2XXX年の荒廃したマザーアースから、新しい移住先を探すために計画された「プロジェクトシボ」。
月基地での研修の中、ハナとKは惹かれ合っていくのだったが……
最終更新:2024-05-28 21:03:39
5399文字
会話率:3%
月基地から地球へ宇宙船で帰還するには高度200km-800kmの『宇宙ゴミ』地帯を横切らなければならない。宇宙ゴミとは過去の人工衛星やロケットの残骸で、秒速1万メートル近い速度で飛んでいるため、たとい10cmサイズでも、衝突したら宇宙船は大
きなダメージを受ける。
帰還船が、この「ゴミの高速道路」に向かう途中、大きな隕石が地球をかすめ、その際にGPS衛星とぶつかって、大量の宇宙ゴミを新たにまき散した。帰還をキャンセルする暇もなく、その一部が宇宙船に衝突し、複数あるエンジンのほとんどが使用不能となる。
ぶつかった衝撃で軌道も変わり、20分後には大きな幽霊船と衝突することが判明する。幽霊船とはコントロールが出来なくなった有人宇宙船や大型人工衛星のことだ。
軌道を変えるのに十分な燃料はない。帰還船は幽霊船を避けられるのか。
【お話としては子供向け=童話ですが、文体はあえて童話風にしておりません】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-12 19:00:00
12814文字
会話率:34%
近未来、人はすでに月と火星への移住を始めていた。特別な能力を持つ人間から発生する「オルジガ」という物質は、近づくだけで人や物を破壊する凄まじいパワーを持っていた。そのパワーを利用して、未来のエネルギー源とすべく、ベガプロジェクトが立ち上がり
、被験者としてサイという少女が月の施設「ガーデン」に隔離されていた。ガーデンの中にいる限り、サイのオルジガは制御され、普通に暮らすことができる。ただし、そのガーデンを維持する為には莫大な予算を必要とし、何度も訓練を行ったが大きな成果を挙げることはできないでいた。3年後に衝突の危険性があるという小惑星オニキスを戦闘爆撃機シラバで破壊するプロジェクトにサイのエネルギーを使用することが決まり、エネルギーのコントローラーとして少女ヨル、シラバのパイロット、ジョー・トモヤが月へやってくる。シラバは地球では表向き、小惑星から地球を守る英雄とされていたが、その実、行ったきり戻ってはこれないという宿命を背負っていた。軍はすでに月事業からの撤退を決定しており、今回のプロジェクトの結果次第で早期撤退もありうると宣言した。月基地ガーデンの開発者、カラスマ教授は、オーブシステムの臨時責任者として月へ派遣されたが、実際はガーデン開発に関わる全ての責任をとり、サイと共に月に残ることが決まっていた。自分の力のせいで人が死んでしまうことに悲しみを抱くサイ。サイに恋心をよせる元コントローラーの軍人ジン。サイを娘のように思っている研究者セリザワ。サイに自分の故郷と母を重ねるトモヤ。シラバは無事、小惑星オニキスへの転送を完了し、プロジェクトそのものは成功するが、月にサイとカラスマを残して軍は撤退する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 19:00:00
67720文字
会話率:71%
人類が宇宙に進出し始めた頃、宇宙飛行士の育成に本格的に取り組むことになった。
世界最高峰の宇宙工科大学、通称『月面カレッジ』が月基地に新設され、天才の中の天才たちが宇宙で働くことを夢見て学んでいる。
主人公のセリア・カッリネンは、月面カレ
ッジの卒業まで一年半を残してAAA《トリプルエー》の資格を取った天才中の天才少女。
哲学者《コギト・エルゴ・スム》の異名で呼ばれるセリアは、仲間と共に学びながら、友人関係に悩み、恋に悩み、ひたむきに前を見て走る。
この物語は、まだ青春を知らない天才少女・少年達の、青春を知る成長物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-12 19:00:00
149353文字
会話率:43%
西暦3281年。宇宙軍の士官候補生だった宮城雄大は教官と揉め事を起こしてエリートコースから転落、軍の高官である父親と仲違いし月の実家に居場所を無くしてしまう。
人生の目標を失った雄大は地球圏から逃げるように植民惑星アラミスへ向かう。旅の
途中で出会った女性にスカウトされ、流されるままにアラミス所属の武装商船「ぎゃらくしぃ号」の操舵士として第2の人生を始める。
しかしながらその商船、実は半世紀前に滅びた木星帝国残党の船だった。
「木星を買うのです」
地球との戦争に敗れ解体された木星帝国の生き残り、ユイ皇女。彼女の荒唐無稽な目標に半信半疑になりながらも雄大は手を貸す事に決めた。
そんな折、太陽系に戦乱の影が忍び寄る。地球に、月基地に迫る危機。
平和を望むユイ皇女の願いは地球を覆う魔を払えるか、そして雄大、ユイ、マーガレット伯爵──ぎゃらくしぃ号に乗り込む三人の男女の関係はこの危機を境に大きく変化していく──
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
あまり堅苦しくないスペースオペラです。
軍艦同士の戦い、強化装甲服での白兵戦なんかが多目?
