外宇宙へ向かう、少年達を乗せた船。
火星での砂漠の探査。
木星での友達との自由時間。
謎の禁書。
最終更新:2016-02-25 04:58:12
8214文字
会話率:13%
翼をもった少女と、永遠を飛び続ける悲しい鳥の物語。
最終更新:2015-12-18 08:08:04
9944文字
会話率:18%
ベアトリスの一生を回想するのは、私にとって哲学に似ている。
一連の事件を経て、彼女は巷で悪魔の子と呼ばれた。それはまさしく彼女にふさわしい形容詞であったが、
今になって思えば、それは客観的事実でもあった。
16歳になろうかという冬、彼女
は捕らえられた。聞くところによると、裁判中も暴れることもなくニコニコとして(不真面目とも思ったが)、おおむね大人しかったようだ。裁判を珍しがったらしい。純粋で悪戯好きな子供。最後までそんな印象だった。
私も一度傍聴に行った。傍聴席の私を見つけて、笑いながら手を振った彼女をいまだに忘れられない。
私にとってはそれが最後の彼女の姿となった。私は手を振り返せなかった。なにか言ってあげたかった。
異例だったことは言うまでもないが、彼女には死刑が言い渡された。
最終的に彼女はある監獄で留置中、17歳でその短すぎる一生を終えたといわれているが、その監獄は今は倒壊して廃墟となっている。
遺体は確認されていない。
彼女の超自然的な「力」――—破壊力とでも言おうか―――の秘密を解き明かそうと、研究者たちは躍起になっていたようだが、世論や司法がそれを許さなかった。彼女はそれを知る由もないが、処刑後、遺体を手に入れようと手を回す組織まであった。
人は皆、運命の奴隷だ。ベアトリスも自分の運命に振り回された人生だったのかもしれない。彼女のレールを作ったのは、彼女以外のものたちだ。ベアトリスに選択の余地はなかったのかもしれないと、今は思う。
彼女の力は、使い方次第でひとを生かすこともできたはずなのに、それを選ばなかったのは彼女だ。彼女の抱えていた破壊願望の身勝手さは擁護しようもない。だがその彼女の在り方さえも、私にはまるで…。
ベアトリスの一生がどんなものだったのか。
どうしても知りたかった。
そのために私は、
(以下、手記が破れていて読めない)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-04 09:02:32
27561文字
会話率:34%
『星の世界の皇女さま』 第一部『スペース婚活』&第二部『皇国再興』の流れ
反乱により故郷の星を追われたメシエ皇女は、地球にたどり着き、そこでひとりの男に出会います。
男の名前は一星銀河(ひとつぼしぎんが)。二十八才の、おっぱいが大好き
なことをのぞけば、ごく平凡な男です。
メシエ皇女は、生き残ったネロス皇国の民を平和裏に太陽系に移住させるため、地球人である銀河に結婚を申し込み、銀河もこれを受けます。
皇国の地球代官となった銀河は地球とネロス皇国との同盟を目指して交流を進めていきます。地球人である銀河の立てた地球とネロスの交流計画は功を奏し、宇宙文明との遭遇に地球は沸き立ち、同時に混乱は最小限に留められます。
しかし、最初の植民都市の建設に着手するその前に、太陽系に別の宇宙船がやって来ます。転移座標が秘匿されているはずの太陽系に、いったい何者が来たのでしょうか。
そして――
第三部『死霊艦隊(ゾンビーフリート)』
ソル星系(太陽系)の外では、恐るべき事態が進行していました。
知的生物を、情報ネットワークを死霊化し、勢力を拡大していく死霊艦隊の出現です。
いくつもの星々が死霊に呑み込まれる中、宇宙連邦は緊急事態を宣言。
銀河系オリオン腕の航路封鎖とGライブラリの情報遮断を行おうとします。
そんな中、一星銀河とメシエ皇女がくだした決断は。
1.木星軌道に異常あり
2.私掠船とリザードの姫
3.ブラックダイカン号vs私掠船
4.死霊門
5.帰還
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-12 17:09:53
42836文字
会話率:39%
趣味は考えごとという滉(ひろし)。最近では倖(さち)との話題もギリシャ神話が中心というありさま。あきれず話につきあう倖なのだが、平穏な日々ばかりが続くわけでもない。そんな二人の日常が太陽系の星々とともに語られてゆく連作短編集。
最終更新:2015-11-14 15:27:06
