穏やかな波と、潮の香りに包まれた瀬戸内海。
海を臨むその町には、岬に抱かれた神社があった。
高校生の桧原直は、その神社で何代目かになる巫《みこ》の少女である。
今年、十二年ぶりに行われる特別な祭で、直は神楽を演じることになるが――
――そんな彼女に夜闇に紛れ、一つの影が迫っていた。
この世のモノとは思えない異形の訪問者。
その出会いは、不思議な夏の始まりを告げた。
民話『猿の生き肝』を元にしたお話です。
神社の神使『猿』と、病気に苦しむ『竜宮の媛』、竜宮に住む『魚人』に関する謎を追う物語。
主人公は『タコ型魚人(人化あり)×女子高生』の二人。
人外と人のボーイ・ミーツ・ガールです。
タコと女子高生を現実的に絡めたくて書きました。合掌
以前、『猿蛸合戦』の題でこちらに載せていたものを、大幅に書き直したものです。
方言が難しいところがあれば、指摘いただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-31 12:15:00
272880文字
会話率:26%
書く力を上げるため、極短編連載をしていきます。
作者精神不安定の為不定期更新中
転生したら暗くて狭い所にいた俺。転生特典で手に入れたスキルでチートハーレムを目指したいのに、なんでチートスキルじゃないの!?
最終更新:2017-12-24 08:27:01
15838文字
会話率:32%
暇を持て余していた大学2年生、十六夜 桐生(いざよい きりゅう)。春休みのある日、公園で不思議な少女と出会うが、その少女の正体は驚くべきものだった。
平和な日常を願う、少女と主人公との不思議な恋愛の物語。
最終更新:2017-11-06 16:45:45
50755文字
会話率:41%
ムーンライトノベルスに投稿した「超日本プロレス血風録」の派生作品。
超日本プロレスに所属するプロレスラー達は、古代アステカによく似た異世界に召喚される。
彼らが召喚された理由は、四柱の神々に仕えるナワルに命じられ、異世界の終焉を防ぐため、神
々の代理戦争をするためだった。無論、プロレスで。
現代日本と異世界を行き来して、通常の地方巡業と異世界の地方巡業を並行することを強いられながらも、プロレスラー達は決して屈しない。
なぜならば、そこにリングがあるからだ。
中邑真輔曰く、一番スゲェのはプロレスなんだよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-05 23:03:15
31515文字
会話率:56%
平凡な少年・阿部礼司は、クラスメイトの横嶋継美に片思いしている。彼女と接点を持つために継美を追いかけて私立螺倉学園に入学するが、その学園は次元の狭間に浮かぶ異形達の楽園だった。そして、継美の正体は人間ではなかった――?
小田急沿線を舞台に、
人外と人間が青春を謳歌する学園SFファンタジー。
とあるラノベの新人賞に「月波鈴子」名義で投稿し、二次選考落ちした作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-19 13:58:31
162912文字
会話率:62%
おとぎの国と呼ばれる大国に挟まれた小さな国の、そのまた小さな村の片隅。
そこで占い師を生業としている少女ターシャは、ある日家の前でおなかを空かせて倒れている狼と出会った。
弱った姿を見て、狼を保護したターシャだったが、その狼は人狼で――。
※おとぎ話をモチーフにしています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-28 00:00:00
76666文字
会話率:33%
まだ幼かった頃、事故をきっかけに、ある憑きものを身に宿してしまった。憑きものの正体は小さなケモノだが、ヒトに化身すれば超絶美しい娘となる。だからといって喜べない。なぜならそいつは単なる憑きものではなかったのだ。恐ろしくも、ヒトの魂を欲する
邪霊だった――。
おれはそいつに強いられる。ヒトの魂を狩るのだと。
「さあ、時がきた。ヒトの魂を狩れ」
「おう、やってやるぜ! 任せろ。―――― クソっ、しくじった。ごめん」
「任せろ、などと気炎をあげて、またこのザマか。ならばきょうも、うぬの血をいただくぞ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-15 17:28:22
103927文字
会話率:50%
その人は、とても優しく悲しい人だった。
魔女と魔女を取り巻く優しいひとの物語。
