宿屋の看板娘マリアは、お茶の時間にクッキーを喉に詰まらせて倒れた。
意識を失って、ふと気が付くと、彼女は死者と生者の世界の間を流れるという『黄泉の川』のほとりに立っていた。
「ど、どうしよう! 早く戻らないと!」
焦って走り回る彼女は、
そこで美しいご令嬢に出会う。
「家族に見捨てられ、婚約者には裏切られ、邪魔になったら毒を盛られる、そんな人生など生きている意味がないのです!」
そう叫びながら向こう岸に行こうとするご令嬢を、マリアは必死で引っ張った。
「待ちなさいって! 生きている意味は絶対にあるって!」
「そんなものありませんわ! ありませんのよ!」
「いや、あるって!」
とまあ、こんな感じで、すったもんだしていたら、どういう訳か体が入れ替わってしまった。
戻る方法が分からず、とりあえず公爵令嬢として過ごしてみるマリアだったが、不味い食事に掃除の甘い部屋、ボロいドレスなど、聞いていた貴族生活とは、かなり違う様子。
「……もしかして、この家、貧乏なのかしら」
しかも、宿の食事が懐かしくなって、庭でこっそりベーコンエッグを作って食べていたら、辺境伯令息に見つかってしまい……。
――この話は、公爵令嬢と体が入れ替わってしまった宿屋の看板娘マリアが、奮闘しながら、ざまあしたり恋に落ちたりする話である。
※全36話、約9万2千字。全話登録済み。
※ネタバレ防止のため、感想欄を閉じております。完結後に開きます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 00:00:00
42655文字
会話率:26%
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ
方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
【アメーバブログ】
https://blog.ameba.jp/ucs/top.do
【男山教会ホームページ】
https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/
【YouTube】(不思議のパルプンテ)
https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos
【ノート】
https://note.com/unique_panda3782
【カクヨム】
https://kakuyomu.jp/my/works
【YouTubeドラマにつきまして】
無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 01:11:48
1077文字
会話率:7%
死後の世界には、レーテーと呼ばれる川がある。
忘却の女神の名を冠するその川を渡ると、すべての記憶をなくしてしまうらしい。
川を渡ること、そして、記憶をなくすこと。
天秤にかけなくともどちらを選ぶかは明白だろう。
たとえ向こう岸に、
自分の求めているものがあったとしても。
たとえそれが、渡らなければ二度と手に入らないものだとしても_________
日本から異世界転生した勇者ミサキは、魔王を倒して世界を救ったものの、魔王と相打ちになり失意の中死んでしまう。
だが、彼はまた別の世界の女神に拾われ、魔王やその配下達を打ち倒し世界を救った、記憶を代償に強力な力を得る神話再臨『イミテーション・ゴッズ』を頼りに、女神の世界を救ってほしいと頼まれる。
すでに日本にいた頃の記憶を失っていた彼は迷うが、世界を救った暁には願いを何でも一つだけかなえてくれることを条件に、世界を救うことを決意した。
そして再び異世界召喚されたミサキだったが、目の前に現れた少女、メアリーの罠により体が入れ替わってしまい______
こうしてその世界の根底を揺るがす大事件に巻き込まれてしまうのだった。
死後の世界に、レーテーと呼ばれる川がある。
