遥か未来。地球を飛び去った一部の人類は、葦原星系にて少しずつ繁栄の度合いを高めつつあった。そこに、一人の青年が居た。
人権と平等が表向きだけ謳われる文明社会で権力や資産を持たざる家に生まれた、どこにでも居るような、そして居ても居なくても社
会は大きく変わりはしない、そんな名もなき一般市民の名前はルイ。
このまま、社会の末端として生きるはずが気がつけば見知らぬ星系でひとり。話し相手は猫型の人工知能だけ。帰還は絶望的とやむを得ず惑星に降り立ってみれば、そこは人と亜人が結託と戦争を繰り返す過酷な異世界だった。ルイはこの地で生き抜くことを誓い、仲間を見つけ安住の地を求めて旅をする。そして、歴史の裏側を明らかにしていく。
*誤字脱字、誤用、名前間違い等が御座いましたら、該当箇所を誤字報告機能で御指摘いただけると大変助かります。
*本作は、いくつかの偉大なゲームおよび小説から多大な影響を受けています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 22:28:24
1181905文字
会話率:50%
イーハトーヴの山奥、古びた石碑が立つ。
村人たちは夜になると、奇妙な音楽が聞こえると噂する。
若き天文学者の啄木は、望遠鏡を担いで山に登った。
星々の間に、見たこともない constellation が浮かぶ。
「あれは...R'lye
hか」
啄木の口から思わず漏れる。
突如、大地が揺れ、岩肌が割れる。
深淵から這い上がる巨大な触手。
啄木は震える手で笛を取り出し、奏で始める。
星の歌が、混沌を押し戻していく。
夜明け、啄木の姿はなく、
ただ石碑に新たな詩が刻まれていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 21:30:30
4648文字
会話率:4%
杉下栄吉は永平寺門前の岩肌で岩に彫られた仏様を見つけたが、そこに「大心」という作者の名前を見つけた。永平寺のお寺で過去に在籍した雲水たちの中から大心という名前の人がいるかどうかを聞いてみた。するとそれらしい人が昭和17年にいたことがわかる。
しかもその人物は昭和19年に破門されて永平寺を出ていったことがわかる。さらに永平寺門前の老人に聞き込みをすると終戦直後に仏様を彫っていた僧侶がいたことがわかる。その人の出身地を調べて京都府舞鶴市の明全寺に行くとその大心の家系はすでにその寺にはいないことがわかる。寺の住職の話で坂本大心は永平寺を破門され軍隊に入ったことがわかる。しかも戦争から帰還すると寺は人手に渡り、両親も死んでいて行く場所がなくなったらしい。しかたなく永平寺へ行って修行の再開を求めたが入山は許されなかった。しかも軍隊では大きな事件を起こし、軍法会議にかけられたという事までがわかる。
父が死に息子は破門され後継者がいないという事で寺は人手に渡っていた。失意のうちに永平寺に向かう大心だったが、破門は解かれずうろうろするうちに門前で岩に仏様を彫って贖罪しようと決めた。その後警察に出頭して軍法会議の継続を京都地方裁判所で受けて、懲役5年の判決を受ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 14:02:04
71115文字
会話率:36%
長編小説よりの一遍 ※他サイトあります 関連 「アッコン陥落の嘆きを謡う吟遊詩人」
・祈りの歌声 祈りの輪に入れない者
そうして、その夜半に仮の宿になる屋敷で 彼等、聖ヨハネ騎士団の騎士達は
祈りを神に捧げていた。
聖句に 神に捧げ
る祈りの聖唱 それは紡がれて来たもの 魂に響き渡る歌声が
響き、ゆっくりと詠唱の歌声が静まりゆく
紡がれた救いへの祈り 天国の門への道に・・
時に狂おしく、残酷な現実の中
誰しもが高みにある天国の門に…無事に到達することを望む。
修道僧である彼等の職務は、騎士としての役割だけでない…‥
修道僧としての祈り
特別な目的と任務で課せられた施政院、病院での奉仕、医療活動 人々の救いの為に
ザアアア‥雨の音‥マルタ島の地で岩肌を打つ雨音
すぐ傍で、建物の外で 降り始めた冷たい夜の雨に打たれながら
祈りの輪に入る事が
許されない者が悲哀の表情、静かなる諦観に満ちた表情をさせながら、聞いている。
漆黒の闇色の髪が雨に濡れている。
この時、哀しい見捨てられた
子供のような瞳をした者、彼は雨よけのフードも着ずに
人よりも長い時を生きてきた
青い瞳、少年の姿の吟遊詩人、今では人ではない魔物が……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-29 05:35:49
