出会い(璃桜Ver)
桜の花が散る中にとても綺麗な人が手を伸ばしていた。
その人は偶像を地上に残し、虚像が空に飛び出し桜の花に溶けて消えるようだった。
消えて欲しくなくて、僕は思わずその人の手を掴んでしまった。
驚いた表情のその人は僕の手
を振りほどき、校門の中へと消えていった。
―― しまった。入学早々、いきなり変な行動を取ってしまった。 ――
僕・千義璃桜は妖が視える。幽霊とも話すことができる。
そして、多くの神の加護を持っている。
祖父と叔父は神職(陰陽師)として働いており、
姉も神職に就くべくその方面の大学へと進んだ。
そして、弟の桜珠は化け猫“ロウ”の新しい主人となった。
化け猫の転生恩返しで成長した 璃桜の別のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 15:51:10
7129文字
会話率:28%
私、ローゼは義弟になるルドルフを見て前世のことを思い出した。
この世界が乙女ゲームの世界で、自分は原作開始前にラスボスとなるルドルフに殺される運命だということに。
「死にたくない! 仲良くならないと!」
原作開始までは五年もある、しっかり
仲良くなって殺される運命を回避しよう!
そして、五年後。
殺される運命は逃れたと思っているけど、なぜかルドルフは私に執着している気がする。
「ラスボスになってほしくないなら…僕の手綱をしっかり握っていてよ?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 18:10:00
15121文字
会話率:38%
冷たすぎたということだ。
最終更新:2024-02-06 21:06:02
314文字
会話率:16%
一文字ずつ、僕の手から離れていく
キーワード:
最終更新:2024-01-15 23:00:00
200文字
会話率:0%
上級貴族の令嬢であり、幼馴染との婚約が約束されていた少女。だがある日現れた、1人の少女に運命を大きく変えられる。平民でありながら、幼馴染の心を開いていく少女。徐々に婚約者の心が離れるの感じた彼女は、嫌がらせをして2人の中を妨害した。それが
災いとなって、婚約者と結婚前日に婚約破棄される。一家の恥さらしとなり、周囲から迫害される毎日。幼馴染とそれを奪った少女への憎しみが日に日に増していく。
そんな時に新人の執事が現れる。執事は令嬢に自己紹介するなりこう言った。「なるほど。お嬢様は今ざまぁな状態なのですね。安心してください。僕の手であなたのざまぁを回避してあげます」
常軌を逸脱したハチャメチャ執事のアクションと、それに振り回される悪役令嬢の異世界サスペンス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-14 21:52:54
10003文字
会話率:33%
「死は美しいです。」
と飛び降り自殺をする前に僕は言った。
その答えに満足しなかった先生。塩 蜜柑。
彼は僕の手を掴み、強引に飛び降り自殺を止めた。
話を聞くと、彼は病気でいずれ死んでしまうらしい。
しかし、僕はその病名も余命も分からないま
まだ。
だが、僕は先生の美しさに一目惚れしてしまった。
僕は自分の苗字「砂糖」と「塩」に運命すら感じた。
そして、彼は僕の芸術作品に一目惚れをしたらしい。
その上、彼は自分自身の死を作品にして欲しいと頼んできた。
そうしたら、死の恐怖を乗り越えられると彼は言う。
僕は絵を描くのが好きな単なる高校二年生。
人の死を美しく飾り付けて芸術作品にするなど、できるわけがない。
しかも、好きな人の死を作品になど。
だが、芸術作品にするのを条件に、砂糖と塩は恋人になった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-01 00:03:25
483271文字
会話率:65%
九貫 冬至(くぬき とうじ)。高校2年生。
金髪にピアス、けれど根は真面目。学校で授業を受けて、週末は友人の家で翌日朝までオール。勉強も運動もそれなりに出来て、不満は無い。
6月。いつも通り友人の家で朝まで遊んだ日の帰り道に、1人の女
の子と出会った。
城戸 愛楽(きど あいら)。同じく学校の高校2年生で、クラスは別。
他愛もない会話。互いに当たり障りのない言葉の応酬。そこそこに話したら、適当に会話を切り上げて帰ろう。そうして別れようとした時、彼女は僕の手を引いた。
これは、関わりのなかった2人が学校でバカップルと呼ばれるようになるまでの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-10 20:00:00
29676文字
会話率:51%
……恋する人間の血は、吸血鬼にとって最も美味しいタベモノだ。
四条蒼真の契約主である白鳥紬希は、この世界において最も権利を持つ白鳥家の一人娘。そんな彼女は、自身の契約相手である四条蒼真に恋心を抱いていたものの、蒼真が紬希に抱いている感情は、
【復讐】というなの憎悪だけだった。
「――――紬希が一番幸せな時に、僕の手で紬希を殺す」
この作品は、カクヨムでも掲載しています。
URL→ https://kakuyomu.jp/works/16817330659441615788折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-27 17:45:55
3368文字
会話率:34%
僕の名前は宮沢大輝。
中肉中背、勉強はまあまあ出来るが、目立たないタイプ。
趣味は特になし、強いてあげるとすれば、ゲームくらい。
そして、僕の隣を歩いているのが長沼莉緒。
同い年の小学校からの幼馴染だ。
莉緒は活発な女の子で、僕は大人しい子
供だった。
いつも莉緒は、僕の手を引いて外に遊びに連れ出した。
僕は困った顔で、それでも莉緒について行った。
莉緒と一緒の時間は楽しかった。
高校に入学してから、そんな莉緒との関係が変わっていった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 20:10:33
15790文字
会話率:57%
昔々のお話です。 ある世界に、とても気の毒な女性が一人おりました。
けれどその女性は、その世界ではとても不幸な境遇にありました。
決められた人生を何度も歩み、何度も辛い時間を繰り返していたのです。
何千、何億もの時を過ごし、心の痛みを受け続
ける気の毒な彼女。
けれどある日『誰か』は言いました。
「彼女を救いたい。彼女を解き放ち、そして僕の手で、幸せにしたい―――」と。
この世界の片隅で口にされた切なる願い。
『彼』と『彼女』の行く末は―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 18:00:00
18213文字
会話率:17%
「リシェル・ゼーマン辺境伯令嬢!
