優花は高校一年になったばかりの15歳。誰もが振り返らずにはいられない、長い黒髪の美少女だ。しかし、その顔と気の強い性格が災いして、中学時代は女子から反感を買い、孤立した日々を送っていた。そんな優花の心のよりどころは、九つ離れた兄 数馬と、
その妻の佳代の二人だけだった。両親は5年前に交通事故で亡くなっていたのだった。
そんな優花の家に、佳代のいとこである竜が中学校の卒業式の日から居候することになった。竜は優花と同い年で、複雑な家庭の事情があると聞かされていたのだが、彼はそんなことを全く感じさせないほど明るい少年だった。竜は毎日のように優花をからかったり怒らせたりして楽しんでいる様子。優花はできる限り竜と関わりたくないと思っていた。だが、日々の出来事を通して、二人の距離が少しずつ縮んでいく。
桜町に住む人々の物語第一弾。優花と竜の、ベタな少女漫画のようなストーリーの幕が上がります。
2018・4月 タイトル変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 01:13:54
445510文字
会話率:47%
お前を愛することはない、ことも……ない。
それは幼い少年と少女のお見合いの席でのトラブルであった。
彼は彼女に一目惚れだったのに素直になれないどころか、暴言を吐いてしまったのである。
果たして彼は彼女との関係修復をすることができ
るのだろうか?
これは小さな二人が婚約するまでの物語。
★主人公であるルイスが6歳から話は始まりますが、メインは10歳(小等部4年生)の話しとなります。
★まったりほのぼの路線で刺激の少ない物語を目指しております。
★35話くらいの予定です。
※ネタバレしておくと公爵令嬢は味方?です。
◆初めて3人称で書く習作のため、つたないところが多々あるかと思いますがどうぞよろしくお願いします。
◆主な登場人物◆
ルイス=ヴィンケル侯爵令息
エステル=クラーセン伯爵令嬢
カンデラリア=ジョンパルト公爵令嬢
アート部長(アダルベルト美術部部長)
◆カクヨムさんで先行配信しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 23:03:09
106296文字
会話率:42%
(当然のように、来期もやるのかよ…『異世界転生』…。)
(理由は人それぞれなんだろうけど、この世界に嫌気が差してる奴は、案外俺以外にも多いらしい。絶望から、なんとなくまで…理由は、人それぞれなんだろうけど。)
(だからそんな多くの奴らは最近
みんなして『異世界』に熱を上げてる……そこが、俺がこの世界と相容れないところ。)
(気が付けば結局今世の中で流行ってる物語なんて、大衆の理想を叶えてやるだけの、納得行かない都合の良い話ばっかりだ。)
(異世界転生だって…そうだろう?冴えない主人公が偶然死んだら何故か魔法みたいな世界で生まれ変わって、特別な能力が手に入って、勝ちまくって、モテまくって、勇者になって……そんな都合の良い話、全然釈然としない。)
(だから死ねない。生きたくなくて、誰とも関わりたくなくて、無になりたくて死んで…もしも目が覚めて、その目の前に異世界が広がってたら…とか。)
(そんな恐怖に、異世界転生ブームが気付かせてくれやがったんだよ。)
『域込乃くん。』
『君は、死ぬべきだ。』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 20:00:57
7060文字
会話率:34%
僕は異世界に転生した。聖女たちの魔法の「よりしろ」となる憑依術師として。
彼女たちが僕に降ろす、とんでもない魔法の効果に翻弄されつつも、カラダをはって冒険の世界を生きていく!
