少し昔、広大な神の社、天界で大きな派閥争いが起こりました。
争いを起こしたのはタタラカガミという炎と雷の神です。
タタラカガミは100人の部下を従えて主神であるニニギノミコトに挑みましたが、あと一歩のところで敗れてしまいました。
敗れ
たタタラカガミは自らの身を守るため下界へ降り立ち、当時妊娠中だったとある女性の胎内の子供に取り付いたのです。
こうして赤ん坊は炎と雷を纏って生まれてきました。
彼女を産んだ母親はホトが焼け爛れ、赤ん坊を産んだ直後に死亡しました。
生まれてきた赤ん坊は呪耐法の魔力を宿った包帯で全身を巻かれ、育てられることになりました。
赤ん坊がその身に宿した炎と雷は三日三晩その猛威を発揮し続けました。
こうしてタタラカガミの化身である赤ん坊はアグニと名づけられ、
沢山の人たちの愛を受けて育てられたのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 14:10:00
347295文字
会話率:60%
ヒトはその誕生当初から平和的な種族だった。彼らの一部はいつしか太陽信仰に目覚め、極東の日本へとたどり着いた。
縄文時代は太陽と自然を崇め、祖先を身近に感じながら暮らしていたが、弥生時代に死者を不浄とみなす価値観が持ち込まれる。
これを
もちこんだのはユダヤ人だと考えられ、現在の日本にもその痕跡が残る。そして弥生時代には、戦乱が増えていく。
二世紀、関東にあるアマテラスの国に出雲のスサノオ王が訪れる。表向きは和平の申し込みだが、スサノオの振る舞いは傍若無人であり、アマテラスの孫ニニギを人質としてもらい受けたいという意図が垣間見える。そこでアマテラスはニニギを出雲まで送るように見せかけ、同盟国であった南九州の狗奴(くな)国に逃がした。
狗奴国で生まれたニニギの曾孫イワレビコは、ある日まつろわぬ民の少女ハルノと出会う。彼女の正体は邪馬台国の女王、日(ひ)巫女(みこ)の後継者だった。とある事件がきっかけで、二人は邪馬台国で再会する。イワレビコはハルノに夢を明かす。それは日本古来の自然崇拝、ユダヤ教、道教を統合する新たな宗教「神道」を創設し、大和の地で天下を治める王となることだった。
それから七年が過ぎ、イワレビコの天下取り、いわゆる神武東征が始まった。大分県の宇佐でイワレビコはハルノと再会し、結ばれる。その後、出雲へと向かい、武力をもって主王の大国主と副王の事代主に出雲の国譲りを認めさせる。
そして大和へと向かうが、強大なナガスネヒコ軍の抵抗により、長兄イツセを失う。イワレビコはハルノに使者を送るとともに、紀伊半島を南に回って熊野を目指すが、途中で残り二人の兄も失う。失意のイワレビコのもとに、タカクラジとヤタガラスが現れ、加勢することになった。そして長い旅路の末にナガスネヒコ軍と再戦する。
イワレビコは日巫女に即位したハルノの占い通りの状況を作り出して相手の戦意を奪い、ナガスネヒコ軍に勝利する。ナガスネヒコの主君であるニギハヤヒは、ナガスネヒコを東北へと逃し、みずからはイワレビコに恭順する。
こうしてイワレビコは初代天皇に即位した。やがてイワレビコは畝傍(うねび)に、ハルノは宇佐に埋葬される。その一方で二人の魂は分霊され、別の場所に合葬されたかもしれない。
現在の神道は、縄文系の自然崇拝がユダヤ教を取りこんだように見える。そしてその祭祀王が天皇である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 19:20:00
124972文字
会話率:32%
同じ日でも、人によって違う道を歩む。そんな中での僕はどんな1日を歩んだのか。
最終更新:2024-03-09 01:53:59
1893文字
会話率:0%
高校の入学式にあまりにも美しい女子を見つけた僕。しかし彼女はあまりにも高嶺の花だった。彼女に追いつくために必死に努力する僕と彼女の関係を描いたラブストーリーです。
この作品は高校の活動製作作品です。
最終更新:2022-11-25 02:35:05
4217文字
会話率:0%
高校の活動制作作品です。
最終更新:2022-07-24 03:45:55
2400文字
会話率:34%
50年前、突然、世界各地で死体が黄泉がえり人々を襲い始めた。
