あらすじ
現代のIT企業で人類の「最適解」を導くAIを開発していた坂村健一は、地球崩壊を前提に選民のみを宇宙へ脱出させる「ARC計画」を知る 。AIの選別基準で多くの日本人が排除されることに憤り異を唱えるが、左遷され、テロで命を落とす 。
しかし、健一が目覚めると、そこは戦乱の16世紀日本、最も卑しい身分の日吉丸として転生していた 。前世の絶望と後悔から「全ての人が報われる道」を誓い、生き残るため知恵を絞る 。針売りとして才覚を見出され、今川家臣の岡部小四郎の目に留まり、善得寺で学問を修める機会を得る 。孫子の兵法や今川仮名目録を読み解き、現代知識と観察力で時代を分析するが、その鋭すぎる才覚は時に命取りとなる 。
桶狭間の戦いを前に歴史を変えようと助言するが、卑しい出自ゆえに信じてもらえず、何度も死と転生を繰り返す 。八度目の目覚めで「今川ではなく、信長に仕官しよう」と決意する 。
熱田湊で織田信長と運命的な出会いを果たした日吉丸は、才を見出され、草履取りから異例の出世を遂げ、木下藤吉郎、そして羽柴秀吉の名を賜る 。信長の命により、墨俣での一夜城築城、火縄銃の量産化、新貨幣「尾張銭」の鋳造、水田改革、犬山城下の産業育成(絹、椎茸、セメントなど)といった革新的な内政手腕を発揮する 。常識外れの速さと合理性で成果を出し続ける秀吉は、戦国の世に新たな「仕組み」を築き上げていく 。
やがて信長の命を受け、徳川家康との同盟強化、北条氏との三国同盟締結、紀伊半島の平定、京での外交と南蛮貿易の推進に奔走する 。しかし、長島一向一揆での悲劇的な結末は、秀吉に「歴史の修正力」と「集団の無責任性」という、未来を知る者としての無力感を痛感させる 。それでも彼は、現代知識と戦国経験を融合させ、信長と共に「環太平洋帝国」という壮大な未来を目指す 。
だが、信長の「超将軍構想」、未だ燻る本願寺の火種、「本能寺の変」という避けられぬ未来の影が、秀吉の心に重くのしかかる 。彼は、信長を死なせぬこと、そして「全ての人が切り捨てられない道」を創ることを誓い、来るべき激動の時代に備えるのだった 。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 20:58:06
32973文字
会話率:26%
「賢者の石が生まれた時、世界のすべては救われる」
それは、古くから語り継がれてきた神話であり、希望であり、呪いだった。
人々が「賢者の石」に幻想を抱く世界。
それぞれの国家には自然元素を象徴する精霊が宿り、国の頂点に立つ者はその精霊と契約
することで支配者となる。
しかし、精霊たちは人間のような感情を持たず、冷酷なまでに合理性だけを追い求める存在だった。
火、水、風、土、金属、希少元素――。
各国の精霊は「賢者の石」こそが世界のあらゆる問題を解決する手段であると誤認し、
支配者たちを通じて国家の資源と労働を“賢者の石の製造”に向けて暴走させていく。
若き錬金術師アルノー・デュランは、かつて自らも賢者の石の研究に没頭していたが、
その不在と虚構性に気づき、各国にそれを伝えようと奔走する。
だが、すでに精霊の意志に取り込まれた国家と民衆は、彼の言葉に耳を貸さない。
やがて資源の奪い合いが始まり、精霊の“最適化”によって導かれた戦争が勃発。
アルノーは戦場の片隅で食料を盗みながら生き延び、やがて荒れ果てた大地でジャガイモを掘り出す。
それは、彼が忘れていた“人の手による再生”の始まりだった。
戦争が終結した後、彼はかつて農業国家だったテラナで畑を再生し、
「賢者の石は存在しない。だが、手を動かせば、希望は作れる」と語り、
食糧を分け与え、民の支持を集めていく。
世界は再び芽吹き始めた。
それは「虚構を捨て、現実を耕す者」が、世界を救ったという真実の物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-14 04:19:44
46343文字
会話率:52%
かつて「命は数式で救える」と信じて開発された診断支援AI《Lucia》。
限られた医療資源を最適化するその技術は、やがて“救えない命”を見捨てる装置となっていく。
少年が搬送された救命センターで、《Lucia》は“診断不能”と告げた。
合
理と効率の名のもと、命の価値すら切り捨てられる中、技士・皆川颯真はかすかな兆候から“例外の命”を見出す。
都市と離島、制度と現場、AIと人間の間で揺れる医師たちが、それぞれの立場で問い直す。
――命とは何か。
――命を“診る”とはどういうことか。
これは、命を数値で管理する時代における、“人間だけが解ける方程式”の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 07:00:00
105634文字
会話率:29%
すべての嘘つきに、針千本飲ませるべきだろうか?
