ーその日、僕は「半獣」になったー。
平凡な高校1年生、佐藤 実は、とある出来事に巻き込まれ、人を凌駕する力と、何百年と生き続ける寿命をもつ、「半獣」となった。
しかし、その代償は大きいものだった。
自身を遥かに上回る力を有する特殊な人
々、「トランティア」に、命を狙われ続ける日々。
その中で、実は、彼らの超人的な特殊能力、「才能」に勝てる方法を模索していく。
これは、ただの高校生でしかなかった彼が、
長い年月をかけ、成長していく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-27 22:02:47
5001文字
会話率:20%
かつて人類は巨大な"迷宮"の内部に文明を築いた。彼らは過酷な迷宮で生き延びるために長い年月をかけて技術を発展させ、莫大な進歩を続けている。
金さえ積めば大抵の願いが叶う居住区では貧富の差が激しく、そして底辺の仕事は命を
賭けるものばかりだった。
"掃除屋"とは、未踏破の迷宮を掃除して人類が住める環境に変える危険な職業だ。多くの掃除屋の中でも更に底辺に位置する"六級掃除屋"の少年イチは、今日もクサくてツラい任務に駆られていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-24 13:33:46
280885文字
会話率:59%
月夜に紛れ、朱に染まり、ヒトの血を喰らう者たち。永い生命と果てしない美しさ、月のような儚さを持つ彼らを、ヒトは恐れと畏れを込めて夜族と呼んだ。
夜族と人間、混迷を極めた血戦の時代から長い年月が経ち、平穏を取り戻しつつある現代。それでも、
未だ夜族は息を潜めて存在し、また、それらを狩る人間も闇に隠れて刃を研いでいた。
旅に憧れる良家の少女ミアと、彼女の家の養子である少年アルバは、狩人であった父親の死をきっかけに騎士隊へと参加することになる。
ある任務の最中、瀕死の重傷を負ったアルバ。自分を庇った彼を助けるため、ミアは決死の賭けに打って出る。
「それをすれば、ヒトを超えた力が手に入る」
禁忌を犯し、ヒトであることを捨て、しかし生き残った二人に待っていたのは、非常な現実と儚くも美しい夜の世界だった。
これは、陽の下を歩けない二人が歩む、ヒトに戻るための旅の物語。彼らはやがて、命の在り方と抗えない真実に向き合うこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-20 15:25:37
17281文字
会話率:19%
パンドラボックスに封印した魔物の王
封印したのは黒い翼の勇者だった
二人にとってそれは
苦渋の決断だった
そして未来の僅かな可能性にかけ
幸せを掴む為の決断でもある
現代から長い年月を遡ると
そこに二人の物語の
序章が始まろうとしてい
た
数多くあるであろう
ファンタジーあり
恋愛あり
勇者と魔王の物語の1つです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-04 21:23:36
7297文字
会話率:54%
「創造主は、私だけのものです。なぜ下等な者達に力を分け与えるのですか?理解できません」
幾多の神を創造していた時から、ノルフィアはすぐ側で微笑みながら助力しながらも、心の奥底から創造主を閉じ込めて自分だけのものにしたいと思っていたのだった
。
弱ってきた創造主を側で支えながら、とうとう自分の部下に命じて創造主の首を切り落とさせた。
創造主は、首を切っただけでは死なない。
命じられるまま大それた事を成し遂げてしまった部下は、この後どうすればいいのかと、次なる命令を待った。
ノルフィアは、迷いに迷ったすえ、どうしても支配できない脳部分を宿した首の前に姿を現すことも出来ず、部下に宇宙に放置してくるよう命じた。
長い年月の間、暗く広い宇宙を意識なく首だけで漂いながらも、創造主は、首から胴体まで、少しずつ回復していった。
しかし、意識が再び目覚めた時には、自分が創造主という記憶を失っていた。
知識はなんとなくあるが、自分の素性が思い出せないし、思いだしたくないような奇妙な感じがする。
創造主は、新たなる名を考えた。
この瞬間より「エトワール」と名乗り、この先、生きていく事となる。
一方、切り離された胴体は、その心臓部分が創造主の力を宿しており、しばらくして首部分が回復した時には、脳が新しい為、記憶が曖昧なまま、側にいたノルフィアに自らの名をルヴァレスと名乗った。
側にいたノルフィアは、甲斐甲斐しくルヴァレスの世話をして、洗脳した。
「今ある世界は全て創造主様の力を奪って創られました。
それは許される行為ではありません。
全ての魂をもう一度吸収して、ルヴァレス様の為の新たなる世界を創りましょう」
こうして世界は、ノルフィアの思惑に導かれて行く事となる。
ノルフィアは、創造主にしか稀有なる自らの名前を呼ばれたくないと、自らの名は、賢者と名乗り、ルヴァレス神を崇める者達の組織を作り出し、世界を滅ぼしていった。
それに抗う世界達。
弱い世界はすぐに滅ぼされ、魂を回収されてルヴァレスに吸収された。
~創造主が二人に別れたがゆえに紡がれる物語~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-17 12:26:59
21920文字
会話率:37%
その昔、王太子と婚約していた聖女が濡れ衣を着せられて国から追放されてしまった。
聖女が国から居なくなってから国には様々な災いが起こった。
聖女を呼び戻し聖女が祈祷を行ってから災いは治まった。
長い間平和だったこともあり、聖女の役割
が軽んじられることで起こってしまった悲劇だった。
国は同じようなことが起こらないように聖女を保護し手厚くもてなした。そして彼女たちの役割と仕事を伝えるため年に1回、聖女の祈祷の様子を魔道具を使用して国民に見せる日を作った。
それが聖女祭だった。
長い年月を経て、聖女祭での祈祷式は聖女たちの研鑽した技術を披露する場になっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 18:00:00
2820文字
会話率:50%
知っているだろうか?
