百年に一度、まがつひの神には生贄が捧げられる。
このたび贄となった絃もまた、慣例にならいまがつひの妻となった。
まがつひは厄災。人を脅かす、災厄の神だ。
しかし心根の優しいまがつひは、そんな自分に嫁いだ絃の悲運を哀れみ、これまでの贄と同じよ
うに祝福を与えようとした。
「私に覚える恐怖や醜悪、芽生える負の感情が、そのすべてが情愛に変わるよう――」
嫌悪すればするほど好いてしまうという、贄からすると呪いのような祝福だった。
しかし、絃は。
「せっかくの祝福ですが、残念です。わたしには、効かないと思います」
そもそもまがつひに恋をして贄となったので、絃にその祝福は効かなかった。それどころか。
「まぁ、麗しい顔。口付けても?」
「否ァ!!!」
純粋に愛を向けるので、まがつひは毎度たじたじとさせられるのだった。
和風恋愛ファンタジー×たじたじな神様
※ノベマ、ムーンライトノベルズにも別名義で投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 08:00:00
16809文字
会話率:44%
信仰する神様に守られて、飢えも病もない豊かな村がありました。
しかし、神様には数十年に一度、生贄を捧げなければなりません。
生贄に選ばられ、逃げ出した女の子。
迷い込んだ森で出会った、しゃべる白狐に「助けてあげましょう」と言われて……。
遥彼方さま企画、『イラストから物語企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-06 18:52:11
4792文字
会話率:28%
巨大な時間の壁。
それは数年に一度、国を囲うようにして現れ人々を分断する。
まるで、国を守るかのように……
「俺、王になるから!」
「へ!?」
「王位継承順位53位だから、52人ぶち殺せば何とかなんじゃね?」
「え? え? え
ぇぇぇ!?」
「こっちはこっちで何とかするから、お前は王女の方よろしくな! つまり王女を守る」
「王女様?」
「大丈夫。上手くいったら、俺の右に座らせてやっから」
「え、あ、はい。分かりまし……」
……それをたまたま通りすがりのオジサンが聞いて、
「何ぃ? オイシい話じゃないか? よし、手伝わせろぃ! 他にも協力する奴いるかー?」
「はーい!」
「はーい!」
「はいはーい!」
「よーし、皆で出世街道レッツゴーだ!!」
↑
大体こーんな話。
チェンジ・ザ・ワールド。
世界を変えたい! 若者達の強い想いが国を変えていく。虐げられていた亜人種が国を取り戻すために立ち上がる物語。
************************************
一割恋愛で冒険、アクションメインに展開していく予定です。三銃士の近世ヨーロッパ的な世界観をベースに中東、和の要素をミックスしています。
ドーナツ穴というのは舞台となる大陸の形です。
そして虫食い穴はその大陸各地に散らばるワームホールです。別の場所へ瞬間移動できる便利な物として登場します。
※注意
※群像劇なので視点者が変わります。が、混乱しないよう話の冒頭に視点者が誰かを書いてます。
※ステータスオープンしません。
※アイテムボックスもありません。
(荷物は従者が持ちます)
この作品はアルファポリスにて同時掲載しています。
©2021黄札折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 06:10:00
2505484文字
会話率:36%
アタゴ山の戦いから1年が経ち、七本槍道化衆は再び冒険の旅へと旅だった。今度の冒険の地はボルケーノ。聖京都より南西の国。
ボルケーノ、炎英離都にある炎英魔宝学院で学んでいる聖京都王の孫、オーウィズ王子の護衛の任務であった。
しかし、護
衛の任務の最中に火山島の火のマナ獣に会いに行くことになった。ライガの息子が「マナ失調症」というマナを失い果てていく病にかかっていることをナギト達は知る。その病を治す方法をマナ獣だけは知っている可能性があった。
ようやくマナ獣とあった七本槍道化衆ではあるが、マナ失調症を治すにはマナの剣の封印を解いて復活させる過程で出来るマナを吸い取る核を使うしかないと聞いた。
それには2つの鉱石が必要と言われる。硬芯鋼と軟芯鋼である。
その鉱石は北のエントレイスの砂漠に5年に一度現れる蜃気楼の街モガナートだけであり、その5年に一度の時期がまさに今である事を告げられ、急いでエントレイスに向かうのであった。
マルクロードを北上してオアシスの街ノルディーナで準備した七本槍道化衆はそのまま砂漠を進みモガナートへと到着する。
モガナートで鉱石を手に入れ、今度は封印を解くために更に北のクラスタルに向かう為に再びオアシスの街ノルディーナを訪れた時、旅の雑技団の催しを見ることになった。