忘却の女神の名を冠するその川を渡ると、すべての記憶をなくしてしまうらしい。
川を渡ること、そして、記憶をなくすこと。
天秤にかけなくともどちらを選ぶかは明白だろう。
だが、向こう岸に自分の求めているものがあったらどうだろう。
たとえばそれが、渡らなければ二度と手に入らないものだったとしたら。
だからこそ、俺は再びこの川を進んでいく決意をした。
それを手に入れるために、記憶を失う覚悟をした。
だが、その覚悟は、一種の諦めのようなものではないだろうか。
この選択をしたのは、俺がすでに腰まで川に浸かっていることに。
後ろを振り返っても、もうすでに戻れる岸がないことに。
後戻りができないと気づいてしまったからかもしれない。
これは、記憶も体も、すべてを失った彼が、すべてを手に入れる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 22:00:00
109044文字
会話率:42%
ユーミンの「5センチの向こう岸」、久しぶりに思い出した。その時代の少女漫画とか少年漫画とか、つらつらと。
最終更新:2024-06-29 10:56:41
1491文字
会話率:7%
そう遠くない未来、そして、そう遠くない過去。
1と0の狭間で、出会うはずのない2人が、グラウンドの上に立っていた。
「トンネル…、探してるの」
「はあ?」
少女は、“向こう岸”から来ていた。
決してすれ違うことのない並行世
界の果てに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-14 23:04:23
364文字
会話率:10%
あしたへの階段をのぼる僕ら。
最終更新:2023-09-21 07:00:00
343文字
会話率:0%
黄金色の湖をおれはとぶのだ。
最終更新:2023-04-21 07:00:00
332文字
会話率:0%
まだ人気のない早朝に近くの河川敷まで散歩をするのが私の日課。
正確には、その河川敷から向こう岸に向かって大きな声で唄うまでが私の日課。
そんな毎日の日課の中で起こった心の変化と、とある出来事。
短くて小さな物語。
最終更新:2023-07-06 18:00:06
2184文字
会話率:0%
向こう岸へ行けるとしたら、奇跡が起こったとき。温かさの手をひいて、連れて行かれる前に行きたい。願いは私の中にある。すっとある。
最終更新:2022-09-26 06:46:40
560文字
会話率:0%
夢見がちなサラリーマンだった、徹夜中に過労死でポックリ逝った。
三途の川の向こう岸、神様(アニメっぽい風貌の美少女)に会った。
荒廃した世界を救ってくれと頼まれたので、迷わず転生を希望した。
周囲を見渡す。 ……狭い空間。
前世で見たとき
は、32×16ドットの機体だった。
「なんでこうなった?」
転生先は未来の地球、宇宙人に支配されディストピアになっていた。
こどものころに熱中し、真横から見て、レバーとボタンで操作した、
チープな横スクロールシューティングゲームそのままの世界にいる。
『地球の命運は君達にかかっている、健闘を祈る』
これから向かう先は大宇宙、お先真っ暗な第二の人生。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-18 05:03:09
23099文字
会話率:38%
三途の川の渡し守、エフは、渡し舟に乗ってあの世から戻ってくる老人を待っていた。現世の人々が「神」と呼んで崇める向こう岸の者の「粋な計らい」に導かれ、エフとその老人は、認知症の妻の待つ村へと向かう。
最終更新:2022-07-05 20:43:09
6040文字
会話率:53%
三途の川の渡し守エフのことろへ、今日も一人のワンダラーが訪れる。映像クリエーターの小峠純平。彼はかつていじめっ子だった。小峠は三途の川を渡たるのか? 彼が三途の川の向こう岸に見たものとは?
