平民として働くロザリンドは、かつて王女だった。
貴族夫人の付添人としてこき使われる毎日だったロザリンドは、ある日王宮に呼び出される。そこで、父の国王と再会し、獣人が治める国タルホディアの皇帝に嫁ぐようにと命令された。
ロザリンドは戸惑い
ながらも、王族に復帰して付け焼刃の花嫁修業をすることになる。母が姦淫の罪で処刑された影響で身分をはく奪された彼女は、被差別対象の獣人に嫁がせるにはうってつけの存在であり、周囲の冷ややかな視線に耐えながら隣国タルホディアへと向かった。
しかし、新天地に着くなり早々体調を崩して倒れ、快復した後も夫となるレグルスは姿を現わさなかった。やはり自分は避けられているのだろうと思う彼女だったが、ある日宮殿の庭で放し飼いにされている不思議なライオンと出くわす。そのライオンは、まるで心が通じ合うかのように彼女に懐いたのであった。
これは、虐げられた王女が、様々な障害やすれ違いを乗り越えて、自分の居場所を見つけると共に夫となる皇帝と心を通わすまでのお話。
アルファポリスにも投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 10:10:00
119589文字
会話率:55%
司法試験、3年連続不合格。
人生崖っぷちの29歳フリーター、近江 憲(おうみ まもる)。
会社員時代のトラウマも重なり、すっかり自信を喪失させていた。
しかしある日、一人の美女と出会うことで、彼の日常は一変する。
「無差別殺人の容疑で逮捕
します」
彼女の放った一言は近江を絶望の淵に叩き落す。
そして、彼が連れて行かれた先は……。
平行世界。
それは自分自身のもう一つの〝可能性〟。
近江は彼女とともに、各世界線でトラブルに見舞われるもう一人の自分に、付け焼刃とも言える法律知識を活かし、解決策を提示していく。
「ロリコン盗撮おじさん!」
「童貞のクセに……」
名誉棄損に等しい彼女の軽口に振り回されながら、彼は様々な自分の〝可能性〟と向き合い、自身を見つめ直していく。
世界線の秩序を守る機構を知ったものに与えられる特典とは?
近江が抱えるトラウマとは?
そして、彼女の本当の正体は?
世界線旅行を通じて、罪や罪悪感について考える禅問答型ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-30 23:54:14
121186文字
会話率:44%
自身がコミュ障なのではと思った主人公。現状打破のためにネットゲームで人付き合いを覚えようと試みるがゲームのさなか、ゲームのキャラのまま異世界へと転移してしまう。ネットゲームでの交流どころか異世界の人々と直接交流せざるを得ない状況に置かれてし
まった主人公を助けるのは、人付き合いにワンクッション置こうと付け焼刃で始めた寡黙キャラのなりきり、所謂ロールプレイ。だが、言葉が足りないがゆえにこれが誤解を生んで、事態は思わぬ方向に転がってゆく。なお、作中にパンジャンドラムは登場しません、たぶん。(インパクト目的とイメージ的なモノです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-26 05:41:59
4186文字
会話率:52%
就職、それは長きにわたる人生を大きく左右する超必殺技である。
学生時代、下らないことにパワーゲージを使い過ぎた者はいざという肝心な時に選考→面接→内定のコンボをうまく繋げられなくなる致命的な不利を背負う羽目になる。
通らない一次選考。うまく
しゃべれないグループディスカッション。やっとこぎ着けた面接でバースト挟んでも付け焼刃のアピールポイントは全て読まれて、卒業という名のタイムフェンスの壁際に追い込まれてしまう。
これは、社会に旅立つために必要なパワーを温存し続けるエリクサー病患者が真面目に仕事に行くまでの物語……ではない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-27 22:18:31
3091文字
会話率:57%
冒険者とそのギルドについての考察。
付け焼刃の考察だが、まぁまぁ的を得ていると自画自賛。
ほかにもこんな考察はどうよ、と言う感想を期待しています。
カチンときて、条件反射で語る感想は即削除で、ギルドに関してはこうだろ、と言う考察
ならセーフ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-04 18:46:51
3175文字
会話率:3%
落選続きで冴えないワナビの七原日向は、ある日不注意であっけなく死んでしまう。
死ぬまでに一度は作品を出版したかった――そんな未練を汲み取った神さまは、彼を異世界へと転生させた。
便利なチート能力も与えられず、右も左もわからないファンタジッ
クな異世界に着の身着のまま放り出された日向。途方にくれて両手で頭を抱えると、突然脳内に見たことも聞いたこともない知識が大量に溢れてきた。
どういうわけか、脳味噌が元いた世界の巨大ウェブ百科事典『ウィキペディア』とリンクしているらしい――――。
夢にまで見た剣と魔法の異世界を、ウィキペディアで得た受け売り知識で駆け抜けろ!