その雑技団の中央で踊っていたのは、バンパイアの3魔女の一人末っ子のミリアンであった。
再び七本槍道化衆とナギトはバンパイアの戦いの渦に巻き込まれて行くのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 23:00:00
11822文字
会話率:30%
「昔、三人の女神に求婚をして殺された、愚かな男がおりました」
そんな昔話に語られる〝愚かな男〟は、百年後、公爵家の三男へと転生する。
『テオドア』と名付けられた彼には、前世と同様に、魔力がなかった。
貴族の家に生まれたからには、魔力は必須
である。
公爵家を取り仕切る第一夫人と異母兄たちは、「魔力無し」が家にいることが許せないらしい。
テオドアは幼い頃から、平民出身の第二夫人である母とともに、公爵家の敷地の隅に建つボロ小屋へ追いやられていた。
この世界には、『神』はいるが、『最高神』がいない。
遥か昔、最高神が消滅したとき、世界は大混乱に陥った。
ゆえに、神々は、自分たちが選び出した人間を〝依代〟とし、今は亡き最高神の権能を譲り渡すことによって、世界の均衡を保っていた。
〝依代〟は、選ばれれば大変な名誉だ。百年に一度、『光の女神』が選んだ五人の少年候補者が、〝依代〟の座を賭けて争う。
だが、〝依代〟候補に選ばれるには、魔力が必須。
魔力の無いテオドアには、関係の無い話だ。
――そのはずだったのに。
何故か『光の女神』に見出され、成り行きで〝依代〟候補者となったテオドアは、さまざまな人と出会い、あらゆる女性(人外含む)と恋愛フラグを立てつつ、心身ともに成長していくこととなる。
これは、「一族の恥」とまで言われて虐げられた転生公爵子息が、成り上がって世界を統べるまでの物語である。
※第一部完結までは毎日更新、その後は隔日更新か曜日固定更新に切り替わる予定です。
※構成では、全四部(+α)になる予定です。
※〝徐々に〟ハーレムです。ハーレムになることは確定しています。
フラグは比較的すぐに立ちますが、それぞれとくっつくまでの過程はじっくり描かせていただきます。お気を長くしてお待ちください。
※カクヨム様にも投稿させていただいております。カクヨム版が先行です。
題名:『最高神の〝依代〟』(副題なし)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 22:31:13
693570文字
会話率:35%
(レンちゃん、冒険者になろ?)
(い、いきなりどうしたの? 冒険者って怖そうだし、めんどくさそうだから嫌だよ)
レオンは過去の夢を見る。
現実では思い出せない彼女の夢を。
ランド王国最年少でSランク冒険者に到達した<魔の刻>
のリーダー、レオン・レインクローズ。
僅か二年で最高ランクまで至った彼は……それから三年間全く冒険に行かなくなった。
「あいつはSランクの依頼についていけなくなった」
「仲間が依頼に出てるのに、恥ずかしくないのか」
「結局、仲間が強かっただけだ」
様々な噂が飛び交っている中、当の本人は……
「はぁぁぁ……やっぱりお風呂は最高だな」
拠点で悠々自適に過ごしていた。
ギルドから出る依頼は半年に一度しか受注せず、どれも簡単な依頼ばかり。
これなら噂通りの男なのだが……
彼は依頼に行かない理由があった。
*今作はカクヨムでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 19:03:41
895735文字
会話率:44%
私たちの世界は二つに分かれています。
一つは私たち人間のいる世界、もう一つは魔族の世界です。
私たちと魔族の間には境界があります。
文字通り見えない壁があり、ちょうど半分になっています。
最初からというわけではありませんが、それがあ
るので互いの土地を行き来することもできません。
なぜ境界があるのか、それは私たちと魔族が遥か昔からずっと争っていたからです。
戦いはどんどん激化し、毎日多くの命が消えていきました。
当時の神様は悲しみしか生まない争いに大変怒り、大地をほんのわずかだけ残して海に沈めてしまいました。
神様の力はすさまじく、人間も魔族も大地と一緒にほとんどが海に飲み込まれてしまったのです。
そののちに神様は世界を分かつ境界を作りました。
互いの交流が無くすことで、同じことが無いようにしたのです。
二つの種族は争うことをやめ、残された土地で静かに暮らすようになりました。
人間も魔族も多くの仲間や大地を失くしてしまったため、戦うどころではなかったのです。
長い時間が流れ、人間と魔族の数が増えてきた頃に大きな変化がありました。
それは神様の代替わりです。
以前の神様は、新しい神様へこの世界を任せることにしました。今から三百年以上も前のことです。
新しい神様は人間と魔族にこう伝えました。
