艦橋から見えたガダルカナル島は水平線に薄く盛られた青い土のようであった。薄く煙りかかり、遠雷のように戦争の音がした。夜明けのさざなみ、旋回する海鳥の鳴き声が未だ出発した長崎港より進んでいないのではないかと思わせるが、ガダルカナルより私たちの
体を押し戻そうとする風は日本の匂いはしないのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-19 13:50:31
11308文字
会話率:21%
この物語は大日本帝国はミッドウェー海戦で敗戦しそれと同時にガダルカナル島を奪われ東南アジアでの主権、ましてはこの戦争での主権が奪われる恐れがある。
そんなことを危惧した陸軍の霊夢、海軍の魔理沙は大胆な行動に出る。
そんな二人の話である
最終更新:2024-11-01 19:10:00
7253文字
会話率:71%
太平洋戦争。それは一九四一年十二月八日、大日本帝国の奇襲攻撃(真珠湾攻撃)によって始まった。最初は快進撃を続ける大日本帝国だったが、ミッドウェー海戦の大敗によって戦局は一変。日本軍はその後ずるずると敗退していった。それから起こったことは悲劇
だった。ガダルカナル島の戦い、硫黄島の戦い、東京大空襲、沖縄戦そして、広島と長崎への原爆投下。
大日本帝国は敗戦した……
しかし、勇ましく戦い続けた兵士たちの思いは現代でも語り継がれてれている……
この話は、そんな大日本帝国軍人の生まれ変わりたちが繰り広げるストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 19:31:13
138969文字
会話率:71%
ガ島・転進(撤退)『八十周年記念』作品
島の砂浜から日本兵の『穴の空いた鉄帽』が出てきた。
自分(日下勇作・クサカ ユウサク)は陸軍士官学校を経て、出身地の「第2師団仙台若松歩兵第29連隊」にて編制された。
階級は「陸軍少尉」で
ある。
ジャワ島からの乗船時、「目的地」は知らされていなかった。
数日の航海の後、他の輸送船と合流、更に船は赤道近くを東進して行く。
船は急に敵の潜水艦から身を守る為、蛇行運航に入る。
暫くして突然、拡声器から、
「この船は、これからソロモン諸島ガダルカナル島に向かう」
の発令があった。
第一次総攻撃に於ける川口支隊の壊滅を経(へ)た、『ガ島奪還の第二陣』である。
自分は入隊当初から「死」は当然、覚悟していた。
暫くして拡声器から、
「総員、甲板に集合~!」
の号礼がかかる。
兵装を整え、急いで甲板に集合する兵士達。
全兵の士気は上がっていた。
第2師団長「丸山政男中将」の力強い訓示が始まる。
「これより、ガダルカナルの奪還作戦を開始する。七度(タビ)人として生まれ変わり、朝敵を誅(コロ)して国(天皇)に報(ムク)いんの例(タト)えあり。死しても百鬼(幽霊)と成り目的を敢行すべし!」
佐伯陸軍少佐の悲鳴の様な号礼が掛かる。
「全兵、皇居に向かって、奉げ~銃(ツツ)!」
揚陸後、突撃開始。
数十分、いや数分?
