「ハンス、悪いことは言わねぇ。お前、冒険者はもうやめろ」
今日も今日とて冒険者ギルドに足を運んだハンスは、パーティーのリーダーからそう言われてしまった、
リーダーは、ハンスの実力を正確に見抜き、このまま冒険者を続けていたら、ハンスは
いつか死んでしまうと心配していたのだ。
リーダーの言葉で冒険者になることを諦めたハンスは、三年ぶりに地元に帰ることにした。
そんなハンスを、ハンスの両親と幼馴染のルーナは、暖かく迎え入れ、ホームパーティーを開催してくれた。
しかし、そのホームパーティーで出された料理に、危険度の高い魔物の肉が使われていたのだ。
その魔物を捕ってきたのは幼馴染のルーナだと言うが———
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 17:00:00
4874文字
会話率:35%
魔物が蔓延る世界。
若くして最高ランクの冒険者にまでのし上がったイースは結婚を考えるほど愛してやまない娘がいた。
しかし娘、ミリヤはその好意を受け取ることができないでいる。
イースはミリヤの憂いを晴らすことができるのか…
最強で変態
気質な彼とクーデレ気味な彼女の話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 21:12:08
15826文字
会話率:43%
此処は異世界【エルデンティア】。
多種多様の種族が暮らし、自然豊かな世界だが、人の数だけ争い事や問題事が起こるのは、どの世界も一緒だった。
国同士の争い事は勿論。
貧困や格差、飢えに苦しむ者。
自分達ではどうしようもな
い、自然災害に悩まされる者など様々だ。
更にこの世界にはゲームや漫画等でお馴染みのダンジョンや魔物も存在する。
魔物は人々を襲い、ダンジョンは放っておけばいずれスタンピードを起こして、更に辺り一帯を自分の一部にしようと浸食していく…。
厄介極まりない存在──。
そんな世界に突如、とある冒険者集団が現れる。
その冒険者集団はメンバー全員が“女性”で、大変美しく、勇ましかった。
ある少女と麗人は、幾千もの魔物を薙ぎ倒し斬り伏せて、ある乙女は摩訶不思議な乗り物に乗って、人々の助けになる装置を造り称賛を浴びた。
そんな猛者達を束ねる清廉潔白で金色の少女。
その少女は難病に苦しむ者や、酷い怪我を負った者を治し、深い心の傷を抱えた者を癒して救っていった。
それだけではなく彼女は、誰かが困っていたらその身を挺してまで助力を尽くしてくれた。
その博愛精神と善行を見て、まるで女神の様な偉業や振る舞いだと人々は騒ぎ立てて、崇めた。
そして人知れず誰かが呟いた…。
『女神の遣い──【聖女】様に違いない!』と。
そんな彼女達を人々は敬愛と畏怖を込めて、こう呼んだ───。
【戦女神の救世主たち(ヴァルキュリアス・セイヴァーズ)】と!!
「なんか上の説明クソまじめだな…」
「そんな事よりカナメ! オレの『アンジュさん特製チーズプリン』返せぇっ!!」
「んな事まだ言ってんのか? ホント女々しヤツだなお前! その無駄にデケェー乳、揉み拉くぞっ!!」
「うがあああ! お前が悪いんだろうがっ!! もう許さないかんなっ!!」
「二人とも落ち着いて下さいっ! 本当はとっても仲が良いはずなのに、どうして……」
※妄想に妄想を重ねて、暴走した作品。寛大な心でお読みください。一応ちゃんとした男性や女性も出てきますが、基本は『女体化した野郎たち』の日常会話や冒険と戦闘シーンなどがメインです。女体化や性転換系の作品が苦手or気持ち悪いと思う方、不快と思う方はお読みになることをご遠慮ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 12:26:21
6088文字
会話率:40%
幼馴染パーティー&所属ギルドを突然クビになった主人公。
【ガッツ・ブレイバー】
