何も失わずに何かを得ようとするなんて烏滸がましい―。
木下真三郎は、ある日を境に自らの“能力”に目覚めた。
空っぽの自分を満たすものを求め、彼は剣をとった。
“能力”とは、生まれながらにして人間に与えられた“権能”のこと。
“操術系”
の能力は、各々に割り振られた事象を操る。
“変術系”の能力は、各々に割り振られた物質に、自らが変化することが許される。
無論、人ならざる権能を行使するには、並大抵の覚悟ではままならない。
―失いながら戦う、それが|能力者《彼ら》の生き様。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 15:25:12
93606文字
会話率:54%
「未来にある目的地に辿り着くのも良いが、時には過去の場所まで帰ることも大切だろう。」
売れない小説家として生計を立てていた主人公。
ある日、書店から家まで帰宅している最中に不運過ぎる事故に巻き込まれ死亡してしまい、異世界生をしてしま
う。
転生した先で命を手に入れたのは良いが、魔法の才能無し、友人無し、居場所も無し。と、追い打ちをかけるように最悪な状況だったのだが、ある出来事をきっかけに自らを『見届ける者』として生きることになる。
『見届ける者』になった主人公は、物語と観客の間
に存在する仮想の壁、『第四の壁』を認知出来るようになってしまう。主人公はその存在を、『観測者』と呼ぶことになった。
見届ける者となった主人公が得た能力は、観測者が歩んできた人生の経験や、その目で視てきた数多の事象を読み取り、それを自分の物にするというもの。そして、この異世界において、観測者は物語の根幹を「観測」すると、自動的に主人公に情報が送られるという能力があるということが判明する。
主人公はそこで思った。この世界においての物語の結末は何処なのだろうと。どのような条件で、何をしたらゴールに到達するのだろうと。前世で物語を制作していた側として、興味を抱かずにはいられなかった。
主人公は言う、今日から貴方達はこの物語と共に歩む運命にあると。都合良く色々な場面を覗き、自分自身にそれを無意識に共有してほしいと。(結末のネタバレはNG)せっかく手に入れた不可思議な能力で、自分が成し遂げれなかった夢を追いかけたいと。
「おれは、観測者が視ている世界を利用し、夢である世界一の小説家になる。協力してほしい。」
主人公は『見届ける者』という立場を利用して異世界の往く先を見届け、同時に夢である『異世界一の小説家』を目指し、観測者と共に強制的にネタ探しをする物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 12:36:07
53524文字
会話率:42%
時は帝国歴2587年、場所はバニラ宇宙帝国。
事象改変技術を手にした帝国は銀河の片隅にて確実に版図を広げ、多少の問題を孕みつつも栄華を謳歌している。
そんな世界で暮らす人造人間にしてフリーライターのサタは飯のタネを求めて、一隻の貨客船に乗り
込もうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 12:00:00
673861文字
会話率:43%
これは、AIキャラクターエンジンである【PixAi】を創造神として、その神に祈(プロンプト:イラスト方向性を決める呪文)った人間(作者)が創造(生成)した事象(イラスト)を元に選択して物語を紡ぐ作品。
・・選択するは人にあり、しかし、生み出
すのは予想できぬ神である・・果たして物語の結末は如何に?・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 10:18:26
16862文字
会話率:28%
見覚えのないノートが、俺の机の引き出しから発見された。
そのノートには、どうやら妙な力があるらしい。
半信半疑で書き込んでみた。
俺の数奇な人生は、そうやって始まったのである。