主人公、紅(クレナイ)は、推定500歳。炎の魔女と呼ばれ、いくつもの物語を持っていた。
英雄、悪女、化物。いくつもの顔を持つ、彼女の真実とは。
見
た目は子供、頭脳は大人?どっかのマンガみたいな設定の、ファンタジー。
精霊と共に暮らす、彩
機械に頼り暮らす、針
軍事大国、鋼
現在、過去、夢が複雑に絡み合う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-10 10:03:16
121475文字
会話率:38%
貴族令嬢マリエルーデの気まぐれで助けられたスライムは、彼女に求婚し続けていた。少女の命が断頭台の露と消えようとした、その瞬間まで。無性人外×少女。
最終更新:2017-08-29 02:32:19
8691文字
会話率:20%
まだ人が地を這い、ドラゴンが空を支配した太古の昔。一人の少年がドラゴンを生涯の友として世界を駆け巡った。詩人は彼らを白銀の竜騎士と讃え、人々は彼らの奇想天外かつ勇気に富んだ冒険譚に酔いしれた。
古の叙事詩、ドラゴン・サーガの序章。ドラゴ
ン殺しの少年と白銀のドラゴンの出会いをここに綴る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-25 00:44:20
7921文字
会話率:39%
ある、世間を賑わせている連続殺人事件があった。
その犯人はどうやら小さな子供らしいという噂が都に流れていた。
ある日、下級警羅騎士のレイ・ニコラス率いる警羅部隊は、その犯人と思われる少女と出会う。
苦戦の末、彼の策によって捕縛され
た少女は、例によって投獄され、ただ刑が執行されることを待っていた。
そんなところに、彼女の目の前に、少女を追い詰めた張本人が姿を表す。
「ボクを追い詰めて、脅して得たそんなお金で、ボクに同情なんてしないでくれるかな?」
投獄前のキラキラとした、あるいはギラギラとした目の輝きは無く。
諦観を決め込んだ、そんな風に捉えられる声音で、少女は話す。
「同情?」
「そうだよ!
それが同情じゃないなら、なんて呼べばいいのさ!?」
檻にしがみつくようにして、レイに抗議する少女。
――これは、同情から始まる物語。
行く先々の困難の待つ世界を、歩む物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-21 21:09:08
7376文字
会話率:17%
サーラレリット・リツヴァ・ランベルグ。
それは『彼女』が愛読していた小説に出てくる悪役令嬢の名だった。
サーラとなった彼女は来るべき未来に備えるための心構えをし、奮闘する決心をするも周囲の環境が余りにも粗悪化しすぎており、どうすることも出来
ぬ境遇に追い込まれてゆく。
彼女の周囲を舞う蝶の群れに誘われるがままに降りた場所に座していたのは、世界で最も深い緑の園であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-05 07:31:55
25214文字
会話率:7%
人に非ず――人外の生き物「俳(わざおぎ)」たちは、人間社会を生き残るために「廿楽(つづら)」と呼ばれる組織を作っている。
これは、逆名瀬(さかなせ)町の廿楽「我楽多」の俳(わざおぎ)たちの物語
* 一章ごとに完結する、短編連作です。
* 力を抜いて筆の向くまま気の向くまま書いています。気軽にお読みください。
* コラボなど企画臭の強い作品なので、わたしを初読みの方はどうか、他の作品からお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-01 19:00:00
85797文字
会話率:44%
また面倒なことになった。
連れてきた犬が自我を持っている気がする。
いつもひっついてきて正直暑いし面倒だ。
最終更新:2017-07-25 15:46:54
3274文字
会話率:11%
人間、亜人、そして人ならざる者。様々な種族が息づき、東に大海原、西に大霊山、南に火山帯、北に山脈と囲まれたリリアン大陸。四方を強大な力に覆われた過酷な環境の中で唯一存在する国家、メルクリア王国。
王国のギルド〈ファロバリエス〉の一番隊隊長、
アルティリア・ラルフェルクは、ある日、彼女は大通りで目を見張る程の刀を担いだ青年(?)を見かける。
ここからが全ての始まりの出逢いだった。
これは、〈極光〉と謳われる英雄級の戦乙女と〈漆刻〉をもたらす災厄の魔龍。
