【憎しみに燃える悪女が権力を掴み国を傾ける中華復讐譚】
魁《かい》国には、外戚の禍を避けるために、皇太子の生母は必ず死を賜るという法がある。
その残酷な法により姉を殺された翠薇《すいび》は、姉の子が健やかに成長して名君になることを願っ
ていた。けれど、後宮の権力争いにより、その子までもが暗殺されてしまう。
怒りと悲しみの中で、翠薇はすべてに復讐することを決意する。魁国の法、皇帝、後宮の女たち──そのすべてに。皇后の地位も国母の栄誉も、生きながらにして手に入れることによって、法に盲従した者たちをあざ笑うのだ、と。
手始めに、翠薇は姉に似た容姿を利用して皇帝を篭絡する。あるいは皇帝の寵愛を笠に着て、あるいは野心を持つ臣下と結んで。競争相手を追い詰め、邪魔者を排除する彼女は、やがて悪女と呼ばれるようになるが──
カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 07:13:34
143171文字
会話率:28%
琳国西端に位置する碌山州から、后妃候補とその侍女が後宮に発った。
姉の侍女として名乗りを上げた鈴鈴の狙い。
それはずばり——『姉の蘭蘭を、後宮から密かに救い出すこと』!
姉推しガチ勢の鈴鈴は、日々姉の美しさを愛で、悪意を跳ね除け、計画を遂行
すべく奮闘する。
しかし思いがけず皇帝との関わりを持ったばかりか、ある騒動をきっかけに完全に退路を失って……!?
姉妹愛に燃える一途な妹侍女の、脱宮奮闘物語!
※アルファポリス、ノベマ!に同作掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 07:03:03
30168文字
会話率:48%
フィール王国第一王女として誕生したノエル。
正統な血を持ち合わせずとも王の座を掴んだ彼女は即位の翌年、かつて同盟国であった帝国から一方的な宣戦布告を投げつけらた。
圧倒的な軍事力の差に僅か一年も経たずして属国にされてしまう。
王国を
守るためにこの身を犠牲にしようとしたノエル。
彼女の目の前に現れ、『停戦』として終戦を約束する為の皇帝の条件は、<ノエル・ラド・フィールを后妃に迎える>こと。
当然烈火の如く憤るノエルだが、国の為、屈辱の中条件を飲み入れる。
そうして始まった帝国での生活は彼女にとって途方もない苦痛だった。
毎晩獣の餌として貪り喰らわれる日々。
復讐の機会を狙って従順な態度を取っていたノエルを絶望に落とすのはある一つの<事実>。
皇帝の狂いじみた執着は誰にも止められない。
執着の成れの果てにあった<モノ>とは…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 23:08:14
2444文字
会話率:28%
棠梨国の皇帝が、お妃さまを大募集!まあ、後添えなんですけどね。それでも良ければ、庶民の方々から試験をして選びましょう!
ある日、そんな告知が出たのを韶華は知った。生活刻苦からの脱出には、やはり玉の輿が一番手っ取り早い。とはいえ試験で選ば
れるのなら、美人と評判の姉が狙った方が勝率は上がるだろう……そうして姉妹は、めざせ后妃の鬼(嘘)となった。
しかし庶民から選ぶといいながら、試験は貧しき者に難題を突きつけた。香好みの皇帝のために、妃候補たちはお香を納品しなければならないらしい。高価な香木は手に入らない……悩む韶華は、行く先々で遭遇する将、不審な影、大酒呑みに係わることで、事を打開する。
あとはただ……姉が勝ち残るのを待つ、のみ?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-29 07:00:00
568050文字
会話率:46%
古代エジプト、新王国時代。 19王朝の第三代ファラオ・ラムセス二世の治世。
奴隷の若者セテムは、軍人カーメフの策謀により、ヒッタイト王国との軍事決戦の場での、ファラオの身代わりを務めさせられる。 カデシュの戦いは、エジプト
軍の大勝利に終わる。
戦場近くで身をひそめていたファラオは、運悪く身分を知られぬまま捕虜になり、ヒッタイト本国に連行されてしまう。 ファラオ捕虜など知られれば、究極の屈辱、カデシュの大勝利も水泡と帰してしまう。
やむおえず、セテムは偽ファラオを強要される。 ファラオの身代わりを、無事にこなす。 恐怖の後宮に入り、数多くのファラオの妻女との関係を見事にこなす。 次第に、偉大なファラオ、ラムセス二世へと、成長を遂げるのであった。 九十年に及ぶ生涯に、王妃ネフェルタリを始めとする数十名を超える妻女に、百名もの̪子女を儲ける。 エジプト史上、最大の偉大なファラオとなる。
数奇な運命の末。 王家の谷にファラオとして葬られ、静かに眠る。
