パンを焼くだけの令嬢が、
今度は“香りのない世界”で、パンを焼いた――。
旅の途中、香りの風が一切吹かない地に辿りついたリディア。
そこでは、誰もが無表情で、香りを記録できず、
「焼きたてパン」は“文明干渉”とみなされるという。
なぜ彼
らは香りを持たないのか。
なぜパンを焼くと、神様まで故障するのか。
そして「あなたのパン、焼きたてじゃない」と呟いた、あの少女は――?
世界の端でパンを焼くだけの“なんでもない旅”が、
再び、文明と神の記憶を揺るがし始める。
第一部を読んでいなくても大丈夫。
パンの香りは、誰の元にも届きます。
ただし――焼きたてに限る、けれど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 08:00:00
61276文字
会話率:35%
「魔王ゼラビロスよ、あのキモいオッサンのチ〇コ、もぎとってこい! 魔王パリピーニャ、お前は最強だからダンジョン探索に協力してくれ、あと、いったん、オッパイさわらせ――いや、なんでもない!」
「「仰せのままに、マイマスター」」
「あと、ヤクザ
の事務所に殴り込みして金とマジックアイテム盗ってきて! あと、あの偉そうな貴族をぶんなぐれ! それと、闘技場で、バレないように、コソっと協力してくれ! ギャンブルでも手を貸してくれ! それと、あれと、これと、あれも、これも!! ――ああ、くそっ、時間が足りないよ! 5分、短いって! 足りないって! バレないように注意深く、欲望を満たしていくの難しいって! でも、エグいぐらい楽しいぃいい!」
――『女神の結界によって守られた巨大都市』の外は、『魔王の称号を持つ怪物』がうじゃうじゃはびこっている。唯一『人間の生存』が許された巨大都市内部は『激しい階級制度』がはびこる超格差社会。
そんな世界に、何の力もなく転生した元日本人高校生『月光寺(げっこうじ) 時一(ときいち)』は『奴隷(どれい)』として虐げられる日々を送っていた。
ある日、そんな時一の身体に、『記憶をなくした幽霊』が取り憑(つ)く。
『力も記憶も体もなくしているが……どうやら、一日に5分だけ、お前の体を使えるっぽい』
時一の身体を使っている時だけ、その幽霊は、『召喚能力』が使える。
5分間限定だが、『街の外を跋扈(ばっこ)しているあの恐ろしい魔王たち』を、『どこでも召喚することができ、完全にコントロールできる』というチート。
巨大都市は、女神の結界によって守られているため、外敵は絶対に入れないが、幽霊の召喚能力を使えば、この巨大都市内部で暴れさせることも可能。
『時一。お前の役にたってやるから、お前も俺の役にたて。――俺はお前を利用して、なくした全てを取り戻す。お前は俺を利用して成り上がるなりなんなり好きにしろ』
こうして始まる、『地獄に転生した奴隷』と『記憶を亡くした幽霊』の、
痛快クライム成り上がりサスペンス!!