注)この作品は、副題無しの作品名【1%ノート】で作者がカク
ヨムに先行で投稿し、連載中です。
カクヨム版からこちらへ投稿する際に、細部の文言に修正を入れています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 00:24:58
40252文字
会話率:11%
それほど遠くない未来。今よりも少しだけ科学技術が発達した日本から、一人の少女”ワルツ”が実験に失敗して、異次元の彼方に飛ばされた。
次に彼女が気づいた瞬間、その目に入ってきたのは、地平の彼方まで広がる大地と、2つの太陽、そして半天を覆
い尽くすほどに巨大な月の姿だった。その光景を見たワルツは、程なくして、ここが元いた世界とは異なる惑星、あるいは異世界であると気づくことになる。
そんな彼女は人ではなく、彼女が生きる時代の超兵器――通称ガーディアン。彼女はその力を遺憾なく発揮して森を抜けると、人の集落らしき場所を発見する。
そこでワルツが出会ったのは、頭から三角形の獣耳を、そして腰からは太い尻尾を生やした年下の少女”ルシア”だった。2人はある事情から行動を共にすることになり、静かな田舎の村で、ほのぼのとした生活を送ろうとする。
しかし、ワルツは超兵器。ルシアも異様な力を持っていたことも相まって……。2人は思ったように静かな生活を送れないのである。
この物語は、そんな2人の日常(?)を描いた取り留めのないお話。彼女たちを中心に繰り広げられる混沌の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 23:00:00
8488780文字
会話率:45%
この話は、"事象の地平線で踊る円舞曲"と平行して進むもうひとつの物語。失踪した妹を助けようとして、自らも異世界へと飛び込んだ姉”小枝”の物語である。
異世界へと転移した小枝がやって来たのは、深い森と接する大きな町ブ
レスベルゲン。彼女はそこで、行方不明になった妹を探す一環として、冒険者になることを決意する。
そんな小枝の正体は現代世界の超兵器。機械仕掛けの化け物だった。
ゆえに彼女は、人々に自身の正体がバレないよう『普通』の人間を装いながら、『普通』の冒険者として、失踪した妹の情報を集めようとするのだが……。作られてからの18年間、人里離れた山奥に住んでいたために、人間というものをよく知らなかった小枝にとっては、そもそも『普通』の人間というものが分からず、気づくと『非常識』の権化と化していたのである。
そんな『非常識』は伝搬するのか、いつしか小枝の周りには気心の知れた『非常識』な仲間たちが集まり……。彼女たちは、毎日のように厄介ごとを引き起こしながら、世界を混沌の渦へと巻き込んでいくのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-15 23:57:31
2142788文字
会話率:48%
『ガーディアン系』に分類されているそれぞれの物語をつなぐお話です。
登場人物は『事象の地平線』に出てくるキャラクターがメインですが、他の話に出てくる者たちも、この話を通じて交流することが多々あります。
なお、ここでの話が、それぞれの本編に影
響することはありませんが、本編のネタバレがあるので、十分ご注意下さい。
————ある日、狐娘たちが神社から連れ帰ったのは————やっぱり狐でした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-21 01:04:40
202700文字
会話率:35%
【異世界×自然科学×百合】
冴えない女子大生の理上紗葵(りがみさき)は、『異世界研究会』を名乗る黒髪の先輩、長代桐華(ながしろきりか)に突然サークルへと連れさられてしまう。
「異世界の事象を現実の論理で説明づける」ことをモチベーションに活
動する長代の命令で、紗葵はなぜか学部の人気者と交流することに!?