3人の個性的な聖女たちと「僕」がおりなす、ちょっとだけ青春なドタ
バタコメディ。
初執筆・初投稿になりますが、キリの良いところまで十数万字、執筆済みですので安心してお楽しみください。
基本、書きたいのは気楽なコメディですが、なんかシリアスがどうしても少し混じってしまいます……。すみません。
カクヨムさんにも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 10:24:25
229230文字
会話率:34%
異世界転生した僕はいとこの悪役令嬢と一緒に学園に通っています。
悪役令嬢のお嬢は、マークさんという学園一番の人気男子生徒と愛しあいたいと恋煩いにうなされています。
なんとしても、お嬢がマークさんと愛し合えるように、元居た世界の漫
画やアニメ・ゲームの知識を活かして、お嬢の愛が達成できるように支援していきたいと思います。
ぜひ応援の程よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 16:28:12
34124文字
会話率:57%
いつの間にか異世界に転生した元45歳おっさん。キーン君のお話。
スローライフ的なものを目指しているのですが、なかなか思うようにいきません。
自分が掘っていた穴が実は自分の墓だった的な、自分の仕掛けた罠が本当は誰かに仕掛けさせられた罠だった
的な、呻き苦しむ声が急に聞こえてきたと思ったら単に自分の口から出ていただけだった的な・・・。
俺tueeeやハーレム的なものが無い物語が欲しくなった末に自分で書き始めました。
完全見切り発車なので、細かいところは何も決めてません。
突っ込みどころは軽くスルーしてくださるとありがたいです。
ご意見、ご感想などいただけるとうれしいです。
※カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 22:53:48
601679文字
会話率:42%
マッサージの機械は、ずいぶん進化していました。
欲しいところを捺してくれます。
最終更新:2024-03-28 00:08:47
200文字
会話率:0%
「青海苔、ついているよ?」
と言われるより、はずかしかったのです。
最終更新:2023-10-10 00:51:34
200文字
会話率:100%
たくさん居酒屋で注文しましたが。
我が家の『肉じゃが』には敵いませんでした。
(*´▽`)y-。o○
最終更新:2023-07-27 23:49:53
200文字
会話率:0%
異世界チート転生ものです。
(嘘は言っていない)
オフラインRPGゲーム『GUILTY GUILD(ギルティギルド)』、通称ギルギルの世界にチート転生した一人の男が登場します。
(主人公とは言っていない)
Q、ギルギルって、なに?
A、
とても有名なゲーム。転生者もハマっており、自分でパーティーメンバーを見つけて、ギルドを結成して、トレジャーハンティングしながら旅をするオフラインRPGゲーム。
(という設定)
大好きなギルギルの世界にチート転生した一人の男が、邪魔者を排除しようとしつつも、愛するキャラ『天使のリボーシャ』を探しに旅に出ようとした結果、ゲームに登場する本来のクズキャラが勝手に改心することになりました(なんで?)。
・異世界転生したのは3人のうちの誰?
・クズキャラは誰?
・天使こと『リボーシャ』は何処にいるの?
※年齢は決めていますが、キャラクターの容姿については(一部を除いて)明記していないので好きなように当てはめてください。リボーシャは天使です。
※書きたいところだけ書きましたので、これにてオシマイです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 14:01:37
43828文字
会話率:28%
眼鏡なんてものがこの世に存在しなければいいんだ!
中学生の頃に視力が落ちて眼鏡をかけ始めた僕のあだ名は『メガネ』になってしまった。
そうだ眼鏡なんてものがこの世から無くなってしまえばいいんだ。
結構技術や科学を発達させる原動力は、そん
なしょーもないところにあるのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 17:01:25
2085文字
会話率:13%
男しかいない世界と女しかいない世界は一つになるのかならないのか
その世界には女しかいなかった。
