世界最大の空港エア・グランドゥールには一件のさびれた店がある。味は抜群、お店を切り盛りしている牛の夫婦もいい人なのに、時代に取り残された店構えとどうせ客が来ないという諦めの気持ちのせいで店は潰れる寸前だ。
突然異世界転移した女子高生、木
下 空乃は店の味と夫婦の人の良さに惚れこの店を再建する事を誓う。
「よし、私がこの店を繁盛店にしてみせる!」
女子高生特有の行動力と発信力、よくわからない自信にみなぎるやる気。彼女は個性豊かな空港の職員を巻き込みつつ、店を人気店へと変えていく。
片手で食べられるサンドイッチの店頭販売、お重に詰めたお弁当に、グラスワインとアラカルトの販売・・・。
これはソラノを中心に巻き起こる異世界、グルメ、時々ラブコメ?のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 19:15:47
688029文字
会話率:53%
五歳で両親を亡くしたリリカは、近所に住むかつて王宮で使用人をしていたという老婆に引き取られ、一人で生きていくためのあれやこれやを教わる。
そうして立派に育ったリリカは17歳のある日、使用人としてルクレール公爵ウィルジアの屋敷に住み込みで働く
ことになる。
変人と名高いウィルジアの屋敷は荒れ放題だが、リリカは嬉々として掃除に励んだ。洗濯にも励んだ。庭仕事にも励んだ。
おまけにウィルジアは一緒に暮らしてみると意外にもいい人で……?
なんでもこなせる万能メイドのリリカと隠れイケメン公爵ウィルジアの楽しい日々!
全13話の完結保証。
※ラブ度は薄めです
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 08:35:31
296313文字
会話率:49%
猪や虎が行き交い、猿も住まないと噂の険しい山間に十六歳の娘、紫乃(しの)は猫又妖怪の花見と共に暮らしている。
紫乃は三年前に亡くなった母の教え、「高貴な身分の人に関わるとお前は殺される。山で誰にも見つからずひっそりと暮らせ」という言葉に
従い静かな暮らしを送っていた。
だが紫乃はある日、川に流れ着いてきた一目でやんごとなき身分だとわかる美貌の男をやむを得ず助ける羽目になってしまう。
しかも助けた男はよりにもよって、今代の皇帝・凱嵐(がいらん)であった!
凱嵐は紫乃の料理を気に入り、紫乃の意見を無視して皇都にある皇帝の住まう宮、天栄宮(てんえいきゅう)に無理やり連れ帰り、しかも二百人が働く皇帝のための厨房・御膳所の御料理番のトップへと据え置いてしまう。
こんな場所にはいられない、一刻も早く逃げ出さなければと思う紫乃であるが、反面かつて宮に存在したという「伝説の御料理番」の噂が耳に入り……。
紫乃は花見と協力しつつ宮中にて天才的な料理の腕前を見せつけ、次々に紫乃を見下す人物を黙らせていく。
皇帝の胃袋をがっつり掴んでしまった紫乃の明日はどっちだ!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 09:42:31
290930文字
会話率:45%
2200年代、人口20万人が暮らす『セントラル東都』。
受胎前調整システムにより任意の才能を持った子どもが生まれる社会で、なんの才能も持たずに生まれた『エラー』の清水環は劣等感を抱えていた。
あるとき環は友人にけしかけられ、高額な悪食料理を
出すと噂される飲食店に乗り込む。そこは食材そのものを調理・提供する『オーグ』と呼ばれる料理の専門店だった。
肉や魚、野菜などの素材を少量から増幅させる『模造食(レプリシャス)』が一般的な食糧とされる時代を生きる環はオーグに抵抗感を示すが、店主の鼎はこれを『ナチュラリ』と呼び環に勧める。乗り込んだ手前引き下がれなくなった環は、思い切ってオーグを口にする――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 19:51:09
131165文字
会話率:35%
バッキー二とザッキーリは、迷う。
ここは、森の中。
腹が、空いている。
[ビストロ長ぐつ亭]とだけ書いた看板が、吊り下がっている店に入る。。
入ると、奥へと続く扉に、張り紙がしてある。
その張り紙の指示に沿って、奥の部屋奥の部屋へと、順々
に進む。
最初の部屋で、入浴する。
次の部屋で、浴衣みたいなものを着る。
次の部屋は、真っ暗。
ただ、光から自分達の足元に、一筋の光が伸びる。
まっすぐ、光に沿ってただ進む。
光に近付くにつれ、周りの光景に明かりが入る。
周りの光景が、二人の眼に映り出す。
周りは、一面の赤。
たゆとう、赤。
そこかしこで人が、浮かんだり沈んだりしている。