22887文字
会話率:45%
木星宙域で地球軍との戦闘中に法皇謀殺という知らせをうけ大司教ヒドラは、すぐさま超光速航行によって母星の海王星へと急遽撤退に移った。だが異次元へと跳躍した彼のもとに次々と不穏な情報がもたらされる。ヒドラは法皇の座につけるのか?……。黄道十二星
座シリーズの一巻でもあり、宇宙シリーズの完結編でもある作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-14 10:30:56
32627文字
会話率:44%
奴隷商人の宇宙船に監禁された年端もゆかない姉弟、ヒュードラーとリビュアは死を目前にして救助される。だが彼らの監禁の裏にはある組織の陰謀が隠されていた。姉弟は大人たちを巻き込みながら生きようとするのだが……。
最終更新:2015-11-13 16:00:19
154982文字
会話率:46%
トマス・マツァグ、木星在住、40歳。妻に出て行かれ、人型機動機械“メタンダイバー”を繰って細々と生活していた彼はある日、旧知のジャンク屋から記憶喪失の少女デルフィの世話を頼まれる。
最終更新:2015-10-09 06:00:00
199208文字
会話率:30%
火星に人が住み始めて220年、さらに木星に人が住むようになって200年、火星・木星間の戦争〈シノーペ戦争〉が終結して3年ー
元木星軍士官候補生だった4人と木星軍士官学校教官だった1人は運び屋稼業で生計を立てていた
一行はある日の依頼中に1つ
のコンテナを回収する
それをきっかけに物語は動き出すー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-26 00:47:42
13860文字
会話率:59%
愚かしくも愛おしい、人間の営み。
個人サイトと重複。
探査機の木星スイングバイの失敗。重力波の検知成功。それらは太陽の近傍で空間の湧き出しが起きた結果だった。空間の湧き出しはダークマター、ダークエネルギーの湧き出しも共ない、空間の湧き出
しそのものとダークエネルギーによる斥力により、太陽の崩壊が予想された。国際宇宙局の依頼を受け、科学ジャーナリストであるラジーニ・テイガー博士は、友人であるセヴァロ・ハザウェイ教父、そして他の科学ジャーナリストと共に、『土は土に、灰は灰に、塵は塵に』と題した最期を迎えるための資料を発表した。TV番組ホストであるクラーク・レイモンにより、それは広く知られることとなった。最期を迎える時、人間には神でも法でもない、自分自身を律するシンボルが必要だった。セヴァロ・ハザウェイの教師父であるジェームズ・某は "T" をシンボルとし、それは拡散した。そして、ただ終りが来た。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-21 16:38:18
42691文字
会話率:58%
GPOとは略称である。その略称は……
G グローバル
P パーソナル
O オンライン の略である。
なぜGPOと呼ばれているのか……それは遥か昔に遡る……。
我々人類や地球……その他の惑星がまだ何も無い時代からとても大きな神様がお
られた。その神様は、この何も無い宇宙に巨大な社を作られた。そこは後に 神の城 と呼ばれる事になる。
その神様は独りだった。だから自分の体から10体の別の神様達を創られた。その内の1人は娘、もう2人はその付き人として、そしてその他の7人は自分の付き人として創造したそうな……。
そしてその本体の神様は、自らの力で1つの惑星を創られた。それは私達のよく知る太陽と呼ばれる物だった。
本体の神様は太陽を創ったのは良かったものの、意外と暑がりだったらしく別の小惑星を創り、その小惑星を太陽から重ねて暑さを和らげた。しかしそれでも暑かったのか少し大きい惑星を創られた。それは後に木星と呼ばれた。
神様は不満だった。幾度も幾度も惑星を創るが中々自分好みに出来ない。神様は不器用だった。だから創るのに失敗した物はその辺に指で飛ばしたり、粉々に砕いたりして真っ暗な風景だった所も少し賑やかになっていった。
そして神様はコレクションを創る事を考えた。色々な色の惑星を創ってみたくなったのだ。神様は変な趣味をしていた。だからこの宇宙という広い空間を使い、自分好みにアレンジしていったのだ。神様はコレクターだった。
