マギクラフトマイスター他の登場人物が、いろいろな工作工芸物について語り合います。
実際に作者が作った物ばかりです。
実用性重視ですので、夏休みの工作の参考にもなるかと思います。なるんじゃないでしょうか。なったらいいなあ。
こんなジャン
ルがあってもいいかなあと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 14:00:00
131806文字
会話率:86%
転生令嬢フレンはテンプレに従って赤ん坊の頃からこっそり魔法を鍛え続け、あり得ない程の身体強化魔法の使い手になる。また少しだけ人とは違う魔力の質を生かし様々なオリジナル魔法を開発するのだが、そんな彼女の軌跡は伝説ではなく怪談として語り継がれて
しまうのだった。
しかも時折身体強化が暴発する危険な体質になってしまう。果たして彼女は幸せになれるのだろうか?
※基本的に怪談ではないので亡霊の類はあんまり出てきません。
※拙作「やっぱり婚約破棄はうまく利用しないとね」と同じ世界、同じ時代ですがテイストがまるで違うので別作品にしました。勿論前作を読む必要は全くありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 06:00:00
1019976文字
会話率:20%
時は現代より少しばかり未来。例年よりも早く咲いた庭の桜を眺めて、その家に住む女性と同居する人造人間とが話している。人造人間の外見は、透き通るような白い肌に、人間ではないことを示す長く青い髪、髪と同じ青い瞳を持つ中性的な肢体の少女。話の内容
は、間近に迫った、その人造人間の賃貸契約期間の終了を踏まえて、二人がこれまでともに過ごした時間に培ってきた思い出に関するもの。そして、契約の主眼である、人造人間の人工知能が、女性との暮らしによって如何に人として成長したかについてである。契約期間が終了すれば、この人造人間は製造元に返還され、女性と過ごした時間の記録――記憶は、個人情報保護のため、全て抹消される。人工知能に残されるのは、人として成長した思考力及び感情のみなのだ。その契約内容を全て知った上で、人造人間と女性は静かに穏やかに語り合う。人造人間が、初めて女性のために作った料理が、栄養価は完璧でも味は酷いものだったことから、女性の影響で庭いじりが大好きになったこと、近所でも有名な買い物上手になったことまで、話は進む。やがて女性が指摘する。記憶が全て抹消され、人として成長した思考力及び感情のみが残されて、次の契約者の許へ派遣されるという仕組みは、まるで輪廻転生のようだ、と。人造人間は、その言葉を感慨深く聞き、その「輪廻転生」を繰り返した結果、自分はどのような人工知能になっているだろうかと女性に問う……。
ゲンロン「超・SF作家育成サイト」でも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-30 22:32:48
27044文字
会話率:50%
映画の内容をてきとーにチャットノベル化。ネタバレしているようで、ネタバレしてないので、実際の内容は映画をご覧ください。(『だらだらとした映画語り【チャット】』で簡単な内容を紹介しています)
《ざっくり映画紹介》
*門平善照(かどひらよして
る)・・・男子高校生。冷静なツッコみ役。
*美雪雪音(みゆきゆきね)・・・女子高校生。何かと暴れる役。
*ベルシュタイン・・・女子留学生。戦闘が得意なお嬢様。
*萌美(もえみ)・・・妖精さん。漢字が読めないが、ひらがなも読めない破壊の魔法少女。
*リアナ恵子(りあなけいこ)・・・女子留学生。穏やかなお嬢様。
*真田雪村(さなだゆきむら)・・・女子高生。貧乏苦学生。
*猫美(ねこみ)・・・猫獣人さん。「にゃー」しか言わないが、日本語を理解できるし、普通に話せる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-30 15:37:57
2451文字
会話率:46%
門平善照(かどひらよしてる)と、美雪雪音(みゆきゆきね)が独断と偏見でだらだらと映画をチャット形式で語る記事です。雑談は因幡雄介が語っています。
*小説投稿サイト『アルファポリス』では、門平善照と美雪雪音が映画を語る『お前たちに『映画』を
ゆる~く語ろう』と『誰も映画を観てくれないので、殺人鬼を幼女化してノベライズする』を投稿中。
■ お前たちに『映画』をゆる~く語ろう(https://www.alphapolis.co.jp/novel/654805591/968382718)
■ 誰も映画を観てくれないので、殺人鬼を幼女化してノベライズする(https://www.alphapolis.co.jp/novel/654805591/126382719)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 11:15:46
36295文字
会話率:31%
因幡さんが独断と偏見でだらだらと映画を語る記事です。
最終更新:2022-12-22 11:06:08
