帝国を騒がす、怪盗ヴェイグロア。如何なる宝も盗み出す彼の真の正体は、皇帝より命を受け悪事を露見させる“密命怪盗”だった。
怪盗ヴェイグロアこと、虚かざり。未だ成功率100%を誇る彼だが、その盗みの手法には、一切のトリックも、不思議な道具も
存在しない。全ては、その戦闘能力を利用したごり押しだった──。
大量の警備員はぶちのめし、強固なガラスは割り、空高きタワーから盗んだ宝を持ってロープ一本を手に飛び降りる──そんな、無理やり力業で盗んでしまう、それが怪盗ヴェイグロア。
そして彼には、不思議な力を持つ助手がいる。シィサン、彼女は顔を変えられる。誰にだって化けられる。その特殊な力によって──やっぱり、ごり押す。
所詮盗みも力勝負をモットーに、怪盗は今宵も悪事と宝を華麗に──あるいは無理矢理に──盗み出せるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 23:30:47
7115文字
会話率:62%
運動神経がちょっと良い高校生、秋山葵の裏の顔は、怪盗ヴェールだった。老若男女に化けられる特技を活かして、いとこの長島澪のサポートを受けて高価な絵を盗む。
IQ200の頭脳のある自称探偵の桐生健太は、宿敵の相手。怪盗ヴェールが現れるところ
に、必ず健太の姿がある。怪盗ヴェールは警察の罠を華麗にかわして、絵を盗む。
〇登場人物
・秋山 葵{あきやま あおい} 十六歳。高校二年生。
・桐生 健太{きりゅう けんた}十六歳。警視総監の息子でIQ200の頭脳を買われて、探偵として警察に協力している。中学から高校一年生までアメリカに留学していたが、怪盗ヴェールを捕まえるために帰国。葵とは同じクラス。
・長島 澪{ながしま みお} 十六歳。高校二年生。葵のいとこで同じクラス。
・関口 鈴音{せきぐち りんね}十六歳。美術館の館長の娘。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-17 07:10:00
67747文字
会話率:42%
どうもどうも、えー、騙し騙されっていうのは世の常、人の常でありますが、おっとっと。専売特許とまでは申しませんがねぇ元祖、騙す動物と言えばそう、タヌキとキツネですねぇ。
この二匹、昔から競い合ってきたもんでね。そりゃもう人間なんて手首を捻
るようなもんですよっとね、へっへっへ。
そう、昔々のこと。とある少年がおつかい帰りに山道を歩いていました。
片手にはお母さんにお土産に、と叔母に持たされた蜜柑を包んだ風呂敷。もう片方の手は道中で拾った長い木の棒。
おっと今、棒を捨てて、また新たに木の棒を拾いました。先程のよりも長いかなと地面に置いて見比べ、むむむっとまあ退屈しのぎですな。道のりはまだまだ長いですのでね。
さて、そんな彼に朗報。何やら先のほうで物音がしました。はてさて猪だろうかそれともイタチ?
そっと近づき様子を見ると、はい、お待ちかね。ここで登場でございます。タヌキとキツネであります。
おや、喧嘩かな? と少年は思いました。両者睨み合い、何かを喋っているようでしたが人間には獣の言葉はわかりません。ええ、ええ聞かせようとしなければね。
でも、想像がつきますよね? そう、どっちが上手く化けられるかって話だと。
と、その二匹、動きをピタリと止め、次いで耳だけをピクピク動かし始めました。
少年は自分のことがバレたのかなと思いビクリとしましたが、そのまま見ているとどうも違ったようです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 11:10:00
6498文字
会話率:30%
下級貴族が妻の作った夕食を食べた。しかしそれは妻の肉で作った料理であり、それを食べさせたのは妻に化けた何者かであった。下級貴族は検非違使に相談するが、妖怪変化の類はお門違いと追い返されたため、知り合いの陰陽師見習である宇佐美に相談する。宇佐
美は「人に化けられる者はひとりしかいない」と言い、仇を討つことを約束する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-10 20:02:09
18771文字
会話率:61%
主人公はメス猫。好きな人間の前でなら、人間の姿になれる、特殊な猫。
前の飼い主に、虐待を受けていた。
とうとう、捨てられる事になり覚悟を決めた。
すると、たまたまごみ捨てに来たひ弱そうな男性、後の飼い主に出会う。
飼い主の人間の優しさにふれ
、人間に恋をする猫の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-28 23:30:02
48523文字
会話率:39%
子どもの頃から小春のことを助けてくれる謎の青年、椿さん。
いつ会っても見た目が変わらないと思ったらなんと人間に化けられるヒラ妖狐さんでした。
そんな彼を好きになっちゃった小春と、小春の事が好きだけど拒まないといけない理由のある椿さんが、ち
ぐはぐ行き違い、しょうもない外野が茶々を入れたりしながらまったりバカっぽい方向へ転がり落ちていくポンコツラブストーリー。
序盤のシリアスはすいかにおける塩くらいの配分のつもり。
トラブルは基本的に変化球ざまあでさくさく解決していく予定。
いやらシーンはサブタイで注意喚起あり
定期的に読んでくださってる方、ありがとうございます。励みになります。
この場を借りて御礼申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-19 11:41:40
469630文字
会話率:36%
ある日突然、異世界に召喚された私、佐倉美咲。なんでも呼んだのはリオンという同い年の少年で、自称悪魔(後で天使とわかる、お菓子が好き。人間体にもなれる)のネココに力を借りて呼び出されたらしい。なんでも夏休みの宿題で呼ばれ、今後の異世界交流のサ
ンプルとしてだそうだ。そんなこんなで異世界の魔法学園を案内してもらうことになるも、ここでは悪さをした“精霊”やら“天使”やらが“適当”に封印されているらしく、しかも今回別人に“成り済ます”“精霊”の封印が解かれてしまったらしい。途中、私がその“精霊”の“本当の姿”を見ることができることがわかり、その能力で探すも今度は私に化けられるも倒し、その後危険な魔物が出るも、最終的に箒で叩いて“倒した”。そんな一件があったのち、私はこの異世界の学校に通うことになる。
「地域限定! 異世界トリップ~平凡な私が、異世界の魔法学園に入る事になった件~」の題名で投稿した作品の、修正版です。以前コバルト文庫の公募に出しました。
小説家になろう(https://ncode.syosetu.com/n2710ck/ )折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-22 07:00:00
30112文字
会話率:44%
僕は狸だ。化けることができる。いやいや、大したことはないんだ。化けられるのは不細工な男と不細工な猫だけなんだから。……だれだよ。ダッセーとか言っている奴は。そうだよ。ダサいさ。でも、僕はこれでいいんだ。人をだますのは好きじゃないし、不自由も
していないから。
ところが、そんな僕の平安な日々を乱す出会いがあった。
ああ、千夏ちゃん!
