以前書いた短編小説「Purple Cloud」と「曇天の下のスターゲイザー」の間をつなぐ短編小説です。甘酸っぱい雰囲気が出ていればいいなと思います。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。
最終更新:2022-12-20 02:13:58
3311文字
会話率:42%
突如中世ヨーロッパ風の異世界に放り出されたぼっち大学生「原 春景」には金も魔法もチート能力もない上に異世界で世渡りができる器用さもコミュ力もバイタリティーもなかった! せっかく転移して来た異世界の街はひどく殺伐としていて賊には襲われるし逃げ
た先で野犬には囲まれるしで絶対絶命! まともに働くこともできない彼はやむを得ず偶然助けられた義賊団に身を置くことになり、生きるために地方貴族の物資を略奪してその日を食いつなぐという「悪事」に手を染めることになるが――。弱いから心を動かされる、想いと想いが交錯する弱虫異世界ダークファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-10 18:00:00
17286文字
会話率:34%
「pixiv」に投稿済みです。
石神葵は、辺鄙な田舎へと越してきた。人生そういうものだと悟り、新しい生活のため道でも覚えようと寄り道をしていたところ、森に囲まれた神社を見つける。お参りでもしようかと近寄ると「修行だ」と絶叫する女の声が聞こ
えてきた。恐る恐る近付けば、何やら短距離走の練習をしている女の子と出会うが怖くて逃げる。それが有賀美月との出会いだった。
翌日体育の時間で再会し、勝負しろと言われる。葵は都会では強豪校の陸上部だったが、もう引退していた。けれど衆目を集められた腹いせから、全力で走って美月に完勝。その放課後、美月に陸上部に入るようお願いされるがもうその気が無いと拒否。それなら走り方を教えて欲しいと言われる。熱心で、ただただ純粋なその眼に葵は了承する。
熱心に吸収する美月に、次第に熱くなる葵。やがてベストタイムを更新し、地区大会で三位に入賞。しかし美月は壁にぶつかり、弱音を吐きながらも熱心に練習を続ける。葵はそんな美月を見るのが好きになっていた。寝る間も惜しんで練習に没頭する美月。しかしそれが仇となり、美月は疲労骨折を起こす。運悪く神経を傷付けてしまい、美月は再起不能となってしまう。
自分のせいだと謝る葵。美月はそれに怒り、葵と一緒に練習していた期間は楽しかったと涙する。葵自身、他人に対して熱くなっていたのは初めてだったため、互いに抱き締め合いながら泣き合う。一頻り泣いた後、もう一度一緒に楽しみたいから自分の代わりに走って欲しいと美月はお願いする。葵は美月からのバトンを受け取ると陸上部に入部し、猛練習を重ねる。
弱音を吐くまいと誓っていても、心折れそうな時は美月と思い出の神社で語り合った。そうして日々の苦しい練習を乗り越えていった。
インターハイ前日、葵は美月を呼び出して思い出の神社に行く。そうしてずっと抱えていた思いを吐露する。それは美月のためにと練習をしてきたけど、ここまできたら自分のために走りたくなったと。それを聞いた美月は当たり前の事を言うな、余計な事を考えないでコンマ一秒でも早く走りなさい。そして見えた景色を教えて欲しいと伝える。互いに抱き締め合いながら、涙を流す。そうして、葵はやっと走る事に全て納得させることができた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-08 23:20:38
29878文字
会話率:49%
学校帰りに友だちと、駅近くの観覧車に乗ることに。ふたりで十五分の空中散歩。それはとてもすてきな、誕生日プレゼント。
最終更新:2022-11-04 00:10:38
5271文字
会話率:45%
あなたは恋をしていますか?