火葬が一般的だった東洋の国・日本では黄泉がえりの発生が少なく被害も少なかったことから、黄泉がえりをヨモツと名付けて様々な研究を行った。
しかし、日本の研究でもヨモツがどうし
て発生したのか、そして、もっとも人々が知りたかった、どうやって殺すのか、ということは分からなかった。
ヨモツが世界中に広がるのに、そう長い時間はかからなかった。
世界各地で、人々は何もわからないまま、黄泉がえった死なない化け物・ヨモツと戦うことになった。
科学や宗教など、考えられるありとあらゆる手段を用いて、人々は黄泉がえった死者・ヨモツを滅ぼそうとした。
しかし、すでに死んでいる「ヨモツ」を再び「殺す」ことはできなかった。
たった数年で世界はヨモツに蹂躙され、かろうじて生き残った人々はヨモツに怯え、見つからないように息をひそめて、恐怖の中、隠れて暮らしていた。
そんな中、かつてヨモツを研究しながら、何も解明できなかった日本で、ヨモツを滅ぼす神の光・神光(テラ)が発見された。
神光は日本に住むスメラギ家が代々祀っていた古き神・オオヒルメの光といわれ、その光を浴びせると、ヨモツは黒く煤化し、浄化されて滅んでいった。
しかし神光はスメラギ家から持ち出すことが難しく、その照らせる範囲も小さかったため、生き残った人たちは唯一ヨモツを浄化できる神光(テラ)がある日本に救いを求めて集まった。
スメラギ家の当主・スメラギ・ホノ・ニニギは、集まった人々の叡智を結集し、神光で国を照らすオオヒルメの塔を建て、塔を中心とした国家ヤマトを建国して初代の帝となった。
しかし、オオヒルメの塔から離れれば神光は弱まり、浄化の力が届かなくなるため、人々は突如、地面に現れる黄泉平坂(ヨモツヒラサカ)から出てきたヨモツに襲われていた。
人々を守るため、ヤマトの帝となったホノ・ニニギはスメラギ家の持っていた神光(テラ)の知識と、錬金術師ビスクマルクによって西洋から伝えられた錬金術を併せて、対ヨモツ決戦人形兵器・神衣(カムイ)を作り出した。
神衣は御霊(ミタマ)と呼ばれる人工知能を持ち、御霊と契約した人間が主・神衣主(カムイムチ)となった。
これは新たに神衣主となった少年と御霊の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-15 12:50:20
231096文字
会話率:52%
たぶん日本最初の社畜とダメな上司によるパワハラ&アルハラを見いだしたのです。
今回も推論を重ねた仮説で創作です。
前作「カブキ」で語った設定を踏襲しつつ、別視点のような形です。
Wikipediaさんを利用して調べものを
しました。
R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-04 20:00:00
2558文字
会話率:8%
たぶん、日本最初の婚約破棄&ザマァを発見したのです。
知ってる人からすれば大したことない情報でしょう。
……でも、同時に、古代と現代との価値観の違いなんかも考えてみました。
最終更新:2022-03-14 20:00:00
1116文字
会話率:4%
神と人間が、それぞれ天上と地上で分かれ暮らす世界。その全てを統べる大神アマテラスの孫である神ニニギは、地上で学び人間と良好な関係を築いていた。
しかし、人間を下僕としか見ぬアマテラスと人間の関係には軋轢が生じており、もはや衝突は目前だった。
アマテラスは一年後に宣戦を決定。ニニギを天上へと連れ戻す。
人間の友人であるヤマト、サクヤとの再会を約束し、この時より自分がアマテラスを排し大神の座に就くことを誓う。
ニニギは神の技術で生み出された人型機動兵器 霊魂騎士〈ソウルナイト〉を駆り、仲間と共に祖母へと挑む。ロボットアクション物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-13 19:00:00
120251文字
会話率:36%
大山津見の娘、岩長姫のもとに妹の木花之佐久夜姫がやって来た。
佐久夜は天孫ニニギに一目惚れされ結婚を申し込まれたという。
しかし、どういう訳か岩長姫も嫁ぐように言われたのだが……。
この物語は古事記にあるニニギの結婚の話を岩長姫視点で
書いたものです。
ブスな神として登場する岩長姫ですが、本当にブスなのか? 超絶美人な妹がいるのに?
