港街アーデルバードは、漁業も盛んだが、ダンジョンがあることで有名な街である。ダンジョンは、地下に広がる洞窟状の迷宮だ。そこには魔物が住んでいて、それを倒して素材をはぎ取り、地上に持ち帰ると金になる。古代の魔法使いが作ったものと言われている
が、詳しくは誰にもわからない。
浅層で小遣い稼ぎをする者、深層で己の実力を試す者、ダンジョンに挑戦する者に傷薬を売りつける者、街はダンジョン関係者で溢れていた。
働き口を見つけられなかった捨て子のパドマは、特例でダンジョンに入場することを認められた。誰にも期待されることのない薄暗い場所での金にならない仕事だった。だが、そこで少女は、ささやかな楽しみを見つけ、躍進していく。
奇跡の新星パドマとして、時に憧れられ、時にからかわれ、危険なことなど何もしたくないのに、力づくで深階層に挑戦させられる物語り。
最後まで書き上げることができたなら、最奥を覗くかもしれないし、全然関係ないベクトルに乗ってしまうかもしれない。物語りのラストは、きっとフライパンは活躍しない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 21:16:35
153327文字
会話率:50%
書籍版「従魔とつくる異世界ダンジョン」全三巻、発売されています。
ひょんなことからマンションの自室に異世界への門を発見した主人公は、好奇心から門をくぐってみる。着いた先は異世界の洞窟。そこで瀕死の小動物たち(モフモフにあらず)を見つけた彼
は、動物たちに救いの手を差し伸べる。そうこうするうちに、自分がいつの間にやらダンジョンマスター(?)になっているのに気づいた主人公は、従魔となった小動物たちとの目立たず静かな引き籠もり生活を守るために孤軍奮闘する。ところが、この世界の異分子である主人公の行動は、本人が予想もしない方面に影響を及ぼし始める。挙げ句にはどこで間違えたのか、黒幕として亡国の陰謀を巡らす始末。引き籠もる予定はどこへいった。
自重を捨てた、あるいは熟慮を捨てた主人公の行動を誤解して振り回される王国首脳ほかのお偉方。そして、お偉方の反応に逆に困惑させられる主人公。両者が紡ぎ出す誤解と勘違いのスパイラルは、この世界の歴史に斜め方向のベクトルを与えてゆく。
主人公は可能な限り人との関わりを避けようとします。
ダンジョンコアは少し遅れて登場します。
一話の長さは基本的に短めです。
R15と残酷描写は保険です。
書籍版のストーリーも基本的にはWeb版と変わりませんが、新たに二名の女性キャラが追加になっています。カバーイラストおよび詳細情報については活動報告をご覧下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 19:00:00
2536217文字
会話率:61%
――兄様、助けてほしいの。
長年の遊学から戻ったセイラルに、懇願してきた妹、アレット。聞けば、妹の婚約者、リシュリエール王子が面倒な呪いにかかったそうで。
――あのね、リシュリエールさまは、私が笑うと、心臓が潰れるように苦しくなる呪い
にかけられてるの。
は?
――最近はね、私が他の人と笑うと、心臓が焼けつく呪いにもかけられたそうなの。
…………。
――ねえ、兄さま。この呪いを解く方法を教えて!
一途で健気のベクトルを間違えてる妹と、恋の無自覚王子の間に挟まってしまったセイラル。
いいかげんにしてくれ。
オレは遊学帰りでとっても疲れてるんだよ! さらに疲れさせるんじゃねえよ、このバカップル!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 18:00:00
4935文字
会話率:42%
――2人とも真面目です。ほんとに。――
【世界観共有日常系学園百合小説企画群・『星花女子プロジェクト』(Twitter:@sjp_lilyworks)第14弾参加作品】
立成20年度の星花女子学園高等部1年1組。
そこにいる、とある
2人の生徒。
一人は、格好いい生徒会長を目指す真面目な女の子、葛城 直葉。
彼女は困っている人を助けようと……して空回りしてしまっても、気にせず日々努力を重ねているようです。……どこからかうじうじする声が聞こえるのは気のせいでしょうか。
そしてもう一人、これまた生真面目な女の子、鉄木志保。
吹奏楽部に所属する彼女は、チューバでとても正確なリズムを刻みます。……でも正確過ぎて、どこか機械のようですね。彼女の顔も、いつも強張っていて堅苦しく思えます。
真面目な2人の女の子。
似ているようで似ていない、でも確かに繋がるものがあるように見えますね。
志保と直葉。
方向性(ベクトル)の違う真面目女子同士が惹かれあう物語、はじまりはじまり。
※ラブコメで出しましたが展開によっては恋愛カテゴリに移るかもです
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 07:00:00
2636文字
会話率:40%
このエッセイは、なろうの異世界転生モノや近年のAIの発展から導き出された、人間の脳ミソや魂の仕組み、異世界転生のシステムについて考察したりします。
・先生をお母さんと呼んでしまう
