時計好きなソニアの日課は、「機械式時計のネジを回すこと」。この機械式時計は、ソニアにとって初めての自分だけの時計だ。
ある日、ソニアがおつかいに街へ出ると、一人の少女が転んでケガを負っているところに遭遇する。
ソニアは迷わずに少女に手を貸し
、手当しようとする。
しかし少女は、「先を急いでいる」と言って、なぜか迷惑そうだ。
その時、港町の高台にある「魔法のお屋敷」から、3頭の馬がすさまじい勢いでかけ下りてくる。
「マルチナ様、どこですか!」とどなりながら。
その馬たちがソニアと少女の後ろを走り去ると、突然少女が「あなたのおかけで、あの馬たちからうまく逃げられたんだわ!」と言って、興奮し始める。
なんとソニアが助けた少女は、魔法のお屋敷の一人娘であるマルチナだったのだ!
◆
「あなたといれば、わたしは見つからずにすむのよ!」
魔法のお屋敷から抜け出したい魔法使いの少女・マルチナと、時計が好きなごくふつうの少女・ソニアが出会った時、マルチナの不思議な事実が明らかになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 21:39:04
107281文字
会話率:53%
「ふざけんな、くそじじぃっ!」――トラブルメーカーである祖父の尻拭いのため、ビーは再びおつかいに出向くことになった。幼馴染のシャイナと新人教師のエチルスを伴い、「想い出人たちが帰る場所」と呼ばれるリタホームという村を目指す。そこでは、不思議
な霧とともに自分の想い人に会えるという場所だった。3人は自分たちが誰に会えるのかを考えつつ、おつかい品「まほろ草」を探すが祖父の希望に沿うものが見当たらない。このままでは2度目のおつかいも失敗に終わってしまう――不名誉な烙印を避けるためにも原因を探っていくと、この村の村長一家の間で「まほろ草」を巡る利権争いが勃発していることがわかった。果たして無事におつかいを成功させることができるのか――折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-26 12:23:59
730文字
会話率:0%
「こんの、あほじじぃ――――!!」早朝の村に、ビー・ビーの怒声がこだまする。
腰痛の祖父に代わり魔術道具修繕に必要な鉱石を得るため、嫌々ながらも街へ行くはめになったビー・ビー。快く同行を承諾した天然新米教師のマー・エチルス、勝手について
きた幼馴染のグック・シャイナとともに、初めて村を出る。
穏やかな旅路と思いきや、前途多難いきなり魔獣の群れに襲われた。黄金色に輝く魔法銃と炎の短剣が道を切り開く。三人のはじめてのおつかいは、無事成功するのか――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-06 00:44:45
203382文字
会話率:32%
第三次大戦が終結してから数万年の月日が経過した。大戦の影響で生き物の生命活動可能な土地が減り、文明が衰退した未来の地球で生きる者たちの物語がここにある。未来の地球では『能力』と『魔力』を獲得した人間が平穏を保って暮らしていたが魔王が現れた
。魔王は強く、勇者たちは討伐に失敗した。最後に残った一人ぼっちのベテラン勇者がこの物語の主人公である。
彼の名は雷帝丸。いつ命を落とすか分からない過酷な勇者稼業をする中で、サバイバル生活を組合わせて生き残ってきた勇者歴10年の大ベテランである。自らの名を嫌い『サンダーボルト』略して『さっちゃん』と名乗るネーミングセンスの無さを兼ね備える。彼は理不尽に抗い、仲間を集めながら多くを失いつつも、魔王討伐を目指して戦い続ける。直感と試行錯誤で乗り越えるベテランの勇者を中心に、苦難を乗り越えて辿り着く盛大な”おつかい”が始まった。
0章、花の国:自称神に唆されて実質異世界転生した魂と、雷帝丸の旅の始まりが記録されている。雷帝丸の生い立ちや花の国の現状もここでチェックできる。
雪の森:意気揚々とブルーミアの城を出た雷帝丸のその後を記録した様子。予想外の事態に陥りながらも雪に抗い理不尽を跳ね除け、人の微かな温かさに触れて旅は道連れ世は情けで乗り切ろうとする様子が記録されている。