最終更新:2021-11-19 11:20:29
4082文字
会話率:51%
今日も男は孤独に、池の近くのベンチで昼食を取っていた。
いつもなら、彼に仲間はいないのだが、今日だけは向こう岸に同じ境遇の男性が見えた。
ぼんやりと彼の様子を見ていると、やがてその男性が奇怪な行動を取り始める。
最終更新:2022-06-09 16:23:54
1285文字
会話率:3%
私が子供の頃から愛してやまない一点の広大な風景画。そこに描かれているのは荒涼とした岩山に挟まれた、全く人けのない曲がりくねった寂しげな小路。蛇行する川に架けられた連続アーチ橋も、誰かを向こう岸へと渡す役目を果たすこともできず、ひっそりと静
かに佇んでいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-06 22:17:52
836文字
会話率:0%
自分が何故、三途にやってきてしまったのかを知るため、主人公は舟渡をしながら失った記憶を探していく。
もう何人目のお客様かわからない、少女をまた向こう岸へと届けるが、その少女はあまりに有名すぎた。少女の名前は【安達真桜】。
薄れた記憶の
中で、僅かに残っていた彼女の名前。
それは人気子役の【安達真桜】であった。
彼女の過去を知っていくうちに、主人公は得体の知れない不気味さに襲われる。
そして、彼女の言葉が塗りつぶされた主人公の記憶にインクを落とす。忘れていた、自身の死因を知った時、主人公の前には懐かしい人物が……。
あてもない「後悔」を探す航海。主人公の記憶が鮮明になった時、驚きの事実が明らかになる。
生と死の狭間、三途でおこる出会いと別れ。
もう会えない大切な人に、あなたもきっと会いたくなる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-12 23:55:49
12551文字
会話率:32%
まなざしの向こう岸
そんなまなざしが確かにあったことの記憶
最終更新:2020-09-15 06:29:02
12450文字
会話率:4%
僕と彼女の家は隣同士だ。ある日、僕と彼女の家の間に渡ることのできない大きな崖が現れ、世界は二つに分かれてしまう。鳥が運ぶ手紙を使って会いたい気持ちを伝える僕たち。そして、僕は彼女に会うために秘密の計画を思いつく――。
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LINEノ
ベル様にアップさせて頂いていたものを閉鎖に伴い、こちらに投稿させて頂きます。全4話の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-06 21:42:00
8914文字
会話率:52%
中央断層。
それはこの世界を南北に分かつ巨大な裂け目のことである。中央断層は、底が見えないほど真っ暗で深く、向こう岸が見えないほど巨大で、両岸を行き来できる人間は"渡りの使者"のみだ。
南北に別れた土地にはそれぞれ
幾つかの国がある。
断層以南に住む人々は、神術という特別な力を持つことができる。神術とは大地の神々の力をわが物とする術のことで、人を殺すことも助けることもできる。南部は暖かく緑豊かな山々に恵まれ、そこに住む人々は太陽を信じ神として崇める。
断層以北に住む人々は、特別な力はなにも持たない。北部は、北に近づけば近づくほど寒く荒涼とした大地が広がっている。そこに住む人々は身体が丈夫で、バネのような筋肉に包まれた足腰で険しい山々や氷に閉ざされた大地を駆ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-23 06:53:00
30382文字
会話率:38%
自己の内面に働きかける、お腹が空いた。
とにかく、ネットでも人目を気にするになってる自分が情けない。
なぜなら、情報の向こう岸に同じ人がいると思うから。
最終更新:2019-11-22 15:41:23
847文字
会話率:0%
ふと思いついた作品です。
キーワード:
最終更新:2018-04-08 11:37:42
639文字
会話率:15%
夏の夕べ、人見知りする愛犬がなついた男性は誰だったのか。
最終更新:2016-02-14 08:59:25
2622文字
会話率:29%
「死んだら私、天国に行けるかな?」
「少なくとも地獄には行かんさ。」
そんな会話を最後にした後、幼い彼女は手術室に運ばれていった。
それが最後に交わした会話だった。
彼女が逝ってから十数年後、小さな喫茶店を開いて生活していた自分はある日、草
刈りをしてる途中、事故であっけなく死んでしまった。
死んだ後、気がついた自分の目の前に広がっていたのは、向こう岸が見えないデカイ川と花畑な草原。
手には事故の直前まで持っていた草刈り用の鎌、茫然としていた自分の前に唐突に現れた女性。
彼女は言った。
「草刈りの仕事、してみませんか?」
作者は完全な初心者です。
誤字、脱字。文脈的におかしい部分が出てくると思います。
また、飽きやすいので長期的に更新が空いたり最悪そのまま失踪する可能性もあります。
それでも、興味を持たれた方。
どうぞ生暖かい目で御覧頂けると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-14 06:23:53
874文字
会話率:68%