亡くなった祖母の京都の染め糸屋をついだ麻琴(まこと)は、ピンチだった。
常連客は高齢でどんどん店からはなれていく、おのずと店の売上は右肩下がり。
東京の母からは、店をやめて帰ってこいとせっつかれる始末。
そんな中、ひとりの青年が店を訪
ねてきた。中性的な容貌のその人はいった。
「僕、この家で大事にしてもらった、猫です」
「はい?!」
どうみても人間にしかみえない彼は、麻琴を助けたいと店を手伝いはじめた。
崖っぷちの染め糸屋を再生して、母親を納得させることが、できるのか?
せつない恋が似合う街、京都。
不思議な縁で結ばれた人々が、新しい一歩を踏み出すものがたり。
染め糸からできる、ハンドメイドこもの。お店をかざるアンティークの数々。
そして、「会いたい人に、会える」というミサンガ。
かわいいと、不思議がいっぱいつまったお店、リンカネーションに、ようこそ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 16:39:25
114465文字
会話率:38%
【『イメージ』から抜け出すために一歩踏み出す女子高校生のお話】
高校入学とともについたあだ名は『リーダー』。
それ以来、私のキャラクターはしっかり作られてしまった。
本来の自分とは違う自分で過ごす高校生活。
不満を感じるほどではないが、ど
こか違和感を持っていた。
そんな中、仲良しグループのひとりに なんとなくそのことを打ち明けたことで、
『リーダー』であることに私は息苦しさを感じ始める。
―――――
2022年に発行した同人誌
『短編集 函館ルミナリエ』
収録の短編です。
【重複投稿】
こちらの作品は「カクヨム」でも公開されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 19:00:00
5572文字
会話率:32%
ある日、新千歳空港は混乱に包まれる。悪天候によって数多くの便が欠航、遅延となったのだ。
突然の大雪に見舞われ、空港内では足止めされた乗客たちが途方にくれていた。
友人との旅行帰りの真白もその一人。定刻に帰れないことに焦る友人の摛沙は激怒し
、楽しかったはずの旅行の最後に二人の友情には亀裂が入りかけていた。
他にも推しアイドルのライブを楽しみにしていた大学生のオタクグループや不機嫌な紳士、家族旅行に遅れた兄妹、空港の治安を守る使命に燃える警備員など、さまざまな人々が同じ空間に留まることになる。
最初は不安やイライラが漂っていた彼らだが、見知らぬ者同士の出会いを通じて徐々にその心が変化していく。
悪天候がもたらした災難な一時が、やがて彼らに新たな一歩を踏み出す勇気を与えることとなる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 16:34:53
104040文字
会話率:50%
#全てAIにて作成。正直、内容は微妙。あらすじもAIで作成。外資系もび#っくりの誇張表現のあらすじ^^
「恋はカフェから」
学生時代、颯太と美咲は友人としてお互いを知っていた。しかし、ある日のデートをきっかけに、二人の関係は大きく変化す
る。カフェで過ごすうちに芽生えた特別な感情。それは、恋の始まりだった。
卒業後、二人は新たな一歩を踏み出す。同じ屋根の下で暮らし始めた彼らに訪れる、甘く幸せな新生活。
時は流れ、颯太と美咲は人生の岐路に立たされる。夢や仕事、家族との関係。様々なことに向き合う中で、二人は初デートの場所を訪れる。あの日の思い出が、新たな決意を促すことになる。
やがて、颯太と美咲の人生に、新しい命が宿る。親になるという喜びと同時に、新たな責任が二人に降りかかる。子育ての日々は、時に笑顔に、時に涙に包まれる。
そして、季節は巡り、またひとつの別れと出会いがある。巣立つ者と、残される者。絆の深さが問われるとき、颯太と美咲は何を思うのか。
カフェから始まった一組の男女の恋。その先に待つ、喜びと悲しみ、別れと再会。二人が紡ぐ愛の物語は、心が温まり、恋をしたくなる、そんな感動のストーリーが、ここにはある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 01:57:43
4846文字
会話率:42%
魔法や魔物が存在する世界で農奴の子供として生まれた彼――レウルスには現代日本で生きた前世の記憶があった。
しかし、前世とは常識も環境も異なる世界では前世の知識もほとんど役に立たない。
劣悪な住居、過酷な労働、満足に得ることができない食
事。
それでも前世の経験を頼りに生き延びたレウルスは十五歳になり、成人を迎え、奴隷として売り払われることとなった。
だが、奴隷として鉱山に運ばれる途中、魔物の襲撃に遭ったレウルスは辛くも逃げ出すことに成功する。
頼れる家族も友もおらず、住める家もなく、食べる物も金もない。それでも自由を手に入れることができたレウルスは、新たな世界での一歩を踏み出す。
そんなレウルスが辿り着いたのは、自身と大差ない境遇の者達が営む街――ラヴァル廃棄街。
前世の記憶を持つレウルスからすればスラム街としか思えないその街で、レウルスは冒険者として生活を始める。
レウルスが願うのは、ただ生きること。
二度目の人生を全うするために、世知辛い異世界での生活が始まるのだった。
※転生した主人公による剣と魔法の異世界ファンタジーです。
※あらすじの通り、割と厳しい世界観です。
※主人公は最強ではありません。
2018/9/10 書籍化いたしました。タイトルに変更はなく、1巻が発売中です!