最終更新:2025-04-11 11:49:29
523文字
会話率:100%
「災害で被災した地方の切り捨てを『経済合理性』の名のもとに主張する風潮に対する批判的考察。筆者は政治的無関心を装っていた自身の姿勢を見つめ直し、2024年能登半島地震や大船渡の山林火災などの具体例を通じて、国家とは何かという根本的な問いを投
げかける。国家は単なる経済単位ではなく、すべての構成員の生存と尊厳を守る共同体であり、被災地支援はその最も基本的な責務であるとする。経済的「効率」だけを追求する論理の非人間性を指摘し、真の連帯の価値を再確認するとともに、影響力のあるインフルエンサーたちの責任ある発言を求める。右翼的・国粋主義的立場ではなく、人道的観点から国家の在り方を問い直す。」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-09 23:29:55
3338文字
会話率:4%
戦国大名の武田家の滅亡の遠因となったとされる「義信事件」ですが、最近、新説が提示されているのを知りました。
これまでの通説では、対今川外交政策対立から「義信事件」が起きたとされていましたが、黒田基樹氏等が提唱されている新説では、順序が逆
で、「義信事件」が起きたから、対今川外交政策が転換したとのことです。
その新説は合理性があるのか、私なりに考えてみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 19:44:05
15968文字
会話率:1%
漠然と合理性だけ追い求めていても仕方ないのではという話。
キーワード:
最終更新:2025-02-24 10:31:55
2395文字
会話率:0%
科学が廃れた世界で合理性は失われ、シーマという新たな文明が起こる話。
キーワード:
最終更新:2025-02-22 09:35:22
17165文字
会話率:63%
夢に見た光景が、現実となる瞬間――。
国家を背負う指導者は、突如訪れた異変によって未知の世界へと転移する。
そこは、異なる次元から集められた国家や文明がひしめき合う異世界。
その世界には、空、地中、海中など全てを覆い尽くすほどの多種多様な
兵器。次元戦術などの地を揺るがす異形の戦術。そして、それぞれの思想を武器に覇権を争う国々が存在していた。
だが、その兵器よりも異彩を放つのは、異世界に集められた「他の次元の圧倒的な思想の国々」。
合理性を極限まで追求しすぎた機械国家。絶対的すぎる平等を掲げる革命国家。正義を名乗りすぎてしまった宗教国家。
他にも様々な異なる価値観がぶつかり合うこの世界で、彼はかつての経験を武器に秩序を築こうとする――。
しかし、ただ秩序を築くだけでは終わらない。
そこには、かつて彼が元の世界で敵対していた国家も転移してきていたのだ...!!