歴代の天下人に愛された名宝の存在を。
炎に包まれてなお生き残り、落城の後にバラバラになりながらも、時の天下人に望まれた茶入。
粉々に割れても修復を望まれた一品。
持った者が天下人の証と謳われた茄子茶入。
伝説の茶入は『
九十九髪茄子』といわれた。
歴代の天下人達に愛された『九十九髪茄子』。
長い年月を経た道具には霊魂が宿るといい、人を誑かすとされている。
他サイトにも公開中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-06 21:00:00
9542文字
会話率:17%
この世界とは異なる世界は、数多く存在する。
数多の異世界の中でも小さな世界「ディプレシオン」は春夏秋冬あらゆる季節が混在する不思議な世界。
魔法も化学も存在するこの世界には、一つの噂がささやかに囁かれる。
花明りの森にある古い館には、二匹の
鬼と魔女が住む。
魔女は長い年月を生き、困った村人を助ける優しい存在。しかし、誰一人その姿を見た者はいなかった。
いつからそんな噂が流れだしたのかは誰もが知らず、遠い昔から言い伝えのように囁かれ続けてきた。
ささやかに囁かれ続けた噂は、これから起こる世界の異変と事件で、誰もが知る真実に変わって行くのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-04 15:54:04
68676文字
会話率:59%
記憶喪失の青年は商人に引き取られ、長い年月を経て本物の家族となった。
そして青年の体に宿る特異な能力のために学園に所属することになる。
これはそうして始まる、青年を中心とした物語である──。
シリアスとコメディをいい感じで混ぜていけた
らいいなと思ってます。
そもそも作者はド素人なのでいろいろと多めに見てやってください…。
⁂不定期投稿
⁑ハーメルンでも投稿してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-03 13:09:44
1821文字
会話率:22%
「おはよう、おかえり。また会えたね」
春の陽気のように暖かで、親しげな声。それがセイリアスの思い出せる限りの最初の記憶だった。
抜き身の太刀を腕に抱きしめ、世界中を旅していたリアは、魔法文明が発達した神権国ヴィディアーズに辿りつく。そこ
で滝を叩き斬ってしまったために、国を治める女神のうち一人に捕捉されてしまう。
西暦人類が滅び、新生して長い年月が経過した時代。剣聖と女神、二人の物語が交差する。
・・・・・・それはある願いの残滓に導かれて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-01 19:55:34
6212文字
会話率:25%
古くに大魔導師と呼ばれる人物が存在した。そんな彼、アーベル・ジャルディノは1万年後の世界に転生。そこで、庶民の息子として生まれ変わり、アルベール・デイヴィスという名で。
やりたいことがあった。それは魔術学院に通うこと。自分の作った学院がど
のような形で生まれ変わっているのか———。はたまた、そのままになっているのか。それを彼は知りたい。長い年月をかけ、今やどうなっているのか。
彼は、好奇心旺盛だから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-29 22:17:27
213175文字
会話率:44%
家族を失い、居場所を失い、ずっと一人で生きてきた少年、アリステア。自分の人生に嫌気がさし、自殺しようとしていた時、ある男に突然声を掛けられる。
その男の名は、世界最強の冒険者である、四英傑の一人シエン・カーライル。
シエンに拾われ、とある山
に連れてこられ、こう言われる。
「お前に....この世界で生きるための術を...教えてやる」
そこからアリステアは、十年という長い年月をかけてその森の中で鍛えられる。
そして十年後、アリステアは、シエンに冒険者になることを表明した。
これは、アリステアが仲間、敵、ライバルと出会い、世界に隠された数多くの謎の答えを見つける冒険の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-29 20:36:32
8644文字
会話率:51%
一人の友人が死んだキッカケで再び集まった俺たち。
長い年月会ってなかった為かずっと話していた。