音の色が違うからこそ、重なり生まれる協奏曲は美しい――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-25 01:41:23
3850文字
会話率:23%
ある十二月の月曜日。冷たい空気が肌を刺し、だけども空は高く澄んでいたそんな日に、俺は、一人の女性と出会った。とても、感動的で恋をしたくなるような出会いではない。それに、何かが始めるような劇的な出会いという訳でもない。
ただ――その女性が、竜
(ドラゴン)だったというだけだ。
雪が溶けてなくなるような、当たり前で、不思議な物語を語ろう。
今日も、公園の嫌われた東屋には、日が当たらなかった。
カクヨムの方は、二話以降も投稿済みです。
【https://kakuyomu.jp/works/1177354054883008023】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-13 22:19:36
14360文字
会話率:24%
チビでブサで喪女の、明らかにモブの私が異世界転移した。ヤバい死ぬ。こんなモブ女こんな世界じゃ魔物に食べられて死ぬううう! その時助けてくれたのは、王子様――ではなく、誠実そうな瞳と鍛え上げられた肉体を持った、ドワーフさんだった。 あれ? 私
の好みは、二次元嫁たちは、金髪の人間のキラキラした王子様たちなのに、なんだかもじゃもじゃの髭がかっこよく見えて来た気がする――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-09 19:50:02
14036文字
会話率:44%
ごく普通の男子高校生をやっている坂田 澪(さかた みお)の家にある日、珍しい格好の美少女アストラ・アナト・リアが現れた。
その美少女は故郷が魔族により、滅びてしまい、行き先が無くなってしまったということを告げられる。しかも坂田 澪の前世は勇
者であり、その娘の故郷を一度だけ魔族から守ったとのことを告げられた。
そんなわけで、同棲生活が始まっていく。
さて、この二人の生活はどうなっていくのか!
ドタバタ 異種間アットホームラブコメディー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-31 21:50:40
292文字
会話率:29%
あの騒ぎから数年後。
「あいつめ」
母親、兼、監視役であるコウは唸り、小娘に二度目の接吻を試みる息子の頭部にげんこつを落とした。
息子の愚行に目を光らせる。
※短編『冬の月』から数年後。誰得の守り神の心得の話。
※『冬の月』を読まないと話
が分かりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-17 23:01:54
2499文字
会話率:40%
冬。空に月が浮かんでいた。
毛皮で守られていた体から、頭髪を除いて毛が抜け落ちた。
剥き出しになった皮膚に驚き腕を見つめれば、己が普段に無い姿勢で地面に座り込んでいると気づく。
己の姿を見回せば、これはいつかみた、人間というものの姿に似てい
る気がした。
※平安時代っぽい世界。※京都弁っぽい言葉が多いです。
※単独で読めます。※短編『春の花』『夏の蝶』『秋の風』と繋がりがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-16 12:07:22
5199文字
会話率:25%
異世界に墜ちたらリザードマンに拾われました。
※直接的な続編として「保護者系リザードマンと迷子女子高生の道中記」の連載を始めました。
もし宜しければ、そちらもどうぞお願いします。
最終更新:2017-02-14 20:33:26
2308文字
会話率:41%
とある国に、四季を司る魔法を使う女王がいた。
女王は国の外れの深い山にある塔に暮らし、そこで日々、季節の歌をうたうことで国に四季を廻らせていた。
しかし、三年前の冬に女王は病に倒れ、帰らぬ人となる。
季節を司る力は、女王の娘の四人の姫に託
された。
長女の春の姫君。
次女の夏の姫君。
三女の秋の姫君。
そして、末っ子の冬の姫君。
それぞれが担当する季節の間、姫は塔で女王と同じように歌をうたい、国に季節を運ぶようになる。
今の季節は冬。
ときおり外から聞こえる狼の遠吠えを耳にしながら、今日も冬の姫は歌をうたい、思う。
「冬なんて、なくなればいいのに」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-25 18:34:31
74061文字
会話率:48%