※とことん出世して大団円を向かえるハッピーエンドとなっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 07:00:05
125050文字
会話率:27%
この学園にはアイドルがいる。美少女で、なんでもできて、周囲からも人気だ。
だけど、俺だけは知っていた。それを後ろで支えている奴がいる。
一番凄いのはそいつなんだ。だけど、アイドル様はそいつに対して酷い扱いをしやがる。
ことあるごとに、
無理難題を押し付けては自分は何もしない。失敗はそいつのせい、成功は自分のもの。
俺の好きな物語ならそんな奴は自分から破滅する。だから、待っていたが一向にそんなことにならない。
「だから俺がお前を幸せにしてやんよ」
「えっ、ぼ、ボクなんて……全然ダメダメで……」
「大丈夫だ、俺はお前を見てきた。お前は凄い奴だ、絶対に幸せにしてやる」
「む、ムリムリムリ」
「手伝ってやる。俺に任せとけばハーレムエンドだって見えてくるぞ」
「ハーレムって……男子の恰好をしているけど、ボクは本当は……」
「なんか言ったか? 相棒」
「……なんでもない。……バカ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 07:00:00
427471文字
会話率:63%
春、隣の家から聞こえる目覚まし時計の音。
それは、今日も変わらない“幼馴染”の朝。
進級した高校二年生の春、成瀬煌(アキ)と百合岡夏弥(ナツミ)は、
クラス替えをきっかけに、隣の家以上に“近い距離”で日々を過ごすことになる。
音楽に夢中
な少年と、走ることが好きな少女。
静かに交わる日常の中で、まだ気づかない感情が少しずつ芽吹いていく。
──これは、「ただの幼馴染」だったふたりが、
光のように、音のように、色づいていく季節の物語。
いつか未来を照らす〈最初の一歩〉は、
きっと、なんでもない春の教室から始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 23:30:00
20938文字
会話率:32%
故あって精霊と契約し、異世界に転生する道を選んだ主人公
その記憶を失い、なんでもない村人として日々を生きていたが……ある日のこと危機を前にして記憶を取り戻す
更には契約相手である精霊まで現れて……精霊の力である武器を手に入れた主人公ヴィ
トーは、その武器を手に極寒の白銀世界を生き抜いていく
そしてヴィトーの暮らす村にはサウナがあって……サウナもまたヴィトーに様々なものを与えてくれる
狩猟とサウナとちょっとお馬鹿な仲間達と……そんな転生先での生活をのんびりと楽しむ主人公の物語
【しばらくの間は毎日、12時ちょい過ぎに更新予定です】 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 22:52:10
453223文字
会話率:20%
ただのアラフォーおっさんの日記といか雑記というか
おそらく週末しか更新できないかと思います。
なぜなら会社勤めのおっさんの平日は何にも代わりばえする出来事なんかないからですw
まあ唐突に若い頃を振り返ったりとか昔懐かしい話とかをするかもしれ
ないですケドね。
※競馬の話とかするけど予想屋でもなんでもないおっさんはただの下手の横好きなんで絶対に参考にしないでください。責任なんか負えませんし負う気もないです。
※R15は単に保険です。うっかりひっかったりする可能性も無きにしも非ずなので。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 22:31:51
187747文字
会話率:3%
女たらしの幼馴染み「三原優斗」に好きな人を奪われたーーという誤解を受けた「由良夏樹」は、居た堪れなくなって逃げ出したところを異世界に勇者として召喚されてしまった。
その日から六年。最悪な異世界で殺伐とした日々を過ごし、ついに魔王と背後にいた
魔神を倒して地球に帰還する。ところが、時間は六年前の幼馴染みに好きでもなんでもない女子を紹介された場面だった。
異世界に比べて快適な日本の日々を満喫していると、幼馴染みによって洗脳気味で悪態をついてばかりだった義妹、幼馴染み、近所のお姉さんが、今さら夏樹に「実は好きだった」と告白してくる。しかし「あなたたちに興味ないんで」と一蹴。
そんな折、夏樹の力に気付いた霊能七家の「一ノ瀬家」から監視が送られてくる。知り合いに霊能関係者が多数いることに驚き、トラブルに愛されているのか戦いに巻き込まれていく。
妖怪、悪魔、魔族、神族果てには宇宙人とも邂逅し、夏樹の日常は混沌と化していくのだった。
異世界で勇者として戦い帰還した「由良夏樹」が、地球で勇者の力で無双し、魅力的なヒロインと出会って青春を満喫するお話です。
※カクヨム様、アルファポリス様でも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 18:00:00
1711664文字
会話率:53%
アルバート→ア:
ハル→ハ:
ハ:「異世界に来てまでこんなことする意味がわからんっ! なんで俺たちはこんなくだらない会話しかしてないんだよ! もっとあるだろ! やることっ!」
ア:「うるせぇ! お前にとっては異世界かもしれないがなぁ!
