砂漠と乾いた草原がまばらに入り混じる大陸の西の大国ファサール。大陸の東の国の出身の奇花は、ファサールの一部族、タサラ族の商隊を護衛する傭兵をしていた。
春の砂嵐(シム)の終わりの頃、タサラ族の族長の娘イルシンダに、ファサール唯一の王家ファド
家から輿入れの話が来た。相手は王太子。
しかし、イルシンダにはルカリの花を贈ってくれた相手がいた。ルカリは婚約の証の花で、女性が受け取ったら、仕来りとしてその婚約は必ず履行されなければいけない。イルシンダは、9歳でルカリを受け取り、14歳の今日までその相手——アリハを待っている。父の長も、イルシンダとアリハの婚約は認めていたのだが、どうしたことか、王家の婚姻の話を受けてしまった。
納得出来ないまま父の命に従い王都に向けて輿入れの旅に出るイルシンダ。途中、いきなり自殺を図ったイルシンダに、護衛として同行した奇花も慌てる。一命は取り止めたものの、イルシンダはその後、塞ぎ込んで自室から出て来ようとはしなくなった——
数奇な運命を背負った女傭兵奇花と、彼女の過去と未来に関わって行く魔物と魔人の、戦と愛を追ったファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 19:06:47
50612文字
会話率:34%
家庭の事情で夜の2時間を公園で過ごす中学3年生の明日野未来には他人の余命が数字で視えるギフトがある。
家庭の事情で同じく外で時間を潰している同級生の採光流(さいこうりゅう)には、触れると過去と未来を視るサイコメトリーのギフトがある。
星
空の下、毎日公園で会い、友情が深まる。
採光の数字はだいぶ少ない。事故か事故に巻き込まれ、死ぬのだろう。未来にできることはなにもない。
最期に採光が残したギフトは?
二人が過ごした夏から冬の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 23:43:37
9664文字
会話率:51%
瀬戸内海を望む某所にある便利屋アカネ。
実はその実態は殺し屋で…!?
過去と未来が渦巻くヒューマンドラマ
最終更新:2024-07-13 21:58:01
4009文字
会話率:34%
これは星の歴史と物語です。
それぞれの歴史的プロセスには、さまざまな人、物事、または物がたくさん誕生します。
すべての生物は、多くのことの中で、自分の置かれた歴史の中で過去と未来をたたえる叙事詩を成し遂げることができる。
彼らが作り出した史
詩は、結局この星の最大の財産となり、伝承されるだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-12 16:08:09
88876文字
会話率:0%
「……フッ。未来……か」
その男は自宅の地下にあるシアタールームのソファーに座り、そう独りごちた。
彼が今見終えたのは古い映画。製作された年代から数百年先の未来を舞台にしたSF物だった。そして、彼がいる現代こそがその映画が描いた未来だ
。
過去と未来は連続している。昔の人々が映画で描いた未来の光景は一部当たっていて、感心もした。しかし、その映像技術や面白さは現代の映画と比べると見劣りし、一部のインテリぶった愛好家以外、昔の映画は今ではほとんど注目されない。しかし、彼はこうして古い映画を見下し、悦に浸るというのが趣味だった。
彼は伸びをしてソファーから立ち上がった。飲み物などは後でアンドロイドが片付ける。そう、それが未来の生活だ。彼はあくびをしながら部屋の出入り口へ向かった。そして、自動ドアが開いたそのときだった。
「ふがごぉ!?」
ドアが突然閉じ、彼はドアと壁の間に挟まれた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-06-04 11:00:00
3170文字
会話率:41%
冒険者をしつつ友好的な魔族を保護するブレイブ・フェイブル。
彼は、冒険者としてはそれ程高いランクでは無いC級冒険者である。
しかし、普通では無い強さを持つC級冒険者である彼の過去と未来につながる話。