貴様は婚約者である僕の看病をそっちのけで、新米の兵士でも一週間あれば余裕で取れる不死鳥の葉を、一か月もかけてのろのろと取ってきたそうだな!
しかもキマイラやグリフォンやケルベロスの出る山を五つ越え、バジ
リスクの住む死の荒野を越え、|毒蠍《どくさそり》の出現する砂漠を越え、アンデットモンスターが|闊歩《かっぽ》する毒の沼地を越え、不死鳥の山を半日ほどロッククライミングして山頂にいる不死鳥とバトルして、|艱難辛苦《かんなんしんく》の末に不死鳥の葉を手に入れ来たなどと嘘をついているそうじゃないか!
そんな薄情で嘘つきでずる賢い女は僕の婚約者に相応しくない!
よって今日限りで貴様との婚約を破棄する!
僕は、病に犯された僕の手をずっと握っていてくれた優しいクラーラと結婚する!」
苦労して不死鳥の葉を取ってきて王太子の病を治してやったのに、彼から言われた言葉はこれだった。
こんなアホでも一応幼馴染、十八歳の若さで死なせるのは可哀相だと思い、不死鳥の葉を取ってきたのが間違いだった。
こんな愚か者とはさっさと別れて、故郷に帰ってのんびり暮らしましょう。
「婚約破棄、承知いたしました」
私は淑女の礼をして部屋を出た。
王太子は病が完治したと思い込み私を切り捨てた。
しかし数か月後、王太子の病が再発して……。
不死鳥の葉を取りに行けるのは勇者の血を引く私と父のみ。
王太子殿下、私たち親子をあれだけ罵っておきながら今さら泣きついてきたりしませんよね?
※小説家になろう先行投稿です。
※前・中・後編(+おまけ)でお届けします。
【こんな人におすすめ】
・強いヒロインが好き
・愚か者共が落ちぶれて行くのを見るのが好き
・ざまぁは徹底的に
・ハッピーエンドが好き
・スパダリから溺愛されたい
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
「Copyright(C)2023-まほりろ/若松咲良」
※ペンネーム変更しました。
「九頭竜坂まほろん」→「まほりろ/若松咲良」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-28 12:08:02
62503文字
会話率:32%
君と会うのはいつぶりのことだろう。きっと最後に会ったのは君が出て行った日だ。
あの日からもう3年も経ってしまった。君がいなくなってから僕の毎日は変わった。いや、何も変わってはいないのかもしれない。変わったのはきっと僕だ。君が僕の部屋に
来る前はこんな生活だった。一人の部屋。風が吹くだけでガタガタ鳴る窓と狭い布団。僕の手が届く距離に全てがあって、僕だけの国だった。
初めは思っていたほどうまくいかなかった。生まれた場所も、育ってきた環境も何もかもが違う他人だ。当たり前だろう。ぶつかることは何度もあった。人と人はこんなにも分かり合えないんだということに気が付いた。それが例え愛し合う二人だとしても。それでも僕らはお互いを知って、徐々に生活は溶け込んでいった。狭い布団の中、僕らは抱き合って眠った。二人の部屋はこれ以上ないほどに素晴らしかった。あの時は気がついていなかったけれど、それは楽園そのものだった。いろんなものを君と一緒に見て、いろんなものを君と一緒に食べた。おいしいねって笑い合って。いつでも君と一緒に暮らした。なんでも君と分け合った。君といる日々こそが僕の幸せだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-12 20:00:00
2481文字
会話率:0%
ある日突然に、変哲もない日常が音を立てて崩れはじめた。地球が…崩壊の時を迎えたのだ。
僕は愛する彼女と、逃げ場のない世界から逃げようとした、時。彼女は僕の手を解き…背から、巨大な純白の翼を生やした。
大空に昇り、彼女は両手を広げながら、祈り
の呪文を唱えはじめた。
すると、地球の崩壊がゆっくりと止まっていき─────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-09 20:33:12
667文字
会話率:5%
果たして、演じるとはどういうことなのか。
「……わかった。やろう。君の言うとおりにする」
僕がそう答えると、彼女は心底ほっとしたように詰めていた息を吐き出した。そして、僕の手を両手で包み込むようにして握る。
「ありがとうございます」
「いいんだ。でも……」
「でも?」
「いや、なんでもない」