神様は決めた。このバランス良く並んでいる所に丁度良いサイズの惑星を創ろうと。でも中々良い感じにならない。実は神様はここに生命を創ろうとしていた。後にこの惑星は私達が住んでいる 地球 になる。
神様は喜んだ。その丁度良い惑星を創る事に成功したのだ。最初にやって来た頃からここまで50億年も経過していた。それだけ神様は悩んでいたのである。神様は熱中しちゃうと止まらないタイプだった。
その頃にはもう神様が創った他の10人の神様は立派に成長していた。神様は名前を付けた。 娘はサクリファイス、 付き人は1人は雷神 もう1人はその妹として風神 他の7人の付き人は 1神 2神 3神…………7神と、名付けられそれぞれの役割を決めたそうな。
神様は良い感じに惑星を並べた。神様は少し不満だった。
そしてそこからこの物語は始まる……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-06 21:44:29
1570文字
会話率:63%
西暦2515年。人類はぎりぎり冥王星のあたりに到達していた。だが、そこから先は、資源やらなんやらのせいで進むことができなかった。そこで目をつけたのは火星と木星の間にある小惑星帯だ。そこで活躍する個人商店『鰆』。その店主鰆大治と、知り合いの孫
娘ジェリーの話が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-01 00:00:00
28175文字
会話率:40%
史上初の木星往還有人機ジュピターは、2031年4月に、俺と幼馴染を乗せて出発された。
最終更新:2012-04-01 00:00:00
3902文字
会話率:38%
金星、火星と木星の衛星に人類が住み始めてから150年。一つの連邦国として、これらの星を束ねているのは地球だ。太陽系連邦国という名前ではあるが、すでに太陽系外へと進もうとしている。連邦国が有している軍隊の中で、通称教育師団と言われている連邦宇
宙軍第31師団は、冥王星に向けた教育航海を行おうとしていた。その航海に行くことを許されるのは、トップエリートであり、また、将校としてこれからの軍を率いていく者たちだけである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-31 00:00:00
27278文字
会話率:51%
測量士の佐々木友永は木星の衛星、タイタンへやってくる。地域行政府の依頼で、美泥が池地区の測量を任されたのだ。ここは一年中ほとんど雨の降り止む事のない場所だった。友永はある女の落とした時計を拾ったことから、その女と知り合い、様々なことを知るの
だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-16 14:02:15
17380文字
会話率:42%
地球人は多種多様な機器を造り、ついに火星、水星、冥王星、天王星、木星、土星、海王星、金星にまで到達した。
己の足を運びそれぞれ八つの惑星で見たものは紛れもなくその星に住んでいる者達だった。
そんな世界を旅する少年少女の物語。
最終更新:2015-02-23 23:20:03
529文字
会話率:9%
人類初の木星有人航行。往復七年に及ぶその航海の"暇潰し"として選ばれたのは、最新のVR技術を応用した超巨大仮想空間"テラ・ネット"であった。物理的制約により一年単位で初期化を行うシステム。しかし、
あるプログラムを組み込まれた事から、システムは進化を始める。VR技術と現実が交差し、徐々に狂気を帯びていく世界。冬を題材にした一話3000字から4000字ほどの点描で綴る短編集です。寒さ厳しい冬の夜長。こんな日はコタツに入ってミカンでも食べながら、なんちゃってSFを読むのもなかなかおつなもので。あ、でもコタツでは寝てしまわないように。なぜなら……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-05 00:56:48
30398文字
会話率:30%
木星国の女性士官の物語です。
最終更新:2015-01-02 17:47:57
2465文字
会話率:23%
黒目黒髪、黒縁メガネ。
モテ要素なしの黒木星夜。
容姿端麗、文武両道の才兼美女。
学校中の憧れの冬野小雪。
深く関わり合うはずのなかった二人の運命は
ある日の放課後を堺に大きく変わっていく…!