女同士でパートナーを組み、生殖細胞の遺伝子を魔法で混合する。そうして双方が懐妊することで子孫を残していた。
ある時魔王と勇者がパートナーを組ん
で二人の女の子が誕生する。
しかし誕生前に魔王と勇者はパートナーを解消してしまった。
魔王が産んだ子はファティマ、勇者が産んだ子はノルンと名付けられる。
二人は18歳となり、同じく共立魔法大学校に入学する。
ファティマは覚えたての転移魔法で、週末になると知らないところに転移する転移遊びを楽しんでいた。
ある時ファティマは転移先で遺跡を発見する。
感知魔法と鑑定スキルに優れるノルンを誘って遺跡を訪ねると、そこで二人は転移ゲートを見つける。
ノルンが鑑定しようとゲートに魔力を流したところでゲートは起動してしまう。
ゲートの力で二人が転移した先はオメガと呼ばれる男しか存在しない世界であった。
そこは魔法が存在しない代わりに科学技術が発達していて、男だけでも子孫を残すことができるようになっていた。
その世界は一部の人間たちによって支配されていた。
労働力として力の強い男だけが人工的に生産されるようになり、
いつしか女性の遺伝情報は消失してしまったのだ。
支配者たちは更にゲートを使って異世界への進出とその支配も目論んでいた。
オメガでの抵抗勢力であるレジスタンスの一人、タニグチリョータローにファティマとノルンは出会う。
二人の恋心が世界の運命を変えていくのかいかないのか。
※この話はカクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 08:10:27
46775文字
会話率:27%
魔法族は二百年前に途絶えてしまった。それは魔女狩りにあったとか、排斥されたとかそういうことではなく、純粋に力の衰退によるものだった。
しかし、魔法族の出現自体も突然変異だったという記述が残るくらいだったので、今でもときどきちょっとだけ不思議
な力を使える魔法もどき《マジックイミテーション》が生まれてくることがあった。
ライラ・リゲルは父親と二人暮らしをしていた。父一人子一人で幸せに暮らしていたが、二年前、父親は病気で亡くなってしまう。残してくれた遺産もあり、何とか大学の卒業を控えていたある日、借金取りの男がライラの元を訪れる。
もう顔も覚えていない蒸発した母親が、ライラの父を保証人に危ないところで金を借りていたらしい。
そんな借金取りがまともに応じてくれるわけもなく、なんと三日以内にお金をかき集めなくていけなくなったライラは、家をひっくり返して見つけた初めてみる父の形見の短剣を持って買取店に駆け込んだ。しかし駆け込んだのはただの買取店ではなく、一般の鑑定士には見れないものをみる「アルデバラン鑑定所」だった。
鑑定所の主、鑑定士カラット・アルデバランは、不思議な力を宿した目を持つマジックイミテーションで、その力を使って他の鑑定士では見ることができないものをみていた。個人で鑑定業を営むカラットはその力も相まって界隈では有名だったが、どこで噂が湾曲したのかその名前のせいか持ち込まれるのは宝石や鉱物に関する鑑定依頼ばかり。
カラットはオダマキ通り商店街の裏通りにある店で宝石、ときどきその他の工芸品ほか美術品の鑑定依頼を助手の少女ユーリエと共に待っていた。
最近あまりに宝石の依頼が続き辟易していたカラットは、無償でライラの短剣を見てくれるという。
この依頼が、ライラの運命を突き動かし、カラットとユーリエの運命もまた動かしていくこととなることなど今はまだ誰も知らない。
※この物語はフィクションです。実在の人物、団体、事件などとは一切関係ありません。
※この作品は「カクヨム( https://kakuyomu.jp/works/16817139558249305543 )」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 18:32:37
115183文字
会話率:39%
悪役令嬢に転生したのでとりあえずセオリー通り悪役ルートは回避する方向で。あとはなるようになれ、なお話。
ご都合主義の書きたいところだけ書き殴ったやつ。
アルファポリス様にも投稿しています。
最終更新:2024-03-25 18:21:18
4860文字
会話率:48%
浮気、近親相姦が一部含まれます。
主人公はそれらとは関係ないところに行き幸せになります。
御都合主義のSSです。
多分内容の割にはマシ…なのかな…どうだろ…?