首を傾げる彼女に、僕は微笑みかけた。
「大丈夫だ。きっとうまくいくさ」
彼女は一瞬きょとんとした空気を放ってから、小さく吐き出すように笑った。
「ふふっ。はい」
笑ったように感じた。彼女の顔は無表情だった。まるで仮面を貼りつけたような無表情。けれど確かにそのとき、彼女は笑っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-02 15:00:00
8000文字
会話率:59%
ある日、目が覚めると記憶にない部屋に居た。
仰ぐ天井や自身の四肢、そして着ている服まで、全く覚えのないものばかりが目に映っていた。
おかしい。
そう思った僕は外に出て、池に映る自身を見た。
そこには、僕でない僕が映っていて。
その周囲も
、見たことのない景色が広がっていて。
――全てが異なる別世界で、僕は元の世界に戻るために動き始める。
僕の手元にあった不思議な一冊の書、アラクフトルの力を借りて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-15 22:25:58
308737文字
会話率:27%
僕の人生は彼女を守る為にある。
そう思っていた時、彼女はいなくなってしまった。
僕は生きる意味を見失い死のうとするが、ある2人組から不思議なことを言われると同時に、僕の手に宿る二つの剣。
彼女を守る本当の戦いが始まる。
最終更新:2022-11-04 19:11:52
131994文字
会話率:50%
四隅の揃っただけの紙が、僕の手のなかでみるみるうちに形を変えていく。
もはや僕の手から飛び出して。
最終更新:2022-09-28 23:19:21
345文字
会話率:0%
大学を卒業し、自動車会社に就職することになった、僕。かつて曽祖父が使っていた部屋を掃除していると、押入れの奥から何やら曰くありげな行李が出て来た。
行李の中には、曽祖父が残した日記、さらには、タイムカプセルのつもりだろうか、彼から子孫
へのメッセージを記した手紙が入っていた。
帝大卒業直後に書かれたと思しき手紙には、航空技術者だった曽祖父の熱い想いが語られていた。日記にも希望に満ちた日々の出来事が記載されてはいたが、それは前半部分のみ、日が進むにつれ暗く陰鬱な内容となっていく。
曽祖父は、終戦間近、特攻兵器の開発にも携わっていたらしい。若い命を死に追いやる兵器製作に、心ならずも関わった曽祖父は、深い自責の念を抱いていたようだ。
曽祖父が残した悔悟の想いを知った僕は、彼の手紙に返事を書くことにした。願わくば、この手紙が天国に届きますように。
すると、神様の悪戯か? なんと、僕の手紙は過去に届いたようなのだ。僕が手紙を書くたび、変わっていく曽祖父の日記、そして……。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-26 20:00:00
10357文字
会話率:19%
必死に手を伸ばし、何かを掴んだ気がして握ったその手のひらの中を見ても、いつも僕の手のひらは空っぽだった。
最終更新:2022-08-24 20:00:00
8815文字
会話率:28%
「好きです、付き合って下さい!」
その言葉を一年の高校の最後の日、僕は好きな人に言っていた。
「その事、無理かも...」
「...!」
「私もユウの事が好きでも、私、自分の未来の為英国を行く、それは決めた。ごめんね、付き合っててには
もうできないと思う、距離は長いだから。」
「それでも、僕はー
言葉はもう来ないんだ、何も言えない。勇気も全てを消した。
当然だよな。
こんな遅いな時にも、告白を受け入れる訳でわないだろう、僕は馬鹿なのか?
そういうの事を思っていた。
だけど、諦めている訳ではない。
僕はもう一度口を開く。
「距離でも何でもない、それでも、僕は晴美を愛するだけではいいんだ。」
「...その簡単な事はにもー
僕が気付いた時、彼女はもう泣いてる。
けど、悲しい涙じゃない、嬉しい涙だ。
「そんなこと言えば、断らないじゃない。」
僕の手で晴美の涙を拭う。
「毎日メッセージと電話する。」
「...うん」
これは僕(中西 悠)と君(桜坂 晴美)の遠距離恋愛物語が始まりだった。
普通の僕と特別な君。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-29 22:22:42
2491文字
会話率:54%