という疑問から産まれた物語です。
あくまで作者個人の岩長姫像であります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-28 22:01:08
3760文字
会話率:36%
国生みの後、死を境に仲違いをした、イザナミとイザナギ。
イザナミの死の穢れを、イザナギがその身から払う際に産まれた、アマテラス、スサノオ、ツクヨミ。
イザナミの死の原因を作り、イザナギに殺された、カグツチ(カカビコ)。
アマテラスの孫で、天
孫として天津国から降りて来たニニギの子を産んだ、コノハナサクヤヒメ。
醜いとされ、ニニギの妻にされなかった、イワナガヒメ。
いつか歪みが正される事を信じて、生と死を繰り返す者達の物語。
ベースは日本書紀と古事記ですが、フィクションです。現代語に分かりやすく訳したものではありません。ご理解よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-13 15:00:00
42158文字
会話率:19%
近未来、キャラクター名「ニニギ」はチェスを模した戦闘で知られるゲーム「キューブ大戦」の廃課金プレイヤーだった。
いつものようにゲームをプレイしていると、始めてきた場所で見知らぬ魔法陣を発見する。
ニニギは転移していた。戦闘時に引き連れてい
るノンプレイヤーキャラクターたちが命令も無く出現し、目の前に魔王らしい者がいた。
ゲーム中の強制戦闘イベントだと判断したニニギは、魔王に戦闘を挑む。
あっさりと完勝してから、どうやら異世界に転移してしまったと気づく。
そこに、魔王を討伐しに勇者が現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-10 21:46:22
720317文字
会話率:51%
時は神代。根のクニの主・大国主は、美女だが人外の存在であるミヤコに誤って殺されそうになり、「治るまで面倒をみる」と拉致同然に連れ去られることになる。折から、天孫ニニギが地上では大きな戦を起こそうとしていた…。記紀より「大国主の国譲り」を下敷
きに「おっさん」の大国主と、美女だが「バケモノ」のミヤコとの関わりを通して、国譲りの行く末までを描きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-16 09:01:46
51551文字
会話率:43%
勇者が夏休みに入ると、魔王も夏休みに入る。
魔王は夏休みのその1日1日をおもしろおかしく過ごすのであった。
最終更新:2018-01-30 18:35:48
1200文字
会話率:58%
不思議な女性が目の前に現れなぜか主人公、菅野 大地が殺される。
そしてレギオンというものの一員に誘われる。
レギオンというものは不完全な世界を変えるという考えを持っている。
なぜそんなものが作られたのか、なぜ選ばれたのか。そして、どんな未来
を切り開いていくのか___。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-28 21:32:45
3292文字
会話率:51%
天孫ニニギとその従者手力が、ある街の採掘場に蔓延る瘴気を取り除きに行くお話。
やんちゃで天真爛漫な少年ニニギは、従者の怪力男・手力を連れ、美しい鉱石を買いにある街へと滞在していた。しかしその街の重要な場所である採掘場は穢れと瘴気に満ちており
、名物の鉱石を採ることができず困っているという。ニニギは手力を連れ採掘場まで赴き、その原因をつきとめることにした!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-25 22:43:25
7620文字
会話率:50%
ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの間に生まれたもう一柱の神様のはなし
最終更新:2014-04-13 14:58:55
388文字
会話率:8%
謎の男ニニギから『5』というゲームの参加資格が当選したことを告げられる主人公。
普通であることを認めながらもそれを不満に感じていた主人公はゲームの参加を希望する。
最終更新:2013-09-10 21:09:51
2710文字
会話率:22%