知る人ぞ知る電車の路線、アワイ線。それは乗る資格のある人だけが、切符も持った状態で向かう、秘密の路線。切符には行き先が書いてある。少ない駅の中、乗降者はまあまあいるようだ。
これは、そんな路線にある、各駅で働く駅員達の、日常の話。
彼等は
今日も乗客を____死者を、見送る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-04 03:11:09
941文字
会話率:35%
卒業式にて、自分の大事な人がいなくなる瞬間。心が狭くなる。いつまでも話せると思っていた人に会えなくなる。悲しい時私は、少し死にたいと思った。
キーワード:
最終更新:2019-03-30 00:59:07
238文字
会話率:0%
いや、実際は深くは眠れていない。ずっと寝不足の状態なのは、軍の団長ハリアを近衛兵団に戻した頃からだ。
(ティアとの仲を取り持ったのは、この俺だと言うのに……)
何度も二人、馬に乗って出掛けていく姿を見掛けていた。そんな時はいつも、ハリア
はティアを前に乗せ、大切そうにその両腕で包み込みながら、馬を操っている。
そして、その二人の姿を。ずっとずっと、真っ直ぐに伸びる道の先に消えるまで見送ると、リンドバルクは自室へと戻り、ベッドに倒れ込む。
眠気はやってくるが、寝つきはしない。いつまで経っても焦点の合わない天井をぼうっと眺める。
二人が戻るまでの気が遠くなりそうな時間を、そうやって過ごすうち、夜も眠れなくなってしまった。
夜の帳が下りる。目を瞑る。すると、ティアの笑顔が。
(いつか、気がふれるのかもな)
早くそうなって欲しい気もするし、一国の国主がそのようではと、自分を諌めてみたりする。
✳︎✳︎✳︎
「女盗賊ミランと盗賊団の黒蛇」のリの国国主リンドバルクと血の繋がらない妹、翼人(つばさびと)のティアの話です。どうしてもハッピーエンドにしたくて書いてみました。読んで頂ければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-04 14:51:55
6184文字
会話率:43%
異世界転生することになった男と、それを見送る神様のくだらない話
最終更新:2019-02-27 17:26:44
4120文字
会話率:59%
肉体が死ぬと、魂は新しい世界に旅立つ。
だから泣くことは旅立つ魂を引き止めてしまう悪い行い。
だから笑って旅立つ魂を見送るのが良い行い。
そう教えられてきた。
そう育てられてきた。
キーワード:
最終更新:2019-02-21 10:06:30
595文字
会話率:0%
可愛がっていたワン仔を”虹の橋”という天国に見送る日の事。
最終更新:2019-02-09 00:00:00
934文字
会話率:29%
愛の裏を修羅の腕がクロスする
あんたの単純細胞そっくりそのまま暴力
見解が喧嘩する
チンチロリンに見つめる
嘘も誠も送迎バスが見送る花束を
最終更新:2019-01-06 04:25:10
387文字
会話率:0%
転生先は始まりの村にあるダンジョンの案内人。
今日も今日とて財宝の為、名誉の為、力試しの為にと数知れぬ者達が挑んで行くのを見送るのがオレの仕事。
ほら今日も、ダンジョンへの挑戦者達が訪れる。
最終更新:2018-12-11 00:07:11
3813文字
会話率:53%
もともと歌詞として書いてたけどなんかおかしくなったんで飼い主を見送るペットの気持ち的に書きました。ペット飼ってる人は自分に置き換えて見て貰えると幸いです。
最終更新:2018-11-29 13:49:46
550文字
会話率:0%
ある世界から『不要』と切り捨てられた概念の数々
不要たちは別の世界を築きそこに住まう全てを見守っていた
そんな中、一際忙しい母なる2つの概念の片割れ
全生命がたどり着き、魂の最後を見送る概念の『死』
その存在は職務を放棄した
残っていたメモ
には『命死にすぎ、疲れた、私居なくても存在してるだけで生き物死ぬから、最後の見送りはしなくてもいいよね?』と
逃走した概念は形を作ってヒューマンライフを送ることにした
なんやかんやでお節介な死の概念はとりあえず人を知っていこうとする
……どうでもいいけど、人間との会話を楽しむなら仕事と大差なくない?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-25 00:45:06
1298文字
会話率:33%
その朝だけはいつも通りだった
最終更新:2018-09-21 18:53:50
804文字
会話率:10%
芽衣子の楽曲「ただ、それだけそれだけ」を題材にしたお話です。
旅立つ夫と、見送る妻の優しい物語。
最終更新:2018-08-01 16:09:09
5316文字
会話率:7%
僕と霧呼は精子バンクを利用して誕生した生物学上のキョウダイで、書類上は赤の他人で形ばかりの婚約者。
ある日会社より帰宅すると、グッバイ三十路な霧呼は何故だか若返って女子高校生になっており、魔法陣っぽいものの上でぷかぷか浮いて眠っていた。
…
…
……