そこかしこで人が、角を持つ人に、金棒で殴られたり沈められたリしている。
遠くには、坊主頭の人々が、鈴を鳴らしたり団扇太鼓を叩いたりして、言葉を唱えている。
ゆっくりと着実に、慎重に丁寧に、二人は光に近付く。
かなり光に近付いた時、光の中から、四人の人影が浮かび上がる。
光の中、二人を出迎える、お互いの祖父母。
道はまっすぐ、光の中へと、祖父母へと続いている。
二人の細長い、でもしっかりとした足取りの道のりは、もうすぐゴールだ。
「やれやれ」
モニターを見ながら、長ぐつを履いた猫は、呟く。
モニターでは、バッキーニとザッキーリが、それぞれの祖父母と抱き合っている。
火車は、その画像を見て、口の端を綻ばす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 09:58:29
3189文字
会話率:18%
2020年の『クリスマスリース』とは別の作品ですが、舞台は同じ世界です。晴樹や朱音は出てきません。前作を読んでなくても話はわかると思いますが、『クリスマスリース』に登場した場所や人名等が出てきています。気にならない方は大丈夫かと。
【あらす
じ】
大学生の棚原慎は高校時代の同級生・津田有紗に駅前でばったりと出会う。このあと津田は慎のバイト先に現れる予定らしいのだが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-27 15:36:57
21625文字
会話率:45%
あたしたちは、よく、くだらないけんかをするけど、それでいいと思ってる。
最終更新:2023-10-03 07:00:00
567文字
会話率:0%
辺境中の辺境、鳥も通わぬ通称【万魔の森】と呼ばれるライデンの森にはひとつの噂があった。
曰く、ライデンの森にべらぼうに美味い料理を出す飯屋があるらしい。
曰く、だけど店主兼料理人は人間嫌いの世捨て人で、その日の気分によって出すよ料理も変わっ
てくる。
曰く、ついでに、女給は別嬪のエルフだって話である。
今日も噂を聞きつけて、様々な者達が足を運ぶのだった。
以前投稿していた『オークの隠れ家レストラン』を再設定したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-15 11:00:00
64854文字
会話率:43%
守梨はビストロ「テリア」を営んでいた両親を同時に喪ってしまう。
幼馴染みの祐樹が見守ってくれていた。
そんな祐樹は幽霊が見え、両親が幽霊になってお店に帰って来たと言うのだ。
悲しみから立ち上がり、両親が遺したものを受け継ぎ、その思いを引き
継ぐ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-10 21:08:54
119539文字
会話率:40%
あの日君と見た虹が僕等を繋ぐ
物作りに命を燃やす7人のクリエイター集団の奮闘と全力の恋の物語を、各々の視点から描いていくオムニバス形式。
画家を目指し大手外食産業の料理長を辞め、フリーターになった主人公 緋色(ひいろ) は、それまで住
んでいた新築マンションからボロアパートに引越し、来る日も来る日も絵画展での受賞を目標に描き続けている。
自分の絵を売り込む手段として思いついたのは、客が長居するカフェやバーに飾って貰うこと。
バイト帰りに疲労困憊の身体を引きずって立ち寄ったビストロ《シャルール》に自作の3枚のアクリル画を常設して貰えることになり、それが緋色の人生を大きく変える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-04 00:00:00
185460文字
会話率:43%
とある事故物件へと引っ越した青年、オーウェン。
日本の田舎町で暮らす青年、掛川亮介。
世界を隔てた彼らの家は、謎の魔法陣の起動によりつながってしまった。
彼らは互いの世界を案内し合い、交流するうちに友人となる。
そして、飲食店を開業するとい
うオーウェンの無謀な挑戦を放っておけず、支援することにした亮介。
亮介が持ち込んだ日本の製品を使って、料理の腕を磨いていくオーウェンだが、果たして彼の第二の人生は上手くいくのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-06 12:00:00
28213文字
会話率:64%
貴族令嬢であることを隠して下町にあるビストロに通うフロレンツィアは、ある人物からの溺愛にも気づかず、子供の頃から幼馴染の騎士パヴェルに恋をしていた。
女性に人気のあるパヴェルが特別扱いしてくれているのは分かっていて、恋人になれる可能性がある