59643文字
会話率:1%
大陸の南方ガンダルヴァ国には時折、"上"から人が落ちてくる。
こことは違う、別の世界から人が落ちてくるのだ。
だから、その日も人が落ちてきたのだと思った。
人の形をしていても、それが人である保証はないというのに。
災厄と
語り、災厄が歩き、災厄を鎮め、諸行無常、生の執らわれの果てに
誰も彼もがこう呟く
「やりたくねぇ……」と。
南アジアっぽい異世界転生のような仏教的剣豪ディザスターな話。
全五回予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-30 14:41:42
26311文字
会話率:33%
ここでない時。
ここでない場所。
誰もが聞いたことのある世界で、俺はそれらに最高のエンディングを迎えさせたい。
地下世界。オルガズム。
この世界は光の金玉(ひかりのこんぎょく)という、精霊チクピ様と神々が作った世界。
昔にも
大魔王に支配されたが、上の世界からやって来た勇者によって平和を取り戻した。
ラブドール城の王シリコン・インダストリィに勇者「トロトロ」の称号を与えられ、その名は今現在も語り継がれている伝説となった。
その証を示すものは一切ないが、俺「カク」は勇者トロトロの子孫だ。
張型竜王(ディルドー・ドラゴンキング)から世界を救うため、今旅立つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-30 14:07:42
16312文字
会話率:23%
探偵。
他人の秘密を密かに調査する行為、またはそれを仕事とする人のことを指す。
そして、この物語の主人公であり、語り手をしている私も探偵である。
名はシャーロック・ホームズ。いくら若かったとはいえ、自分の名前をかの有名な人物の名前にす
るとは、今思えばとても恥ずかしい話である。所謂、若気の至りというやつだ。
だがそんな私も歳を取り、そのことをいい思い出であったと振り返られるくらいには探偵として経験を積んで余裕が生まれていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-30 13:44:35
29480文字
会話率:70%
この世界には大昔から人々の見えないところで悪さをしでかす化け物、妖怪の類がうじゃうじゃといる・・・
そしてその化け物を一般人に気付かれないようにひっそりと倒し続けている集団がいる。
その名は『陰陽師』
『陰陽師』の人は一般人にはバレな
いように社会に混ざって生活をしている。そして人知れず妖怪と戦う集団である。
『陰陽師』の存在は政府でも相当偉い人にしかその存在を知られていない。
その『陰陽師』である一人の少女が日本のみならず世界の妖怪共を根絶やしにしていく・・・!
その名は正随彩聖・・・!下級陰陽師の一族の跡取りだが彼女の働きが世界を変えてゆく・・・!
ここに今!正随彩聖の妖怪大殲滅物語開帳せり!
特とその目に刻み込め!彩聖の熱き生き様を!永遠に語り継げ!陰陽師の戦いぶりをっ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 23:23:41
65212文字
会話率:47%
ある出来事を境に、転校を繰り返してきた男子高校生、|佐々波《さざなみ》| 蓮《れん》
親しい者がいない環境を慣れたように過ごす彼の手元に、一通の手紙が届く
めんどくさいという感情と、無視は後々の面倒ごとを招くという理性
その二つを天秤にかけ
てから、彼は重たい腰を上げた
これは、怠惰の享受を至高とする男と、そんな男に影響を受けていく周りの物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 18:20:12
189090文字
会話率:30%
ある国の平民街のアパルトマンの一室で貴族や王族まで通う予約がなかなか取れないと有名な恋愛相談所がある。貴族の恋に悩む乙女とその親が足繁く通うそこの主はピンクの髪をしたメアリーと言う女性だった。相談者にむけて彼女はあるカップルの恋の顛末を語っ
て聞かせるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 16:03:06
6621文字
会話率:31%
家族と話し合うと中々心苦しくなる、この頃。
ちょっと自分語りが強いので、苦手な方はBACKで。
最終更新:2024-05-29 07:00:00
2773文字
会話率:41%
近況報告と自分語りが少々入ってすみません。
なにかを忘れちゃうのが嫌なんです。
最終更新:2023-12-02 07:00:00
1306文字
会話率:20%
なーんでこんな夢を見るんですかね。
そう思いたいんですが、実際に起こった出来事だと笑い話にもなりませんね。
珍しく、自分語りっぽくなって申し訳ない。
こーいうキャラって、結局当人がお似合いだというのが、またね。
最終更新:2020-09-09 06:25:44
1864文字
会話率:13%
