「今日から、この子はお前の妹だ」
背中に大きな翼を持つ鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。
「人の子が、ボクの妹!?」
「この子の世話は、お前にまかせた」
父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。
「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」
それも、よりにもよって、人の子なんて!
鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。
そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。
イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?
「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」
しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。
鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。
「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」
少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。
彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。
メドリには、なにか秘密があるようで――!?
はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-07 16:00:00
88466文字
会話率:36%
しぶしぶ、親が決めたお見合い相手と私は結婚した!
最終更新:2022-11-15 03:00:00
1626文字
会話率:58%
トモは小学四年生。
いつも楽しみにしていた、幼稚園の時のお友達と会うお食事会に、今日はなんだか行く気がしない。
そこに、ママにお掃除バイトを頼まれて、ママの妹、大好きな「陽ねえ」がやってきた。
陽ねえにおねだりされて、トモはしぶしぶ、一緒に
キッチンのお掃除を始めるが……
拙作「朝焼けクリームソーダ」の続編です。本作品のみでも完全に独立していますので、前作を未読でも問題なく読めます。
本稿は、霜月透子様、鈴木りん様主催・ひだまり童話館「開館6周年記念祭」参加作品です。お題は「もこもこな話」です。
作中に、ペットロスの描写が含まれます。
今読めない、とお思いのコンディションの方はご無理をなさらないようにお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-22 07:00:00
17758文字
会話率:56%
●「栄光の勝利を」シリーズ第2弾!
● 夢か憑依か転生か……
三度目の憑依だか転生だかタイムスリップだかを体験した男は驚愕した。
そして絶望した。
今度は◯タリアだ!!
こんな軟弱な国でどうしろと!?
絶望と哀しみの中、全てを諦
めた男はムッソリーニとしての人生を嫌々、しぶしぶ、しかたなく、歩んでゆく。
日独伊三国同盟最弱筆頭◯タリア王国の新たなる物語が今、幕を開ける!
●既存の架空戦記とは一味どころか二味も三味も違うIF戦記がここに登場?!
●これがIF戦記と言えるのか?! と言いたくなるストーリーを現在展開中!
●オタネタ、顔文字全開の内容にあなたは耐えられるか?!
●最新の第12話では●●●●●が異世界に転移!? の超展開かもしれない?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-25 04:00:00
56530文字
会話率:22%
たいそう気位の高い姫が望むのは、「一番に位が高く、見目好く優しく逞しい殿方」。国王夫妻があきれ果てて嫁ぎ先を諦めていたところへ、まさに望み通りの婚姻話が舞い込んできます。しかし、相手は軍事国家と名高い野蛮な歳火(さいか)国王。妥協した姫はし
ぶしぶ、いえ、野心を抱いて嫁ぐことを決意しました。私が国を乗っ取ってみせる、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-08 18:08:32
153689文字
会話率:36%
天真爛漫で、イタズラ好きな女子大生、谷山美月(たにやまみづき)は、カフェで友達と話している途中、中谷悠馬(なかたにゆうま)という名の青年に、声をかけられる。(悠馬はなぜか美月の名前を知っており、
「2人きりで話がしたい。」
と声をかけられた
のであった。)美月は自分の名前を知っている悠馬を不審がるが、悠馬は、自分は2017年、1年後の未来から来た青年で、
「未来の世界では、僕たち(悠馬と美月)は付き合っているんです。」
と美月に語りかける。そのことに驚く美月であったが、直後の悠馬の、ナルシストともキザともとれる発言を聞き、
「あなたとは、話すことはありません。」
と言い放ち、美月は悠馬の元を去ろうとする。しかし、悠馬は、
「僕と、賭けをしませんか?」
と言い、花びら占いを模した、賭けに美月を参加させる。
その賭けに負けた美月は、しぶしぶ、悠馬とのデートに付き合うこととなる。そして、嫌々ではあるが悠馬とデートを重ねていくうちに、美月の心に変化が訪れ、美月は悠馬に惹かれていく。
そんな中、美月の友達の真由が、「友達から聞いた。」とのことで、あるウワサを美月に話す。それは、
「この世界には、『未来から来た人』がいて、その人は、『未来』から来て数カ月以内に、『現在』(美月たちのいる時間)で死ぬ。」
「また、地域の納涼花火大会の花火を、『未来から来た人』が『現在』の人と一緒に見たら、『未来から来た人』は死の運命から逃れられる。」
というものであった。
そのウワサを聞いた美月は、悠馬を助けるため、悠馬を納涼花火大会に誘おうとする。
ただ、悠馬は乗り気ではない様子。しかし、美月の強引な誘いによって、悠馬は美月と一緒に、地域の納涼花火大会に、行くこととなる。
花火大会当日、美月と悠馬の2人は浴衣姿で現れる。悠馬の浴衣姿に、見惚れてしまう美月。しかし、悠馬の体調は、万全ではないようであった。その後、2人は射的などの花火大会のゲームを楽しむ。そして、美月の念願の、花火の時間が始まる直前、悠馬は倒れ、救急車で運ばれてしまう―。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-17 17:00:00
38233文字
会話率:50%
今から4年前、突如、発した世界的な恐慌により、どの国も経済的な不安を抱える中、この国は東国からの宣戦布告により思いがけない戦争に突入した。当初、準備不足により、航空戦力は完全に劣勢となり、陸軍部隊は各地で敗走を繰り返し、重要な飛行場を占領
され、完全に制空権を失うといった緊急事態となった。そんな中、首都空襲のため発進した爆撃機の全てを撃墜した12歳の少女がいた。彼女は「救国の少女」と呼ばれ、10匹を超えるドラゴンを同時に操り、敵の航空戦力を各地で壊滅させる大戦果をあげる。また、海軍と協力して南トルオカ海戦で相手艦隊を撃破し、敵国の軍港を占領、停戦まで持ち込むことができた。
この大活躍に国民達の熱狂は止まらず、国民栄誉賞を受賞した彼女は、しぶしぶ、軍人となり首都防衛の要として、東部地区飛行場に配属されることなるが、その後、まるで戦争は起こらず、穏やかな平和が続いたことで、その熱狂も国民に忘れ去られてしまった。彼女は、軍人として、ドラゴン一匹の世話をしながら学校に通い、日々の軍事修練を行いながらも、休暇には街に買い物にでたり、休み時間には、数少ない女友達と会話を楽しむ普通の16歳になっていた。
そんなある日、高高度を飛ぶ新型偵察機が現れてしまう。ドラゴンに乗って対応することを主張する彼女は、戦力としての疑問を周囲から抱かれ、取り巻く環境が変わっていくのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-14 20:00:00
20197文字
会話率:55%
実妹とは結婚できない!? そんな法律はクソくらえ!