とりあえず撮影だけはしておこう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-08 03:39:38
4441文字
会話率:27%
旅立つ男と、それを見送る男。
別れの杯を交わしながら、何を語るのか。
王維の漢詩、「送元二使安西」を元に、男同士の友情を書いた短編です。
※この作品は、自サイト「天弓の的」 ( http://mutuki08.fc2web.com/ )
にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-20 11:29:34
2447文字
会話率:41%
北の方で平凡に暮らしていた女子高生・早川優衣は、ある日、雨降りのバス停で気妙な妖精・ちっさいおじさんに出逢う。なりゆきで同居生活が始まり、その日を境に前世の夢を見るようになる。
初めて見た夢で、優衣は前世での夫に遭遇する。若い軍人達を率いて
指揮を執るその人はクラスメートの大谷(おおたに)にそっくりだった。
次に見たのは、戦地に向かう大谷にそっくりな軍人を見送る夢。泣きながら見送った優衣は、そこが明治27年の日本だと理解する。夢を見る度、募る大谷への想い。前世と現世をおじさんと共に駆け巡りながら、恋や友情に臆病な優衣が逞しい心に成長していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-14 14:05:48
96763文字
会話率:51%
高校一年生の美穂子は鬼王と共に、死に逝く人々の元を回る。
そうして美穂子は、死に逝く人の口に、末期の水を含ませて見送る。
美穂子が鬼王と回るのは、現世に縁のない孤独な魂。美穂子が含ませる水は、死者の魂を導く守り水だ。けれど美穂子はいつの頃か
らか、末期の水を含ませるだけではなく、死者の魂に触れるようになる。
死者の魂に触れ、美穂子は己の身に、現世での辛く苦しい記憶を引き受ける。
憤怒や怨嗟を抱えて逝く事はあまりにも悲しい。美穂子は人々の死に顔を、豊かな笑みへと変えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-10 18:54:15
88069文字
会話率:34%
太平洋戦争末期、日本陸海軍は前代未聞の作戦を実行する。
体当たり攻撃、を持ってして敵艦撃滅を行う部隊 神風特別攻撃隊である。
その援護に当たる主人公ムーは、学徒出陣により出征した兵士。
仲間達から若き天才撃墜王として、語られるが、自分が飛ん
でみたかった空はあまりにもかけ離れさてる空。
数多の仲間達が死にゆくなか一人彼等を見送る罪悪感に苛まれていく。
大学時代の仲間達との別れ、そして未来が見えるという巫女の少女との出会いで物語は少しづつ変わっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-31 22:38:20
4093文字
会話率:20%
ファンタジー世界の日常。勇者になると言って村を出て行く友達を冷めた目で見送る宿屋の息子です。
キーワード:
最終更新:2018-02-23 18:46:57
348文字
会話率:100%
『幸せになろう』そう誓った相手が、見知らぬ女と手を取り走り去るのを、芽衣子はウェディング姿のまま茫然と見送るしかなかった。
数日後、屋上でヤケ酒を飲んでいた彼女は風に煽られ、気がつけば言葉の通じない見知らぬ世界に。そこである子供の世話役を
任された芽衣子は、その子供や黒髪の美少年ジル、周りの人々との生活の中で、ようやく自分の平穏を取り戻し始めていく―――のもつかの間の事。彼女らの暮らす屋敷が何者かに襲撃されたのだ。ジル達の願いにより、子供を抱え屋敷を脱出した芽衣子は、命からがら国の片隅へ辿り着く。
それから10年の年月が経ったある日、国から使いがやってくる。国の城へやってきた彼女はそこで、白髪の王と出会った。ジルと名乗ったその王は、芽衣子に並々ならぬ嫌悪感と殺気を向けてくるのだが―――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-23 00:36:05
225698文字
会話率:31%
人間界に降りていく二人に向かって、女神ケオテナはピョンピョン飛び跳ねながら、手を振って見送る。
「二人とも、いってらっしゃ〜〜い!」
その声を背中に受けながら、右冴姫がポツリと呟く。
「なあ、ジジイ。オレは今だにあいつが女神って、信
じてねえんだ」
シルトは自分の身体を見つめながら答えた。
「確かに、蘇らせてもらって、こう言うのはどうかと思うが、儂もそう思う。想像していた女神という存在とは正反対だったわい」
「だよなぁ」
女エルフの右冴姫と老人口調の少年シルトは女神に聞こえないように小声で、そんな話をしながら、冥王の残滓の回収のために人間界に降りていく。
最愛の人を楽園に導くために……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-30 22:33:57
127250文字
会話率:40%