風の国:かつての魔術大国を舞台にベテラン勇者が魔術そっちのけで仲間たちに振り回され、握り潰される様子が記録されている。そして気が付くと風の国の闇が垣間見えるのだが……。
風穴の光:風の国の第二幕。残酷な運命に抗う人々とそれを助けようとする者、そしてそれらを潰す者の戦いが記録されている。その光は希望と慈悲に満ちていたが、それと引き換えに多くを失う。
水の国:花の国に帰ろうとしていた勇者パーティに忍び寄る隣国の影が猛威を振るう。勇者たちは幾度となく選択を迫られてしまう……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 23:00:00
646967文字
会話率:67%
青葉中学3年生の翔は卒業後の進路に悩んでいた。本当に行きたい志望校も定まらず、受験勉強にも身の入らない日々を送っていたある日、おつかいで来た病院のゴミ捨て場でぼんやりと空を見上げる一人の少女と出会う。自らを“幽霊みたいなもん”と語る少女は生
前の記憶もなく途方に暮れていた。ちょっとした親切心から翔は少女と背後霊の契約を結ぶことになってしまい――これはひと夏の終わりに起きた、少年と少女の不思議で切なくて優しい物語。
※他サイトで掲載していた小説です。
どうせなら多くの人に読んでもらえればと思って、こちらにも投稿することにしました。
結構長めで毎週一話ずつ更新する予定です。カクヨム・ノベルアップ+にも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 18:31:09
150513文字
会話率:42%
どうもどうも、えー、騙し騙されっていうのは世の常、人の常でありますが、おっとっと。専売特許とまでは申しませんがねぇ元祖、騙す動物と言えばそう、タヌキとキツネですねぇ。
この二匹、昔から競い合ってきたもんでね。そりゃもう人間なんて手首を捻
るようなもんですよっとね、へっへっへ。
そう、昔々のこと。とある少年がおつかい帰りに山道を歩いていました。
片手にはお母さんにお土産に、と叔母に持たされた蜜柑を包んだ風呂敷。もう片方の手は道中で拾った長い木の棒。
おっと今、棒を捨てて、また新たに木の棒を拾いました。先程のよりも長いかなと地面に置いて見比べ、むむむっとまあ退屈しのぎですな。道のりはまだまだ長いですのでね。
さて、そんな彼に朗報。何やら先のほうで物音がしました。はてさて猪だろうかそれともイタチ?
そっと近づき様子を見ると、はい、お待ちかね。ここで登場でございます。タヌキとキツネであります。
おや、喧嘩かな? と少年は思いました。両者睨み合い、何かを喋っているようでしたが人間には獣の言葉はわかりません。ええ、ええ聞かせようとしなければね。
でも、想像がつきますよね? そう、どっちが上手く化けられるかって話だと。
と、その二匹、動きをピタリと止め、次いで耳だけをピクピク動かし始めました。
少年は自分のことがバレたのかなと思いビクリとしましたが、そのまま見ているとどうも違ったようです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 11:10:00
6498文字
会話率:30%
リーレイ・ティウィルは、シャグリット国に五家しか存在しない公爵家の人間で、身分こそ公爵家の令嬢である。
しかし、ある事情から王都の一般街で暮らしており、その暮らしは平民と変わらない。貴族のマナーも教養もない代わりに、毎日剣術鍛錬をし、馬
で遠乗りに出掛け、市場や仕事で駆けまわる。
父と妹と家人と四人で、平穏に暮らす幸せを送っていた。
なのにある日、王太子殿下がやって来て――
「ちょっと辺境へ嫁に行ってくれないか?」
「はい嫁に…………………はい?」
おつかいに送り出されるように、考えてもいなかったまさかの嫁入りをすることに……!?
しかも相手は、シャグリット国では「特別」とされる二家の辺境伯家の一家、クンツェ辺境伯。
戦で多大な武功を持つその人は、『辺境の闘将』との異名を持つ武人で、まぎれもないれっきとした貴族様。
そんな人の元に私が行くんですか? そもそもどうして私?
