「其方が雨水《うすい》の孫か、よう来たな」
開いた口が塞がらない...とは誇張した言い回しだと馬鹿にしたことがあった。でも、実際目の前に真っ白の子供がまるで自分の部屋だと言わんばかりに迎えられたら驚くしかないだろう...
「雨水の孫にし
ては大きいのぉ、時雨《しぐれ》はもう50手前か、なら妥当か...お主、知っとるか。時雨が赤ん坊の時はずっっっと泣き止まなんで雨水と若葉が必死に機嫌取っての、特に...」
子供が急に近づいたかと思えば、じいちゃんとばあちゃん...そして父親が子供の話を延々と早口で話し始めた。小さい体を必死に動かしてる姿は女が見たら可愛いと言うだろうが、今は25時だ。
都内から県を跨いでの長旅で体力を使い果たしたからか、じいちゃんとばあちゃんの長話に付き合ったからか、頭がぼんやりしてきた。
子供が布団の上から移動した隙を見計らい、横たわる。
ゆっくりと瞬きすると、まだ熱中して話してる真っ白の子供の姿が映った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 23:58:37
42539文字
会話率:59%
新条童輪は、友人であり同じ大学に通う上里祭理に押し付けられる形で、人気VRMMOであるプレシャスコード・オンライン(通称PCO)を遊ぶことになる。
一人ログインした初心者の童輪は持ち前の天才っぷりを発揮していく最中、謎のモンスターグリム・リ
ーパーと遭遇してしまうが見事に撃破する。
報酬としてGETしたのは何と装備一式。
早速装備した童輪はそれが呪いのアイテムの一つであることを知らず、あまりにもイタい格好と自身に降りかかったデバフを前に落ち込んでしまうのだった。
しかし童輪はすぐに回復する。なんと特化していたスキルと装備の相性が良く、気が付けば最凶であるはずの呪いのアイテムが最強のアイテムに変わっていたのだった。
いつの間にか《死神》と呼ばれ恐れられるようになった童輪を始め、頼もしくて可愛い仲間達と共に呪いのアイテムを集めながら、VRゲームの世界をLet's enjoy!
■【本作品について】
本小説は、カクヨムにて先行投稿しています。
また他のサイトでも重複投稿しています。
小説家になろう様では、序盤のみ毎日投稿します。
■【あくまで個人的:おすすめポイント】
1.相手にデバフを与えるわけではなく、自分がデバフを受ける代わりに、何かを特化させる。そんな主人公達の物語です。(変わってませんか?)
2.メインはほぼ女性。テンポ感は極力早めで、たまにじっくりスローリーで丁寧に描写することもあります(キャラが多いからその分の魅力のためです)
3.対人戦やイベント戦をメインにしたいです(今の所のおすすめは第25話の主人公の戦闘ですね)
【注意事項と少しばかりのお願い(カクヨム版引用)】
普通に書きたくて書いた作品です。毎日投稿は初めのうちだけします。それ以降は不定期です。極力週に三話くらい(月・水・金)。できるだけ好きに書いていきたいと思っています。
一話でも良いので読んでいただけたら幸いです。
応援してくれると嬉しいです。感想もちょっとしたこと、「主人公カッコいい!」とか「呪いのアイテムってなに?」などなど、思って貰えると幸いです。
カクヨムにて有料で公開していたエピソードがあります。
現在は無料で公開中ですが、こちらでは投稿しません。
ご拝読頂かなくても楽しめます。
それから、よければブックマーク登録やコメント、★を付けてくれると助かります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 22:18:41
425025文字
会話率:38%
普通の高校生活を送ると思っていた宇咲初音。ある日、ヤクザの息子で自身も喧嘩好きという先輩・茶戸貴斗と偶然知り合いに。恐ろしい噂とは裏腹に優しい彼は、ある日初音に豹変した態度を見せてきて……
最終更新:2024-12-21 21:36:07
358225文字
会話率:58%
新しい詩集を始めます。今回のタイトルは「詩箱(うたばこ)」です。よろしくお願いいたします。
最終更新:2024-12-21 21:17:08
39671文字
会話率:10%