武器は戦争に使われる恐るべきもの、しかし、身を守るためにも武器は必要。武器についてもっと知ろう、お勉強したいという連載です。色々な武器について主観を大量に混ぜ込みながら解説します。争う事を肯定しているわけではありません、現実と空想を問わず
人間は色々な武器を考えてきたということを、ただ語りたいだけです。所説ありますし、解釈違いに誤解、私の勉強不足による間違いがあると思います。どうか、そこはご容赦くださいませ。ちなみにネタは100では済まないくらい大量にあります。神話とかファンタジーとかに登場するものや、その要素が強い物には(幻想武器)とカッコ書きをさせて頂いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 20:14:45
399501文字
会話率:2%
古代洞窟に住む部族の中で孤立していた 古代の時代に生息していたチー牛 比呂保保の物語。彼は弱く、いじめられていましたが、部族の中での一体感を求めて挑戦します。ある日、不思議な石との出会いが彼の運命を変えます。石との対話を通じて宇宙の謎や自然
の秘密を学び、独自の神話を創造。彼のユニークな物語は部族の人々を魅了し、予言者としての地位を得るが、それに伴う苦悩も抱えます。最終的に真実を告白し、孤独な旅に出た比呂保保の経験は、壁画として時代を超えて語り継がれ、現代に至るまで影響を与え続けます。この物語は、孤独と希望、成長と認識の旅を描いた感動的な作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 19:00:00
103362文字
会話率:11%
人身事故により、駅のホームで足止めを食らった『私』。
苛立つ『私』に同い年くらいの少女が語り掛ける。
「ごめんな。あれウチが殺してもうたねん」
最終更新:2024-05-28 07:50:00
3632文字
会話率:48%
彼女を守る為だったら何でもする! ~お姫様とナイトの物語~
『私』が男装してでも守る!そう決意して約束した『私』と、『幼馴染の少女』の2人……。『私』は高校生になった今も、『幼馴染の少女』の『ナイト』役として演じて切っているけれど、、『幼
馴染の少女』は『お姫様』として、未だ男性恐怖症の所為もあり、『私』だけを見つめている。しかし、いつまでもこの関係で居られないし、居られる訳もない。だから、『私』はある決意を胸に行動し続ける。飽く迄も『お姫様』を守る為に……。『お姫様』の『ナイト』を委ねられる誰かの為に……。
少しずつ変わって行こうとする『お姫様』と、器用に『ナイト』を演じ続ける『私』の複雑な関係。『私』はそれでも、大切な人を守る為なら……手段は選ばない?!
そして…『私』の弟、『お姫様』の兄、部活のイケメン男子部員達、『私』に恋慕する女子友を巻き込んでは、三角関係以上のより複雑化する関係に……?!
最終的に…大人になる一歩手前で2人が選ぶ道は……?恋愛?友情?それとも……。
***このお話は、『お姫様』役の『未香子』目線で進みます。ヒロイン(副主人公)の語りとなっています。ヒーロー(主人公)扱いの『ナイト』役『夕月』は、行動・口調は男子そのものといった感じの女子です。(但し、ナイトに成り切れない場面で、限られた時間のみ、お嬢様言葉。)
『夕月』は自分の本心を人に見せないタイプなので、結果的に『未香子』が語るという形式になりましたが、番外編などでは『夕月』視点が見られます。また、他にも脇役陣の視点も多めです。
最終的には、普通の男女恋愛を目指しています。ガールズラブ的な表現が含まれており、前半は主にその傾向が強く見られます。後半近くまでは含まれる予定ですので、ご注意ください。
★登場人物一覧の第一弾を投稿致しました。今後、第二弾でもイケメン男子が登場する予定です。
★同シリーズの短編『お正月をあなたと』と『双子姉弟の事情』の2作も、よろしくお願い致します。
★更新途中ですが、プロローグから順次、改稿を行っています。読みやすい文章を目指す為、問題のあるお話を修正致します。ご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 00:00:00
720259文字
会話率:23%
~~ 乙女ゲームの会場である大学には、ヒロインも攻略対象者もいませんが?! ~~
異世界と言うべきか、パラレルワールドと言うべきか、現代日本に似た世界に転生した、悪役令嬢こと『瑠々華』である私。ここが乙女ゲームの世界に似た世界だと気が
付いた私は、幼馴染で同じく転生者の親友『麻衣沙』と一緒に、フラグを折る為、頑張っています。私達の婚約者が攻略対象者であり、私達は悪役令嬢ですから。
本当ならば、大学の入学式でヒロインの最初のイベントが起こるのですが…。…えっ?…ヒロインが見つからない?…あれっ?…攻略対象者も一部居ないような?…ええっ?…別の大学に通っているみたいって…どういうこと?!…ヒロインも別の大学なのかと思っていたら、何やら事情がゲームと違っているようで…。
これは、乙女ゲームとは全く違った世界になってしまった、ということですか?