幼馴染たちがそれぞれ強力なスキルに目覚めて冒険者として名を上げていくのに、彼だけは一向になんのスキルも覚えない。
けれど彼は諦めなかった。
スキルが無いなら無いなりに少しでもパーティーの役に立とうと努力し、様々な雑用やらなんやらを喜んでやっていった。
しかしそんな彼をメンバーは嘲笑うかの様に突然“追放(クビ)”を言い渡す。
理由を問い質すと「ウザイ・煩い・ダルい・暑苦しい・鬱陶しい・キモい」等々の暴言。
極めつけは自分の事を「好き」と言ってくれた幼馴染(女)たちが、もう一人の幼馴染(男)に肩を抱かれ、しなだれかかる姿を見せ付けられる。
幾ら男女の情事に疎いガッツでも、それを見て瞬時に悟る。
「ああ…。そうゆう事か……」と。
「自分は本当に邪魔なんだな…」と。
◇◆◇◆
こうして寝取られる? 様な形で長年一緒にいたパーティー&ギルドをクビになったガッツ。
拗ねてても仕方ないので、どうにか自分を受け入れてくれる新しいギルドを見つけだし、独り寂しく低級クエスト(薬草取り)を黙々とこなしていく。
そしたら、大型モンスターに襲われている幼い少女たちと遭遇する。
少女たちを守る為に奮闘するガッツだったが、スキルが無いため思うようにモンスターを倒せない。
次第に追い込まれてピンチになっていく。
(やはりスキルがない俺では、あんな小さな子たちすら守れないのか……)
諦めかけるガッツ…。
しかし、其処に奇妙な珍客が訪れる。
「ウリュリュリュゥウウッ~!! ガッツさんはヤらせませんよぉおーー!!」
そう奇声を発しながら、謎の飛行物体(球体)が突如飛来する。
この謎の飛行物体【ナノ】と出逢いが、ガッツの運命を大きく変えて行く──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 23:00:00
8035文字
会話率:26%
前世の名前は大橋 沙耶、難病を患い若干15歳の若さで亡くなり、死ぬ時に健康で丈夫な身体で好きな事をもっとしたかったと思いつつ、可愛い動物とモフモフもしたかったな、色んな事を想いながら意識を無くしました。
そんな私はどうやら前世の記憶を
持ちながら生まれ変わりサラナと名付けられた様ですが、私を産んだ母は三歳の頃に病で亡くなりました。
その時は悲しかったですが前世の記憶があった分知性があり、貴族の家に生まれた事は理解できだけど、母はあまり良い待遇を受けておらず私も粗雑に扱われる始末でした。
母は父にあまり愛されていなかった様で、私を身籠った時からは相手にされず父は屋敷に戻らず愛人の所にいた様です。
しかし、この世界には魔法と云うのがあり、薬草採取したり魔物を倒したりする職業、そう冒険者という前世で異世界物の物語の定番である職業があると知り、二歳の時から黙々と魔法の鍛錬をする。
母が亡くなると愛人と娘を直ぐに連れて来て、その娘も私と同い年で私は離れの小屋のようなところへ閉じ込められてしまった。
母方のお爺様は公爵家の当主でもあり、父の家に援助もしているというのに、この仕打ちは酷いという事は三歳児の私は理解したので、この伯爵家から一念発起して家を出たのが五歳の時である。
そこから私の冒険の旅が始まり、伯爵の父は私が家を出た事に気かづかず、二年後に祖父のお爺様が来訪した時に私の代わりに愛人の娘を会わせた。
しかし娘と孫の髪の色が同じはずなのにが違うとバレてしまい会わせる事が出来ず。娘を早死にさせた上に孫まで始末したのかと逆鱗に触れて身分を剥奪された。
お爺様は私を探させる事にしたけど、二年も経ってしまってはと諦めかけていたけど付合いのある冒険者に一応報酬を払って探させていた。
私は前世の知識と幸運に恵まれて森の中で怪我をした白い狼の親子と会いを治療してから従魔として一緒に時が来るのを待って暮らして冒険者を目指す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 01:00:00
66759文字
会話率:66%