好きな人と話をする。
好きな人と手をつなぐ。
好きな人とずっと一緒に。
そんなことを想う。
だけど、この恋は叶えてはいけない恋。
叶えたくない恋だから。
最終更新:2022-10-09 14:09:32
7096文字
会話率:18%
刹那主義と笑われるかもしれないが。
先を見据えるやりかたもあれば、今をなんとかつなぐやりかたもあるんだろう。
どっちがふさわしいか、とかはどうでもいい。
最終更新:2022-10-04 07:00:00
309文字
会話率:0%
冬と夏をつなぐ、秋と春に吹く風。
移ろえる季節の橋渡しでしかなくとも、告げる季節の往来に。
耳を傾け、肌をそばだてる。
最終更新:2022-06-27 07:00:00
227文字
会話率:0%
大海は、陸地を囲み、行く手を阻む壁であり。
同時に、他の陸地とをつなぐ、道でもある。
帆を張れ。
新しい世界を、知りたいならば。
最終更新:2022-06-25 19:17:02
272文字
会話率:0%
その昔、精霊と人族は共に魔のモノと戦った。その戦いの末、精霊は消耗し眠りにつく。共に戦った人族に精霊の祝福を残して。精霊の祝福を宿した人族は、精霊の力を術として扱う。残った魔のモノを狩りながら。再び精霊が目覚めるのを待ちながら・・・。今とな
っては、魔のモノとの戦いは知られざる歴史。
祝福された一族は、精霊王との再会を待ちながら密かに血脈をつなぐ。
血脈をつなぐために、ひたすらに尽くす一族と絆を結びながら。
祝福された一族の現在の王は勇猛なる獅子王。側妃の子はセイエイという。
「独立の日」と同じ世界設定です。時代はだいぶ後になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-27 17:00:00
47571文字
会話率:26%
人間と妖のふたつの世界のはざまに、廻廊と呼ばれる空間があった。
決して交わるはずのない世界の住人が、迷い込んだら二度と元の世界には戻れない、それぞれの世界をつなぐ、一方通行の入り口、幻影廻廊。
だがそれは、廻廊を見守り、時に妖を導き、時に討
伐するものが人間界に現れるまでの話。
妖から人々を守るため。
人間から、妖を守るため。
彼らはその命を懸けて、戦う日々に身を置く使命にあった。
廻廊を見守る護り人と。
妖から人々を守る祓い人。
それらの人間と血の契約を交わした妖とともに、その歴史は繰り返され、その世界に足を踏み入れることになった少女が、自分に与えられた運命を受け入れ、仲間たちと共に強く生きていくお話。
この作品は、カクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-12 21:53:48
190521文字
会話率:43%
――あらがえ。戦え。女神を名のる無慈悲な力に――
獣人族の少女ササカを中心に、過酷な女神が支配する異世界で繰り広げられる命を懸けた魔法戦。雪と氷のバトルファンタジー。
(以下は、結末までのネタバレを含みます。純粋にストーリーを楽しみたい読
者の方は、以下は読まずに本編にお進みください!)
主人公のササカは、ケモノ耳を持つ獣人族の少女だ。毎年冬に開かれる「星選式」のため、北の聖地にやってきた。星選式とは、世界を統べる「星の女神」が毎年開催する生贄の儀式。
儀式の前夜。聖地の宿でササカは、魔法を自在に操る異種族の王子レグナと出会う。彼もササカ同様、「星選候補者」として聖地に来ていた。翌朝、雪原に立つ星の門の前で、星選式が開かれる。その年の「星選者」に選ばれたのは、「大図書都市」出身の司書補の少女、ユメだった。連れ去られていくユメを、ササカは意図せず助けてしまう。レグナもササカに加勢し、三人は転移魔法で辺境の荒れ地に逃れたのだが――
直後に、星の女神本人を名乗る少女が、圧倒的な力で三人を急襲。だが、ササカの投げた短剣が当たると敵は消滅する。未知の魔力を帯びたその短剣は、ササカが旅に出るとき村の長老から授かったものだ。剣の導きで別地に転移したササカは、超常的な魔力を誇る「緑の女神」と初対面する。彼女は地上世界の創造者のひとりで、ササカの属する森の民の守護神。ササカはその女神から、星の女神の秘密を聞く。
星の女神の実態は、異世界出身の利己的な魔女だ。美名のもとに魔女が行う星選式は、命をつなぐ捕食に過ぎない。星選の大魔法陣がすでに発動した今、星選者のユメが三日以内にその地に戻らない場合には、魔法陣は暴走し、星の女神は滅びるだろう。
様々な策を駆使して猛追してくる魔女の攻勢をかわしつつ、ササカとユメとレグナは、独立都市国家ウルザンド、大図書都市と呼ばれる巨大城塞都市、ナギドの丘に立つ世界樹ユグドラシルの周囲に展開する魔法暴風圏へと、逃避と転戦を重ねる。度重なる戦闘の結果、魔女側も魔力を消耗し、幼児化退行が止まらない。最終的に魔女の干渉を排除し、魔法暴風圏内に逃れ、そこに身を潜めるユメとササカ。ササカはそこで、滅びゆく幼い魔女と最後の対話を行う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-07 12:41:18
