吹き返し、当時の記憶の姿で再び走り出す。 これはそんなとある世界での幽霊列車を通した小さな物語である 。
追記)以前投稿されていた短編
小説を長編化させた作品です。またホラーではなく、ほのぼの形です。
注)超不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-06 13:00:00
34022文字
会話率:24%
少女は列車に乗ってひたすらに旅を続けていく。改札から外に出ることもなく、永久に。彼女は幽霊列車を使うときもあれば、普通の列車に乗るときもある。
そう……貴方の乗る列車にもいるかもしれない。鉄路の上を永久に旅する少女の姿が。
注)非ホラー
のつもりです。内容は同作者の小説、幽霊列車の清掃員 の閑話に相当します。また一話完結にしています。2話あるのは終わり方が2パターンあるからです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-23 20:00:00
11150文字
会話率:40%
少女はひたすらに列車の掃除を続ける。忘れ去られたものに光を与えるために。そして朽ちてしまった列車は息を吹き返し、当時の記憶の姿で再び走り出す。
これはそんなとある世界での小さな物語である。
注)即席物の物語です。同作者との小説とはリンク
していません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-04 20:00:00
3739文字
会話率:12%
忘れられたものが集う世界、幻想郷。気まぐれで長い旅から帰ってきた一人の男が昔からの友人、新たな友人に巻き込まれたり巻き込んだり面白おかしく時にシリアスに、でも最後にはみんなで笑いあえる。そんな日常を綴った物語。
本作品は東方Project
の二次創作となります。筆者は原作をすべてプレイしたわけではないので所々おかしかったり、キャラの性格・描写の異なる部分があると思いますがご容赦ください。それでは、原作とはまた違った物語、楽しんでいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-31 13:02:29
30130文字
会話率:69%
間宮博士に創られた人工知能A-1型。
しかし間宮博士は何者かによって殺されてしまう。
A-1を押し付けられた冷血、無感情といわれた杞憂博士がA-1に「入れ忘れられたもの」を探していく。それと同時にすこしずつ変わっていく杞憂。
最終更新:2011-07-28 22:09:19
3690文字
会話率:41%
目隠しをされて連れて行かれた先は――
サイトより転載作品
最終更新:2011-05-05 11:36:59
1717文字
会話率:23%
──当店は人々の記憶から消された、忘れられたものたちを保管しております。お心当たりがある方は、是非ご連絡くださいませ。
思い出博物館館主
最終更新:2010-11-07 23:04:43
3185文字
会話率:35%