・家族の名前を何故か呼び間違える
・親しい友達の名前を何故
か嫌いな友人の名前と呼び間違える
上記にお心あたりのある方も楽しめると思いますので、ぜひ当エッセイをお読みください。
※分かり易い図解付き(自称)
※付録であとがきに「銃夢 Last Order」の話もアリ〼折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 15:41:42
3333文字
会話率:26%
数学的な図形に関する話しです。
最終更新:2023-12-30 13:19:50
772文字
会話率:0%
共に研究者をめざしながら、道を分つこととなった友へ捧ぐ。
最終更新:2023-06-10 09:00:00
412文字
会話率:0%
散歩が好きな主人公。
知らない道を曲がり、知らない道を通り、何にもわからないままに、知っている道に帰ってくる。彼女にとって散歩とは、未知の探究であり、冒険であるのだ。
今日は、家の近くに、知らない角を発見したので曲がってみる。こんなとこ
ろに、曲がり道なんてあっただろうか……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-27 16:52:44
2638文字
会話率:43%
上級貴族の令嬢であり、幼馴染との婚約が約束されていた少女。だがある日現れた、1人の少女に運命を大きく変えられる。平民でありながら、幼馴染の心を開いていく少女。徐々に婚約者の心が離れるの感じた彼女は、嫌がらせをして2人の中を妨害した。それが
災いとなって、婚約者と結婚前日に婚約破棄される。一家の恥さらしとなり、周囲から迫害される毎日。幼馴染とそれを奪った少女への憎しみが日に日に増していく。
そんな時に新人の執事が現れる。執事は令嬢に自己紹介するなりこう言った。「なるほど。お嬢様は今ざまぁな状態なのですね。安心してください。僕の手であなたのざまぁを回避してあげます」
常軌を逸脱したハチャメチャ執事のアクションと、それに振り回される悪役令嬢の異世界サスペンス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-14 21:52:54
10003文字
会話率:33%
今時のロケットはこうさ
キーワード:
最終更新:2023-09-22 14:54:28
487文字
会話率:0%
皇太子をストーキングした上に呪いをかけた罪で、魔物が日夜問わず出没する前線『北砦』に送られた黒魔道士ヴィオレッタ。そんな彼女に惚れたのは、情熱ワンコ系スナイパーのアスベル。
二人の親友(自称)サーガは、アスベルの恋を成就させるために飲み会を
開くが!?
変態黒魔道士と、変人スナイパーの恋のベクトルがすれ違いまくる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-18 21:25:40
7106文字
会話率:30%
主人公は王太子の婚約者。聖女に愛されて、王太子にも愛されて、王太子を心から愛し、聖女のことも別ベクトルで愛してる公爵家のお姫様。
果たして奇妙な三角関係の行く先は?
アルファポリス様でも投稿しています。
最終更新:2023-08-16 04:59:46
3618文字
会話率:64%
短いお話、SSです。微妙にざまぁ展開あります。
幼馴染ばっかり可愛がる婚約者に愛想をつかす主人公。湧いてくる怒りをどうにかしようと、自分の幼馴染とカジノに遊びに行く。
アルファポリス様でも投稿しています。
最終更新:2023-06-28 22:58:00
1985文字
会話率:73%
同じバスに乗るお姉さんに恋する高校生の話。
ボカロ楽曲からのインスパイア作品(なんだけどそんなに内容は合致しない)。
最終更新:2023-08-12 21:26:39
1044文字
会話率:80%
人は温度調整され、空腹(体内エネルギー)特に酸味(隣の柿は酸っぱいというのは未だ青いとされる)とか外敵からの危険がない全てが満たされた状態で脳に作用する(そこら辺の雑草のカフェイン(認識)とかの成分を使ったヤバい)薬を飲んで深く思考すると得
てして生物とは種の繁栄を達成する快楽だけでしかないと悟らされる。
色の波長的にγ線に近く肉体的に色素を持たず視認が難しい食欲減退(変わりに平穏や安定を想起させる大気紫外線時間ベクトル)色な青こそ実は最も技術的に優れた可視光線であるがため身体の視覚的要素を青に近づけている。
そこにヒーリングボイスミュージックをどーん、体に足りないビタミンなどの臭いを漂わせる。
体に必要だと思うことをやる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 18:46:10
496文字
会話率:7%
「きゃー!」
五年前に紆余曲折あって王族となったメレラ家。その屋敷では、毎日、少女の叫び声が響いていた。
「リーナ! あなた、またスカートの裾を踏んだの⁉︎」
メイドとして働くリーナを叱る、使用人のリーダー、エリーゼの怒声もまた毎
日聞こえている。
他の使用人たちは日常茶飯事のこのやり取りに関わろうともしないが、すらりと背の高い男がひとり、リーナに手を差し伸べた。