異世界あるある×自然科学をベースに、ひたすらゆるい百合を展開していく話です! (まれにシリアスになります)
異世界や自然科学の知識は深く要求しません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 22:07:09
21187文字
会話率:51%
地(ち)龍(りゅう)の歴史は古く謎に満ちている。
時は平城とも平安とも言われ、日本には人と人ならざるものが共に暮らしていたという。今では人がそれらを見ることも稀になったが、当時は誰もがそれを普通に目にすることが出来たという。それらと人とはそ
の種の違い故か無秩序で混沌とした世を生きていた。そんな世を憂いた一匹の龍が、初代の地龍当主に特別な力を与えた。その力によって当主は人の世とそれらの世とが共に平和に暮らせるようにしていったという。
そんな言い伝えの真偽はどうあれ、時を経て地龍は大きな組織になっていき、表だって知られる事はないが日本を支える無くてはならないものとなった。
そして現代。時は平成も終わりを迎えようという頃である。
地龍のあり様は変わらず、『昼』と『夜』のバランスを守ることだ。
『昼』とは人の世を『夜』とは人ならざるものたちの世を指した。地龍は『昼』『夜』の共存と平和のために、双方に等しいバランスを守ることを目的としている。
バランスを犯す事象を『揺らぎ』と呼び、『揺らぎ』を討つことで治め、世を守ってきた。
地龍は人の身にありて人にあらず。その特別な力は『夜』を視て、屠ることができるのだ。長い時を経て尚、地龍の武士たちは刀を携え、『揺らぎ』を斬り続けている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 18:33:15
3918013文字
会話率:51%
世の中の事象を緩く記録してみる。深い意味は無い。
最終更新:2024-05-10 00:16:33
108951文字
会話率:2%
それぞれ、別の使命から始まった事象たちが、終わってみれば不思議と繋がり、一つの星座を描き出す事がある。
ある人はそれを奇跡と呼び、ある人はそれを偶然と呼んだ。
別のある人はそれを神の悪戯と思い、別のある人はそれを悪魔の囁きと思う。
同
じものを見ていても、同じではないこの世界に生まれた
きまぐれで小さな物語の行先は、果たして奇跡か、偶然か?
誘うは神か、悪魔か?
◆ ◆ ◆
所属している文芸サークル『むちゃむちゃ海月味』のInstagramアカウントにて不定期連載中の『きまぐれ!むちゃくらマガジン』に掲載された自作をこちらにまとめています。
むちゃむちゃ海月味とは!
「文章を書きたい」と思った会社員、大学職員、アニメ関係者が集まってできた文芸サークルです!
主に文学フリマ等で合同誌を頒布する活動をしております。
活動に関しては
Instagram(@muchamucha_kurageaji)
X(@mucha_kurage)
にて情報発信中!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 21:34:05
3975文字
会話率:12%
怖いのは苦手ですが、怖くないのは苦手ではありません。当たり前ですよね?
痛みには鈍感ですが、痛い話は苦手です。なぜでしょうか?
最終更新:2024-05-08 21:00:00
2280文字
会話率:0%
この世には科学では解明できない、不思議な能力を持った人や、不思議な事象がある。
そんな不思議を操る人々が、いつからか異能者と呼ばれるようになった。
異能者の存在は、世間一般では知られていないが、時として犯罪やトラブルを起こすことがあった
。
そんな事件を専門とする、如月探偵事務局が、様々な事件に挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 03:10:00
503891文字
会話率:49%
青年はいつもと変わらない日常を送っていた。
しかし、ある事件をきっかけに魔法を使える少女ち出会う事となり自身の隠された力を知ることとなる。
出会いをキッカケに、様々な事象に巻き込まれることとなっていく。
最終更新:2024-05-06 23:41:37
109830文字
会話率:42%
前向きマインドを身につける「手帳」が出てきた。身の回りの全てに「感謝」する習慣をつけることで、前向きな人生を歩めるようにするというコンセプトのようだ。さて、「感謝」が良い習慣であることには賛成する。が、しかし、そうとばかりもいかない事象だっ
てあるよね…^^;?そういうときにも自分を許す、そういう自問自答、独り言です(^ ^)あくまでも作者の個人的感覚ですので、この考え方が絶対に正しいと押し付ける趣旨ではありませんことをご理解いただけますと助かりますm(_ _)m( ◠‿◠ )折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 07:39:22