…しかし、ある話題になった途端、俺たちの口は重くなった。
12年前の彼女の死。
一体、本当は何が起きていたのか。
今、解き明かされる。
最終更新:2022-04-25 15:17:28
30239文字
会話率:34%
礼津市(れいつし)の山奥に住んでいる化け狸の一族の首長“マツ”は身勝手な行動を取り破門されてしまう。
そして人界へ放浪していたところを当時女子大学生だった“琴華(ことば)”に拾われ、共に暮らすことにした。
そして長い年月が経ち、子どもも沢山
生まれ化け狸ということを隠しつづ優雅に過ごしていた。
しかしある時、次男である“ヒロト”が学校内で化け狸に変身してしまい・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-10 15:51:18
59433文字
会話率:1%
かつて高度な機械文明を誇っていた人類は、地球上から消滅した。
人類も、その文明さえ過去の物だ。それから千年の月日が流れた────地球で。
だが人類の遺した遺産……無数の機械は長い年月の中で進化、変貌をしていた。多くはまるで生物のよう
に、そして一部は、過去に存在していた人類のように変化を遂げた。
同じように自我と感情を持ち、文明を築いて生活をしていた。人類が、かつて主だった存在がなくても、それでも地球に存在し続け、いや…………『生きて』いた。
これは、そんな彼ら彼女らと──何処からか現れた、自らを滅びたはずの『人類』だと名乗る、一人の異邦人の物語。
なお、本作では恋愛要素は一切含まれておりませんので、ご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-08 21:00:00
167609文字
会話率:38%
今から300年ほど未来の世界を舞台にした女性向けスマホゲーム
『ファウンド・エデン』
22世紀。
ヒトゲノムが完全に解明され、胎児はもとより生身の成体さえも遺伝子を書き換える形でのデザインが可能となった。
シンギュラリティの向こう側、科学
と魔法の見分けがつかなくなるほど発展した社会。
病気や寿命から解放され、栄華を極めた人類は、しかし地球のサイクルによって覇権の座を強制的に引き摺り下ろされる事となる。
デボン紀後期の海洋生物や白亜紀末期の恐竜と同じように。
23世紀。
盛者必衰を突き付ける黙示録の様相を呈する地上のどこかに、『箱庭』と呼ばれる施設があった。
アンドロイドが完璧な管理を行うそこに、学者や資産家など一部の選ばれた人々の受精卵が運び入れられた。
再興の希望を託して。
24世紀、或いは25世紀のいつか。
人間の文明は奮闘虚しく崩壊してしまった。
長い年月で風化し、植物や菌類に侵食されて瓦礫と化した地球では、ただ一つ『箱庭』だけが稼働している。
その、内部で。
ゲームの主人公『イヴ』
……ではなく、『リリス』が、目覚めた。
リリスは叫ぶ。
「こんなの聞いてなァァアイイイ!!!」
何故なら、目覚めた彼女は転生者で――『ファウンド・エデン』においてリリスはプレイヤーのヘイトをひたすら集めるお邪魔虫のビッチキャラだったから。
全身に寒イボを立て顔中をシワだらけにし、彼女は自分自身を全力で拒絶する。
「あざといビッチなんて絶対イヤーーーー!!」
見切り発車です
終点は見えてません
気分が乗ったら更新します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-08 00:00:00
28145文字
会話率:23%
神薬《悠久の雫》。これを飲んだ者は悠久の時を生きられる。
才能がない男《アズリー》は、偶然精製する事に成功したこの神薬を飲み、不老の体となった。
才能は無かったが、時間はあった。五千年という長い年月を経て会得した、魔法や研究の数々。
使い魔
《ポチ》と共に、見聞を広めるべく、旅を始めるアズリー。
目指す場所は最高難度を誇るダンジョン《魔王の懐》。研究ばかりに没頭した故、甘さや若さが残るアズリーが描く冒険の書、《賢者のすゝめ》をお楽しみ下さい。
●2019/6/16 『悠久の愚者アズリーの、賢者のすゝめ』は「アース・スターノベル」より1~12巻まで発売中(連載中)です! イラストレーターは『武藤此史』先生が担当しております!
コミカライズ版『悠久の愚者アズリーの、賢者のすゝめ と、ポチの大冒険』は「コミック アース・スター」より1~3巻まで発売中(連載中)です! 漫画家は『荒木風羽』先生が担当しております!