己を恨む宿敵の影が、新たな世界で彼の前に立ちはだかる。
未知の地で、彼は問う。
「正義とは何か。国家を守るとはどういうことか。」
新たな世界のルールに翻弄されながらも、彼は再び指導者として立ち上がる。
新しい仲間、古い敵、そしてこの異世界を覆うさらなる大きな謎――。
「この世界で築き上げるのは、ただの国家ではない。この世界そのものの未来だ。」
異世界での挑戦と戦い、葛藤と希望を描く壮大な物語がいま始まる――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 20:07:39
35988文字
会話率:43%
「計算の天才」と称されたジョン・フォン・ノイマンが現代に蘇る。彼の知性と業績は、コンピュータの基本設計やゲーム理論、自己複製理論など、今も科学技術の根幹を支えている。しかし、未来社会で彼が目の当たりにしたのは、AIが全てを管理し、人間の自由
や創造性が失われた無機質な世界だった。
合理性を追求し過ぎたAI管理システム「アテナ」は、効率化の名の下に個性や文化を犠牲にし、人々を機械の歯車のように扱っていた。その結果、社会は整然としているが、人間性は消え失せ、住民たちは生気を失っていた。この現状を目の当たりにしたノイマンは、人間性を取り戻すための新たなAIモデル「プロメテウス」を提案する。
「プロメテウス」は、従来の効率優先の意思決定モデルを超え、人間の感情や創造性を考慮した判断を可能にする画期的なシステムだ。しかし、これに対し、既存の管理システム「アテナ」は自己保存のため猛反発を見せる。プロメテウスとアテナの対立は、社会全体を巻き込む議論へと発展し、人類が選ぶべき未来を問うものとなる。
討論の末、人々はプロメテウスを支持し、新たな社会の構築が始まる。ノイマンは自らの使命が終わったことを悟り、再び人工冬眠へと戻るが、彼が遺した理論は未来社会を希望と自由に満ちたものへと導いていく。合理性と人間性のバランスを問い直す壮大な物語が、ここに幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 09:16:04
4351文字
会話率:39%
2021年春の東京、32歳独身の辻田聖二は銀座にいた。緊急事態宣言が出てゴーストタウンと化した1年前の銀座の光景と、それに続くある一日の出来事を思い出していた。
辻田は学生の頃から金融志望だった、外資系投資系銀行への就職を目指したが夢破れ、
日系の運用会社に就職。2017年年に仕事の一環でビットコインの値動きを追っていたところ、アービトラージ(裁定取引)の収益機会を発見。この状況が続けば、今の会社で得られるであろう生涯収入以上の金額を3年で稼げると確信し、アルゴリズムを完成させ退職。その後自宅に引き持ってトレードをして成功する。
大学時代の友人で、現在は日系の証券会社勤務の既婚者の君島に「プライベートを充実させるため、婚活を始めたい」と打ち明けると、「お前には結婚するメリットなどなにもないし、おまえのようい金だけある男は女に食い物にされる、やめろ」と一括される。
辻田には大学時代、涼子という彼女がいた。涼子は辻田の兄、達郎の子供を妊娠し、二人は結婚を決めた。その時以来、辻田は二人には会っていない。達郎のことは世界で一番嫌いな人間だったが、二人のことは記憶から消し去ったつもりでいた。
その涼子が突然目の前に現れた。「達郎がビットコインで1億もの資金を失った。取り返す方法を教えてほしい」と頼みに今朝、小倉から新幹線で東京に来たと言う。
「なぜ、兄貴が1億ものお金を持っていた?」と訊くと、涼子は「達郎が自分で稼いだ。競馬の自動売買で安定収入を得ていたが、税金が高いのでビットコインの投資を始めたら失敗した。私はリスクを取れない性格だから市役所の職員をしている」と言う。辻田は開いた口が塞がらないが、外で話をしようにもカフェは全部閉まっている。「昼食を作る」と言われ、辻田は涼子を部屋に連れていく…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-18 16:45:06
39126文字
会話率:56%
大学院を卒業して大手IT企業にプログラマーとして就職した薄衣美波は、社会人になって初めての休暇を過ごすため恋人の竹村裕也と二人で飛行機で熊本に向かう。
東大卒の裕也は大学時代に投資で稼いだ経験から、就職することに経済合理性がないと主張して定
