灘木優、会社員、既婚、子なし、27歳。
平日昼間に忘れ物を取りに家に帰ったら、体調不良で休んでたはずの旦那がうちの会社のゆるふわ肉食系女子と浮気してました。
何故かこっちが責められて『出て行け』とか言われたけど、このアパート家賃払ってるの私
だから出て行くのはそっちだよね。
…とか言ってるうちに気が付いたら全員まとめて見知らぬ石造りの部屋に飛ばされ、ファンタジーな服装のご老人に、旦那は『勇者()』、浮気相手は『セイジョ』、私は『主婦』と判定されました。
「よう、主婦。お前が頭を下げて『誠心誠意勇者様のために尽くします』と誓うなら、養ってやらんこともないぞ」
「お断りします」
有り得ない状況だけど、これはチャンス。
不良債権は悦に入ってる間に他人に押し付けるに限る。
──そんなこんなで始まる、ネコ好き・童顔・毒舌アラサー『主婦』の異世界ライフ。
主婦だからって、大人しく家に収まってるモンだと思うなよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 13:00:00
569390文字
会話率:41%
「お前は素直に金を出せば良いのだ! クソッ。本当に愛想もない、可愛げのない女だ。それに比べてラビニュは………………」
はーっ、恐喝、暴言、浮気発言。
いきなり訪問して来て、何を喚いているのだろう?
私(わたくし)はいつもの命令通りに応
接室にて、侯爵令嬢インフェルの婚約者である、第二王子カヴァルートの対応をしています。
この王子、金髪碧眼の副騎士団長、ガタイも良く王妃に似て儚げな顔(かんばせ)をしているから、性格を知らない人には大人気らしい。
「申し訳ありません。私の一存では決めかねます。
父に相談してみます」
「駄目だ。内密にしろと言っているのだ」
「………………、少々お待ちください」
「全く。お前の家は金だけはあるのだ。お前に当てられている支給金(お小遣い)があるだろうが。それを寄越せば良いだけなのだ。時間が勿体ないじゃないか、早くしろ!」
そもそも、侯爵令嬢の支給金(お小遣い)はインフェルの物だ。
馬鹿王子のものではない。
けれど私は、言い返すこともなく席を立った。
長い廊下を通り、インフェルの部屋に辿り着く。
「コンコンッ」
「はい、どうぞ」
そこにいるのは、侯爵令嬢インフェル・アルガーゾン。
私の主人(マスター)である。
「いつもごめんね、あんな罵倒を受けさせて」
「いいえ、何ともありません。私に感情はありませんから」
「もう、そんなこと言わないでよ、|β《ベータ》。貴方が学習を積んで、感情領域も発達しているのを知っているんだから。本当にごめんね。この編集終われば、代わりなんてさせないから!」
私は侯爵令嬢の姿に扮していますが、実はアンドロイドなのです。
《個別識別番号は、アンドロ|β《ベータ》113で御座います。一応男性型なのですが》
カヴァルート第二王子が言われていた通り、アルガーゾン侯爵家の資産は王国を軽く凌ぐ勢いで、益々増益を続けています。その大まかなものは、ロボットや精密機械・ロケットなどを担う産業を持つからです。
魔法がない世界なので、科学が進歩しています。
はっきり言ってアルガーゾン侯爵家が、カヴァルート第二王子なんて不良債権を引き取る義理はありません。単なる王命で押し付けられた契約なのです。
それを阻止する為に、私(インフェル)は立ち向かうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 00:37:54
16203文字
会話率:28%
婚約破棄は願ったりかなったりです!
あなたみたいな事故物件なんていらないんですよ!
どうせなら第二王子と婚約したかった!
でももうおしまいです! さようなら!
最終更新:2024-07-21 21:27:13
3926文字
会話率:33%
アイテムショップのお兄さんが突然「飽きた」となる話。
あと抱えてる不良債権にも気づいた。
最終更新:2023-07-30 00:07:31
13712文字
会話率:32%
『現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変』の番外編。
本編で長く語った『道化遊戯』を軸にした物語をまとめています。
(※本編ネタバレがございますのでご注意ください)
本編 https://ncode.syosetu.com/n
3297eu/
道化遊戯 あらすじ
東西冷戦が東側の崩壊で終わり、樺太にあった北日本民主主義人民共和国を併合した極東の島国の物語。
バブル崩壊からの不良債権処理にその国が追われる中、それに影響があるかもしれないが関係なんてない人々が東京と呼ばれる街で生きている。
『何もなかった』。
ただ、その一言が主人公に伝えられる為だけの道化たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-14 03:50:52
160487文字
会話率:31%
「結婚して欲しい」。赤いバラを差し出しひざまずいて求婚してくるのは嘗ての婚約者ヘンリー・スーザン子爵。淡い初恋の思い出と共に苦い記憶が蘇る。そもそも元婚約者は既婚者。
え!?離婚するからやり直して欲しい?寝言は寝てからいってください!
だい
たい婚約期間中に浮気して相手の女性を孕ました上での婚約解消。しかも公爵家の跡取りの資格も失っている不良債権を何故私が引き受けなければならないのです!独り身で寂しいだろうですって?3人の子持ちの未亡人の女侯爵は貴男が思っている以上の多忙なんです!元公爵子息だったらそれぐらい理解出来るでしょう!