アルファポリス様でも投稿しています。
最終更新:2024-01-04 21:50:55
3749文字
会話率:74%
病気で短い人生に幕を下ろした天道凛音。なんの因果か、記憶を持ったまま異世界で第二の生を受ける。どうやら自分は大国の姫として生まれたらしい。しかし、その直後血飛沫と悲鳴が全てを塗り潰す。…腹違いの兄が、第一王子で王太子の兄と、父王と、正妃であ
る母、姉姫二人を殺し回ったのだ。どうやら他の王族も同様に殺し回ったらしい。そうして無理矢理王位についた兄は、しかし私のことは殺さなかった。「気紛れだ。命は助けてやるよ。…その代わり、俺を楽しませろ」そう一言言って、優しく頭を撫でた後、どこかに行ってしまう兄。多分即位を宣言するのだろう。うわぁ。修羅場じゃん。ということで、生き残るために兄に媚を売りたいと思います。え?復讐?王位継承?なにそれおいしいの?私は兄王様に溺愛されてどこかいいところに嫁いで幸せになるのよ!目指せ兄王様攻略!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 00:33:01
97485文字
会話率:73%
「私」と「私」のいとこである幼い「なつ」との、命を巡るあるひと夏の出来事
キーワード:
最終更新:2024-03-25 03:23:09
6927文字
会話率:41%
どこまでも砂漠が広がる、灼熱の王国。
青年エルバ・アルヒムは仲間とともに襲い来る盗賊たちへ立ち向かうも、激闘の甲斐なく殺されてしまう。
次に気がつくと、そこは現世と幽世の狭間であった。
大人しく幽世に向かうか、このまま現世に干渉するかを
問われ、エルバは苦悩の末後者を選ぶ。
かくして魂だけの存在となったエルバは、彼のことが「見える」人々とともに、神への生贄として選ばれた恋人の運命を変えるため、奔走することとなる。
愛する女性が殺されるまで、あと一年。
初めて投稿します。
世界史の授業中に思いつきました。荒いところも多々ありますが、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 00:05:57
5884文字
会話率:40%
平々凡々な社会人、ルカ。ちょっと普通じゃないところといえば、腐女子って事くらい。今じゃ特筆すべき事でもない。
今宵も来たる同人作家たちの祭典の為、原稿を進めては気持ち良く眠りに付く。しかし次に目覚めたのは、青く茂る草原の上だった。これが所謂
、『異世界転移』。
転移先で彼女は、スライム、アルラウネ…聞き知った名の男モンスター達や、勇者を夢見る青年と出会う。そこに男同士の熱い大恋愛を思い描くと、その妄言は呪言となって男達に精神的大ダメージを与えたのだった!
「男同士の恋愛なんて、ありえない!」
「ありえないと言うならば、
革命を起こすわ。」
彼女の妄言は何故こうも力を持つのか?男達のハートは何故脆くも衝撃を受けてしまうのか?
彼女は何故、転移してきたのか?
ハートフルでコミカルな冒険の中で、彼女は家に帰って原稿を再開するべく、異世界のミソロジーの深層へ手を伸ばす。
恋愛は無いけど、愛はいっぱい。スケッチブックと羽ペンを武器に、腐女子とその仲間たちが今、冒険の旅に出る!
ツイッターで主要人物のイラストを掲載しています→https://twitter.com/jing_org_jr折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 21:06:35
189679文字
会話率:56%
朝倉姫奈《あさくらひな》と男友達三人の計四人は名門の都立高校である西王谷《さいおうこく》高校の三年生である。夏休み、四人はいつもの図書室にて、模試の結果を開示しあうことにした。朝倉と、朝倉に厄介なアプローチをしている佐々木英輔《ささきえいす
け》は文系の名門国立大学・橋工《きょうこう》大学を志望しており、朝倉が想いを寄せている工藤春樹《くどうはるき》と工藤の幼馴染である皆川翔《みながわしょう》は日本一の国立大学・東都《とうと》大学を志望していた。
朝倉の判定は、E判定だった。ところが、佐々木も工藤も皆川もA判定を取っていたのだ。
そんな朝倉は、こと恋愛においては、佐々木からの面倒なアピールを躱しながら、頭もルックスも良い工藤と結ばれることを密かに夢見ていた。
しかし夏休み明けの九月一日、いざ登校すると、朝のホームルームにやってきた担任から、男友達三人のうちの一人「彼」が、夏休み最終日に自宅マンションから転落死したことが告げられる。
受験生にとって、第一志望校のA判定とは希望の光以外の何物でもない。自殺とは思えない。しかし警察は、夏休み明けの学生による自殺が多いことから、真剣に捜査しないことが窺えた。朝倉と男友達の二人は、「彼」の死の真相を解明すべく調査を開始する。「彼」の母親から話を聞き、調査中に出会った週刊誌の記者から警察の捜査状況を聞き、少しずつ調査を進めていく。が、やがて調査は行き詰まってしまう。
そして朝倉は、正体不明の女性から時折尾行されることに気が付く。
「彼」は自殺か、事故死か、他殺か。するべきことが分からない中、何と男友達のもう一人も、西王谷高校の校舎から転落死する。