119604文字
会話率:45%
記憶の中にある匂い
幸せな思い出や悲しい思い出などそれは人様々。
過去と今をつなぐ匂いを感じたとき優しい思いが溢れる。
最終更新:2022-08-06 23:29:32
1717文字
会話率:47%
ウラブによって、人は生きるよろこびを知り、地は満たされ、そして世は統べられる。
ウラブという絶対の存在への信仰によって人々の生きる世界で、ひとりの預言者がウラブの声を聞いた。
「これより千年ののち、人々が、わたしの声とみずからの心を
見失い、闇が世界をおおいつくすとき、呪いの声にこたえて大いなる影が立ち上がり、すべてを破壊する」
その声に絶望する預言者に対して、しかし、ウラブはこうも言われた。
「そのとき、わたしの巫女であるエダが丘に降り立ち、かなしき時をつなぎ閉じ、光にみちたウラブを思い起こすみちびき手となるだろう」
そして、その預言から千年を経たいま――。
歪みを抱え続けた世界は、預言のとおり、いまにも引き裂かれつつあった。
みずからの抱える矛盾とともにいびつに拡大したウラブ信仰のかなめである教主塔と、教主塔によってかくされた預言をひそかにかたりつたえるかげの信仰者たち、ウラブへの信仰をその権力と支配へ無自覚に利する国家たち、そして、ウラブを見失い、心をも見失った人々のすがたが、そこにはあった。
かつて預言者がウラブよりさずかった預言は、ほんとうにウラブの声であり、それは成就されるのか。
だれもがおそれ、そして待ちのぞむ、ウラブを証する千年の時をつなぐ巫女エダは、その丘におり立つのか。
ウルと呼ばれる、呪われたおさなごたちの一人として生を受け、信仰とも預言ともかかわらずに生きてきた少年アゼルは、かれらウルが棲みついた、くらい地下の闇のなかで、ふしぎな、ひとりの少女に出会った。
そして、かれは、少女とみずからの運命に引きずり出されるように、まばゆく、しかしおおくの試練がまつ、地上の旅をあゆみはじめるのだった。
※他サイトにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-01 08:08:28
122015文字
会話率:21%
引き出しの奥から、とある手紙を見つけた「私」。それは、過去の自分からの手紙だった。
これは、手紙がつなぐ「私」の物語。
最終更新:2022-07-31 23:28:45
1160文字
会話率:0%
家族だったはずの男達を殺した、レイ。
家族だった男達を殺された、ハギラ。
思いは交わらないまま、二人はそれぞれの道を歩み始める。
殺されることを望むレイ、そして、救うことを望むハギラ。
これは、少女と青年と、彼らに関わる者達の物語
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-11 20:55:47
5951文字
会話率:36%
私の共犯者になってくれる?
アルバイトで食いつなぐうち、持月は二十九歳を迎えていた。
同僚の綾香は彼氏持ちだが、彼らは秘密裏に関係を結んでいる。
持月はある日、高校の同級生だった嶋田から同窓会の誘いを受けた。行くつもりなど端からなかったが
、参加者の中に百瀬の名前を聞いて彼は驚きを隠せなかった。
ーーあの日。彼女の秘密を偶然垣間見た持月は、罪の味と出会った。それは蜜のように甘い体験でありながら、同時に彼の心を蝕んでいった。
甘い香り、苦い記憶……。
高校時代の淡い初恋の想い出を未だ消化することの叶わない持月は、その頃を思い返しながら今と向き合う決心をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-15 09:23:38
96460文字
会話率:45%
『コンチネンタル・フロンティア』通称『コンフロ』は、多種多様な自由な世界観と完成度の高さが売りだ。パッケージの魔王様に一目ぼれしてパケ買いしたのだが神ゲーと呼ばれるだけあって、ソロ攻略をメインにした大剣使いの攻略ガチ勢でもある私は脇役令嬢を
名乗り、悪役令嬢ギルドでロールプレイを楽しんでいる。
しかし、いよいよ魔大陸に進出し、憧れの魔王様に出会うことに成功した私は感極まって「お慕いしてます、魔王様!」と叫んでしまう。
NPCと思っていた魔王様の反応はなぜか予想外で……。次の日からクラスメートの様子がなにやらおかしいのだった。
※VRゲームがつなぐ青春ラブコメ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-27 07:57:10