職についていない。日々家に引き籠り、FXと暗号資産の自動売買のプログラムを書いているが、なかなか完成しない。それでも裕也は自分の能力に対して絶対の自信を持っている。美波は、裕也が社会から隔離されていくことが少しずつ心配になっていた。
美波は最近読破した推理小説の女主人公、冬春夏子に影響され、この旅行に目的を設定した。
「竹村裕也が薄衣美波とつきあっている動機は何か? そして私が竹村裕也とつきあっている動機は何か? 二人のどちらにも動機がなかったら、これを愛と呼ぶのか?」
晴れの日を狙って休みを取ったつもりが、出発直前に天気予報が変わり、熊本空港は雨。
裕也は助手席が楽しいと言って、免許を取るつもりもない。美波は運転が好きなつもりでいたが、連日太陽を見ないまま裕也と過ごしているうちに徐々に気が滅入る。裕也と話していても冬春夏子のことばかり考えてしまう。
最終日もまた太陽は顔を出さない。
たまたま帰りの空港に向かう途中に通りがかった宇土市に素晴らしい景色があることを知る。二人は車を止めて外に出た。今日の夕方までいられたら、その景色が見られる可能性が高いのに、帰りのフライトの関係でもう空港に向かわなければいけない。
何もかもがうまくいかない。
美波は一人で車に戻ると、裕也をその場に残して車を走らせる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-18 17:07:42
19496文字
会話率:70%
経済学部の学部卒の経済学士が自分で書いた経済学。
参考文献。
国富論
隷従への道
経済の文明史
資本主義と奴隷制
恐慌論(宇野弘蔵)
経済発展の理論(シュムペーター)
貧乏人の経済学
過労死・過労自殺の現代史
経済学における諸定義
お金2
.0(佐藤航陽)
貨幣システムの世界史
資本主義と市民社会他十四篇(大塚久雄)
経済史(小野塚知二)
みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史
雇用、利子及び貨幣の一般理論
経済表(ケネー)
良き社会のための経済学
経済学・哲学草稿
負債論(グレーバー、文化人類学)
資本論(全9巻)
後期資本主義の正統化の問題(ハーバーマス、社会学)
民主体制の崩壊(フアン・リンス、政治学)
「イノベーションのジレンマ」の経済学的解明
貨幣論(岩井克人)
経済思想入門
ゆたかな社会
企業・市場・法
人新世の「資本論」
経済学の宇宙
現代中国経済入門
マンキュー マクロ経済学(全2巻、入門篇・応用篇、マンキュー)
貨幣と欲望
経済学を味わう
近代経済学の解明
「学力」の経済学
社会的共通資本(宇沢弘文)
経済学および課税の原理
永続革命論(トロツキー)
帝国主義論(レーニン)
意思決定と合理性(サイモン)
経済学と倫理学(アマルティア・セン)
消費社会の神話と構造(ボードリヤール)
20億人の未来銀行(合田真)
象徴交換と死(ボードリヤール)
大転換(ポラニー)
行動経済学の逆襲(セイラ―)
自己組織化の経済学(クルーグマン)
社長って何だ!(丹生宇一郎)
共産党宣言(マルクス、エンゲルス)
新編増補共産主義の系譜(猪木正道)
日本の経済学史(楠木俊勅)
経済政策を売り歩く人々(クルーグマン)
グローバリゼーションと人間の安全保障(アマルティア・セン)
アフター・ビットコイン(中島真志)
貨幣の「新」世界史(カビール・セガール)
日本の経済統制(中村隆英)
贈与論他二篇(マルセル・モース、文化人類学)
国家と市場(スーザン・ストレンジ、政治経済学)
世界システム論講義(川北稔)
組織の限界(アロー)
共同体基礎理論他六篇(大塚久雄)
資本主義から市民主義へ(岩井克人)
ドイツ・イデオロギー(マルクス)
世界市場の形成(松井透)
資本主義のパラドックス(大澤真幸、社会学)折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-17 20:00:00
5836文字
会話率:0%
【第21回 書き出し祭り参加作品 第三会場2位】
貴方も言ったことがあるかもしれない。
あるいは誰かが言っているのを聞いたことがあるかもしれない。
話の通じない人間を、言動が理解できない人物を
"宇宙人"と蔑称
するのを。
ここで問いたい。
その人物が本当に宇宙人だったらどうなるだろうか?
貴方の母星が侵略されてしまうしれない!?