のではないかと淡い期待をしていたが、長年の染みついた幼馴染の関係性をどうやって変えたらいいか悩んでいた。
しかし、パヴェルに異性としては全く意識されていないことを偶然知ってしまい、ビストロの常連仲間の前で号泣してしまう。
失恋したばかりのフロレンツィアの元に、第三王子の相手探しの催しである茶会と夜会の招待状が届く。失恋して間もないから行きたくないと思いつつ参加した茶会で、フロレンツィアは常連仲間と遭遇する――
これは誤解と勘違いと思い込みのお話。
山も谷もなく、後半に向かって徐々に糖度が増す予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-19 18:00:00
136372文字
会話率:41%
とある王国にて。
街を見下ろす高台に、静かにたたずむレストラン。
そこを切り盛りする少年カタルと
そこに訪れる人々と料理とお酒のお話。
最終更新:2021-06-06 01:00:50
6809文字
会話率:18%
大学1年生の秋頃から生徒たちの間で、よく話題に上がる店があった。興味を持った僕は、その店についてSNSで情報を集めてみる。すると、『あったり、なかったりする』『見つけられない』など不可解な話が....
時間とともに、多くの出会いの機会の
ある大学生。そんなあの頃見た、大人たちが形作る不思議な場所をテーマにした作品。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-20 23:13:12
3467文字
会話率:56%
ある冬の夜だった。
無き父の残したレストラン・リプルリングのシェフである春賀瑞樹は、不思議な客と出会う。
それは機械で出来た料理人……。
完璧な料理を求めるロボットは少女と共に答えを見つけ出せるのか……。
最終更新:2020-04-22 00:20:27
70556文字
会話率:40%
ビストロの黒板に書かれた『すみません 忘れてました』。
青年シェフの忘れたものは。
最終更新:2020-04-17 16:20:04
2221文字
会話率:29%
大丈夫だよ。
あなたのやり遺したこと、あとは全て俺が代わりに背負うから―――。
ハッターは幼馴染のマーチヘア、ドルマウスとともにビストロを営む青年。夜はある目的のため街を見回るが手がかりすら得られず、目的とは関係ない犯罪者を捕えては警察に届
ける日々。そんなある見回りの帰り、ハッターは足に怪我を負い動けずにいる女性を見つける。アリスと名乗るその女性を手当のため家へと連れ帰るハッター。しかし女性はアリスという名前以外何も明かそうとはしない。そんな中ハッターは謎の女性アリスとともにずっと探していたあるものに遭遇し、目的の真相へと近づいていく―――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-01 04:54:52
17422文字
会話率:53%
テニス部に所属する望月吾郎は、おさななじみの山村麻子と同じ大学で再会した。麻子は、後輩部員の森下健(たける)が気になるらしい。吾郎は麻子のために2人の仲をとりもとうと決めた。
最終更新:2016-12-21 18:04:59
12711文字
会話率:42%
予備校生の三苗 典《みなえ つかさ》は日々堕落した生活を送っていた。そんなある日、典の部屋に異世界へのゲートが開く。RPGのような中世ヨーロッパ風異世界を想像し、非日常を求め飛び込んだ先は和風異世界だった。携帯などの機器も持たないでやって
来た典は底辺以下のスタートを余儀なくされる。
様々な困難に巻き込まれつつも仲間を増やし、自らを高め、新しい人生をスタートさせる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-26 22:03:53
34464文字
会話率:32%
傘の花、咲いたの続編です。
最終更新:2016-04-05 00:00:00
2837文字
会話率:34%
女子高校生の沢崎ソラは校内ではちょっとした有名人、不良にもなりきれず、しかしクラスメイトにも馴染めない日々を送っている。父親からの虐待を受けて心を閉ざし、世の中に辟易していた彼女はとある日、唯一の自分の居場所である屋上に謎の男が現れて、勝ち
残れば願いが叶うという争いへの強制参加を告げられた…貴女の父親が犯した大罪を償うため、白山羊の血肉争いに参加すること。パートナーとして現れたのは、一人の人狼であった。愛と性をテーマにした、人外と人間が織り成す現代のダークファンタジー小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-28 21:38:36
7641文字
会話率:29%