悪役令嬢に転生した所為で、破滅ルートを回避しようと頑張る女子大生の奮闘物語です。
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※この物語は、3ヶ月ほどの短期を予定とした作品です。但し、お話の都合上、更新期間が延びる可能性もありますので、ご了承願います。
※婚約破棄シリーズの第2弾です。第1弾の物語とは、別作品となります。
※こちらには語り切れない番外編を纏めた、新連載『婚約破棄する期間は、まだ締め切っていませんが!?』を第3弾として、12月25日から開始しました。詳しくは作品ページでご確認ください。
※本編は1月末に終了しております。まだ番外編の方を、いくつか更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-21 00:00:00
260368文字
会話率:33%
星空の下で恵一と悠子は歩いていた。
高校の文化祭の準備で遅くなってしまったのだ。
恵一は地球外知性の事を話続ける。
「この星々のどこかに、知的な意識が存在するんだろうな。僕はそう信じてるんだ。」
悠子は恵一の横顔のシルエットを見ながら少し
勇気を出して言うのだった。
「そういう知的な意識も、私たちみたいに星空を見ながら語り合ってるのかしら?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-27 19:52:58
1650文字
会話率:46%
トンダ自動車F1推進事業部から、子会社の広報担当へ配置換えされた早川勲雄(いさお)。
配置換えされた理由は、昨年限りでトンダ自動車がF1から撤退したためだ。
仕事一筋で生きてきた50歳代の男早川勲雄。
次の世代へ何を受け継げばよいのか、
自動車産業と人の人生をシンクロさせて語り掛ける物語。
2010年2月執筆。
2010年10月加筆修正。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-27 18:00:00
40374文字
会話率:44%
ドラマや漫画の二次小説をニヤニヤ妄想していた作者が、辞書(スマホ)を駆使し、自分で物語を描くようになった中で感じていること。
☆創作論ではなく、ただの雑記です。
(たまに真面目なことも書くかもしれません)
☆後書きで、好きな漫画やドラマ
についても勝手に語ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-27 12:25:37
10309文字
会話率:10%
穏やかで愛溢れる毎日の朝の時間を綴ったものです。主人公は家族のために早起きして朝食を作るという日課を通じて、家族への愛情を表しています。彼女にとって料理は、家族のために愛情を注ぐ行為であり、それを通じて自身と家族の幸せを感じる源です。具体的
に、平穏な家庭の光景や、子供たちが明るく育つ様子、夫が仕事で成功する姿などを想像しながら料理すると語ります。また、父母の影響が自身の安定した心理基盤になっていること、娘が他者の否定的な意見に動じず自信を持っていることなども振り返り、家族の愛の大切さを再確認しています。最後には、読者にも家族への愛情を育むために早朝の時間を大切にすることを勧めて締めくくります。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-05-26 21:54:44
566文字
会話率:0%
――これで、晴れて婚約できる
魔族史上初の二種の魔眼……左目に即死の魔眼を、右目に石化の魔眼を宿す魔王の一人娘「セリス」。
そんな彼女が暮らす魔族領は邪神復活をもくろむ旧人族の大国家「ヘルヘイム」の王によって、魔族とその他の種族に
よる戦争を強いられた。
しかし、当時の魔王と勇者はその戦争が不毛と和解し……ヘルヘイムの策略を暴き。魔王と勇者のタッグで黒幕を打倒する……。
時は流れ5年後……先の戦争で焦土と化した魔族領を捨て移住の先駆けとするべく、エルフ、ドワーフ、人族との融和的政略結婚が始まる。
その中でも勇者の住まう新国家「ラデンベルグ」では魔王の忘れ形見である魔族令嬢『セリス』と勇者『ヘイズ』による婚約が始まろうとしていたが、一つ問題があった。
――史上初の二種の魔眼を制御することができない。
5年をかけたこの全世界の政略結婚が迫る中、セリスは決断する。
「こうなったら頭を落とせば良いんだわ」
魔族最強の魔力で生命維持、侍女の千里眼と感覚共有を駆使してラデンベルグへを赴き……念願の勇者との感動の再会で。
「わが生涯……お前を一時も忘れたことは無い」
盛大な祝福に包まれるはず……はずだったのに。
「今日今こそ、お前と俺! どちらが生き残るか決着をつけよう!」
セリスは失恋したのだった。
失恋どころではなかった、それ以前の問題だった。
心が砕け散りそうな絶望の中、それでもセリスは魔族の為に再び立ち上がる。移住してくる魔族への偏見や差別を減らすために、知ってもらおう、知ろうと王都に相談事業所を開設。
フラレて泣いて、我儘自由な高飛車経営者に相談では無く調査を頼まれてピキッって、騎士団内の不可解な事件を紐解いて悲哀を噛み締め、子供の夢を微笑ましく見守る。
そんな彼女のささやかな願いは……今度こそ勇者に恋愛対象としてみてもらい結ばれる事。
朴念仁の脳筋勇者、移住を待つ魔族の皆の為、今日もセリスは身体一つ……ラデンベルグの片隅で迷いを抱える相談者と共に歩む。
後に勇者の伴侶として語り継がれる『首無し令嬢』セリスの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-26 19:51:36
56022文字
会話率:53%