1625文字
会話率:55%
嫌味を言われるとなんだかなあ・・・でも、悩みすぎるのも損だしねえ。自分が悶々しがちなのはなぜ?で、思いついた仮説です。あくまでも仮説なので、すぐに違う考え方も浮かぶかも。恥ずかしくなったら、消すかもしれません。今現在、具体的な人間関係で悩ん
でいるわけではないです。普通に元気に楽しくやっております<(_ _)>(*^-^*)いつもお付き合いいただきありがとうございます<(_ _)>(*^-^*)あくまでも仮説であり、特定の人間関係や事象、出来事ではありませんし、この考え方を絶対視して人様におしつけるわけでもありません。聞き流していただけますと助かります<(_ _)>(*^-^*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-26 08:43:17
797文字
会話率:39%
【000 序 ~あらすじ~】
古代ヴェルト史とは、龍王暦元年、八大龍王による八つの秩序――八國の誕生から始まり、一〇五〇年に勃発する未曽有の大戦――いわゆる世にいう『ヴェルト戦役』が十二年続き、その後、連邦国家による統一がなされるまでを
表わす時代である。
そして、そのヴェルト戦役を経て連邦国家による統一までの千年もの長き年月、大陸ではさしたる大きな争いもなく、八つの國が存続する平和な時代が続いたとヴェルト史に記され、それが通説として長年信じられてきた。
しかしながら、最新の研究結果により、それは虚構を多分に含む歴史であることが判明されていく。それによると、龍王暦が始まって千年もの年月、ヴェルト大陸全体で争いが全く無かった時は、ただの一度もなく、各国の国境付近では、常に國同士の争いが絶えなかったというのが真相であったらしい。ただ争いといっても、一地方や一地域の争奪戦がほとんどであり、それも数日から数か月程度のものが大半であったという。
そういう意味では、“さしたる大きな争いもなく、平和な時代が続いた”というヴェルト史の表記も、狭義の解釈で言えば、あながち虚構と言いつのるほどのものではないのかもしれない。ただ一つの例外を除いては……。
ただ一つの例外。
それは、龍王暦二〇〇年前後のことで、この時代に起こった戦いのほぼ全てを総括して『六将大戦役』と呼ばれた。文字通り、六人の将軍を中心とした戦いであるが、その六人の将軍は全て八國のうちの一國に所属していた将軍であった。
この“奇跡の人材結集”現象により、その一國――ソルトルムンク聖王国は、その大戦役以前の他の七国と同程度の國から、他の七国全ての国力を合わせてなおそれを上回る超巨大な国家へと成長したのであった。
これに対し、ある時には八國の建国神である八大龍王が、六大将軍もろとも、“龍王の建国した國を一つとして滅亡させない”といった八大龍王伝統の約定を違えてでも、聖王国を滅ぼうそうと画策し、またある時には、人である六大将軍の意向を尊重するが故に、神である八大龍王が忖度し妥協するといった、起こり難き事象も実際に起こったのであった。
さて、これからこの『六将大戦役』という一大戦記を、古代ヴェルト史を基礎(ベース)に、最新の説も織り交ぜつつ、六大将軍を中心とした人々の生き様に焦点をあて、語っていくこととする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 19:04:13
682520文字
会話率:24%
「私と共に[世界]を作ろう」
一人の高校生が[タロットの魔女]という存在の住まう異世界に突然転移させられる。
話によるとこの異世界自体がタロットの21番目[世界]のカードを持つ魔女の権能によって作られたらしいが、見る限りそこはどこまでも無人
の廃墟が連なっていた。
目の前の無数の異様な事象を紐解き[世界]のカードで箱庭世界を作り変えてしまいましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 18:50:16
21077文字
会話率:51%
怪異なんて理不尽なもん、俺ら最強コンビがボコボコにしてやんよ。
創世歴2024年、この世界は魔法が存在する。獣人種、人魚種、妖精種、そして人間種が共存する世界。科学と魔法が共に歩む世界。
しかし、魔法でも科学でも証明できない摩訶不思議
な事象があった。それが怪異。怪異は人理の通用しない、理不尽の塊のような存在。そんな人の常識が全く通じない存在を対処するのが五行国連合魔法省怪異対策課である。
世界最強と謳われる魔法使いシモン・ヴァルターと、ある事をきっかけにシモンの養子となった魔法の全く使えない少年ウィル。2人は封印指定された地域、禁足地、異界……時には神をも恐れず立ち向かい、今日も今日とて怪異事件を解決する。魔法と物理、相反する最強タッグがお送りする怪異事変解決譚ここに開幕!