混乱しながらも、街の男達からは「行き遅れ」と揶揄われているリーレイは、王太子殿下からの申し出にまっすぐ向き合う事に。
訪れた辺境領で、リーレイはクンツェ辺境伯にまっすぐ告げる。
「私は、貴方の事を知る為に、ここに来ました」
活発な立場だけ令嬢と、己の役目に誇りを持つ辺境伯は、互いの事を知りながら想いを通わせていく――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 19:29:38
1097219文字
会話率:40%
森から町にやってきた可愛い「赤ずきん」嬢の初めての「おつかい」?の物語
最終更新:2024-03-18 00:02:00
4671文字
会話率:23%
この世界は5歳で全ての住民が神より神の祝福を得られる。そんな中、カインが授かった祝福は『アルファベット』という見た事も聞いた事もない祝福だった。
祝福を授かった時に現れる光は前代未聞の虹色⁉周りから多いに期待されるが、期待とは裏腹に、どんな
祝福かもわからないまま、5年間を何事もなく過ごした。
10歳で冒険者になった時には、『無能の祝福』と呼ばれるようになった。
『無能の祝福』、『最低な能力値』、『最低な成長率』・・・
そんな中、カインは腐る事なく日々冒険者としてできる事を毎日こなしていた。
『おつかいクエスト』、『街の清掃』、『薬草採取』、『荷物持ち』、カインのできる内容は日銭を稼ぐだけで精一杯だったが、そんな時に1枚の金貨を手に入れたカインはそこから人生が変わった。
教会で1枚の金貨を寄付した事が始まりだった。前世の記憶を取り戻したカインは、神の奇跡を手に入れる為にお金を稼ぐ。お金を稼ぐ。お金を稼ぐ。
『戦闘民族君』、『未来の猫ロボット君』、『美少女戦士君』、『天空の城ラ君』、『風の谷君』などなど、様々な神の奇跡を手に入れる為、カインの冒険が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-14 12:00:00
416803文字
会話率:69%
天使信仰が盛んなエンジューム国の裏路地喫茶店「隠れ家」に住み込みで働くスラム出身のリリーは、ある日店長ルデビル・クライナイトの突拍子もないおつかいのために町中へ出た。
おつかいの品である百合の花を求め花屋へ向かうと、そこには先客の少年と、白
い貴族服を纏った天使のような顔の美青年がいた。
百合の購入後、ルデビルへの感謝の贈り物を見繕うと大通りの通行待ちの人々の集団に入り込んだリリーは、そこで先ほどの少年が暴走馬車に轢かれそうになったのを間一髪救出する――これが天使による強制昇天チャレンジの始まりだった。
善と悪の陰謀の渦が巻き始めたリリーの人生。
彼女の生死はどうなってしまうのかーー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-04 11:13:01
21523文字
会話率:41%
それは抗うことのできない、おつかいの存在
最終更新:2023-12-22 19:00:00
2952文字
会話率:0%
勇者と魔王が相打ちになった、勇者と魔王がいない世界。
異世界転移してもう14年になる僕は、辺境の村で冒険者をしながら双子を養っている万年レベル1のモブおじさんだ。けど、ギルドでは名前が知れ渡っている。僕のパーティは、8歳の双子の兄妹、兄の
アトと、妹のロアをメンバーにした子連れパーティ。双子は冒険者組合で人気者になり、半ばアイドル扱いされていた。
そんな僕たちの仕事は安全なおつかいクエストが主流だが、誕生日にスペシャル・ベリーミックスケーキ(え、こんなにするの?)を食べたいというロアの願いによって、報酬に釣られ、慣れないダンジョンから魔物を追い払うクエストを受けたのだった。無謀なようなこの挑戦、でも双子たちはただの子供じゃない。
勇者の父と、魔王の母を持つ最強血統の子供達だったのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 20:38:49
11701文字
会話率:46%
「この刀はファッションでござる。」
刀が使えない侍、魔法が使えない魔女、歌が歌えないセイレーンなど…ちょっと変わった人たちが集まった!?