こじらせハイワナビ系付け焼刃頭脳チート異世界ファンt……おい、そこの要出典厨! 不安になるからところ構わずそのタグ付けて回んじゃねぇ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-10 01:34:44
1360文字
会話率:4%
レヴェル王国には冒険者が数多く集まり、ランクがFからUに分かれている。その中の最強と謳われる二人のランクUの一人、ギン・アシュレイ。最強ギルドアークで実戦を担う、◯班の班長だ。
彼は三年間何があってもレフォン魔道学院に通うことになってしまう
。無理やり付け焼刃の軽いキャラになったが性に合わずにボロがでそうに。
友人は主人公格、レギオ・ブラッドレイとアズサ・ヤヨイの二人組、何か起こらないわけがない!
三作目です、主人公最強一歩手前です。
最強はギルドマスターのレオナルドさんです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-09 00:12:34
92790文字
会話率:64%
ふはははは。俺は妻を制する武器を手に入れた。見てろよ。もう、お前は俺の支配下にある!
キーワード:
最終更新:2015-01-01 15:29:16
1487文字
会話率:22%
暴走トラックに撥ねられて異世界に転移した俺は、一文無しで行き倒れているところをひとりの少女に救われ、一飯の恩を受けることとなった。
だがその少女は、事故死した両親より引き継いだ宿屋の経営に失敗し、赤字続きの絶望に襲われていた。
一応は
経営学を専攻する大学生だった俺は、一飯の恩を返すため、付け焼刃の知識を使って、彼女の宿屋経営を手伝ってやることにした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-30 14:03:11
15672文字
会話率:28%
十四歳で侯爵家に引き取られた庶民育ちのアプリード。付け焼刃の貴族の子女教育後、貴族の娘が通う学校に入学したがなじめない。ひょんなことから謎の貴族子女・アドゥディラと知り合う。
(「pixiv」にも公開しました)
最終更新:2014-09-20 12:54:25
34211文字
会話率:41%
二話目に処刑関係があるので念の為警告を付けました。黒田官兵衛の有岡幽閉とそれに伴う嫡男・松寿丸隠棲にまつわる創作です。一話目は主に政職目線の播磨・小寺の解説に終始して二話目から物語が動きます。
※『黒田家譜』とは別の説に基いて創作しまし
た。
官兵衛の出自・勢力図・主従関係は基本的にそちらを参考にしています(付け焼刃ですが)。
※ネット検索できる資料(公開小説ではなく)を参考にしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-12 11:17:22
20518文字
会話率:50%
三次求は高校二年。沢木香穂里先生の新しいお題に基づくお話です。
最終更新:2014-04-08 19:00:00
180文字
会話率:31%
相互に触れ合う感覚が伝達する進化したVRMMO・バーチャルゲーム、RTことリアルタッチワールドの常連である以外は、笠井洸次は普通の高校生だ。
評判の美少女クラスメイトや、それに負けないファンクラブがある担任の美人教師に胸ときめかせてい
る。
ちょっと電波な妹やRTの初期開発者だと自称するご近所の謎なジイさん、ハカセに振り回されながら、RTにも私生活にもそれなりに満足して、それなりに不満も持っていた。
ある日、洸次のデーターが改悪された疑いがあったので、ハカセにデーター修正を依頼したら、行き来できる世界が増えて、あらあら素敵なお姫様と懇意になってしまいました。
隠しキャラ的なお姫様に、回線をオンオフして付け焼刃の知識でなんとか対応していた洸次だけど、ある時、不用意な行動を戒められてシャツが切り裂かれてしまう。ゲームの演出だと多寡をくくっていた洸次だが、アクセスオフして現実の世界でもシャツは切断されている。
ハカセと、以前ハカセの部下だった橋本が調査をして、洸次は、
『肉体がデータ化されてタイムスリップした』可能性が指摘された。
あまりにも異次元な話を理解できないまま、ゲーム上でも現実でも憧れの女の子と気不味い関係になった洸次は、RTで知り合ったお姫様の家族は関ヶ原で死亡すると教えられる。
「嫌われたままで終わりたくない」
洸次は再度、RTを駆使して関ヶ原に向かう決意をするが、なんと合戦以前の武蔵の国で、お姫様と再会。彼女と侍女たちを関ヶ原に導くことになる。
「誰も後悔させたくない、でも誰も死んで欲しくない」
四百年以上前に、とっくに終結した関ヶ原の戦いに”間に合う”ために、洸次は姫たちを連れてハカセたちと関ヶ原に向かう。
刹那感動的な再会を果たすお姫様とその父親、しかし、洸次の願いも虚しく、過酷な歴史は着々と進行する。
歴史を、リスクなしに動かせるのか?