ユイ皇女を軸に、宮城雄大とマーガレット伯爵を加えた三人を主役として物語は進んでいきます。
オッサンやジジイキャラも割と出番が多いのでそういうのが好きな人もどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-13 11:08:55
845043文字
会話率:53%
奴隷商人の宇宙船に監禁された年端もゆかない姉弟、ヒュードラーとリビュアは死を目前にして救助される。だが彼らの監禁の裏にはある組織の陰謀が隠されていた。姉弟は大人たちを巻き込みながら生きようとするのだが……。
最終更新:2015-11-13 16:00:19
154982文字
会話率:46%
秋がそろそろ終わり、もう冬かと言うころ。拓人と優恵は、月基地から放送されるラジオに耳を傾ける。DJの鏑木は、ずっと一人で月面にいるのだ。そんな鏑木に、地上からメッセージを送りたいとの依頼があったのだが…
グランド・ブランクシリーズの第4巻
です。この作品も、以前イベントで頒布をしていました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-07 00:07:56
20807文字
会話率:21%
西暦二〇六五年。地球を隕石から守るためМDS(隕石防御システム)が作られていた。МDSに所属するレーザー砲衛星タケミカヅチの乗員、糸川(いとかわ)隼人(はやと)はある日、月面基地司令官に呼び出される。タケミカヅチが事業仕分けの対象となってい
るというのだ。そこで、実績を作るため、張りぼて隕石を用意するから、視察にくる議員の前でそれを撃てという指示だった。数日後、国会議員蓮田(はすだ)邦子(くにこ)がタケミカヅチにやってくる。ところが、蓮田には同行者がいた。隼人の幼馴染で宇宙生物学者の暁(あかつき)希美(のぞみ)だ。蓮田は月基地側が張りぼて隕石で自分を欺く事を予想しており、それを見破らせるために希美を連れてきたのだ。希美が相手では騙せないと思ったのだが、そこへ本物の隕石がやってくる。隼人は隕石にレーザーを撃つが隕石の表面だけが吹き飛ぶだけの効果しかなかった。それでも、隕石は軌道を変えて地球から離れていく。ところが五日後、その隕石が再び現れる。もう一度迎撃しようとしている隼人の元へ希美が駆けつけて迎撃をやめさせる。あの隕石から電波が出ている。隕石に偽装した宇宙船だったようだ。このままでは宇宙戦争になってしまう。希美は通信機を使ってコンタクトを試みるがうまく行かない。すると宇宙船は軌道を変えてタケミカヅチに接近してきた。衝突寸前まで近づいた小惑星はタケミカヅチに軽い接触をする。希美は唐突に相手の意図を理解した。これは宇宙船ではなく宇宙生物。ここへ来た目的は。
希美は隼人に砲撃を指示する。その生物は強力な電磁波をエネルギーにしていたのだ。タケミカヅチのレーザー砲を吸収した生物は宇宙へ帰って行く。
こうして、危機は去ったかに見えた。
しかし、数日後に生物は子供をつれてやってきた。
人類はとんでもないペットを抱える事になってしまったようだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-21 00:31:49
15635文字
会話率:93%
二十一世紀半ば頃。月には、天然の溶岩洞窟を利用した国際基地が建設されていた。ある日、月基地に使っていた洞窟の壁の一部が崩れ、新しい洞窟が見つかる。さっそく、新洞窟に探査ロボットが送り込まれた。洞窟内部の様子は取り立てて変わった事はなかった
。ただ、ほんの一瞬だけロボットのカメラは、何か動く物体をとらえる。新洞窟の中に何かがいる。そんな噂が基地中に蔓延した。
(この作品はmixiアプリとアルファポリスに投稿してます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-01 13:15:17
20447文字
会話率:46%
近未来――地球を中心とする連邦政府は、独立を望む火星との全面戦争に突入していた。連邦に属する月基地きっての戦術司令官であるミズキ・クレイム中尉は、敵である火星軍の少女を保護することになった。自分の意思も奪われただの戦闘兵器にされてしまった少
女に、何とか心を取り戻してあげたいと思うミズキであったが……。その背後では静かに、しかし大きな思惑が動き始めていた。
☆☆☆初投稿です。色々と至らぬ点も多いかと思いますが、どうかお手柔らかにお願いします。
2013.6.5本編完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-07 22:00:00
56599文字
会話率:45%