『互いに今の土地だけでは限界だろう。お前たちに大地を返していく』
世界中の者たちが聞いていて、そのすべてが喜びの声を上げました。
繁栄のためには数をもっと増やさなければいけません。ただ、増えても土地が無かったからです。
新しい神様はそのあとこう続けました。
『私は戦いの神でもあり、強い者が好きだ。そこで、戦場というものを用意した。自信があり、戦いたい者だけで挑んでほしい。戦いは半年に一度、勝った方に土地を少しずつ返してやろう』
また大きな歓喜が起こりました。
これが今も続いている戦場の始まりです。
※他投稿サイト「エブリスタ」同時掲載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 18:37:45
3068849文字
会話率:51%
人類が地球からL惑星群に移住しておよそ1500年。
いまや人類発祥の地として厳戒体制の管理下に置かれた地球は、四年に一度、決められた宇宙船のみが往来できる特別な場所だった。
惑星L77で平凡な生活を送るルナのもとに飛び込んできたのは
、地球行き宇宙船のチケットが当選した幼馴染み。
悩みに悩んで乗ったルナを待ち受けていた地球行き宇宙船での生活は、驚くほど普通で、驚くほどたくさんの出会いにあふれていた――。
運命の相手が見つかるという地球行き宇宙船。
ルナが出会った運命の相手は、ちょっぴり(?)コワモテで、どこか懐かしい人。
ルナたち四人の女の子が地球行き宇宙船に乗り、一年目の終わりを迎えるまで。
こちらは第二部までとなります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 18:00:00
2527799文字
会話率:42%
斎王が神託に基づいて統治する国――伊勢。
第六管区『祓戸』の孤児院で暮らす天凪(あまなぎ)は、院長である帚木(ははきぎ)を母と慕い、友達に囲まれて、貧しいながらも幸せな毎日を送っていた。
しかし、年に一度の星祭りの夜、ずっと一緒にいようと約
束した幼なじみの少女・蛍火(ほたるび)が、斎王直属の神兵『八咫烏(やたがらす)』によって連れ去られてしまう。
何と、蛍火は斎王の妻である斎宮(さいぐう)に選ばれてしまったのだった。
さらに天凪は、自分が実は斎王の子であると知らされて……!?
囚われの蛍火を救い出すため、一国を巻き込んだ運命の戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 12:00:00
33611文字
会話率:32%
年に一度の、燈火会(とうかえ)の夜。
私は中学の同級生、南坂秀(みなみさかしゅう)と、予期せず再会する。
幻のような光の中で蘇る、かけがえのない追憶の物語。
最終更新:2021-02-28 14:07:01
6914文字
会話率:24%
ありとあらゆる魔術の知識を集めた〈楔の塔〉では、帝国の魔術師達が切磋琢磨し、三年に一度、見習い魔術師を募集していた。
空を飛びたい──ただそれだけのために魔術師を目指す少女ティアは、〈楔の塔〉の入門試験に挑む。
これは魔術師と、滅びゆく魔
物達の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 12:00:00
266247文字
会話率:32%
様々な種族が共存する世界。しかし、魔族だけは別だった。
数十年に一度、魔族の中から魔王と呼ばれる存在が誕生し、他種族に攻撃を仕掛け、世界に害を与えてきた。
魔王の心臓は特別で、この世界の者が破壊しても再生してしまう。その心臓は異世界の者でな
ければ完全に破壊することができない。
よって、異世界から『勇者』と呼ばれる者を召喚し、魔王に対抗してきた。
この戦いは魔王が誕生する数十年おきに繰り返されている。
ある日、ミライは家を出ようとすると謎の光に包まれる。気が付くとそこは全く見覚えのない場所。
何が起こったのかわからないまま、言われるままに近くの村に行き、話を聞くことに。
この世界の話。魔王と勇者。
ミライが召喚された理由は、先の勇者が魔王に敗北したからだという。
先の勇者の名はカザマ。1年ほど前に行方不明になった兄・カザマだった。
カザマがこの世界に召喚されていたことに驚き、すでに死亡していたことを知り、怒りをあらわにするミライ。
魔王との戦いを拒否して帰還を望むが、元の世界に帰るには魔王を斃すしか手段がないと告げられる。
この世界の為ではなく、兄の仇討ちと自分の世界へ帰還するという目的の為、ミライは魔王討伐の旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 19:00:00
117919文字
会話率:38%