441文字
会話率:0%
岩盤に覆われた大地。
だけど、その下には望みがある。
最終更新:2023-01-16 07:00:00
342文字
会話率:0%
おぼえのない罪で投獄された、独房で。
その不条理に、おもいをめぐらせた獄中の記。
最終更新:2022-08-19 07:00:00
724文字
会話率:0%
光刺さない岩肌がむき出しになった黒い大地、ぽつりぽつりと風に乗り白い光片が流れて行く先。
少しの白色に輝く街頭が照らす人気の無い街の中央には、まるで好物を前にした子供の口のような、はたまた来る物全てを飲み込む魔王の口のような歪な「門」が
地面に横たわり、仄暗い大口を開いていた。
そこは水の流れる数多の繁栄の跡地、水を辿って行くならば、崩れた遺跡が、緑に満ちた場所が、ヒトの居ない街が、何かを祀った神殿が、探跡者達を迎えるであろう。
これはヒトビトを狂わせ、消し去り、誘い込む、そんな数多の跡地コラビスイゼーシアと、それに挑む数多の探跡者達の物語である。
ーー
この作品はカクヨム、ノベプラにも投稿されています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-02 12:19:07
54935文字
会話率:28%
「ぅおおおおおおおおお――ッ!!! くそババアくたばりやがれ!」
極寒の地、猛吹雪のフィンブルベルト山脈の岩肌を全力疾走で駆け抜ける少年。
後ろからは、フロストドラゴンの群れ。
勿論、狙いは少年だ。
雪の中を物ともせず、巨躯をうな
らせ爪やブレスをまき散らす。
その攻撃を紙一重で避けつつ、彼は恨みの呪詛を吐いた。
巨体が動く度に大地は鳴動、雪崩が起きるのは明白だ。
前門の雪崩、後門のドラゴン――絶体絶命のピンチが彼を襲う。
少年の運命や如何に?
※)卑猥な表現もあります。苦手な方はご注意を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-05 17:40:02
5749文字
会話率:29%
おおむね痛そうなお話。
最終更新:2020-01-24 08:00:00
552文字
会話率:10%
閉塞された地下世界。
無機質な岩肌の壁に囲まれたその世界で人類は暮らしていた。
第五層主要都市アレクシア。カイ・クノートとルーラ・バウマンの二人は、その街にある孤児院で育てられていた。だが六年前に、地下世界を支えている大木、神聖樹の暴走に
より、二人の孤児院は森に呑み込まれる。以降、二人は孤児院の子供たちを養うための金を、窃盗で稼ぐこととなった。
そんなある日、カイとルーラはとある屋敷からお宝を盗むことを画策する。
「怪盗ハロウィンズ」を自称する孤児院の子供達、ティム・カーティスとリリー・ベネディクト、ササ・フライヤーの三人も加わり、カイとルーラは見事にお宝を盗み出すことに成功した。
だがそんな彼らの前に――地下世界の支配者であるヴァルトエック家の三女、マリエッタ・ヴァルトエックが突然姿を現す。そして困惑するカイに、マリエッタはこう告げた。
「神聖樹の暴走により、森に奪われてしまった広大な土地。それをウィザードである貴方の魔法で、取り返してほしいのです」
こうして、左腕に「過去を再生する」魔法を宿した青年カイの故郷を取り戻す物語が始まった。
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地下世界って何か萌えるよね、から書き上げたものです。
基本シリアスですが、節々にコメディ要素投入。
プロローグ、第一章~第五章、エピローグ構成。
全59話。長いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-22 21:00:00
163900文字
会話率:46%
魔神ちゃんは魔界と人界の狭間で一人寂しく暮らしていました。
ある日、魔神ちゃんは思い立ちます。
「人格を宿した究極のゴーレムを作るのだ!」
そうして生まれたのが、異世界の日本で死んだとある青年の魂を中心に、いろいろざっくばらんに
ふわっと知識とか経験、技術なんかをいい感じに詰め込んだゴーレムさん。
「マスター、部屋から出られません」
ゴーレムさんの体は大きすぎました。
トンカン、トンカン、トンテンカン。
「さすがマスター。さすが私。ほれぼれするほどの美男子ぶり」
なんということでしょう。
ゴツゴツの岩肌だったゴーレムさんがすべすべのお肌に!