俺にとっては普通の世界なんじゃいっ! 文句あるならとっとと日本に帰れっ!」
ハ:「帰り方がわかったら帰ってやるよっ! お前の顔を見なくて済むなんてなぁ! 信じられないほどせいせいするぜェ!」
ア:「おまえ……お前、ホントに帰るつもりか……? 今さら元の世界に行ったところで誰もお前を歓迎なんてしないというのにっ!?」
ハ:「勝手に決めてんじゃねぇ! 居るはずだよっ! 俺の帰りを待っている人も! たぶん……!」
ア:「その様子だといないみたいだな……!? その虚勢の張り方は明らかにそういうことだなぁっ! 残念だなぁ……!? お前は一生! ここで生きていくことになるんだよっ!」
ハ:「そ、そんな……そんなことを言わないでくれっ! 頼む!」
ア:「ハッハッハ……! お前にはこの世界がお似合いさっ! お前みたいな奴はここで適当に生きていけばいいんだよっ!」
ハ:「……ぐぬぬ……」
ア:「……なんだこの会話。マジで」
ハ:「そうだな、やめよう」
こんな感じの日常……
俺たちどうでもいいことしか話し合ってない!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 17:00:00
45577文字
会話率:66%
前世は病弱で何をやってもうまくいかなかったネガティブ中年が…
生まれ変わったら不死になっていた!?
だがしかし、
不死なんて全然いいものじゃなかったらしい。
「ぼくはただ!なんでもない生活を送りたいだけなのに!」
前世の反動でゆるくてち
ょっとアホになってしまった平和主義の主人公が、全然ゆるい生活を送ることができない波乱万丈の毎日…
を描いていく予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 15:07:22
911992文字
会話率:35%
いつまでも童貞のおじさん。一体いつになったら、童貞を卒業するのやら。
最終更新:2025-06-04 11:05:04
40434文字
会話率:1%
この作品は、マリアの孫、りくが魔物の恋人に会いに行く。ちょっとエッチな話。
最終更新:2025-03-27 15:11:04
11299文字
会話率:1%
謎の少女、マリアの波瀾万丈人生物語。
最終更新:2025-03-27 08:46:40
56303文字
会話率:1%
『おにぎりカフェいろは』は住宅街にある小さなお店です。
なんの事件もおきません。
転生もしませんし、あやかしも魔法も出てきません。
学びや成長は…少しはあるかもしれませんが
たいしてありません。
なんでもない日常を淡々と綴ります。
最終更新:2025-06-02 22:45:54
1785文字
会話率:36%
「私じゃなかったのか…」
私を見てそう呟いたのは真っ黒なドラゴンだった。
力強く巨大な黒龍の卵から孵ったにも関わらず人に近い見た目で生まれた主人公が寿命を迎える直前の母から託されたのはこれから起こるかもしれない自分を倒されるべき悪役とした
物語の「予言」と生きなさいと言う願い。
なので予言を変えるために倒される前に主人公を保護しようと試みて無事に成功!
家族のように同じ時間を過ごし、もう殺されることはないだろうと油断をしていたのが悪かったのか予想もできない形で死を迎えてしまい…!?
ここで終わってたまるかと精一杯もがいた結果…次に目を覚ましたらなんと薄暗いお屋敷で人間の赤ちゃんとして生き返ってしまった!!