12804文字
会話率:42%
ミーナ・リードは、父の借金の返済のため、『キマイラ伯』と呼ばれるウェルテクス伯に嫁ぐことになった。幼い子供の奴隷を買っては、屋敷の地下で手足を切り刻んでいるという噂があるという。
結婚式の後、伯爵の従者の一人であるジョンから、自由にして
いいと言われる。
メイドのサニーの仕事を手伝ったことがきっかけで、彼女はメイドの仕事をするように。
しかし、仕事をするうちに、サニーの動向が気になり、後を追うと……
ちょっぴり妄想癖のある貧乏令嬢を中心につなぐ物語。
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遥彼方様主催の『共通恋愛プロット企画』参加作品です。
遥彼方様提供のプロットを元にしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-25 11:48:18
16138文字
会話率:54%
長編シリーズ『エンコサイヨウ』の、7幕(完結済み)と8幕(執筆中)をつなぐエピソードです。
うっかり人格が入れ替わった政宗と蓮が、もとに戻るために頑張ったり、頑張りすぎたりします。
10話前後になりそうな気配+今後に必要なエピソードがあるの
で、外伝ではなく独立したエピソードにすることにしました。
久しぶりの方もはじめましての方も、肩の力を抜いてお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-21 20:00:00
73666文字
会話率:52%
クリエラ国第五王女チェーリアは、見た目は長身イケメンだが中身は可愛いものと姉妹が大好き(シスコン)な女の子。
ある事情から突然、可憐な姉の代わりに政略結婚の花嫁として異国に嫁ぐことになった。
「後宮にはきっと、たくさんの美姫がいるのでしょう
。わたくしのことは結婚式の間だけ我慢して下さればいいわよね」
縁をつなぐため101番目(?)の形だけの妻になる覚悟でいたのに、なぜかセドリック皇太子の視線がやたらと甘やかで?
――今作は遥彼方様主催「共通恋愛プロット企画」参加作で、プロットは私、相内充希のものを使用しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-19 21:07:37
15625文字
会話率:23%
魔法と科学が発展した世界。スカイングという魔法スポーツが世間の注目を集めていた。ルールは至ってシンプル、空を飛びゴールまで襷をつなぐ。最も速くゴールに辿り着いたチームが優勝する。
主人公の鴨居隼人は、中学生時代、全国で最速の選手だった
。同世代では敵なし、プロと比較しても劣らないタイムを持っていた。しかし、ある日事故を起こし、心的外傷後ストレス障害に陥り、空を上手く飛べなくなってしまう。そでも、中学時代の栄光のおかげで、スカイヤーの全国強豪校である、蘇我東高等学校に入学する。
それから一年、なかなか回復の見込みがない隼人を嫌った監督は彼に無実の罪を着せて退部を迫る。反省文を書き部活をやめるか。自主退学するか、退学となるか。
隼人は学校に残ることを考えていた。幼馴染の走水柚月を応援するためだった。隼人は幼い頃、柚月と『一緒に全国大会に出場しよう』と約束をしていたのだった。柚月は一年生ながらも全国大会に出場し、さらに新人賞を獲得した、いわば期待の選手。一方で隼人は、ろくに飛ぶことすらできない落ちこぼれ。隼人は柚月を応援するためだけに学校に残ろうと考えていたのだ。
しかしある日、同じ学年の真田に連れられて、男の先輩部員とイチャイチャする柚月を目撃してしまう。真田曰く、柚月が先輩に猛アプローチをしたとのこと。真田は言った。
「惨めだね。隼人君は、転校した方がいいよ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-29 22:00:00
179706文字
会話率:47%
雨の日、傘を忘れて放課後の学校に残っている少女と、なぜ帰りたくない彼女のお話。
自作『少女と彼女と雨の日と。』を改稿・加筆して短編にしたものです。
※この作品はカクヨムにも投稿しています。
最終更新:2022-05-23 09:48:32
7309文字
会話率:36%
『私』こと藤岡美咲は『百合坂ゆりこ』というボイス活動者を推している。あまあま癒し系ボイスにニヤニヤが止まらない美咲だが、自身のうっかりのせいでゆりこ本人と知り合うことに!?
ボイスがつなぐ百合ラブコメ!
✳︎カクヨムにも掲載していま
す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-03 07:00:00
6074文字
会話率:57%