突然の事故で両親を亡くしたばかりの社畜OL、真中縁花(まなかえにか)が両親の葬儀帰りに謎の現象に巻き込まれ、転移した先は異世界人と番えば優秀な子どもが生まれやすいからと百年に一度異世界人を召喚する儀がまかり通っている人外種が圧倒多数、人間
種がごく少数の世界。しかも出会う人外種も魔物も精霊も下手すれば神様も激重感情持ってんのがデフォなの…?な世界で、主に縁花への愛と忠誠に生きる腹黒紳士人工スライムを始めとした、年下狂犬属性持ちゴーレムやヤンデレ男装の麗人ウンディーネなど、家族となる従魔たちの激重感情をあやしながら逞しく生きる主人公の話です。
※注意※同性愛やハーレム表現ありです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 12:00:00
98926文字
会話率:39%
娘と孫が、一年に一度の里帰りです。あれもこれもと思っては・・普通の事しか出来ません。この頃娘は、ガミガミ指導して帰ります。私は以前と同じなのに、何でかね?仕事が大変なのかも知れません。娘は親を乗り越えようとして居るのかも知れません。そこのと
ころ、上手く対処しなければなりません。息子・治彦はインターネットの噂で、世界経済安全保障・改革法(GESARA)ゲサラが来ると言うのです。それもこの頃、今日か明日か、何度もです。インターネット上で騒がしいです。お金の奴隷のように働かなくてもいいという。今迄払ったローンも返って来るんだという。万病を治すと云う、宇宙テクノロジー性医療ベット。メドベットの配布が始まっているとか。そんなに良い世界になるんでしたら・・早くお願いします。テレビのニュースでは、全然報道されないのは何故ですか。公にして、皆で話し合いましょう。価値観が違うから・・闇バイトも、犯罪も、詐欺も、戦争も無くなるんですから。第二次世界大戦中・・戦況は正しく報道されませんでした。正しく報道されて、早くに負けを認めて居たならば・・犠牲者は食い止められて居た筈です。人材こそ大切だと思いますね。住む人の無い領土。従う人のいない権力。使う人のいないエネルギー。何を求めて居るのでしょう。人こそ大切にしなければなりません。考え方は、姉と私でも大いに違って居ます。近所の人も、ボランティア活動をする人も、大いに違って居ました。何ででしょうね。暗号で人を使って居ますね。手下に出来るんですかね?この頃、意味の分からない事をする人が多いですね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 10:00:00
43200文字
会話率:5%
「遺伝子レベル」が全てを決める世界。
遺伝子レベルが基準値に満たない者は、「淘汰」される。
「遺伝子レベル0」の烙印を押された隠悠句は、高校を追われ、家族からも見捨てられた。
人間扱いされない絶望の日々に追い打ちをかけるように、
悠句は、「淘汰委員会」によって、年に一度の「淘汰祭」での特別ターゲットに指定される。
絶望と恐怖の中、彼は路地裏、ゴミ山、廃墟を逃げ回る。
さまよう彼を待ち受けるのは、想像を絶する運命の出会いだった。
そこで悠句が見つけたものは、希望か、それともさらなる絶望か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 03:17:13
2920文字
会話率:20%
気の赴くままに旅をするエルフのウィンジーは八十年に一度の流星を見るために友人の元を訪れた。
キーワード:
最終更新:2025-01-05 21:40:11
154825文字
会話率:55%
高校生の衣緒里は生まれた時に決められた婚約者がいる。名前も顔も知らない婚約者とは十六歳になったら会えると聞かされて育った。十六歳の誕生日、たまたま街で助けられたイケメンにときめき、前々から考えていた婚約破棄を婚約者に言い出す。しかし当の
婚約者はそのイケメンでしかも近所の氏神様だという。氏神様は名を雪矢と言った。
衣緒里は生贄として氏神様に捧げられたのだと聞かされるが納得がいかない。しかし氏神様は衣緒里を気に入り溺愛する。それでも衣緒里は雪矢に心を開ききれずにいた。二人の両想いはまだまだ先が長い。
店街の夏祭りの季節が近づいた頃、神様の一人スサノオがやってきて雪矢に相談をする。なんと、浮気者のスサノオは衣緒里を新しい嫁に迎えたいと言ってしまったがために、妻であるクシナダヒメに出ていかれたのだ。雪矢も協力して探し出すことに。
夏祭り当日、花火が美しく舞った瞬間、クシナダヒメが現れて衣緒里に呪いをかける。夫を誑かした罰だと言い残して消えたクシナダヒメに衣緒里は……。
衣緒里の学校では学園祭の準備が始まった。そんな中、雪矢はというと年に一度の神様大会議に出席するため不在中。雪矢の不在に寂しさと恋しさを自覚する衣緒里。雪矢のいたお白様の神社に戻ると、そこには雪矢の兄・玄矢がやってきていた。