私たちが住む世界とは、また別の世界でのお話。
違うのは、『魔法』が存在したこと。
そんな世界で
、害獣駆除や、おつかいなどを仕事とする『ハンター』たちのお話。
ドタバタハートフルギャグコメディ!(当社比)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-02 22:55:41
32595文字
会話率:71%
高校で出会ったのは性悪美少年。狐の神様。強面教師。
オカルト大好き幼馴染みも合わさって、濃い面子に振り回される日々。
しまいには、神様を助けろ。ってどうしろっていうんだ。
苦労属性主人公が、周囲に振り回される現代ファンタジー。
最終更新:2023-10-19 21:50:57
832557文字
会話率:35%
「はじめてのおつかい」や「留守番」すらも虐待になってしまう可能性や親がゴミ捨てすらまともに行けなくなる埼玉県議会の「虐待禁止条例の一部改正案」に対し23年10月10日午後2時までに1007件の意見が寄せられました。
このうち改正案に反対
意見が1005件、賛成意見が2件と圧倒的反対意見が多く、10月10日は撤回されました(本来は13日に採決予定だった)。
今回はこの一件について“自民党の押し付けの狂気”と一般人においても起こりうる“認知の歪み”について考えてみました。
どうぞよろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-11 18:00:00
3641文字
会話率:3%
大魔法使いのお師匠さまから頼まれたおつかいの帰り道、ふと寄った猫の溜まり場で罠にかかってしまった。真っ暗な中であやしく蠢く影に怯えた私はついつい…。
最終更新:2023-10-09 00:57:51
10866文字
会話率:50%
だらしない生活を送っていた大学生、御影は夏休みにとある研究のおつかいを頼まれる。仕方なしに依頼を引き受けて作業していた最中、突如黒箱現象に巻き込まれる。
黒箱現象、それは人類が未だに克服出来ていない太古から続く災厄の1つ。御影は無事に黒
箱現象を乗り越えることが出来るのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 17:45:59
5291文字
会話率:40%
ねこはなににだってなれる。じゆうだから。
声劇にでもご自由におつかいください。
キーワード:
最終更新:2023-05-28 22:10:47
655文字
会話率:0%
小学一年生になったゆうなははじめてのおつかいに行くことに。だが、その帰り道ゆうなは車に轢かれそうになって─
最終更新:2023-05-16 23:25:30
2984文字
会話率:32%
名門魔法学校を舞台に問題児と呼ばれる用務員と、異世界からやってきた少年が問題を起こして楽しく過ごすファンタジーラヴコメ番外編!
アンドレとエリザベスは双子の兄妹。
幼くして死んでしまった彼らは、今日も兄であるエドワードの存在を探し
て旅に出る。
「にちゃ、しりませんか」
「しりませんか」
道ゆく人に尋ねても兄の居所を知っている人はいない。
肩を落とすアンドレとエリザベスの前に現れたのは、あのお騒がせ魔法使いだった……!?
果たしてアンドレとエリザベスは、愛する兄と再会できるのか!?
こどもの日なので子供が主役、兄を探して頑張る幼い兄妹の絆の物語……かもしれない?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 21:52:20
7996文字
会話率:53%
ゲームの舞台である異世界に転移した私は、なんだかんだあって現在、息子の婚約者の実家で暮らしている。辺境伯の王都本邸という、ゴリゴリの高位貴族の館だ。どうしてこうなった、とリアルに呟く彼女は、ゲームですら対人交流を拒み、『鎖国モード』を貫く人
見知りだった。そんな彼女が、社交家一家に放り込まれて、死んだ目で流されるがまま暮らし始めて半年。息子の嫁(予定)に誘われた茶会に向かおうとする彼女に、ワーカホリック気味で一度騎士団の帯同神官として前線に行くと数か月は音沙汰のない息子から、珍しくも連絡が来ていた。頼んでいた『おつかい』が終わったらしい。―――じゃあ、そろそろかな。ああでも神様――― ゲーム内で国家元首をしていた元女王は、許されることならば何事もなく一日が終わりますように、と凡庸な願いを神に祈った。
前作の短編『ゲーム世界にて「息子さんを下さい」とイケメンに頭を下げられた件。』の後日譚です。前作を読んだ方が設定が分かりやすかもしれません。
前書きは婚約者視点、本編は主人公視点、後書きはお兄様視点です。
恋愛タグに印をつけましたが限りなく無糖に近い微糖です。最後の最後に少しだけコーヒーシロップ程度に添えました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 17:16:33
4934文字
会話率:18%