警察はようやく捜査に本腰を入れるが、朝倉と生き残った一人は意気消沈し、二人の友好関係もまたギクシャクしてしまう。そんな中、帰宅途中に、電車の窓に反射して映る自分の背後に、自分に付きまとう女ストーカーがいることに気が付く。この女ストーカーは、最初に転落死した「彼」の死に関する調査を開始した九月一日から朝倉に付きまとうようになったのだ。彼女が二人の転落死に関連していると断定した朝倉は、女ストーカーと対峙することを決意する。
女ストーカーの正体。有数の進学校に通う男子高校生二名の連続転落死の真相。朝倉の知らないところで何があったのか。
全てがラストシーンで明らかになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 13:58:47
201674文字
会話率:22%
朝倉姫奈《あさくらひな》と男友達三人の計四人は名門の都立高校である西王谷《さいおうこく》高校の三年生である。夏休み、四人はいつもの図書室にて、模試の結果を開示しあうことにした。朝倉と、朝倉に厄介なアプローチをしている佐々木英輔《ささきえいす
け》は文系の名門国立大学・橋工《きょうこう》大学を志望しており、朝倉が想いを寄せている工藤春樹《くどうはるき》と工藤の幼馴染である皆川翔《みながわしょう》は日本一の国立大学・東都《とうと》大学を志望していた。
朝倉の判定は、E判定だった。ところが、佐々木も工藤も皆川もA判定を取っていたのだ。
そんな朝倉は、こと恋愛においては、佐々木からの面倒なアピールを躱しながら、頭もルックスも良い工藤と結ばれることを密かに夢見ていた。
しかし夏休み明けの九月一日、いざ登校すると、朝のホームルームにやってきた担任から、男友達三人のうちの一人「彼」が、夏休み最終日に自宅マンションから転落死したことが告げられる。
受験生にとって、第一志望校のA判定とは希望の光以外の何物でもない。自殺とは思えない。しかし警察は、夏休み明けの学生による自殺が多いことから、真剣に捜査しないことが窺えた。朝倉と男友達の二人は、「彼」の死の真相を解明すべく調査を開始する。「彼」の母親から話を聞き、調査中に出会った週刊誌の記者から警察の捜査状況を聞き、少しずつ調査を進めていく。が、やがて調査は行き詰まってしまう。
そして朝倉は、正体不明の女性から時折尾行されることに気が付く。
「彼」は自殺か、事故死か、他殺か。するべきことが分からない中、何と男友達のもう一人も、西王谷高校の校舎から転落死する。
警察はようやく捜査に本腰を入れるが、朝倉と生き残った一人は意気消沈し、二人の友好関係もまたギクシャクしてしまう。そんな中、帰宅途中に、電車の窓に反射して映る自分の背後に、自分に付きまとう女ストーカーがいることに気が付く。この女ストーカーは、最初に転落死した「彼」の死に関する調査を開始した九月一日から朝倉に付きまとうようになったのだ。彼女が二人の転落死に関連していると断定した朝倉は、女ストーカーと対峙することを決意する。
女ストーカーの正体。有数の進学校に通う男子高校生二名の連続転落死の真相。朝倉の知らないところで何があったのか。
全てがラストシーンで明らかになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-18 09:24:51
176630文字
会話率:31%
「アリーシャ、お前は離縁だ」
(やったああああ!!)
離縁を言い渡されたアリーシャは、内心大喜びしていた。政略結婚でハロルドのもとに嫁いでから二年、ずっと形だけの夫婦だったから。いつかこんなところから出ていきたい、彼女はそう思っていたのだ
。
彼女の幸運は、もう一つあった。ハロルドは新しい妻にいいところを見せようとしたらしく、アリーシャに屋敷を一つ、手切れ金代わりに譲ってくれたのだ。
その屋敷に移り住んだアリーシャは、かねてから温めていた計画を実行に移す。自由になったら、ガーデニングがしたい。可愛い花をたくさん植えて、素敵なお庭を造りたい。それは彼女がアリーシャとして生まれてくるよりも前、前世からの夢だったのだ。
屋敷の使用人たちともいい関係を築き、アリーシャは庭仕事に思う存分精を出す。そんなある日、旅の途中だという貴族の兄妹が屋敷を訪ねてきた。兄ヴィヴに頼み込まれ、アリーシャは彼らを屋敷に滞在させることにする。新たな仲間を加え、屋敷での暮らしはさらににぎやかな、素敵なものになっていた。
しかしそんな幸せに、ちょくちょく邪魔が入っていく。アリーシャは仲間たちと一緒に、その困難に果敢に立ち向かい、さらなる幸せをつかみとるのだった。それも、想像もしていなかった、とびきりの幸せを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 12:17:33
148297文字
会話率:36%
書いてほったらかしにしてましたが、時期ハズレもいいところなので
最終更新:2024-03-20 11:10:39
1127文字
会話率:23%
6、12月に神社で行われる『大祓』。行ったことはあるかな?