我妻法人《わがつまのりと》は、実妹が大好き過ぎる高校一年生。しかし、どう考えても法律的に実妹とは結婚できない。しぶしぶ、高校でほかにカノジョを探すことを決意する。ただ、どうせならたくさん
の女子と仲良くなりたい(=ハーレム)と考え、「法律研究会」という新しい同好会を作り、入会希望者を募ることにしたが……。
登場人物
我妻法人《わがつまのりと》:実妹が大好き過ぎる主人公。「俺様」系男子。
我妻律花《わがつまりっか》:実兄が大好き過ぎる妹。バカだが天才(意味不明)。
団藤《だんどう》みやび:凶暴な三年生。古風な言葉遣いをする。
新堂諒《しんどうりょう》:まともに人と会話できない、クラスメイトの男子。
穂積裕子《ほづみゆうこ》:顧問の先生。
※この小説はカクヨム(https://kakuyomu.jp/works/1177354054881920708)にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-20 17:33:19
115801文字
会話率:56%
彼女は死にたがり。今日も僕に殺してくれとお願いをする。だから僕はしぶしぶ、包丁を手に取ってみた。
最終更新:2016-02-16 14:36:24
2083文字
会話率:13%
訳あり一人暮らしの少年は、ハロウィーンの翌日、出遅れたコスプレの子供に「死ね!死ね!」といきなり蹴り付けられる。少年に取っ捕まえられた子供は謝るどころか「自分は『死ね神4号』である」と開き直る始末。人の「寂しい」気持ちから産まれる死ね神は、
生み出した本人を見つけ出してくれるまで、気付いて欲しい相手につきまとうという。図々しくてうっとおしい子供から逃れるため、少年はしぶしぶ、4号の正体を探そうと重い腰をあげた。 2008年確かどこかに投稿したのですがどこだったか記憶になく……新たに1万文字以上加筆修正したものです。割と無理めな設定が多いのですがさらっと読み流して頂ければ幸いです。古いPCと共にデータ消失してガックリしていたのですが、友人が旧版・修正版共に保存してくれていました!嬉しさのあまりに、そっと投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-11 23:14:59
35853文字
会話率:39%
古城勇也はエイシェント・ユニバース・オンラインと言うVRMMOにログイン中に落雷を受け、おなじ世界観を持つ惑星ユニシスに転移する。その時使用していた、生産用、通訳用キャラのマスター済みスキルを身に着けてレベル1で転生した勇也は、実はその世
界の惑星母神ユニテルによって転生させられたことを知る。
ユニテル曰く、「あなたのスキルで超古代文明を復活させ、マナの減少を食い止めて欲しい」と。マナが減少が急激に進み、惑星を維持できなくなってきているというのだ。かつて超古代に天変地異が起き、ユニシスが滅亡しかけた理由も同じマナの減少が原因だったと言う。
勇也はユニテルの話を聞き、終わったら必ず地球へ、しかもお土産付きの帰国という好条件でもって、建前上しぶしぶ、本音では『ラッキー!』と了承する。
そんな勇也にユニテルから最初のお告げが下されるが、その内容は『ごみの山に行け』であった。勇也は訳も分からぬまま超古代の遺跡に行き、遺跡の脇に大量のごみ山を発見する。
勇也はゲームで得たスキルの力により、そのごみ山の中で様々な宝を発見するのだが、まあ当然周囲からは変人扱いされるわけで…。
これはゲームで得た経験を元に、周囲に白い目で見られつつ廃品を集め、廃品を加工して徐々に装備を発展させて無双していく勇者の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-20 00:00:00
206575文字
会話率:55%
「あなたは勇者であって、そうではない」
「どっちなんだよ!」
普通のオタク中学生、巧翔(タクト)が、
勇者と魔王が何人もいる世界に飛ばされてしまう・・・
元の世界にかえる方法は一つ、すべての魔王を懲らしめ、改心させること。
それぞれの勇者と
協力し、彼は無事、元の世界へ帰ることができるか?
「俺は、別にこの世界でもいいんだけどなぁ・・・」
と思いながら、今日も巧翔はしぶしぶ、旅を続ける…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-18 19:00:47
2494文字
会話率:15%