「大丈夫かい? リーナ」
「ヘンリさま、私は大丈夫です。王子の手を煩わせて申し訳ございません」
「転んだ拍子に腰元のリボンが解けたみたいだね。ほら、おいで。僕が結んであげる」
彼は王子でありながら、その綺麗な指で、リーナのリボンを結んでやる。
彼女が自分で結んだリボンは縦向きになって不恰好だというのに、彼が結ぶとまるで絵に描いたように美しいリボンになる。
二人の様子を遠目で見ていたエリーゼは、眉間に皺を寄せて呟いた。
「はあ、王子に世話されるメイドなんてみっともない……」
なにも上手くいかないけれども何事にも一生懸命なリーナ。
器用ながらも彼女にどうアプローチしたら良いか分からずにいるヘンリ。
二人は互いに違うベクトルで“不器用”でありながら、ゆっくりとその関係性を変化させていく、のかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-08 21:29:53
25798文字
会話率:31%
三角形は構造的に壊れづらいんだって
それって、どんなものでもそうなのかな
最終更新:2023-04-07 12:39:59
545文字
会話率:0%
本質は精霊である精霊人セインフォート=M=クレイドルは永い眠りから目覚めたばかり、心は21歳だけど年齢は150歳という複雑なお年頃。
そんな時、眠る前に好き同士だった魔神とクレイドルのハーフアクネス=D=ベクトルに婚姻を迫られる。しかし彼は
昔の彼と違い一国の主となり、13人の精霊人と政略結婚をしていた!アタックされる度にセインフォートの複雑な心は今日もゆらゆら揺れるそんなセインフォートの日常を切り取るラブファンタジー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-07 22:35:26
99009文字
会話率:56%
世界構想、主義や思想な宗教観うんぬん、まとめたベクトル結局、快不快
最終更新:2022-12-02 12:13:15
225文字
会話率:0%
人間の衰退した国、オルベン。
サイボーグ、アンドロイドばかりで埋め尽くされる国に唯一の人間である少女セルーナがいた。
国でただ一人の人間である彼女は防衛基地サイバードに勤務する医者の卵だ。
まだまだ幼さの残る彼女の国にある日、謎のウイルスが
横行し始める。
サイボーグの身は何百年と生きている者で溢れていた。
しかし、金属を溶かし、その肉体を滅ぼすウイルスによって国が壊滅的になってしまうのだった。
毎日運び込まれて来る市民の数は膨れ上がりついには人口の半分まで減っていくようになってしまう。
セルーナの養父としてゼルが影でその原因を追っていくも、彼もまた謎のウイルスの餌食となる。
それに心を痛めたセルーナが謎のウイルスの原因究明をしようとするも、それを阻む人々と対立してしまう事となる。
彼女の希望はただ一つ。
平和のみ。
周囲から疎まれようと彼女は大切な人々達を守る為、自分が生きる為にも命を掛けて謎のウイルスへと立ち向かっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 21:45:19
6968文字
会話率:42%
黒江 茜は、休みの日は乙女ゲーム「Peak of Colorful Love」を徹夜でガッツリプレイし、二次創作イラストをSNSにアップするほどの引きこもりオタク体質のアラサーOL。
「推しへの愛は恋愛とはベクトルが違う」をモットーに、推し
活をしている。
茜は毎日家と会社の往復の日々で、ただ惰性で生きるために働くことに疲れていた。
連休前の激務に追われて残業ばかりのある日、事故に遭いこの世を去ってしまった。
ゲームプレイが中途半端だったことに後悔しながら目を覚ますと、クロエ・スカーレットに転生していた。
悪役令嬢に転生したことで人生を悲観し引きこもりたいクロエだが、転生時に与えられた「LUKが0になるとゲームオーバー」というゲーム設定のため、LUKを取り戻すために人に感謝されるため引きこもれない毎日。
せっかくLUKを貯めても、今度は次から次へと攻略イベントラッシュで引きこもってなんていられない!
周りを固めるキラキラリア充の推しキャラクターたちに圧倒されながらも奮闘するクロエが目指すのは全員と仲良くなる「お友達エンド」。
ことあるごとに自分に言い聞かせる「推しへの愛は恋愛とはベクトルが違う」を覆して特定の誰かと恋愛エンドを迎えるのか、それともお友達エンドを貫き通すのか?
恋愛シミュレーションゲームをなぞった最終話+最終前話から続くおまけの全キャラ攻略エンド付き!あなたの推しで萌えられます!コメディなのでツッコミながらライトに楽しんでください。
※R15は念のためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-30 16:35:55
237569文字
会話率:36%
「称号は勇者ですが、中の人変わった方がよさそうです」の第2弾!
主人公は変わっているものの、今度は別ベクトルからの視点で描いた今作!
前作の伏線回収が、メインです。
最終更新:2022-08-05 14:45:39
13951文字
会話率:26%