これは可愛らしい魔神ちゃんと、執事なゴーレムさんの中身がまるでないお話。
連載とありますが一話完結、不定期連載です。
ネタとメタとサザエさん時空です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-22 07:32:41
913文字
会話率:48%
フラウノイン王国公爵家令嬢ロゼ・ベッセンハイトは目を覚ますと、そこは岩肌に囲まれた牢屋の中だった。
一体何故と疑問に感じた時に思い出されたのは、親愛なる従者たるリタが斬り裂かれ、血の海に沈む光景。
今にも倒れてしまいそうになりながらも、同
じように捕らえられた貴族令嬢達を不安にさせないようロゼは気丈に振る舞う。
けれども、不幸は重なり、突然現れた下卑た笑みを浮かべる男に襲われそうになってしまう。
そんなロゼの窮地を救ったのは、ディア・ファーリエと名乗る少年だった。
ロゼは、彼の協力の元、捕らわれた令嬢達と共に脱出を試みるが、彼女の行く手を阻むのはかつてフラウノイン王国で最強と謡われた騎士レヴォルグ・イクザームで……。
――これは、高貴な令嬢達を最底辺の少年が守護する物語。
※この作品は「カクヨム」様にも投稿しております※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-07 09:00:00
99186文字
会話率:36%
目覚めた『それ』は、幽遠(ゆうえん)な山をさまよい、やがて閉じ込められたトンネルの中で、事故に遭遇してしまうのだった。
最終更新:2016-07-09 00:06:53
7136文字
会話率:14%
気がついた時には既に世界が変わっていた。周りは薄暗い岩肌の洞窟、捕えられた少女たちとそれを見て卑しく嗤う盗賊たち。
知らぬうちにそんな盗賊の首領となっていた俺は少女にイチモツを押し付け、あわや凌辱する寸前といったところだった。
なんとか少女
たちを助けたが、盗賊団の首領であるはずの俺が少女たちを開放したところで、捕まるのは目に見えている。そのために盗賊の死体を全て燃やしてまでお膳立てをした。
あとは帰るための手段を探すだけだと思っていたが、気が付いた時には逆に俺が少女たちに捕まってしまっていた。
その後はなぜかその少女が仲間になり、必ず起こると言われているナニかとの戦いに備え仲間を集める旅を始めることになってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-04 20:25:49
48225文字
会話率:46%
同じ国でありながら、崖の上と下で生活水準がまったく異なる国があった。
500mの高低差でそれぞれの住民が交わることはなく、互いにその存在もあいまいだった。
そこに、誤って落ちてしまった崖上の少年。
崖上のゴミとともに落ちた彼を救ったのは、異
常な身体能力を持つ少年だった。
意識を取り戻した崖上の少年が見たのは、崖上のゴミを糧とする崖下の街。
けっして裕福な暮らしをしていたわけではなかった崖上の少年でも、その惨状に驚き、戸惑った。何より衝撃を受けたのは、そもそも崖下に街があり、人がいることを知らなかったことだった。
社会問題になってもおかしくない状況にも関わらず、何も知らないことに驚く崖上の少年をよそに、崖下の少年は崖下の住民にとっても崖上のことを知らないことを告げる。
見上げても、見えるのは岩肌の壁ばかり。
ゴミが落ちてくるので、何かあるだろうと思っている程度の認識しかない。そして、何があるのか確かめる術もない。
食糧難から、住民の盗みと暴力。
それを止め、取り締まる組織はない。
紙幣というものがなく、物々交換での取引。
それまでの常識が一切通じない崖上の少年は憤るが、崖下の少年はそれが普通だと答えた。
そんな中、なけなしの正義感を振るった崖上の少年を待っていたのは、容赦ない暴力。
崖下の少年によって、なんとか助かった崖上の少年。
ただ子どもを助けだけで、自らの命が危ぶまれるという状況にショックを受けずにはいられなかった。
そんな崖上の少年にたいして、崖下の少年は「余計なことをするな」と声を荒げた。
こんなの間違っている。
崖上の少年は思わずにいられなかった。
だから、崖下の少年に告げた。
―世界を変えて見せる―と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-18 22:45:25
46513文字
会話率:24%