帝都、東京。元号は大正となり、次第に異国との戦禍の気配が近づいてきている。東京帝国大学で精神医学を学んでいる俺は、現在私宅監置の資料を取り纏めている。私宅監置とは、江戸頃まで遡る座敷牢といった風習を、法制度化したものであるというが、近代化
を謳うこの国を思えば涙が出てしまうくらい劣悪なものだ。端的に言えば、精神病者――古い言葉で言えば瘋癲人などを、自宅で看るという制度である。調べる理由は、出身地の村における記憶が端緒だ。
※東京と村を舞台に、大正~現代の間を輪廻転生するホラーです。(他のサイトにも掲載しています)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 02:43:22
17534文字
会話率:62%
結婚式当日の控室。
ティアレーヌ・ド・ダリルは、今日初めて、結婚まで一度も顔を合わせず文通ばかりしてきた夫と顔を合わせ、生涯の伴侶として誓いを立てることに、ゆっくりと笑みを深めていた。
この、国の古い言葉で千の花という意味を持つ国で王
族が一、建国神プロティシアの血を受け継ぐとされる強大な力を持った女系一家の皇家、実家であるダリル家と一生の縁を切り、夫方の貴族に国王によって下賜される――――それは、ティアレーヌが生まれて間もなくに決まっていた事。
けれど、この段になってまで、ティアレーヌの心はとある貴族の令嬢にあった。
令嬢の名はリュシー・ド・ミルドラ。
ハシバミ色の髪と眸を持つ、一重まぶたの目立たないけれど可愛らしい、少々口調の固い人物。
ティアレーヌも初めは他の令嬢と共に、リュシーの事をただの友達だと思っていたが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-26 17:46:28
6363文字
会話率:14%
金城いちるは感情のフラットな女子大生。高校の卒業式に友達の森木想から漂うコチョウランの匂いと、口にした古い言葉がずっと頭に残っていた──。
pixiv『エモい古語辞典』小説コンテスト応募作品です。
最終更新:2023-04-11 21:30:36
9762文字
会話率:53%
ってか、古きオタク系論破王の紳士・淑女の皆さまよ……いくつかのエッセイの言葉が本当なら……自重してくださいな。ガチで子供を論破するような言い方してるなら、さすがに引きますよ。確認してないからエッセイかいた側の勘違いや誇張だったらごめんね。
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最終更新:2023-02-15 19:27:35
1456文字
会話率:4%
仕事ができて、家事もできてとなんでもできる女を演じたい、見栄っ張りの結婚適齢期という古い言葉を過ぎた女性の日常
最終更新:2021-02-27 23:20:22
891文字
会話率:20%
詩、ですね。
荼毘の秘法。懐かしくも、古めかしい、古い言葉の数々…
懐古の昔へ、日本の昔の懐かしさを思い出して下さい。
最終更新:2020-11-09 15:34:34
929文字
会話率:0%
何気なく、古い言葉に出会った。どこでだろう。頭の中、本の中、声の中、声の中だ。
誰かが話しかけてくる。ぼくは、何も話さずに、その日を終わらせる。古い言葉を思うことは、終わらせることではなくて、始めることにほかならない。だけど、ずっと変わらぬ
姿を求めてて、また、終らせてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-11 20:27:03
401文字
会話率:0%
エンジット王国の王都の北側に位置する街、ウェルヴィンキンズ。エンジットの古い言葉で『狂った者たち』を意味するその街を治めるのは、黒い髪に琥珀の瞳を持つ、子爵であるリゼルヴィンという女主人だった。
優秀な魔法使いにして、王家の奴隷であり、子爵
家の当主であるリゼルヴィンは、その強大な魔力と、神話にある『黒い鳥』の伝説のために国中から恐れられていた。
リゼルヴィンは今日もまた、王の奴隷として動き出す。その行動は、国のためか、自身の街のためか、はたまた自身の欲のためなのか――。
※短編『Rの悲劇』の主人公の現在の話となります。シリーズ設定しておきますがほとんど関係ありません。詳しくは活動報告にて。
※誤字脱字見つけましたら報告してくださると助かります。
※予告なしの残酷描写が入ります。ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-30 19:51:13
535306文字
会話率:35%
「ながれ」とは、日本の古い言葉で季節を表す言葉。
この短編の中に、少しでも季節を感じて頂ければ幸いです。
最終更新:2017-10-05 20:17:17
16466文字
会話率:28%
――俺はあんたの中では、死神なんだろう?
この世界の戦争のシステムはあるとき、大きな変化を遂げた。
巨大人型戦闘兵器、ネフィリム。
古い言葉で巨人――或いは天使の意味を持つそれは、技術革新(イノベーシヨン)によって人類が生み出
した叡智と言えるだろう。
ネフィリムは二十五メートルほどの大きさを誇る巨大戦闘兵器だ。昔の人類がこれを見たら巨大ロボットなどと言うのだろう。そしてその発言は何も間違ってなどいない。
ネフィリムに標準搭載されているのは電磁レーザー、二十センチメートル砲、コイルガンの三つ。古い時代を知る人間からは『戦闘兵器のデパート』とも言われているが、それは大きな間違いだ。ネフィリムは戦車なんて生易しいもので代用できる言葉では無い。もっと言えば――悪魔みたいな存在だ。その由来とは裏腹に。
ネフィリムが戦場に導入されたことにより、戦争のメカニズムも大きく変化することを余儀なくされる。人間を文字通り人柱にして戦争をする時代は終わってしまった。
――では、戦場で働いていた人間はどうなったのか?
これは、ネフィリムのパイロットと冴えない男性兵士の出会いと別れを描く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-23 22:12:54
26091文字
会話率:38%
子供の頃に考えていた極論です。難読漢字を覚えるのは無意味という。
最終更新:2017-06-27 09:12:26
411文字
会話率:15%
グラン大陸北部にあるガイガン。そこに、一つの巨大な山がある。緩やかな所と切り立った所が複雑に入り組む迷宮のような山。
その名は「ガイガン」。この土地の古い言葉で自然を愛し、人を憎む巨人を意味する言葉だ。
最終更新:2016-06-29 16:00:00
5610文字
会話率:16%