♡ハッピーバレンタイン♡
最終更新:2024-02-14 00:00:00
302文字
会話率:0%
曾祖父の遺産である山の中にある家と畑を相続することになった主人公、森谷(もりや) 実椋(みくら)は、25歳にして仕事を辞めてその家で暮らし、畑の収益で生活していくことを決意する。
……だが、家と畑があるその山には、親戚一同が相続することを
嫌がったある理由があり……引っ越し当日、実椋はその理由と相対することになる。
山を覆う『獣ヶ森』に住まう人々、人でも獣でもない不可思議な存在……『獣人』
人間とは全く違う暮らしをする獣人達との日々を送ることになった実椋は、それも覚悟した上の相続だと前を向いて、無駄に前向きに獣ヶ森でのスローライフを送ることになる。
そしてそんな実椋には燻製や乾物、漬物などの『保存食作り』の趣味があり……実椋は幼い頃に目にした……幼い頃の自分を救ってくれた『倉庫いっぱいの保存食』という光景を再現するために、スローライフついでの保存食作りにも挑戦していくのだった。
※海外サイトを含め一切の転載を禁止しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 21:15:33
1194482文字
会話率:22%
時は遡り1999年冬。
奴らが現れたのは今から25年前のことだった。事の発端は地球に飛来したとある小惑星による。
その隕石に付着していた物質が世界中に飛散し、発生した巨大樹から侵攻する謎の生命体によって人類は生存圏をじわじわと狭めてい
た。
例に漏れず敵の勢力圏内に堕ちた日本は乾坤一擲の覚悟をもって帝政を宣言し、日本帝国へと生まれ変わる。
富士山に根を張った巨樹と敵の陸・空戦力と前線を譲らぬ戦いを続ける帝国は、最終防衛ラインを少しずつ下げながら、戦況をひっくり返す一手を水面下で計画しているのであった。
――というのは最前線のおはなし。
後方は帝都立尋常高校。ここは日本という国がかなぐり捨てた文化を残すために設立された高校。
そこに通う石鎚伊代は1年E組。このクラスは少し事情が違った。普通の生活を送っていた伊代に突然降って湧いた使命。
「機密事項」「人類の希望」「成長」
剣月花とは何者なのか。
謎に次ぐ謎に意味深な言葉。振り回され疲弊していく伊代にできることはあるのだろうか。
SF×軍事×ラブコメ 連載スタート!
「この物語の主人公はやっぱりあなたしかいないよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 20:56:15
13092文字
会話率:42%
28歳の弱小コンサル勤務のアヤメが、異世界で12歳の薬草売り少女アイリスに転生。特殊なステータス画面を駆使し、高機能AIアシスタントに助けられながら、前世の知識と薬草の才能を使ったアイデアで課題を解決していく。田舎の市場から始まったアイリス
の活躍は、後に王都まで広がり、アヤメが転生した謎にまで迫っていく物語……になる予定です。
※12歳スタートなので、恋愛要素は後半です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 20:16:05
215510文字
会話率:48%
普通の中年、宮田 良治と、障害を持つ息子の洸太は、日本からゲームの世界のような剣と魔法のファンタジー世界へと召喚された。
そこは各自が固有スキルを持つという世界で、リョウジは魔力とスキル関連を無効化する『治外法権』というスキルを得た。
そして、重度自閉症かつ知的障害を持つコウタは、世界そのものの在り方すら変えられる『ワールドマスター』というスキルを得てしまう。
自閉症だからねー、何でも自分に合わせたいんだよねー、思う通りにしたいんだよねー、などと現実逃避する暇もなく、リョウジは自身のスキルでコウタのスキルを無効化しつつ、冒険者となって元の世界に帰る手段を探すことになる。
障害児の世話(ワンオペ)をこなしつつ、魔物と戦いつつ、時に戦争に巻き込まれそうになりつつ、親子は旅を続ける。果たして二人は、そこの世界をぶっ壊してしまう前に日本へ帰れるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 19:06:52