過去に各地を巡り、ソードマスターとして名声を上げた受付嬢がギルドにやってくる冒険者達の相談に乗りながら問題の解決へと導いたり、自身の力で解決したりする物語。
最終更新:2024-11-07 11:00:00
105055文字
会話率:66%
王国内でも指折りの魔術師大家の嫡男坊であるカミルには、誰にも言えぬ秘密があった。
それは自分が、わずか10歳だか11歳だかで力尽きた、古代の少年戦士の生まれ変わりであることだ。
転生者ゆえの悩みや本心を押し殺しながら跡取り修行に励む日々。
しかしながら、とある事件をきっかけに彼は家出を決意する。
海出身の孤独な少年ルッツと出会ったとき、彼らの冒険がスタートする。
訳あり少年2人の友情冒険譚(を目指す予定)。
処女作です。魔法、冒険者、魔物、精霊などなど、ファンタジー要素てんこ盛り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 18:13:51
87115文字
会話率:35%
世界の誰もが与り知らぬ所で降って湧いた厄災が徒党を組んで人類に牙を剥いた。
魔物。魔族。獰猛で残忍なそれらは瞬く間に人類の生存圏を侵食し、世界は存亡の機に瀕することとなった。
脆弱な人類に残されたのは滅びの運命だけ。そんな人類を憐れ
んだ女神は救世主を遣わした。
勇者。魔を祓う絶大な力を持ち、幾度でも蘇る不屈の魂を持つ英傑。
彼らの目覚ましい活躍により魔は討たれ、人類は再び安寧と平和を取り戻した。
しかし、魔は完全に滅びることはない。救世の勇者の子孫は今なお人類の平和のためにその力を振るって下さっている。
勇者に感謝を! 女神様に感謝を! 子供なら誰もが聞かされる寝物語だ。
「つまり力があるし何度でも死ねるから魔物と戦ってこいってことだろ? 冗談じゃねぇ。クソみてぇなプロパガンダに付き合ってられっかよ」
あらゆる補助魔法を操る勇者の一人であるガルドは名声も賞賛も欲さない。民草の平和のための礎になるなど真っ平御免だった。
自由。厄介事を勇者に押し付けて民草が享受しているそれを、なぜ勇者である自分が得られないのか。そんな理不尽あってたまるか。
ガルドは頭に響く救援要請を知ったことかと棚に上げ、今日もスリと悪巧みに熱を上げる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 00:00:00
824521文字
会話率:40%
「聖女失格」の烙印を押されたその瞬間、私は目覚めた。
気がつけば、そこは剣と魔法のファンタジー世界。
私の身体は千年前に世界を救った伝説の聖女の生まれ変わり。
でも、私の中身は21世紀の地球に生きていたはずの普通のOL。
「役立たずだ」と処
分されそうになった私は、教会から逃げ出し、
冒険者としての新しい人生を歩み始める。
そんな私の仲間は、人間の姿になった元・天使のノアと、
アンデッドの骸骨騎士アイン。
魔物との戦い、人々の偏見、そして迫り来る世界の危機。
私たちの前に立ちはだかる試練の数々。
果たして私は、この世界で幸せに生きられるのか?
それとも、聖女としての宿命から逃れられないのか?
大神エデンと呼ばれる謎の存在が見守る中、
私たちの波乱万丈の冒険が幕を開ける!
※書き溜めた分をしばらくの間は毎日投稿します
※この小説はカクヨム・ハーメルンでも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 11:40:00
120270文字
会話率:37%
突如としてダンジョンが現れて20年。
冒険者は日常に溶け込み魔物から市民を守る姿は子供のあこがれに!
そんな冒険者に憧れた少女がここにも一人。
15歳で冒険者になり、学園に通いながらダンジョンを探索していく。
授かった特別な異能で少女は憧れ
た冒険者になれるのか?
ダンジョンは何故現れたのか、ダンジョンとは何なのか。
仲間と共に成長しながらダンジョンの謎に迫る!かも?