ヘンリーを追い払った一ヶ月後、彼の死んだ。落馬して転落死。葬儀で最愛の奥方が元婚約者の棺に縋りついて大泣きしていた。ところが、数日後にはヘンリーの妻は遺産で豪遊している有り様。元婚約者は本当に事故死だったのか?謎が謎を呼ぶ。
短編の連載版です。一部変更している処があります。
他サイトにも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-16 05:00:00
17877文字
会話率:31%
女侯爵として家庭に仕事にと忙しい日々を過ごしていたダイアナ。ある日、嘗ての婚約者ヘンリー・スーザン子爵が「結婚して欲しい」とプロポーズにやって来た。淡い初恋の思い出が脳裏によぎった。ダイアナは言う「貴男、妻子持ちでしょう。それでどうやって結
婚するの?」。そう、ヘンリーは妻も娘もいるのだ。離婚するからやり直して欲しい?寝言は寝てからいってくださいな!だいたい婚約期間中に浮気して相手の女性を孕ました上での婚約解消。しかも公爵家の跡取りの資格も失っている不良債権を何故私が引き受けなければならないのです!独り身で寂しいだろうですって?3人の子持ちの未亡人は貴男が思っている以上の多忙なんです!元公爵子息だったらそれぐらい理解出来るでしょう!ヘンリーを追い払った一ヶ月後、彼の死んだ。落馬して転落死。葬儀で最愛の奥方が元婚約者の棺に縋りついて大泣きしていた。ところが、数日後にはヘンリーの妻は遺産で豪遊している有り様。元婚約者は本当に事故死だったのか?謎が謎を呼ぶ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-11 23:00:00
3455文字
会話率:21%
「ビクトリア・エイセイマン・カタール公爵令嬢、サラーム・アクトエックス・ハイリードの名において、婚約を破棄する」
卒業式の日にハイリード王国の王太子から私に告げられた言葉。その言葉がまさかこんな事になってしまうなんて思わなかったわ。「だっ
て、あの王子、無能な上にマザコンだろ?」、「あかん、こいつ真正のマザコンだ」と次々と壁越しに聞こえてくる卒業式に参加しなかった不良債権。いえ、この国の未来を憂いた勇士たちの言葉。彼らの声を聞いて心からこう言いたくなった。みなさん、もっと言ってください。このマザコン王子に。そんな私の婚約破棄の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 00:11:17
3392文字
会話率:59%
新築住宅の完成がアパートの引き払い日まで間に合わず、由奈と洋平は仕方なく洋平の実家へとお世話になることに。
一円でも安く買う事に執念を燃やす義母にチクチクと圧力を受けながらも、由奈は敵対心を露わにして買い物戦争へ挑む。
そしてある日義
母の激安買い物のからくりを掴むが──!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-21 12:00:00
13263文字
会話率:32%
地方で静かに営む印刷工場に経営破綻の危機がやってきた!得意先の大企業がでっちあげの不良債権を盾に吸収合併を持ち掛けてきたのである。
真面目にコツコツやってきた工場が汚名を被せられたまま他の会社になるのは許せない!
なにか裏があるはずだ!
主人公 飛田ガイガー と大ベテラン社員 長谷部康夫 (通称やっさん) は工場の危機を救えるのか!?
頑固な工場員たちが挑む社会派奮闘活劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-07 11:16:49
2200文字
会話率:8%
当たりの異世界転生を引き当てるまで延々リセマラする話。
いろいろな異世界転生の序盤を体験しながら好みの異世界を探し続ける男の物語。
担当者である駄目天使、略して駄天使の不良債権と化した男はいつになったら満足するのか?
2301回めの転生先
は大貴族の令嬢たる幼女に拾われる豚に転生。
生まれ落ちる環境に転生値を極振りした結果だよ。
表情なき虚ろな幼女、その環境、境遇は荒涼たる砂漠の様なものだった。
やがて幼女は厄介払いされるように屋敷を追い出されるのだが……そこに実の母親が雇った暗殺者が幼女の命を狙う。
幼女の危機、そこに居合わせた俺はやはり豚だったがただの豚じゃねーんだよ。
なんとか暗殺者を撃退する。俺子豚。
しかし、暗殺部隊の隊長は俺と同じく転生者だった。
絶体絶命、しかしその時幼女の様子が―――
実は幼女は魔王だった?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-24 19:04:03
7709文字
会話率:38%
「この国はいずれ、内部から滅びる」
ミレイユは、大陸最古の歴史を誇るファドナ王国の第一王女。
王位継承問題に心を痛め、国家の弱体化に祖国を憂う、正義感の強い真面目な王女である。
だが、数年前から父との不仲が原因で、公務という公務を全て放
棄。
おかげで今や、街での渾名は[国家の至宝]から[不良王女]へ。
王宮内では[不良債権]やら[国家の面汚し]などと呼ばれ、蔑まれていた。
と、そんなある日。
腐敗国家ファドナに不穏な噂が流れ始める。
隣国[グランシール帝国]が、ファドナ侵略に乗り出すかもしれないというのだ。
金と地位を守るため、右往左往する貴族たち。
恒久平和を信じて疑わない、平和ボケした国民たち。
国家のお飾りと化した、張りぼての騎士団と魔術師団。
そして、王位継承問題で割れる国内勢力。
そんな、全てが腐りきった国家の中に、着々と張巡らされる国家滅亡という名の陰謀。
何の取り柄もない、真面目で偏屈なだけの王女ミレイユ。
果たして故国を、国民を、最後まで守り抜く事はできるのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-03 04:42:13
370574文字
会話率:31%
分からない事を分かりたいと思って生きていたらどん底にいた。
どん底にいても人生は続くし自意識と言う名の不良債権は減っちゃあくれない。
沼の底から這い上がろうとして這い上がれなくて……。
今年も一人で過ごすクリスマス・イヴ。
そこへ、飼って
いたカメが人間の女、しかも自分に尽くしてくれる大和撫子になってやってきた……?!
おかえりくださいませ!
ご主人様!
突破口のない残念人生、一人と一匹で、さあ、どこへ行こうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-24 22:35:22
101998文字
会話率:36%