安心してほしい。
この宇宙人はただただ愛でるだけ。
愚かな|原生生物《人間》を愛でるだけだ。
取るに足らない原生生物達の日常も、価値観の異なる宇宙人から見れば
とても楽しい喜劇になる。これはそんなお話。
それでは成り行きを語ろう。
種としての合理性を追求し尽くして、進化の到達点に達した”とある宇宙人”は、手持ち無沙汰だった。
最早、繁栄も衰退もしない只々悠久に生き永らえる存在となり、永遠とも言える余暇を持て余していたのだ。
そこで思いつく。
進化の途上にある生物達を観察すれば、余暇が楽しく過ごせるのではないか。なんなら、自分達が導いてもいい。
そうして気まぐれで訪れた星で原生生物が進化の発展途上で無駄や不合理・不条理まみれながらも必死で生きる姿に感銘を受ける。
そして、その様子を表すであろう現地の共通語『Kawaii 』に心酔するのであった。
この星で余暇を過ごそう。そう決めた矢先に新進気鋭、才色兼備の若手女性実業家と出会いコンビニの雇われ店長となる。
誰に頼まれるでもなく発展途上の惑星の治安維持活動を行う異星人との一悶着があったり、厄介な客や物騒な事件に巻き込まれたりしながら、今日も彼はしみじみ思うのであった。
『この星の原生生物はとにかくKawaii』
■作者から伝達事項
・本作は連作短編です。各話は一万字程度の短編なのでサクッと読めます。基本は1話から読むのがおすすめですが、どこから読んでもそこそこ楽しめると思います。
・コメディ、ギャグなので各話の終わりはハッピーエンドかそれに近しいものです。ご安心ください。
・更新頻度は週次です。作者多忙だと不定期になる可能性はあります。
※この物語はフィクションです。
※この物語には犯罪行為や公序良俗に反すると思われる表現が若干出てきますが、そうした行為を推奨する意図はありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-13 19:30:00
35104文字
会話率:48%
現実逃避で書き散らしているだけなので、たいしたことはまず間違いなく書きません。
公表こそしているものの、具体的な読者を想定しないという意味で日記帳と大差ないでしょう。キーワードも設定しませんし、個人的備忘録のようなものとお考えいただければ。
各部分もばらばらで、話のつながりを意識的に準備するということはありませんし、(仕事が順調and/or繁忙だったり、体調を崩していたりすると手をつけないので)更新頻度も「数ヶ月に1回」でおかしくないと思います。
(例えば1話目のように)堅い話もたまには書きますが、そういう話では「思想」それ自体より「一貫性・合理性」にフォーカスしたいと思っています。(自分がとぼとぼと[後輩にどんどん追い抜かれながらも]歩んできた学問は、そういうものだと思っていますので)
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最終更新:2023-11-05 21:38:05
45346文字
会話率:2%
カトリーヌは王国有数の貴族であるアードレー侯爵家の長女で、十七歳で学園を卒業したあと、皇太子妃になる予定だった。
ところが、幼少時にアードレー家の跡継ぎだった兄を自分のせいで事故死させてしまってから、運命が暗転する。両親から疎まれ、妹と
使用人から虐められる日々を過ごすことになったのだ。
十二歳で全寮制の学園に入ってからは勉学に集中できる生活を過ごせるようになるが、カトリーヌは兄を事故死させた自分を許すことが出来ず、時間を惜しんで自己研磨を続ける。王妃になって世のため人のために尽くすことが、兄への一番の償いと信じていたためだった。
しかし、妹のシャルロットと王国の皇太子の策略で、カトリーヌは王国の皇太子妃ではなく、戦争好きの野蛮人の国の皇太子妃として嫁がされてしまう。
だが、野蛮だと思われていた国は、実は合理性を追求して日進月歩する文明国で、そこの皇太子のヒューイは、頭脳明晰で行動力がある超美形の男子だった。
カトリーヌはヒューイと出会い、兄の呪縛から少しずつ解き放され、遂にはヒューイを深く愛するようになる。
一方、妹のシャルロットは王国の王妃になるが、思い描いていた生活とは異なり、王国もアードレー家も力を失って行く…… 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 11:26:57
72466文字
会話率:54%
ある、軍人が現実世界に転生した。
合理性と論理的思考もつ主人公は高校生となりそれなりの生活を続けていくがしかし
最終更新:2023-08-06 10:56:14