どちらも是非、宜しくお願い致します!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-01 23:17:45
1888793文字
会話率:46%
※本編完結済。オマケを不定期更新中。オマケ内容が合わない方はソッ閉じしてね※
長い年月を近隣の小国同士の戦争に費やし、いつしか大地の女神の加護を失ったアクティア国。
精霊や妖精の力をかりて大魔法を発動させたために大地や大気は荒れ、痩せた
大地で育つ食物は時に人々の思いも寄らない毒性を持ち、多くの者が命を落とした。
人々は限られた毒性のない食べ物を口にし、変化のない食生活にいつしか“食べる”ことへの興味を失いつつあった。
しかしそんなアクティア国に、ある時一人の少女が現れる。
少女は人々が今まで食用に用いなかったような食物を食用として用い、人々が試したことのない味付けや調理法を加えて数多くのレシピを生み出した。
また少女は常人が眉を顰めるような物でも躊躇なく口にし、何でも『美味しい』と笑顔を浮かべては人々を驚かせ、同時に安心させた。
今から始まる物語は、そんな少女がひねくれ者の冒険者に拾われ共に旅をし、後世に【食卓の聖女】と【施しの従者】と歴史書に記されるまでの、ただの食いしん坊時代の物語。
※料理描写は5話目位からです。大した調理はしません。
本当に作る際は作中にある現実の材料に置き換えをお願いします※
※無断転載禁止は固く禁じます(うちの娘は嫁にやらん)※
※この作品はカクヨムでも掲載しています(*´ω`*)※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 23:57:21
286303文字
会話率:23%
大陸には五つの国があった。
農業が盛んな『肥沃な国』
質の良い鉄鉱石と加工に優れた『鬼の国』
高度な魔法の扱いに長けた『魔法の国』
人の形をした神を信じる『信仰の国』
様々な物の加工と唯一港があり貿易ができる『貿易の国』
――――戦場跡で
不意に気づいたスライムは、自身に『意志』がある事に気づいた。
誰の物か分からない眼球を携え、水面のような体を震わせる。人は彼の同胞を殺し、安堵の表情を浮かべる。意志のある彼には気付けずに。
スライムは考えた。
自分達が殺される理由を、自分に意志がある理由を。
前者は簡単だった。自分を含めた他の同胞も、人を理由もなく食っていたから。
溢れる憎悪がなんだったのか理解したスライムだが……長い年月、人と関わらず生きて尚分からない事があった。
それは後者だ。
自分になぜ意志があるのか、それだけはどうしても分からなかった。
……ある日、風の噂で化物にすら慈愛を向けるある国の王妃の話を聞いた。
彼はそこへ向かった。その王妃に合えば何かがわかるかもしれない、と。
城を守る為に作られた溝の底、彼は人を襲わずに住みだした。
いつも誰の物か分からない眼球を上に向け、王妃に会えることを願い……
答えは未だ見つからない。
だが代わりを見つけた。友人となった王と王妃、スライムはその意志を継ぎ、今も『底』で守り続けている。
彼らとの約束を果たす為に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-26 21:00:04
182070文字
会話率:33%
大陸には五つの国があった。
農業が盛んな『肥沃な国』
質の良い鉄鉱石と加工に優れた『鬼の国』
高度な魔法の扱いに長けた『魔法の国』
人の形をした神を信じる『信仰の国』
様々な物の加工と唯一港があり貿易ができる『貿易の国』
――――戦場跡で
不意に気づいたスライムは、自身に『意志』がある事に気づいた。
誰の物か分からない眼球を携え、水面のような体を震わせる。人は彼の同胞を殺し、安堵の表情を浮かべる。意志のある彼には気付けずに。
スライムは考えた。
自分達が殺される理由を、自分に意志がある理由を。
前者は簡単だった。自分を含めた他の同胞も、人を理由もなく食っていたから。
溢れる憎悪がなんだったのか理解したスライムだが……長い年月、人と関わらず生きて尚分からない事があった。
それは後者だ。
自分になぜ意志があるのか、それだけはどうしても分からなかった。
……ある日、風の噂で化物にすら慈愛を向けるある国の王妃の話を聞いた。
彼はそこへ向かった。その王妃に合えば何かがわかるかもしれない、と。
城を守る為に作られた溝の底、彼は人を襲わずに住みだした。
いつも誰の物か分からない眼球を上に向け、王妃に会えることを願い……
答えは未だ見つからない。
だが代わりを見つけた。友人であった王と王妃、スライムはその意志を継ぎ、今も『底』で守り続けている。
彼らとの約束を果たす為に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-17 21:24:31
14721文字
会話率:36%
言葉には力がある。
そして大切にしているモノや、長い年月を経たモノには神や精霊…魂が宿るらしい。
それらを認知し対話をすることで、持ち手とモノの力を掛け合わせることで、強大な力を発揮することができるようになる。
そんな逸話が現実となって
いる世界に望まれず生まれた1人の少年がいた。
彼の持つ剣は大戦中に多くの人を斬り殺して来た剣。
そこに宿った魂とは一体………。
少年+人殺しの剣+それに寄生する存在
掛け合わさる力は0か∞か…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-24 12:00:00
184874文字
会話率:71%