一方、真のファラオは、運悪く宮刑に処せられ、ヒッタイトの後宮で宦官を務めさせられる。
后妃、皇女に使え、重要される。 何故か、不思議な幸福感の中で、人生を歩む事になる。 長い、後宮生活を経て、宦官の墓地に、今静かに眠る。
姿形の酷似した奴隷とファラオ。 二人の運命は、不思議な交錯を重ねて行くのだった。
古代文明の不可思議な幽玄世界。 歴史の大いなる闇は、今、解き明かされようとしている。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-15 20:42:47
53986文字
会話率:19%
「――お断りします!」
じゃじゃ馬姫こと、ツェツィーリア・コンダティーニ(リーリア)は『魔力の保有量が多い娘だから』という理由だけで“帝国マーレマール”の后妃にと乞われる。バカにすんな! と一度ははねのけた彼女だったが……兄に説得され、渋
々ながら嫁ぐことに。
その先で待っていたのは、辟易するほどの超高待遇! 大金持ち夫の規格外な甘やかし方に、内心ドン引き! しかし、超多忙な――しかも、天然?――なクロードは日々公務の合間を縫って顔を出すほどの真面目な夫でもあった。『どうせ魔力目当て』と反感を覚えていたリーリアも、そんな皇帝の優しさと穏やかさに、次第にほだされていく。しかし、過去のトラウマから魔法が使えなくなった彼女は、そのことを素直に告げられなくて……そんな時、彼女を変える事件が起こる――。
口悪ひねくれ王女×ほのぼの天然皇帝の、ファンタジック・ラブコメディ。←に、なる予定です。
注:予告なく悪態(汚い言葉遣い)が入ります。
舞台設定はファンタジーですが、異世界物を初めて書くので設定が微妙でもご容赦ください!!
☆普段はムーンライトノベルズの方で執筆を行っております。興味があればそちらもご覧ください。
「明けない夜はないように」2020年9月 連載中
*こちらは18歳以上になります。閲覧時ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-19 20:27:21
8051文字
会話率:35%
天界の天帝の后妃ー璋善に仕える天女の珠嬉。彼女はある日、璋善の命で地上に降りた。とある白桃を手に入れるためだ。
だが、白桃の木の持ち主の老婆はなかなか譲ってくれない。息子の嫁になってくれるんだったら白桃を譲るというので珠嬉は仕方なく了承する
。
白桃をもらい、璋善に届けてから再び地上に舞い降りた珠嬉だったが?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-24 23:41:09
4625文字
会話率:60%
陛下と共に馬を走らせる私を、人は「女将軍」と呼ぶ。
*R-15設定は保険です。ごく穏やかな官能描写です。
*他サイトとの重複投稿です。
最終更新:2017-12-27 21:56:41
1031文字
会話率:38%
村では最強の牙だったインユェ。しかし理不尽な選定のため、長の娘の代わりに後宮に宮人として入れられることに。后妃に仕えていないただの宮人にはお手当てが出ない! 空腹に耐えかね、後宮の近くにあった山で蟲を狩ったその日、彼女は都に来てからの初めて
の友達を手に入れた。インユェは知らない。その男が何者なのかも、これからの自分がどうなってしまうのかも。これは狭い村の世界で生きてきた、自分の異常性に気付かなかった少女と、彼女の異常性すら受け入れてしまった男のじれったいラブストーリー……のはず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-16 17:00:00
319156文字
会話率:34%
終わらない連鎖と存在の因果。
勇者と魔王の戦いを、両者の近しい存在から見たお話。
最終更新:2014-01-31 12:06:23
9166文字
会話率:1%
彼女は皇帝の后妃であり、自分の義母にあたる人だった。それは、決して叶うはずもない恋だったのだーー。
これは、叶わぬ恋をしてしまったある少年のお話。
最終更新:2013-08-08 04:00:00
2925文字
会話率:16%
魔法学園高等部元素魔法科2年室長シン・カズサ17歳。人には言えない副業をしながらも日々頑張っていたのに!まさかの皇帝の正妃候補に選定されてしまった!3足のわらじなんてはけません!これは、かつて伝説と言われた后妃の生きた証。・・・の話。・・・
になる予定だ。(多分)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-24 19:36:28
26337文字
会話率:41%