タイムパラドックスは発生するのか?
そして洸次や姫様たちは、助かるのか?
※ 実は復帰して”最初”に完結した小説で、『匙と準宝石』より書き上げ※は古いです。
※ 応募よりも、辛口なご指摘を希望して掲載しましたので、できれば、
※ ”キャラが平凡”だとか”こんなところが良くない”などとご意見頂け※れば幸いです。
※ もしも良い点があれば、そちらもどうぞ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-25 06:00:00
106071文字
会話率:52%
多少なりには変わった所の学校に通っているが、それ以外は普通な高校生。
学校では暇をもてあまし、何か起こらないかと日ごろ思っていた。
そんなある日、突然知らない男が現れたと思うと、神になれといってくる。化物の相手勝手に押し付けてきたかと思えば
俺は神になっていて、でも一度力を使ったら、その後は神なのに無力。説明も無しに男は消え、一つ分かることは自分が神(笑)だということだけ。---この先化け物が出てきたら…俺は一体どうすればいいんだろうか…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-08 17:21:05
51805文字
会話率:42%
地味な男を卒業し、大学入学を機に軟派男を目指し始めた藤村佑太。「軽い男」を楽しみながら本気の恋などはせず、たくさんの女の子に声をかける。そんな中に、菅原雪乃はいた。クールビューティと呼ばれる雪乃と、付け焼刃の軟派男の関係は、大学四年間で少し
ずつ変化していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-03 23:09:06
9936文字
会話率:33%
「ぼく」の家には、人間の言葉を話せるカナリアがいた。
そのカナリアと話している時が、「ぼく」にとっては一番心地いい時間だったんだ。まぁ、たまにムカッとすることもあったけどね。
これは、小さなかごの中にいるそいつとの会話と、夏休み明けのち
ょっとした出会いを綴ったものだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-15 22:17:32
2714文字
会話率:60%
軍勢――軍団――レギオン。人類の敵は、常にそこにある。
内気な女子高生、御堂ルリネの日常は突如、終わりを告げる。正体不明の生物、レギオンの「狩り」のターゲットとなったのである。彼女を救うのは、超能力を駆使する謎の転校生と新任教師、そして鋼
の黒い獣だった――。力とは、存在とは何か。意志をかけて戦うダークSFファンタジー、開幕。(本作品は虚数領域、波動関数、機甲兵器など、ある程度のSF要素を含みます。当方が文系のため、SF知識は付け焼刃です。おかしな点がありましたら指摘していただければ幸いです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-28 22:41:37
120593文字
会話率:42%
江戸時代。下っ端役者の淀五郎は、人手不足でいきなり抜擢されて、「忠臣蔵」の塩谷判官(浅野匠工頭)の役を演じることに。ところがやっぱり付け焼刃……切腹の演技で大恥をかいてしまいます。主演の座長から「本当に腹を切れ」と冷たく言われ、悩みぬいた淀
五郎は、舞台で座長を刺し殺して自分も死ぬ決心をしました。さて、芝居のゆくえやいかに。(*古典落語をベースに、自由に脚色しました)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-16 08:34:52
14080文字
会話率:49%