雪矢が弟の紅矢によって拐われたと言う玄矢。衣緒里は雪矢を取り戻すため、玄矢と神獣のコンと共に急いで天界に行く。そこにいたのは紅矢に捕まった雪矢。しかし拐われたわけではなかった。兄弟三人が企んだのは……。
衣緒里に好意を寄せているのは雪矢だけではない。幼馴染の晴臣も衣緒里のことが気になっている。なかなか進展しない二人の関係を進めるべく、晴臣は衣緒里にアプローチする。そこに恋愛の女神・ククリヒメが晴臣の味方に加わり、晴臣は急速に衣緒里との距離を縮める。雪矢は何とかして邪魔をするが、ククリヒメも負けてはいない。
雪矢が衣緒里に執着するのには理由があった。衣緒里が中学生だった頃の出来事を思い出す雪矢。初めは氏神として興味がなかった娘であったが、この時の出来事がきっかけで一気に衣緒里が気になる存在となった雪矢だった。一方、衣緒里はククリヒメの一件で寒い倉庫にいたため風邪を引いてしまった。看病をする雪矢は微熱で意識の朦朧とする衣緒里に告白をする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 11:22:28
86060文字
会話率:49%
貧乏子爵の跡取りであるラスティは、後見人である叔父家族によって、財産を食いつぶされて、暴力を受け、と酷い日々を送っていた。そんなある日、十年に一度開催される皇帝主催の舞踏会で、ラスティが貴族の中に発現した皇族であることが発覚する。皇族となっ
ても、ラスティは成人までは子爵家で生活することとなるも、教育係りとして派遣されたハイムントによって、立派になっていく話の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 21:00:00
2304413文字
会話率:54%
世界に魔物がはびこり、あらゆる種族が存在する世界で、一人冒険者として活動する男がいた。名前はアルマ。銀鳥を二つ名として持つ男だ。
彼が出会うのは、いつも奇怪な種族だ。宝石の少女・耳の折れた獣人・一年に一度しか目覚めないあの子…………
様々な
な人と出会いながら、今日もアルマは冒険へと出かける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 16:19:23
2417文字
会話率:44%
ガラムの国では数百年に一度、神の化身である龍の瞳(三眼)を持つ三つ子が生まれると言われている。
その瞳を持つ三つ子の心臓を、龍霊山の火口に祀る事で世界をその手にする不思議な力を得る事が出来ると言われており、かつてはその三つ子を探し出そうと色
々な野心家がガラムを訪れた。
しかし、その三眼を見極めるには条件があり、誰もがその条件を満たせずガラムを去って行った。
そしてある日、ヤーゴイという小さな国の将軍の息子である源心の元にある男が現れ……。
※ 恋愛要素は一切ございません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 15:25:31
27811文字
会話率:59%
シルヴィア=へイネスはどんな魔法石も作れる最強魔法石職人である。公にしていないため一部の人達だけに知られ、シルヴィアは今日も作りたい魔法石を作っていた。そんな彼女の幼馴染である公爵令息アレックスが、数十年に一度の頻度で現れる”悪竜”討伐に任
命される。
彼の助けとして魔法石を提供すると、魔法石を駆使してアレックスが討伐に成功した。
戻ってきたアレックスはシルヴィアに求婚して2人は婚約者となった。
2人の仲が深まっていく中、男爵令嬢と公爵令息ということでその身分差に引き裂こうとする者たちがいるが、悪竜討伐の英雄と最強魔法石職人である2人はそれを乗り越えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 10:00:00
191269文字
会話率:36%
100年に一度、緑の髪を生まれ持った人間が暮らす小さな村《フィルティナリア》。その村には妖精と人が暮らしている。
村にはある決まりがあった。
曰く、18歳の年を迎えるもの、2年を超える旅に出よ
曰く、緑の髪を生まれ持つもの、その生涯をフィ
ルティナリアで終えるべし。
緑の髪を生まれ持った少女、リンは村の外で生まれた。
同じ年、フィルティナリアでは奇跡の力を持った赤子が生まれる。
これは人より少しだけ特別だったリンと、フィルティナリアで生まれた彼らと、彼らが出会う世界中の人々と送る、希望の未来のための物語。
ーーーー本格ファンタジー。ダブル主人公。物語は基本3人称で進みます。視点入り乱れ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 22:25:14
30103文字
会話率:49%