僕は君と話がしたいよ。でもどうやって? なんとか不細工男に化けたところで、話しかける勇気も出ない。そもそも君をだましたくはない。こんな僕の気持ちを、どうしたら君に伝えることができるのだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-23 10:11:20
8959文字
会話率:25%
同年代の子供たちの間で流行っている髪の生成師というアプリゲームをしようとインストールしようとした俺は、なぜか闇の生成師というパチモノのようなアプリをインストールしてしまう。
そのゲームは、人間を材料に、魔物を作るという残酷ゲームだった。
俺はクラスメイトの雨宮に告げられる。このゲームはやがて日常になると。
雨宮に、気に入らないことがある度に叱られる俺は気づく。雨宮が、闇の生成師にメインヒロイン設定された人物だという事を。
俺は、ゲームの舞台、リュウセン城、その意識の集合体の深紅に、一つだけややハードルを下げる設定変更ができると告げられ、雨宮をメインヒロインから外す事を目論む。
深紅に雨宮を完全にヒロインから外す事はできないが、マルチヒロインに変えることは可能だと告げられ、男女年齢関係なく、メインキャラのほとんどをヒロインに設定する。
ライバルや悪役を、できる限り削除するために。
闇の生成師は、SSランクの新種の魔物生成に貢献すれば、そのプレイヤーは伝説の生成師となり、ゲームはエンディングとなる。
日常世界は、ゲームを始める以前にリセットされるが、死亡したゲームのキャラクターとはゲームの記憶を共有できないという。
だが、ゲームをマルチヒロイン制にしたためか、ゲーム内で次々とトラブルが発生する……。
その上、闇の生成師の世界は、十日に一度、黒い月が出て、その世界からハンターがやってくるため、 エルフのメイドなどに化けて隠れるという嫌な設定まであった。
俺は化粧するも女装も苦手なんだが……。
だが、魔法で簡単に化けられるとか……?
気が付くと、気になる女の子のアヤメは、メイクボックスを作るのに夢中になっていた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-09 23:00:00
81118文字
会話率:36%
高校を卒業したばかりの18歳の女の子。
きつねの嫁入りのような天気に、トラックにひかれそうになっているきつねを助けて、代わりに轢かれてしまいます。
神界できつねの神様とそのお付きの天使様と悪魔様に出会い、チート?な、きつねスキルをもらい第7
世界という異世界へと行くことに。
『きつねスキル?ちょっと日本の本来の意味を捻じ曲げてるよ?強引すぎないかな?』
『でも、きつねうどんは今日もおいしいよ。ありがとう』
この話は、ゆるふわな感じで女の子が異世界でほのぼの生きる物語です。
『メモ』狐七化け狸八化け
・きつねは人を誘惑する為に化ける。
・たぬきは人をバカにするために化ける(化けること自体が好き)。
・そのため、きつねよりもたぬきの方が化けられる数が多い。
・しかし、きつねとたぬきの化け合戦できつねが勝ったという説もある
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-07 19:03:21
66507文字
会話率:25%
景色が変わらず、永遠に夏の終わりの黄昏時という黄昏市迷子町。私立海辺之学園は、文字通り迷子町の海辺にそびえ建つ中高一貫教育の学園です。
この学園には、様々な時代からタイムワープの許可を得て入学した者たちや、あの世から入学したオバケ、宇宙から
来た者、人間に化けられる動物までいます。そして、学生たちを上回る個性溢れる教職員たち!あらゆる学生の自由を尊重する私立海辺之学園!ここで、毎日起きる不思議な出来事を披露致しましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-21 23:53:16
51788文字
会話率:16%
この話は、連載小説である「人精〜模倣の精霊と頑健な俺の成り上がり〜」の第二章にあたるところの、ヒロインが主人公を毎朝起こす時のお話です。
様々な美少女へと化けられるヒロインと、それにからかわれる主人公。
そんな朝の日常のお話です。
一応初見
の方でも問題ないお話となっておりますが、詳しい設定などは第二章を参照ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-05 12:08:51
2915文字
会話率:14%