を書いたものを出してます。
進められる
ときに話を進めます。
今の所、溜まった分を載せます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 16:10:36
25474文字
会話率:37%
寄せる。
皺を、寄せる。
服の皺を、寄せる。
該当の時代まで行くには、俺の皺だけでは、足りない。
顔の皺、身体の皺、諸々足しても、足りない。
だから、服にも、手伝ってもらう。
皺を使って、過去にも、未来にも行ける。
が、過去と未来では、
ちょっと、違う。
過去は、実際には、触れられない。
干渉できない。
過去に行っても、過去の人々や物に、一切、触れられない。
間に、薄いが、強靭な膜が、有るが如し。
強引に触りに行っても、俺の身体(未来から来た人の身体)は、すり抜けてしまう。
過去の人々や物を、すり抜けてしまう。
当に、見るだけの、バーチャル・リアリティ。
対して、未来には、触れることが、できる。
干渉できる。
未来の人々と話も出来るし、未来の物を使うこともできる。
膜の存在なんて、無い。
思うに、過去は、『もう、固まってしまっている』んだろう。
『ガチっと、固定されてしまっている』んだろう
対して、未来は、『まだ、固まっていない』んだろう。
『フラフラと揺らぐほど、遊びがある』んだろう。
つまり、過去は、決定済みの時間。
未来は、仮決定の、まだまだ変わる可能性がある時間。
だから、未来に行く方が、楽しい。
見るだけの、傍観するだけの過去と違って、自分も関われるから、楽しい。
が、せっかく、いい感じの未来なのに、自分が関わることで、それが損なわれる可能性も、無きにしも非ず。
自業自得ではあるが、それを避ける判断材料は、無い。
まあ、それをなるべく避ける為に、自然と働く【時間矛盾解消現象】とか、
時間警察とか、あるんやけどね
言い換えれば、未来は、行き当たりばったりの、出たとこ勝負。
『ええ目が出たら、結果オーライ』の精神だ。
と云う違いはあるものの、過去にも未来にも、行くことはできる。
で、今日は、未来に行く。
本来は、顔と身体の皺だけで、タイム・リープできる。
でも、今回は、時間指定が、厳しい。
だから、念の為、服の皺にも、手伝ってもらう。
行き先の未来は、一週間後の未来。
タイム・リープは、未来へ行くのも、過去に行くのも、近い時間に行くのが、案外難しい。
行き先は、ある高校の合格発表の、当日及び翌日。
そこで、新聞やニュースを、調べる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 10:12:01
40385文字
会話率:34%
救いたまえ、救われたまえ。
過去と未来の英雄よ。
最終更新:2024-04-06 09:00:00
302147文字
会話率:34%
都市部にある特殊な高校で、謎解きと探偵活動が日常の一部となっている。主人公は優れた頭脳を持ち、友情とチームワークを通じて成長していく。彼と仲間たちが直面する難問や謎は、彼らの絆を深め、新たな発見と冒険をもたらす。そして、主人公は自らの過去と
未来に関わる深い謎に挑むことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 02:41:37
770文字
会話率:38%
様々な種族の人間が行き交う剣と魔法の世界『アステリム』。この世界でただ一人、頂点に立つ男がいた。
魔法を極め2000年の時を生きた“-魔法神-インフィニティ”は未練もなく老衰で天寿をまっとうした……はずだった。
二度と覚めることのなかったは
ずの目を開けるとそこは知らない天井。そして彼の体は赤ん坊に……そう、転生したのである。
しかも転生先は地球の現代日本!?
そんな転生をあっさりと受け入れた“無神 限(むじん げん)”は前世で唯一成しえなかった『理想の恋愛』を経験するためこの世界で生き抜くことを誓う。
だというのに、突然現れた謎の渦に吸い込まれ気づいたら異世界転移!? しかも転移先は未来のアステリムだった!