基本ほのぼので行きたいと思っておりますが、凛ちゃんがどう動くのか。
私にも予測不能なことがありますのでもしかしたら「R15」になる可能性が…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-30 07:00:00
63825文字
会話率:47%
邪悪な神を討ちなさい――
討った暁には、叶えられる願いを一つ叶えましょう――
真面目で心優しい少年、緒方咲弥に天使はそう告げた。
天使から特殊な能力を与えられ、なかば強引に別の世界へと放り込まれる。そんな咲弥には、ある一つの願い
があった。
再び家族のもとへ帰り、ただいまと言いたい。
だが、やって来た新たな世界では、絶え間ない困難が降り注ぐ。
文明や、魔物から別の使徒の存在と理由はさまざまだ。
咲弥のほか、九名も同様の使命が与えられ、別々の特殊な能力を授かっている。その仔細までは、何も知らされていない。
たった十人――使徒達が放り込まれたことにより、その世界での理が壊れ、人々の運命が変化し、徐々に混沌に満ちていく。
最初はただ、もとの世界に帰ることだけが目的だった。
それだけのために、どんな苦難をも乗り越えてきたのだ。
しかし仲間と巡り合い、多くを経験していくうちに――
咲弥の心や誓いは、解答のない疑問で溢れ返っていく。
やがてそれは、咲弥の心を大きく揺さぶる結果を招いた。
大切な仲間に加え、密かに想いを寄せる――
咲弥はただひらすら、自分の心を押し殺し続けた。
そんな心の中にある矛盾を抱えながら、邪悪な神を目指すのだ。
少年が掴むのは、もとの世界への帰還か――
それとも――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 23:05:52
1324263文字
会話率:31%
100年前に勇者が封印した魔王が突然、復活した。
凶暴化する魔物。平和ボケした逃げる冒険者。
そんな中、目をキラキラと輝かせた少女が居た。
その少女は高飛車で、魔力が全ての世界で魔力を所持していなかった。
しかし、少女は魔王討伐という夢を諦
めない。
魔法が使えないのなら、己の拳にかけてみよう!
これは、魔力無しの役立たずと言われた少女が仲間と共に魔王を討伐するまでの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 13:01:23
5119文字
会話率:15%
魔物や魔法が存在する世界ルイス
物語はルイスの中でも辺境の村アーシャがダンジョンの氾濫により滅びる所から始まる
その村唯一の生き残りの少年ノエルは、同じ村で暮らしていた皆の死を悼みながらも自分を助けてくれた冒険者達の姿を忘れることができ
ずに、自分もこうありたいと思い冒険者を志す
しかし、通常一人につき最低二つはあるはずの職業適性がノエルには一つしかなく、その適性はなんと「どれだけ適性が高くとも誰も選ばない職業」こと白魔法師だった
これは後に「至高の白」「白き破壊者」「狂騒の治癒者」等と様々な二つ名で呼ばれることになる少年ノエルの物語である
小説を書いた経験などほとんどないため恥作となりますが読んでいただけると嬉しいです
最初は少し暗い話題となりますが、そこまで長く引きずらないつもりなのでよろしくお願いします
文章能力が低く、可能な限り読みやすいようにと工夫して書いているつもりですが、見苦しかったりするかもしれません
暖かい目で見守ってくださると嬉しいです
基本的に応援はウェルカムです。また、直したらいいと思うところの指摘も感想からお願いします。しかし、作者が豆腐メンタルなため酷評はしないようにしてください。むしろ酷評するくらいならそのまま読まないでいただいて結構です
更新は作者の気分次第です
評価やブックマークなどは作者の励みになりますので是非ともよろしくお願いします
※書籍化しました!
8月10日TOブックス様より第1巻が発売予定です!
殆どが書き下ろしとなっており、お楽しみいただけると思いますので、よろしければ手に取っていただけるとありがたいです。
よろしくお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 15:10:07
292127文字
会話率:44%
今年で三十五歳の冒険者、アラン。
かつては血気盛んで将来有望な若者であったが、冒険の末に強大な魔物との戦いで大事な仲間を失った。
それ以来、アランは自分の力に絶望する。
抱いていたはずの『夢』を捨て、自堕落な日々を過ごすようになってしまった
。
酒を飲んでは記憶が飛ぶほど飲んだくれ、冒険者として冒険の舞台である|幻想大陸《ファンタジア》の探索はするが、大して深入りせず多少の金を稼ぐことを繰り返し、死んだような毎日を送っていた。
そんな毎日が続いたある日、アランに転機が訪れる。
用があってギルドに行くと、新人二人を押し付けられてパーティを組まされたのだ。