そして、2人の向かう先には何が待ち構えているのか。真実の先には何がいるのか。
これはなれなかったモノ達への手向の御話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 17:31:05
31335文字
会話率:50%
困っている人間がいると放っておけないお人好しの大学生・雑賀理世(さいかりよ)は、最近とある不思議な事象に見舞われていた。友人の萌香(モカ)には、幽霊に取り憑かれているのではないかと心配されるが、害があるわけではないのであまり気に留めていな
かった。
そんな理世に、様々な恐怖が次々と降り掛かるようになる。理世が困っている誰かを放っておけないように、怪異や霊といった存在、そして生きた人間の悪意などもまた、理世を放っておかなかったのだ……。
※若干暴力表現あり。
※他投稿サイトでも公開しております。
また、矛盾点や誤字脱字、その他変更すべきだと判断した部分は、予告・報告なく修正する事がございますのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 21:08:06
90444文字
会話率:46%
改暦2100年。人類は死という事象の恐怖に怯えていた。
本来、死とは事象。目に見えぬ死神の鎌であり、それらは平等に人間の首を刈る。
しかし、1000年前に通称・『デーモン』という新たな死が顕現したことで死の形は歪められていく。
故に人類
は『デーモン』を討つべく、『魔王討伐』を開始するも、未だに『デーモン』を討てずにいる。
一方、『デーモン』と渾名された男——シック・ディスコードはただ延々と自身を殺そうとする者達から手から逃れるが、彼もまた“病”を抱えていた。
虚無と死への憧憬。そしてもう1つ彼が永遠に理解出来ぬである愛という病。
加えて、死という万象ゆえに死ねないその身を引き摺って、彼は今日も世界に生かされる。
しかし、ある少女——ルタ・エーデルシュタインと出会うことで彼の終焉はやってくる。
シックがルタが手に取った瞬間、彼女もまた運命から生贄であることを強要される。
はたして、ルタの思惑とはなにか。
そして、シックの抱えた“病”とはなにか。彼の死への切望に隠された裏とはなにか。
これらが暴かれるとき、死という事象を元に戻すべく神が降臨する。
同時に、シックが『デーモン』と化した断罪者との過去、シックが未だ人間であった頃の記憶が明かされるのだ。
宣言しよう。これは救済劇ではない、魔王が定めた自身の末路。
なにより、花嫁たる彼女が望んだ楽園。
「再度問おう、汝こそ我が花嫁いけにえなりや? であるならば、汝こそ我が生贄に相応しい」
その宣告と共に、1000年前に交わされた2人の男女の約束も“オワリ”を成す。
これこそ、魔王の終焉。
死ねず病を抱えた憐れな男へ手向けた花嫁との物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 20:00:00
58543文字
会話率:32%
多重交錯世界-ターミナル-
ありとあらゆる世界と繋がると言われる『扉』を持つ世界。
この地へ訪れた者を『来訪者』と呼ぶ。
不幸な事故でターミナルへと渡った青年と、それを救った少女。
ターミナル唯一の町『クロスロード』で生きるために、彼らは
日常を開始するのだった。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
●このお話の主役は『クロスロード』の町そのもので、
メインの青年と少女はナビゲーターとなります。
基本的には町の出来事と、来訪者のお話となる予定です。
ナビゲーターはチートとかハーレムとかとは無縁です。多分
●わりとファンタジー事象解説小説になっている気がします。説明・解説系多め。
●本作は個人サイト「EXPLORER's」にてPBWとして運営、公開していた設定を使用しています。
(現在PBWとしての活動は停止しております)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 16:24:12
1252616文字
会話率:49%