21533文字
会話率:65%
【第1章あらすじ】
現代日本にて、大親友のタツとシンは、待ちに待った新作のゲームをプレイする。アクシデントに見舞われながらも、互いのアバターを作り合いゲームを開始する2人。
────暗転する世界。目を覚ました2人が目にしたのは、燃えたぎ
るマグマと、子供と老人になった親友の姿だった。
ここは一体どこなのか・・・懐かしく感じるのは何故なのか。何も分からない状況で歩き出す2人。
「ステータスオープン!」
しかし何も起きなかった。神様とやらが何かを授けてくれた様子もない。
だが、決して悲観的ではなかった。なぜなら、信頼出来る親友が一緒だから。少しずつ、自分たちに何が出来るのかを探っていく子供と老人。
今までと変わらない、2人で平穏に過ごしていく────だがそれは間違いだった。
タツとシンは、この世界にやってきた意味を知っていくことになる。
【第2章あらすじ】
タツとシンが目覚めた時を同じくして、ある少女がライヴィア王国という国に来ていた。
A・S【オールシフター】と呼ばれる変幻自在の魂を持つ女性達。そのA・Sである少女 "フラウエル" は治癒士として活動しており、戦時下にあるライヴィア王国で怪我人を治癒していた。
多くの人を助けたいと願う心優しき少女。だが、そんな少女の願いは最も残酷な形で裏切られる事になる。
怪我をした騎士の一団、いつもと変わらず怪我を治癒するフラウエル。フラウエルに涙を流し感謝する騎士達。しかしその夜────彼らは変貌した。
人々の悲鳴、燃える家々。医師であった両親を殺され、自身も襲われるフラウエル。絶望の中、意識の途絶えた少女を救ったのは、ある傭兵団だった。
傭兵団のリーダーである、オウガという名の白銀の騎士。このオウガとの出会いが、フラウエルを運命の旅へと誘うことになる。
【第3章あらすじ】
─────そして集う、運命の仲間達。
──────────────
*カクヨムにも掲載しています。時系列が一緒のため、一章と二章を【甲編】【乙編】として同時掲載していますが、こちらではそれができない為、甲編にあたるタツとシンの物語から掲載していきます。
*この小説は地の文の視点が切り替わることがあります。
*作品内に伏線等の匂わせが含まれます。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 16:25:26
588140文字
会話率:56%
東京都からちょっと離れた近郊に住む尾田弘(ひろむ)は引きニート歴25年の大ベテランだ。大学受験で失敗し21歳になるまで浪人して晴れて大学に入学できたと思ったら、同年齢との学年の差を感じすぐに退学してしまう。そこから引きニート生活が始まり「俺
の実力はまだ発揮されていない」と胸の中で叫び続けている。転生してチートスキル手に入れて女の子にヒューヒューされたいと思い続け、ひょんなことで転生の機会に恵まれる。しかし、転生先は同じ世界線の横浜。5歳の少年に若返って人生をリスタートすることとなった。名前を清宮卓(せいみやすぐる)と改め、大人の知識で小学一年生を圧倒する。みんなから尊敬される生活を期待していた清宮だったが...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 14:36:34
132251文字
会話率:72%
硬派な番長を目指していた男の中の男・桜井正義が最も立場の弱い奴隷女に異世界転生しながらも、男の生き様を貫き通して戦い抜く物語。
R15なのは、主人公の立場上周囲ではそういうことがまかり通っている時代設定ではあるものの、直接的な表現を極
力避けるからです(ギリ行けるはず)
もちろん男・桜井正義は純潔も貫き通しますので、安心して読んでください(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 14:12:52
808217文字
会話率:56%
ある日主人公を襲った災厄の出来事。
今までの日常を全て失った青年。フォード・ナイト。
全てを失ったとき、彼が選んだ優しい選択とは?