祝詞冒頭に『高天原に神留まり坐す(タカマノハラにかむづまります)』──簡単に訳すと“天界には最高神がおりますよ”という意味のフレーズがあるのだが、高天原ならぬ高原署刑事課。そこ
に神がいると謳われているのが俺たちだ。
「日本全国竿姉妹計画の成就。24時間に57人というギネス記録の打破。そのために俺は今日も女性を救う」
「そんなことより鍛えた方がよろしい。女はえすとろげん、とかいうモノでしか胸を大きくできねえが男は鍛練でどうとでもなるんですぜ」
「アンタたちはホントどーしよーもなく下品よね」
今しょうもない連中だと思ったかい? だが何を隠そう、我々こそがこの国の平和を人知れず守る秘密組織なのだ! 一見普通の所轄署の普通の刑事課。その実態は汚れ仕事も引き受ける暗部というヤツだ。フィクションじゃないんだぜ。
君たちの平穏な暮らしの影には、実は知らないところでたくさんの血が流れていたりする。感謝しろとは言わんが光あるところ闇もある、という言葉を忘れちゃいけないぞ。まあ太陽に対する月みたいな扱いは俺自身も腹立つけどな。
もし危険に晒されてしまうことがあればいつでも呼んでくれ。御利益目当てに神社へお参りするように気軽にな。この俺読山月世(ヨミヤマツキヨ)と弟の佐能素男(サノモトオ)の最強コンビが、いつでもどこでも駆けつけるさ。
神サマといえば、誰もが知っている神話や伝承にも実は暗黒に葬られた真実があったりする。特にとある連中はその結末(死)が描かれていない。
もしかしたらこの現代のどこかで、ヒトに紛れてこっそりと暮らしてたりするのかもな。まったく関係のない話だが。
「というわけで建(タケ)! “あの野郎”の潜伏場所がわかったぞ。島根に戻ってきてるようだぜ」
「ようし。あの時獲り損ねた蛇の首、しかと頂戴しに行きましょうや」
現代の島根県で繰り広げられるは拳銃撃ちまくりに暴れまくり! やりたい放題のトンデモ捜査!
やがて明らかとなる古代のヤマタノオロチ退治伝承の真実、忘却の彼方に隠された神話の歴史とは!?
時代錯誤・陳腐上等! 笑いあり涙あり! ハードボイルドスプラッタ異能力もあり! 何でもありの本格アクション!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 17:47:28
106590文字
会話率:58%
気象コンサルタントとして活躍していた男。知らぬ間に転生していた。
転生先の親は曲がりなりにも貴族らしい。
訳ありの|従姉弟《いとこ》たちとパーティを組んで冒険王と成り上がるつもりだ。
……だったはずなのになんで、こいつらが…orz
ひょんな出会いから国王になってしまった。
ひょんな出会いは連続で、まさかの出会いをもたらした。あれもこれも、それもである。
ただいま、ダンジョン攻略中、この先どこにつながるのやら…。
不定期の更新で。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 00:00:00
677563文字
会話率:34%
初恋の人にも、仲間と思っていた人たちにも、国からも私は見捨てられた。
故郷全てに裏切られた女騎士のサーシャが、会った事もない上に敵である魔王になぜか愛されている話。
※短編にしようとして長くなってしまったやつです。
書きたいところまで書
いて、もう一つの連載が終わったら推敲しようと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 23:26:24
19661文字
会話率:26%