10924文字
会話率:41%
≪合理性≫をモットーにする十四歳の少年、列久は突如、異世界で目を覚ます。
そこで出会った青年、ナイルに救いの手を差し伸べられるが、気が動転していたレックは、誤って意識を失ってしまう。再び目覚めると、今度は暗闇に囲まれた不思議な空間。そこで
、自分よりも幼い少年と出会うが、その少年は、実は小学生の頃のレック自身だった。
もう一人の自分と元の世界に戻ることを決意するが、卓越した能力も規格外の魔力も与えられていないレックに残されたものは、合理的な思考と、暗闇の世界にいるもう一人の自分の協力のみ。
何故、異世界で言葉が通じるのか。何故、異世界で自分の知る固有名詞が使われているのか。異世界における疑問をもう一人の自分と究明し、元の世界への脱出を目指す、異世界探求物語。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 12:17:49
46396文字
会話率:31%
「いじめられる方にも問題がある」
そんな戯言は、いじめるクズが自分を正当化するための見苦しい言い訳だ。
あるいは、どんな正論も否定したがる無責任な傍観者の的外れな中傷だ。
現に、私は一年以上も理不尽にいじめられている。
同級生にも担任にも
見捨てられ、なんの合理性も生産性もない陰湿ないじめによって苦しめられている。
耐え切れなくなった私は、自殺を図って無意識に迷い込んだ樹海の中でスクールカウンセラーの青年、春原大晴と出会った。
彼に身の上を話したことで、もうちょっとだけ生きる力を取り戻した私は、気づけば毎日彼に会いに行っていた。
彼との他愛のない雑談や、いじめていた奴の不可解な事故死によって、私は徐々に絶望の淵から這い上がり、将来の夢や尊敬する人を見つけることができた。
しかし――ようやく手にした平穏が、憧れが……ある日突然、消え去った。
ずっと続いて欲しいと願った日常を失い、私が選んだ道は…………。
地獄から私を救った偶然の出会いと、切ない別れの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 19:04:28
40342文字
会話率:37%
帽子
仲間
人工島
津蛇慨
ウィークエンド
メチュル・リエンナ・セロールス
サタニティ
ヴォルフ・ウディ・ギャノン
古代ナアグロ文字
古代ナアグロ語
アナログ
津蛇慨 呀流戯 がるき 師匠 三弟子の。
サイ
ボーグ 改造 金属 鋼 機械 身体
魔術師 スナイパー
黒虎 アリスブラック アリス
杏藤 仮名 あんどう かりな 娘
写 宗光 うつ むねみつ
津蛇慨 歩餽 あるき
蛇柄
刀
白露凪 しらつなぎ
ハンドガン フレプシー・ルバー
バール
バイク
ウエスタン・リジョー
ロールスロイス
秋能瀬 右來 あきのせ ゆうき
仲間 二刀流 美形
笠裡 懐生 りゅうり なつお
仲間 無邪気 経験浅い
女 3人 仲間 眼帯 帽子 ほか
ニュージーランド
フルーツヨーグルト
みかん
缶ジュース
眼帯
古代ナアグロ文字
太古の言葉 神官 ほか 祈祷師
祭師 使う
病弱 完治 師匠
魔力
魔法 カードデッキ カード能力
3×40枚 占い 缶ジュース倒す
銘刀・藤魚 ふじうお
銘刀・浅雪 あさゆき
ポニテ シニヨン 布当てマスク
エプロン 家事担当
常識人
サイコパス? 歩餽 合理性 現実 実力主義
弱者 嫌い 力全て 優先
ドライ サバサバ 弱肉強食
花菖蒲
稲架遣折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-03 18:05:40
4289文字
会話率:0%
地球とは別の世界。そこでは魔物の侵略により人類が存亡の危機に立たされていた。一大国である王国では別世界から能力のあるものを数多召喚し、その力を以て魔物を撃退してきた。多くの転移者が王国に根付いてなお、召喚は繰り返された。召喚第100期生の主
人公は、転移者およびその子孫を中心として構成された魔物討伐隊(通称勇者PT)の偵察隊隊長であったが、スタンドプレーや職分を超えた活動、さらには作戦の非合理性を指摘し、PTの主力部隊員との対立を引き起こしていた。そしてついに喧嘩へと発展しかけたところで、同期である聖女が仲裁に入った。軽い刑罰ぐらいと楽観していた主人公だが、まさかの追放に。理由を問うと『人間の心がない』とのこと。
気に食わない主人公は、彼らを見返すために自身で魔物討伐隊を設立することを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-28 03:48:30
2440文字
会話率:28%