日本で生きると決意した彼は前世の知識を生かして日本へ帰る方法を探しながら様々な問題に直面していく。
「でも異世界ファンタジーラノベみたいな恋愛はしてみたい!」とも密かに思いつつ……。
時を超えて過去と未来を繋ぐ物語が今……始まる。
※カクヨム、ノベルアップ+にも掲載してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-04 23:38:35
2493283文字
会話率:48%
私、白井由紀は高校時代は誰もが憧れる目立つ存在だった。その時に出会った彼、三上春馬はクラス内では物静かなタイプであまりクラスに馴染んでいなかった。
10年後、高校時代の立場とは違った形で彼に出会い、色々葛藤し、お互いに過去と未来と向き合うこ
とになる話。
※この作品はムーンライトノベルズでも掲載する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 21:00:00
4565文字
会話率:46%
変わりゆく世界。昔を知らない子供たちに、過去を残していくことは難しいのかな。魔法が暮らしの中に生きていた頃を懐かしむような詩です。自分も現代についていけなくなって、年を感じているのかもしれません。自分も眠りについてしまう前に光を灯したい。ー
ここに居るよーという光を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-08 01:19:44
419文字
会話率:50%
東京の大学キャンパス、2024年。理系志向の好奇心旺盛な大学生、亮太は、ある日研究室で奇妙な装置を見つける。友人の悟と共に調査を始めた彼は、装置の操作を通じて時間が逆行する現象に気づく。
「なんだこれは...」
悟が驚く中、亮太は興奮し
ていた。
この現象を追求するうちに、
亮太と悟は年齢不詳の謎の女性、ユイと出会う。
彼女は時間逆行の秘密に詳しく、
「時間はただ流れるだけではない」
と謎めいた言葉を残す。
亮太たちはユイの案内で過去の事件を解決し、時間の謎を追う冒険に出る。
逆行する時間の中で、亮太は自身の過去と向き合い、未来の選択に苦悩する。
「時間って、本当に大切なものだよね」
と悟。亮太は友人の言葉に心を打たれる。
最終的に、装置の真実を解き明かし、時間を元に戻すことに成功する。
ユイは
「君たちの選択が未来を作る」
と微笑みながら姿を消す。
亮太は時間の価値と人生の選択の重要性を学び、新たな人生を歩み始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-31 18:00:00
8397文字
会話率:17%
星野蒼は、毎晩星空を眺めるのが好きな普通の高校生。ある夜、彼は美しい星空の下で、ダンスが得意で夢見がちな同級生、月城結衣と出会う。結衣は、古いダンスホールで練習をしており、二人はそこで謎の老人と出会う。老人は二人に特別な力を授け、過去と未来
を旅する能力を与える。
旅を通して、蒼は自分の家族との関係を見つめ直し、結衣は自分のダンスに対する情熱と向き合う。時には危険な挑戦もあり、二人の関係は深まっていく。最終的に、二人は現実の世界に戻り、自分たちの夢を叶えるために一歩踏み出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-22 07:00:00
1787文字
会話率:20%
過去という隘路に迷っている、ドクの廻った体で、暗い路地裏を歩いている、月夜の寒空の下、マッチで煙草に火を灯す、薄闇、音が聞こえた、導かれ、兎は狐に化け、俺はキミと出逢い、小石は水になって溶けて消えた、それが始まりだった。
――当たり前
の日常、ささやかな幸福を唐突な悪意によって奪われた主人公、國満 新タとその大切な友人である彼女達は、奪われた過去を取り戻し、これからの幸ある未来へと紡ぐ為、転生先の世界で人生へのリベンジに挑む。
これは、そんな過去と未来の繋がりを大切にしたーーーーの物語。
少年少女達は、故に、―転生―する。
✎︎------------------------------------------------
異世界転生モノにしては、ちょっと独特な。
そんな構成、お話になっているかと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 22:09:52
290157文字
会話率:44%
孤独なアトリエで師匠の死を受け入れる岸辺。
真っ白なキャンパスの前で呆然しているとスマホに着信が届く。
それはかつての親友・海野からだった。
懐かしい過去の思い出が彼を筆を握らせる。
青春を遡りながら描かれるのは、なんの絵になるのだろうか
。
未知の創造に挑戦する画家、過去と未来が交わる瞬間に起きる事件。
これはとある画家の未来へ続く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-13 20:53:23
28017文字
会話率:45%
これはある“魂(男もしくは女)”が最恐と呼ばれるまでを綴った物語である。
今より遙か昔、『最恐』と呼ばれた“男”がいた。
この時代を人々はこう言い伝えた。 『終焉の瓦解』と、
時は2070年“地球”での出来事から始まる。
ある日不運な事故で死んだ高橋は“神様”によって異世界に転生を果たした。……
転生時“高橋”は“神様”から(自分が選んだ)魔法、スキルを授かった。“高橋”は(“神様”にお願いして)王国から離れた森の集落の一軒家に生を受けた。
※チート能力をホイホイと渡してくれる神が善人だけだと思うなよ。
※神と話せるからっていつでも助けてくれると思うなよ。
・人間という生物は恐ろしく凄惨で醜い、無残で下等な生き物だ。だが膨大な力を手にすればどうだ? 調子に乗り、もらい物の力を振り回し、権力という名の圧をかける。分かっている気で、知ったふりで、早とちりで……思い込みで、そうだと信じて疑わない。それが人間の醜さだ!