今度こそ死んでたまるかと決意したのもつかの間…様々な問題が降りかかってきて…そうして幼女となったドラゴンは真っ赤な髪の傷だらけの女の子と出逢う。
彼女がもたらすのは生きるという願いか、死ぬという呪いか。
これは物事をあまり深く考えない幼女ドラゴンが歪んだ世界でとりあえず生きてみる…そんななんでもないお話。
基本的に主人公が何も考えていないので世界観シリアス寄り、主人公ぽけ~…で進んでいきます。
最低週一回の更新を目標でやっていく予定です。(調子が良ければ増えます)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 07:00:00
641055文字
会話率:39%
老いたドワーフ。
冒険者パーティ[鋼鉄の鍋]のディッツは生き延びていた。
「生きる為には稼がにゃならん」
新しい仲間を加えた[鋼鉄の鍋]に新しい依頼が舞い込む。
英雄でもなんでもない、冒険者の記録である。
☆
前作[遺跡探索]とは独立してい
ますが、前作をお読みいただくと微妙な気分になれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 05:00:00
89149文字
会話率:30%
なんでもない1日だった。
訳ありの歳上の友人を自宅に招いて、最新ゲームでちょっと遊んで、色々驚く相手の反応を内心たのしみつつ、ついでに近くのコンビニに連れていき──自宅のドアを開けて。
「ただいま──……。?」
ドアを開けたのに玄関が
なかった。
あったのは真っ白な空間。
先に思いついたため、忘れないうちに書きためため。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 21:24:07
211503文字
会話率:37%
長編「親友のために」の前日譚。
大魔法使いセロットがタノスと2人で旅をしていた頃のなんでもない小さな話。
少年からとある依頼を受けた2人は目的地に向かう最中、狭い路地で奇妙な行商人と出会う。
ただ目的地に向かうだけでは済まない旅、しかし大
魔法使いは今日も笑う。
※不定期更新。大体5~6話程度で終わる小話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 00:29:22
29658文字
会話率:38%
春、まだつぼみのバラが色づきはじめる季節。
少年は、ふとしたきっかけで出会った年下の少女と、夕暮れの公園で静かな時間を重ねていく。
生意気で、おしゃまで、でも時々甘えたがりなその少女は、彼にとってなんでもないようで、でも少しだけ特別な存在に
なっていった。
季節の移ろい、ぺちぺち、そしてわしゃわしゃ。
変わらない日々の中で育まれた感情は、まだ名前も持たないまま、心の中にそっとしまわれる。
そして時が流れ――
大人になった彼が語るのは、味噌汁の香りと共に蘇る、あの初恋の記憶。
安アパートの夜に、赤く染まった頬のまま、ふたりで笑い合いながら。
『Embrasser les boutons de Rose』
――それは、バラのつぼみに口づけるように、まだ咲かぬ想いをそっと抱いた物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 07:40:35
7226文字
会話率:13%
嫉妬の手垢に塗れたひとつの椅子。
きりきり張りつめ孤独うたう。
真っ白くスポットライト。
その冷たさに君が笑えず泣き出して僕は泣けずに笑顔を貼りつけた。
渦に落ちるよう誰もが手を叩く。
その椅子の苦しみを、なんでもないのさと誰かが舌打ちして
る。
僕は。椅子をもう探さない。
自分の外側には探さない。
うつむけばこちらは風雲吹きすさぶ地に、すくとのびる両足の影。
僕の足。
僕は見上げる。
水空が太陽を抱き込む。
雨糸、靴を濡らして粒弾くよう踊る。
笑えないよ。
泣けもしないよ。
張りぼてな世界の椅子遠目に、交わされた僕たちの言葉。
君の足は濡れ続ける。ごめんね。
僕の手は汚れる。ごめんね。
椅子の孤独が黒い手をのばす、やがて。
強がっても僕だ。
手垢の跡数だけ染み込め雨晒し。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 11:32:10
14793文字
会話率:1%
ある男女の二十年分の物語。
「僕」と「彼女」のなんでもない普通の話。
幼馴染である二人が出会い、そして別れていく、儚くも美しい物語。
―――君が僕のことを忘れないように、
―――私があなたを忘れないように、
君/あなたとい
た二十年の春を、今、書き起こそう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 22:19:34
227文字
会話率:0%
彼女の母親は死んだ。母親を殺した黒幕に復讐を果たすため、彼女は戦うことを決意する。
黒幕を欺くため、全てを欺くため、彼女は誰堀も黒幕を目指す。
最後に私の手をとる相手は、仲間でもなんでもない。
私は全てを利用して、黒幕になる。
だから宣
言する。
「私が黒幕だ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 18:36:29
3803文字
会話率:38%
なんでもない朝。私にとってはこの一瞬が大問題の最中なのに、世界は勝手に流れていく。何者でもない自分。でも何者かになれる気がした。
どんよりしたここから、誰かが連れ去ってくれたのなら・・・。
最終更新:2025-05-05 09:11:57
3370文字
会話率:43%