猛突進後、胸と頭に貫通銃創を受け、自分は『幽霊』と変わった。
この作品は戦後八十年、幽霊と成り転生した再生兵達がこの小さな島で如何に戦い、『一万一千名もの兵士の撤収』を支えたかを『若松歩兵第29連隊日下勇作少尉(享年二二歳)の再生兵』を通して描いて行きます。お楽しみ頂けたら幸いです。
参 考
死者19,200人
内、戦闘による死者8,500人
*餓死・戦病死10,700人
転進兵(撤退兵)10,652人
* なおこの作品は、著作権を放棄したものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 05:28:51
58798文字
会話率:43%
1943年、太平洋戦争の戦局は米国に傾きつつあった。前年、1942年の6月には北太平洋で起こったミッドウェー海戦で日本海軍は大敗。さらにその直後、8月に始まったガダルカナル島の戦いでは、陸海軍ともに米軍と激しい消耗戦を繰り広げ、翌1943年
の2月に終結するまでに多くの戦死者をだすことになり、日本軍は一気に弱体化した。
勢いに乗った米海軍は遂に日本の内懐である日本海における通商破壊作戦を発令する。任命されたのは新鋭潜水艦「ワフー」とその乗組員を率いる米海軍最強の潜水艦乗り、ダドリー・W・モートン中佐であった…! (注:日本軍TUEEE!のIF戦記ではありません。史実をもとにした歴史小説です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-16 17:18:30
8003文字
会話率:40%
戦後75年、戦争の記憶は徐々に…いや急激に風化している。戦争の世代は遠い先祖となりつつある。
戦争で得る物もあれば失う物もある。
昭和十八年八月、教育隊を出たばかりの横田一等兵は最前線の南方行きを命じられた……
作者は戦争を経験
した世代から直接話をお聞きした事は数回しかありません。他の戦記等を参考にしました。
話の都合上、史実と異なる展開もあります。当然、戦争を題材としているので暴力的・残虐なシーンもあります。
それでも大丈夫!って方は読んでください。
(一応予告はしますが。)
少しでも多くの人に戦争の悲惨さを知ってもらえると有難いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-14 13:13:08
7366文字
会話率:13%
時は1942年ガダルカナル島にて、佐藤中尉率いる64小隊はかき集めの武器弾薬で米軍と交戦することになる。
険しいジャングルを抜けるとそこには戦場の面影がなくいつも鳴り止まなかった銃声や悲鳴が聞こえず静かで鳥の囀りや川の音など、戦場ではありえ
ないほどの静寂だった。するとそこえ1匹の奇怪な生き物が現れた。それに驚いて1人が発砲、同時に光が銃先から溢れ出し弾丸ではなく魔弾が放たれたのだ。
この小隊にこの先一体何が起きているのかを調べるために旅をしていくという物語です。1週間に1回くらいに投稿する予定です。いいアイディアが浮かんだら書くという方針でやっていくのでそこら辺は御容赦くださいm(*_ _)m読みずらかったりおかしいとこ、変な部分多々ありますが何分衝動で限っずったものなのですみません。
こんな雑なものですけど良かったら読んで言ってください!オナシャス( ̄^ ̄)ゞ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-06 23:33:45
676文字
会話率:0%
ガダルカナル島の攻防戦は、日米戦争の天王山でした。その初動において日本軍はかずかずの過誤を犯したため、抜き差しならない消耗戦に足をとられました。しかし、その誤謬に気づいた後、撤退が語られるようになり、大激論の末、戦略転換が決定されます。そし
て、撤退作戦が大本営、第八方面軍、第十七軍において検討され、実施されます。初動の失策、攻勢、苦戦、飢餓と消耗、そして撤退へと至る戦いの経過をひとりの作戦参謀の目を通じて描きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-14 07:44:33
98976文字
会話率:36%
一九四二年六月、ミッドウェー海戦で日本海軍は赤城、加賀、蒼龍の三空母を失うという大敗を喫した。
その二ヶ月後、アメリカ軍海兵隊はソロモン諸島ガダルカナル島への上陸作戦を開始し、ここに日米による熾烈なガダルカナル攻防戦が幕を開けた。
そ
して三ヶ月後の十一月、ガダルカナルの沖合にて、すでに何度目となるか判らない日米両海軍による戦闘が始まっていた。
第三次ソロモン海戦。
海戦史上例を見ないほどの混戦となったこの戦闘は、日米初めての戦艦同士の決戦として後世に記憶されることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-09 13:19:30
99046文字
会話率:28%
1942年8月──
米軍を主力とする連合国軍がガダルカナル島に上陸。「ソロモン夜戦」と呼ばれる海戦が幕を上げる──。
※この小説はフィクションです。実在の人物、団体、その他史実に似たようなものがあっても、本作には一切関係ありません。
最終更新:2019-08-11 03:27:44
3613文字
会話率:16%
太平洋戦争の激戦地、ガダルカナル島で本当にあったと伝わるという話。
最終更新:2019-07-02 23:48:32
972文字
会話率:0%
ある晩、何故か1942年、太平洋戦争中のガダルカナル島と、とあるコンビニエンスストア前の洞窟が繋がってしまった。
現れる飢えた日本兵。
彼等に水や食糧を補給しても良いのだろうか?