あ、今言ったことは本編とほぼ関係ないです笑(多分)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 00:00:47
35335文字
会話率:39%
※この作品を読む前に本編の『最強最弱の|戦闘兵機《レオパルド》』を読むことをお勧めします。
本編最終回以降の話も含まれます。
これはメリッツ戦争を終えた|戦闘兵機《レオパルド》達の記憶
過去と未来へ干渉する物語
最終更新:2023-12-25 17:02:25
7624文字
会話率:51%
湖上と古城って最高の同音異義語だよね…という思い付きに3人の同志が集まってくれたことで実現した、湖上または古城が出てくる創作小説アンソロです。2023年8月にネットプリントで公開した、短編4作品の再掲になります。感想は直接ご本人までお願いし
ます。
参加者各位へ:ブックマーク・評価は禁止です。編集・削除は無期限で対応しますのでお知らせください。
///
「この人はそういうんじゃ」
「異教の気狂いを村から追い出すのに、ためらう必要など」
(屍集めと王兵隊の騎竜)
///
「形あるものはいつか消え去るわ、この城みたいに」
(古城の夢(花まだき外伝))
///
父猫の口上に続き、母猫が持参の御神酒が船上から湖に注ぎます。みいは三つ指をついて礼をすると、三味線を構えました。
(湖上創作「猫一家の竹生島遊覧」)
///
「こじょうでのプロポーズって、すっごくロマンチックだと思うの」
彼女はそう言ってうっとりとした顔をした。
(プロポーズはこじょうで)
///
*Special Thanks:ぴょん様(ネットプリント版の編集)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 18:00:00
8575文字
会話率:52%
世の中は宇宙開発が進む時代。
タイムスリップ旅行が気軽に出来るのが流行っている。
それは男女の恋愛にも変化をもたらし、恋の駆け引きにはタイムスリップを利用して過去と未来をコントロールしたものが勝者だという風潮になりつつある。
そんな世の中を
生きる彼女には大好きな彼がいるが果たしてその恋は成就するのか?
タイムスリップに翻弄されていく人間の恋愛模様を彼女を中心に描いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-24 10:00:00
9063文字
会話率:17%
シュシュ・フラマンは、ある秋の夜、婚約していた相手の母親から婚約破棄をされてしまう。その理由は、100年前の先祖が「悪女だから」だという。
数年後、グリハルトに求婚される。彼を好ましく思っているものの、婚約破棄時に渡された調査結果を思い出
すと、どうしても受けいれることができない。ましてや、彼は悪女の祖先が影響を与えたという、一国の王の末裔なのだ。
グリハルトは頑ななシュシュを何度も説得するが頷かず、彼の家に伝わる魔導具で、ともに過去を調べることにした──。そこには意外な真実が隠れていた。
※鳴田るな先生の「身分違いの二人企画」参加作品です。
→後日、企画参加のための文字数の関係で、大幅に削った他視点を加えた連載版を投稿予定です。
※作品の世界設定は、私の他作品と同じで「10代の日本人が考えた乙女ゲームの世界」となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 06:00:00
26000文字
会話率:42%