2019/1/10 2巻が発売いたしました!
2019/4/1 コミカライズいたしました!
ニコニコ静画にて『餓死転生 ~奴隷少年は魔物を喰らって覚醒す!~』というタイトルで
連載中です!
2019/11/15 『餓死転生 ~奴隷少年は魔物を喰らって覚醒す!~』の1巻が発売いたしました!
2020/12/1 『餓死転生 ~奴隷少年は魔物を喰らって覚醒す!~』の2巻が発売いたしました!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 00:00:00
3250139文字
会話率:38%
一番近い駅は、路上にある。
少女が、GO DOWN
降りて来る。
マンションのベランダ階段へ、踏み出す。
電車は進む。
階段マンションを過ぎ去る。
少女の前を、過ぎ去ってゆく。
電車に乗り込む乗客の列の先頭に、スパニッシュオレンジの
貫頭衣を着て、フォレストグリーンの翼をはためかせる少女がいる。
『見えんの?』
『ほな、あなたに付くわ』
『へっ?』
『悪いことには、ならへんと思う』
「『もっと大きく、おおらかな視点で、ものごとを捉えろ』、と」
俺と甥っ子は、そのクイズラリー制覇を、今日の目的としている
『なんで、お前がおんねん?』
『いや、付き人としては、ハイ』
『じゃあ、クイズ答えんのに、参戦してくれるわけやな』
『もちろん。
まあ、二人よりも、戦力になるっしょ』
「くうきさん、ありがとう」
空気を、手を、握りしめながら言う。
サファイアは、打ち震えるように固まる。
甥っ子は、手を放す。
サファイアは、一呼吸置いてひざまずき、甥っ子を抱きしめる。
甥っ子は再び、ヘンな顔をする。
「おにじちゃん」
「なんや?」
「くうきさんが、こんどは、からだじゅうで、うごいてる」
俺は、サファイアが甥っ子を抱きしめている図を愛でながら言う。
「空気さんが、《ありがとう返し》してくれてるんやろ」
「わざわざごていねいに、そんなことしてくれんでもええのに」
甥っ子は、にこっと笑って言う。
サファイアの抱きしめる力が、ギュと強まったように思う。
「おにじちゃん」
「なんや?」
「くうきさんのうごきが、からだに近くなったような気がする」
「気のせいやろ」
「気のせいかー」
気のせいやないんやけどね。
死ぬんちゃう、俺。
死ぬかも。
死ぬな、これ。
あああ ‥ ま、えっか。
色々あったけど、ま、総じてOK。
みんな、ありがとう。
その位置は、屋上の縁 ‥ 階段状になったベランダ群の際、だった。
視線を下げれば、スウーと地上へと続く階段ベランダが、見てとれる。
「そのお蔭で、俺は《階段天使》になったと。
以後、サファイアは、俺の師匠になると」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 10:57:49
25043文字
会話率:28%
世の中は理不尽で満ちている。
どこに行ってもその現実は変わらない。
僕らがここにいるのはなんでですか?
生きづらいのはなんでですか?
生きたくて…死にたくて…矛盾してるのは何でですか?
でも、今生きているから…
それでも、もう一度って僕は言
いたい。
これはただ一歩を踏み出す凡庸な僕の心と言葉の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 18:00:00
366文字
会話率:0%
メアリは、ウェールズ辺境伯家の次期当主である。
メアリは、秘密結社の最高位の長である。
メアリは、その身に猛毒を秘めた怪物であり、美しくわがままな令嬢であった。
そんなメアリの十五歳の誕生日に、家の当主である父親が亡くなった。
そ
れは、ウェールズ辺境伯家の権力が少女のモノになることを意味し、少女の中の怪物が解き放るれたことを意味する。
己の好み以外に制御がなくなったメアリの前に、立ちふさがる者達がいた。メアリの若さを理由に侮って、彼女が持つ辺境伯家の利権、秘密結社の成果、メアリの猛毒を奪おうとする者達が、集まって来たのだ。
花の蜜に群がる害虫のようなそれらの蠢動を見て、メアリお嬢様は毒の滴るような笑みで決定する。
――叩き潰す。
「ええ、私らしく、私らしくやるわ! 合理的に敵を枯らし、贅沢に生を養い、美しく咲き誇るの!」
世界を己の庭として、美しく咲き誇るため、メアリ・ウェールズは自らの歩みを踏み出す。
間もなく、その名前は歴史に記される。
真っ赤な血文字で、大きく――ブラッディ・メアリと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 12:00:00
306393文字
会話率:34%
都会でブラック企業に勤めていた嘉川琥珀は、転職活動を前に張り切っていた。
ようやく会社を辞めて、気分一転の新たな社会人に向けての第一歩を踏み出す彼女。
しかし、家を出た外に広がっていたのは見慣れない景色。状況を推察し、自分が異世界に来た
事に気づいた琥珀の前に騎士の姿をした者達が駆けつける。
その人は、琥珀の事を口を揃えて「聖女様」と呼んだ。
その理由が分からぬままに、異世界へと転移された事について話を聞く為に王宮へと通される。
王様に王子様、国の重鎮達と顔を合わせ、リーデル公国の聖女として生きていく事となってしまった琥珀。