最初は「近くにあるサバゲーの会場ではぐれたコスプレ日本兵」と
思っていた「俺」だが、徐々に面倒事に巻き込まれていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-20 18:00:00
312122文字
会話率:29%
病院のベッドで最期の時を迎えた老人は、元海軍士官で戦闘機乗りだった。
意識不明の状態で突然に眼を開け、腕を挙げて何かを掴もうとするかの様な仕草の後に亡くなった。
見開かれた眼には、一体何が映っていたのだろうか。
若かりし頃の老人は輝かしい戦
果とは無縁だったが、それでも全力で戦った。護衛空母の一隻『瑞鳳』に乗り込み、戦闘機隊長として戦いに出た。
初めての本格的な実戦で彼は機位を見失い、どうにか帰還しようと母艦との会合予定海域を目指すが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-05 22:41:50
5690文字
会話率:4%
主人公辻政信が、ガダルカナル島から1600年の日本に転生し、戦国時代の終焉期に活躍する物語。豊臣家の滅亡を食い止めるため徳川幕府と張り合い、豊臣恩顧の大名を再び寝返らせるべく奔走する。政信がワープした地は、関ヶ原の藤堂高虎の陣営。
理由
もわからず合戦に参加させられた政信は、槍働きを高虎に認められ、懐刀に登用される。政信は、歴史の流れを知っていること、そして、自らが野心家であることから徳川の天下を崩す試みを立案し、仕掛ける!
豊臣家の滅亡を食い止め、徳川を討伐し、新戦国時代を幕開けさせる!大日本帝国陸軍大佐、辻政信が己の野心を胸に歴史に抗う物語!開幕!! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-18 16:06:33
53813文字
会話率:53%
太平洋戦争はミッドウェイ海戦、ガダルカナル島の戦いを経て日本の敗色を濃くしていった。
緒戦とは打って変わって防戦一方の日本軍は、米軍の反攻に備えるべく「絶対国防圏」を設定。
しかし、日本軍の準備が整わぬうちに、絶対国防圏内側のマリアナ諸島サ
イパン島に圧倒的兵力をもって米軍が上陸した。
絶望的な状況の中、日本軍サイパン島守備隊は徹底抗戦を展開する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-21 23:59:35
84422文字
会話率:43%
練習用で初めて書いた小説。ガダルカナル島の戦いを米軍側視点で書いてみた。一兵士から見たノンフィクション戦場体験記風のフィクション小説。マニアックな武器の名前や専門用語は極力避けました。「改行が読みにくい」「つまんねー」「才能ないよ」「死ね」
など感想、ご要望があればどんどんどうぞ。元気が出ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-12-19 05:29:15
12660文字
会話率:11%
昭和17年10月、空母「飛鷹」の若き海鷲、斉藤孝助二飛曹はガダルカナル島攻撃に参加した。そこで出会った者とは。「護国の鬼」とわかたける氏の小説「鋼鉄の猛禽」とのクロスオーバーです。
最終更新:2008-01-27 10:39:39
22781文字
会話率:23%
1942年7月2日、アメリカ軍は対日反攻作戦「ウォッチタワー作戦」を発令。同年8月7日、作戦の一環としてソロモン諸島のガダルカナル島・ツラギ島へ上陸した。これに対し日本海軍はミッドウェイの恥辱をすすぐべく反撃を開始するが……。
最終更新:2007-12-15 11:22:12
23565文字
会話率:13%