癖のある新人と成り行きで組まされ、かといって見放せず、アランはひとまず新人の面倒を見ようとするのだが……。
これは夢を失った、だらしのないおっさんだって主人公になれる、そんな冒険ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-23 20:00:00
24699文字
会話率:34%
法月大起(のりずき ひろき)は心臓の病で妻を亡くしてからシングルファザーとして娘の佳織を大切に育ててきた。しかし、佳織が中学1年生の時、妻と同じ病が発病してしまう。
「見つかる確率は極めて低いが、ドナーが見つかれば助かる」
主治医にそう
言われた法月は、必死でドナーを探す。非合法の手段にも手を染めるが適合する心臓がなかなか見つからない。
悲嘆にくれて放心していたある日、法月に怪しい女占い師が声を掛ける。
「ドナーを見つける方法を知っている」
藁にも縋る思いで聞いた女の話は眉唾ものだった。
今自分が生きている世界とは別の世界があり、そこでなら適合者が必ず見つかるというのだ。そして、その世界へ行く方法もあるという。
娘を独り残していくことができないと法月は躊躇うが、都合が良い事に異世界へ行っている間は現世の時間は経過しないというから、渡りに船だった。
「適合者からはお前にしか見えないオーラが出る。すぐに見つかるとは限らないが、必ずいるから必死で探すといい」
法月はその言葉を信じ、ドナーを見つけるために転移後の世界をあてもなく旅をする。
適合者を発見する能力以外は特別な能力を授かったわけではないが、娘を救いたいという執念から魔物が闊歩する異世界で生き延びる術を、時折満身創痍になりながらも確実に身につけていった。
強い動機を持って過酷な旅を数年も続けているうちに冒険者としての実力が伸び、名を馳せるようにはなっていく。頼もしい仲間も何人かでき、法月は異世界を旅すること自体が少しだけ楽しくなっていたが、肝心のドナーは全然見つからず、娘を救いたいという思いも僅かずつながら徐々に風化していった。
そして、決定的な出来事が起きる。
異世界に転移した時に知り合い冒険者としての長年苦楽を共にしたマリーと、法月は結婚をしてしまう。
迷いに迷った決断だった。娘を裏切ることになるのではと散々思い悩んだが、独りでドナーを探し続ける精神力が法月には最早無かった。これも佳織のためだと言い訳して、マリーを受け入れた。
マリーとの娘アリシアが生まれ、異世界で家族円満に暮らしていくうちに、佳織への思いが少しずつ思い出になっていくのを法月は見て見ぬふりしていた。
そして、アリシアの13歳の誕生日。
彼女の体からオーラが湧き出るのを、法月は目撃してしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-23 18:26:14
3739文字
会話率:37%
〈「サーシェ」と言ったその言葉は、僕達ズミの民が神に祈る時の文句だ。〉
舞台は、魔道大国トレンティアによる侵略を受けた森深き国ズミ。民族の異なる二つの国の戦争の渦中……奇しくも両国の血をともに引く混血の孤児ヨンは、自らの出自を呪いながらも
レジスタンスとして武器を握り、憎悪と復讐の念を胸に決死の戦いへと身を投じていく。
そしてある時絶体絶命の戦場で奇妙な男に出会い、導かれ、共に死地をくぐることとなる――それは敵国であるはずのトレンティアの人間だった。
「お前、稀有な魔法の才能の持ち主だ。俺に魔法を教わる気はないか」――トレンティア人でありながらレジスタンスに味方して戦う謎の魔術師、パウルとの出会い……そこから物語は始まる。
祖国のため、復讐のため、野望のため、あるいは愛する者を守るため、奉ずる正義のため……誰もがそれぞれの信念や苦悩を戦火の中に燃やす、それは凄惨な命の応酬の世界。
その血塗られた道の上で寡黙な少年兵はしかし、多くの仲間と出会い、友と出会い、家族と出会い、時にすれ違い、時に愛を知り、共に自らの進むべき道を切り拓いていく。
これは戦時下の日常で多くの葛藤を抱え、乗り越えて進んでいく少年の成長譚、そして小さな英雄達が共に織り成していく叙事詩。
※
完成済み原稿を順次投稿しております。完結まで170話程度を予定しています。
舞台は剣と魔法のファンタジー世界ですが、異世界要素や魔物や冒険者は出てきません。ちょっと渋めの戦争&日常モノです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-21 22:56:06
1393344文字
会話率:34%
30歳で過労死した孤児のシオンは、死後に神から異世界での転生を打診される。孤独な人生を送ってきた彼は、再び生まれ変わることに戸惑いながらも、新たな人生に希望を見出し、転生を決意。異世界での生活を助けるスキルを1つ選べると言われ、動物好きだっ
た過去の記憶から「テイムスキル」を選択する。