ある日、そんな彼女に獣人族の騎士団長、セオ・アグネスが直属の護衛騎士として側に置くとの話を聞かされる。
獣耳が生えた騎士団長、しかも年下。そんな可愛らしい一面もある男の子が常に側にいる生活が始まり、互いに照れる場面もありながら交流の中で二人は距離を縮めていく事になっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-12 21:00:00
13540文字
会話率:28%
小学校時代、いじめに遭った主人公、藤田美幸は、心に深い傷を負ってしまい、不登校になってしまう。辛い出来事から逃れ、彼女は自分を閉ざし、社会とのつながりを断ってしまう。
高校に進学したある日、美幸は偶然出会った素晴らしい音楽に触れ、心に新し
い感情が芽生える。音楽は彼女にとって新たな一歩を踏み出すきっかけとなり、不安と戦いながらも再び社会とのつながりを模索し始める。
高校生活の中で、美幸は音楽と出会い、仲間たちとの絆を築いていく。彼女の心の傷は癒えることなく残りながらも、音楽と友情が彼女を奮い立たせ、過去の闇から解放されていく様子が描かれている。
物語は彼女の成長と共に進み、いじめや不登校といった現実の問題に真正面から向き合いながら、音楽という新しい世界を通じて再び希望を見つけ出す過程が描かれている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-12 06:00:00
3586文字
会話率:39%
満員電車で転びそうになったハナコを助けてくれた黒川に、ハナコは人生二度目の恋をした。同じ会社だと知って近づく距離。けれど初恋にトラウマがあるハナコはもう一歩を踏み出す勇気が出ない。そんなある日、黒川が同僚達と話している電車に偶然居合わせて
しまい、過去の苦い経験が蘇る。やっぱり恋なんてしなければ良かったと黒川を避けるハナコの前へ元彼が現れて……。
申し訳ありませんが諸事情により感想の返信はしておりません。よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 02:29:49
13454文字
会話率:38%
どこにいても
一歩を踏み出すのは
自分自身だから
キーワード:
最終更新:2024-03-09 19:10:01
240文字
会話率:0%
もしも再び、その一歩を踏み出すのだとしたら
キーワード:
最終更新:2020-04-13 20:33:55
496文字
会話率:0%
陽が傾く前に、一歩踏み出す勇気を。
最終更新:2024-03-05 15:39:34
447文字
会話率:0%
それはどんな勇気なんや?
一歩踏み出す勇気、立ち向かう勇気、告白する勇気、別れを決める勇気、
それらが詰め込まれても、求めてるモノが1つもなくて、救われることのないお話はどうだい?
ファンタジーというのなら良かった、良かった。
最終更新:2024-03-03 05:49:28
4086文字
会話率:44%
過去の失敗から殻に閉じこもる様になった主人公。転校生との出会いをきっかけに一歩踏み出す物語
最終更新:2024-02-27 22:33:29
32470文字
会話率:30%
ある日クラスから1人の少年が消えた。
その事実に笑う者しかいないなか、主人公の心にだけ影がよぎる。
いじめっ子達の視線の意図に驚愕した時、真っ白い光に包まれた-------
そして異世界に転生された主人公はどう生きるのか…
一歩踏み出
す勇気、それを求める彼に起きた出来事とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-18 14:47:07
5558文字
会話率:26%
踏み出す一歩について
最終更新:2024-02-13 20:40:10
218文字
会話率:0%
私の先輩。 先輩はどうして私を親友と呼ぶの? 私はその言葉に何を返せばいいの? 伝えたい言葉はちゃんとある。 だけど、やっぱり言えない。 でも、その言葉は私が一歩踏み出す為の言葉になるんだね。
最終更新:2024-02-13 17:45:57
6677文字
会話率:60%
俺が大好きな絶対に逢えない人に今、逢いに行きます
婚約者を交通事故で亡くしたあなたは絶望して、自分の命を自ら断とうとする。
いざ、一歩踏み出すときに思い出すのは、大好きな婚約者との出会ったとき。
あなたはどういう選択をするのか?
暗
そうな話ですが、ハッピーエンドで終わらせます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-12 08:19:19
2016文字
会話率:44%
中学三年生。これから進むべき将来への道に踏み出すための大事な時期であるのにも関わらず、主人公である【紅葉 楓】は不登校者として時間を日々すり潰していた。
そんなある日、両親に部屋から呼び出され告げられたのは、お叱りの言葉でも、お咎めの言葉
でもなく……
「……僕に妹ができる?」
これは『とある罪』を背負う少年と、『とある秘密』を持った少女の―――愛の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 20:35:27
4008文字
会話率:27%