こんなことあるかもしれない?(笑)
な
非日常てきコメディー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-13 21:19:44
4925文字
会話率:38%
《バインドヘイム》 悔いある者達が集められる世界。
その無念を晴らす為、集いし者達は塔の最上階を目指す。
最終更新:2014-11-11 06:26:03
3417文字
会話率:42%
西暦2080年、木星沖で異星人と戦闘をしていたアメリカ宙軍は遂に、異星人艦隊の地球本土攻撃を許してしまう。なんとか撃退に成功するが、各国は宇宙からの攻撃に不安を覚えた。
そこで国連は国連宇宙軍という名の初の多国籍宇宙軍を結成。日本政府も異星
人の侵略行為に対する防衛措置として、高圧推進光線砲を備えた宇宙駆逐艦『ミョウジョウ』らを派遣することを決定した。
各国も宇宙空間での戦闘に備えた特殊兵器を持った艦艇を派遣。
今、宇宙戦艦『ミズーリ』を旗艦とする国連宇宙艦隊が出撃する。
しかし、これが後に銀河系をまたぐ戦争に地球が突入するとは誰も予想していなかった・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-02 02:37:46
859文字
会話率:75%
少女は、天体望遠鏡を持って木星を見ようとしていた。
最終更新:2013-12-07 17:53:46
400文字
会話率:9%
少しSF風味の有る、
冒険ファンタジーにしたいです。
最終戦争が起こった地球を離れ宇宙のかなたへ………
果たして地球へと帰ってこれるのか?
そして、もう一つのテーマは生命です。
地球にどうやって生命が生まれたのでしょうか?
太陽がもし無ければ、地上に生命が育まれる事は有りませでした。
木星の様な大型惑星が無ければ、外宇宙から飛来する隕石を防ぐことが出来なかったはずです。
もしも月が無ければ、他の惑星の重力に揺さぶられて、地軸を安定させることが出来なかったでしょう。
そう、地球に生命で誕生したのは奇跡なのです。
この奇跡は、宇宙のどこかほかの惑星でも起こったはずです、他の惑星では果たして生命はどの様な進化を遂げたのか?
お楽しみ下さい。
感想など書いて下さると作者は喜びます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-17 03:23:27
14747文字
会話率:1%
地球外生命体を探していた道中、少女は宇宙で事故にあう。国際宇宙ステーションとの通信は途絶え、自分がどの座標にいるのか見当もつかない。その絶望のさなか、少女は進化の果てを見る。
*丁史ウイナ名義で〈俺的小説賞〉サイトに重複掲載。転載にあた
り一部表現を修正。
*2014年1月、個人サイト「埃城」に転載。イラストをいただきました。ありがとうございます。http://hokorijou.web.fc2.com/texts/shorts/egs/egs0.html折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-07 10:00:00
16090文字
会話率:23%
虚構における集合的無意識すなわち各作品の根底に存在する共通項それを〈語り部〉とするならまさしくナラティブの主体そのものであり隠れようとする原罪の権化ではないだろうか主人公はいま作者はいまこの〈語り部〉という存在に打ち勝ち意識の範疇つまり作
品という枠におさめる必要があるのではなかろうかここに生まれるテクストはその未完成段階の保存された足跡であるワイドスクリーンバロックが時空を駆け巡るのに対しこれはクロスオーバーならぬクロスアンダーいうなれば虚構に対する主観を駆け巡る甘い断続の叙述なのである。
※個人サイト「埃城」に重複掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-06 14:05:41
13983文字
会話率:29%
【空想科学祭2011BLUE部門参加作品】
家族ですか、友達ですか、仲間ですか……いいえ、ただの星です。
ただ巨大なだけの、結局なにもできやしない連中です。
おや、ジュピターがなにか、どうでもいいことを悔やんでいるようですよ。
最終更新:2011-08-08 11:17:40
9715文字
会話率:35%
日常にあきあきしていた少年優人(ゆうと)が
親友とクローンとの戦闘に巻き込まれてしまうお話
最終更新:2013-06-02 13:35:15
3142文字
会話率:76%