しかし、転生した先でシオンは、異世界の孤児院で10歳の子供として新たな人生を始める。そこは、厳しい現実が待ち受けていた。生活の糧を得るため、シオンは冒険者として登録するが、戦闘力も低く、与えられたクエストは簡単な採取や雑用ばかり。不遇な冒険者生活を送っていた。
そんなある日、彼は傷ついた白い魔物に出会い、その命を救う。シオンは「シロン」と名付けたその魔物と心を通わせ、テイムスキルを使い仲間にすることに成功。さらに、シロンにはシオンの成長を促進する特別なスキルが備わっていたことを知り、二人は力を合わせて強くなっていく。
シロンとの絆が深まる中、シオンはダンジョン攻略を目指し、過酷な冒険の旅に挑んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 07:00:00
68252文字
会話率:46%
大樹の森フラナルで育った少年フィンは魔物に襲われていた小人族の冒険者出会う。
森の中でずっと育ってきたフィンは小人族の冒険の話を聞いて外の世界に憧れを抱いた。
そして、森を出てまだ見ぬ世界に飛び込む決意をした。
今、フィンの楽しく時に険
しい冒険が始まる。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-10-17 12:52:42
4234文字
会話率:29%
『その少年は少女を守る為に戦い、少女は自己満足の為に戦う。それが一つの終わりを告げた時、少女の物語は少年の為の戦いへと変わった』
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
魔物討伐だけを専門に請け負う冒険者を人々は討伐屋、通称〝イレイザー〟と呼んだ。
中でも最
強と吟われるイレイザー達のグループ【リンケージ】に命を救われた貴族令嬢の『クレア』はそれから一年後、リンケージに憧れ冒険者への道を歩み出していた。
しかし傲慢な性格が仇となり、仲間も作れず討伐依頼も受けられない現実に悩んでいたある日。クレアが幼少期に唯一仲良くしていた幼馴染みの少年『バルト』に偶然再会し、現在彼が冒険者だと知るなりクレアは半ば強引にバルトを自分の仲間に誘う。
一方でバルトにとってクレアは、自分が幼少期から片想いしていた幼馴染みだった。
そのクレアが冒険者を始めた事を噂で知り、彼女を守る為に街に戻って来たので断るつもりも無かったが。ちょっとした手違いで、幼少期にクレアから遊び半分でかけられた〝契約魔法〟が発動してしまう。
そのせいでバルトは仲間というよりは〝奴隷〟という立場でクレアに使われる事になってしまった。
しかし当のクレア本人は知らなかった。
バルトはかつて『リンケージ』のリーダーをしており、一年前にクレアがリンケージに助けられたのはバルトの指示だったという事を。
だがクレアはバルトの強さを〝自分と〝契約〟している事によるブースト効果だ〟と勘違いしていた。
苦悩の日々から一変して強い奴隷を手に入れたクレアは、一気に冒険者の階級を上げる為の快進撃を始めるのだが──────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 08:00:00
34202文字
会話率:22%
光を纏いて流転せよ、|聖なる息吹《プシュケー》!
末端聖女として虐げられてきたユニヴェールは神殿から追放されたのを機に冒険者になる。将来贅沢スローライフをするためにお金を貯めたい。SSランク冒険者のシリウス(ストーカー)と詐欺師のカラ(男
の娘)と共にダンジョン内で宿屋を経営することに。
相棒ツルハシを手にユニヴェールは今日も宿屋に魔物狩りにと勤しむ。
末端だけどチート。ラブコメ。転生者。大いなる野望。
カクヨムでも連載中。
のんびり更新していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 13:18:46
122270文字
会話率:48%
天使によって勇者に選ばれたルイ。
しかし彼は天使に暴言を吐き、異界へと捨てられてしまう。
何も分からないまま、異世界を彷徨うルイ。
食料を探し、足を踏み入れた森で、魔物に襲われている所を、クエストで訪れていた冒険者達に助けられる。
事情を
話すと、落とし子ではないかと言い、そんなルイを仲間にならないかと誘ってくれる、優しい冒険者達。
しかし、その中には聖女候補もいて……?
魔物が闊歩する異世界を仲間達と共に生き抜く、最弱主人公の冒険譚!
短編を連載化しました!
それに際し、短編として投稿した第1話の分割、加筆修正を行っています。
また、短編版は非公開設定とします。
チートなし、ハーレムなしの異世界転移。
楽しんでいただければ幸いです!
感想・評価いただけると励みになります!!
よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 18:47:50
76601文字
会話率:17%