この物語は、未熟であったナイトが、25年親しんだ地を離れ、各地を旅し、成熟してく物語である。
隠され
た災厄の真相とは。
人間に、俺にできることはなんだ。
歩いて行く。
この手に持った花を、あなたに届けに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 12:32:26
96433文字
会話率:42%
混沌と戦乱の時代。
侵略戦争により急激に領土を広げてきたカルディス帝国。帝国を統べるのは、その冷徹さ残虐非道な強さに、血濡れ皇帝と呼ばれているヴォルフガイン。
25歳のヴォルフガインが、皇帝即位10年目にして初めて喫した敗戦は、ベルハ
ルト王国への侵略戦争だった。
一方、ベルハルト王国を守ったのは、レーヴェルランドの女性戦士達。神により特別な祝福を与えられた女性達のみで構成されるレーヴェルランドには、女王を始め強力な戦士たちが傭兵という形で戦いの中に身をおいている。
現代の乱世の時代に生まれたのは、歴代最強と言われる女王アリシア18歳。
ヴォルフガインとアリシアの戦場での出会いが、大陸の時代を変えていく。
……と言いつつ、アリシアに惚れたヴォルフガインが、その生き方を変えるまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 07:00:00
172231文字
会話率:41%
小六男子の藤城皐月は異性への意識とモテ期が同時にやってきた。修学旅行から帰って来るまでは複数の女子と恋愛をしていても、淡い付き合いでトラブルは起きなかった。だが、それぞれの彼女との仲が深まるにつれて皐月は苦しむようになってきた。親の都合で一
緒に暮らしている女子高生、年下の美少女、幼馴染、児童会長、芸妓などの女性たちとの恋愛の行方はどうなるか。全4部作の最終章です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 05:00:00
35946文字
会話率:61%
老いたドワーフ。
冒険者パーティ[鋼鉄の鍋]のディッツは生き延びていた。
「生きる為には稼がにゃならん」
新しい仲間を加えた[鋼鉄の鍋]に新しい依頼が舞い込む。
英雄でもなんでもない、冒険者の記録である。
☆
前作[遺跡探索]とは独立してい
ますが、前作をお読みいただくと微妙な気分になれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 00:00:00
12828文字
会話率:26%
5年以上前の記憶が無い世にも珍しい赤鱗のリザードマン・ドレイク、通称「赤蜥蜴」。
5歳以前の記憶が無い美しい深紅の翼を持つバードマン・フリルフレア、通称「赤羽根」。
ベテラン冒険者と初心者冒険者は森の中運命の出会いを果たす……………?
目の
前に落ちてくる尻、もがく赤い翼。
「大丈夫か、フライドチキン?」「ミイィィ!誰がフライドチキンですか!」
ひたすら人の名前を覚えない赤蜥蜴と泣き虫な赤羽根はコンビを組み冒険に出る。ドワーフにエルフ、ハーフエルフにケット・シーを仲間に加えて。
そして起きる、町を揺るがす事件。さらにそこには残酷な現実があった。
二人の出会いに残酷な運命の歯車が動き出す。
ノベルアップ+さんでも掲載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 23:45:14
2165607文字
会話率:56%
18歳の誕生日を迎えた引きこもりの主人公、我弍飛蒼(がにと あおい)が他の9人の人間と共に異世界の城に召喚された。
そして、召喚され、急に城から追い出されたァ?!
これは主人公の蒼が9人の異世界人を元の世界に帰し、英雄と呼ばれたいがために奮
闘する物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 21:39:29
28534文字
会話率:67%
王妃として国のトップに君臨している元侯爵令嬢であるユーミア王妃(25)は夫で王であるバルコニー王(25)が、愛人のミセス(21)に入り浸り、王としての仕事を放置し遊んでいることに辟易していた。
そして、ある日ユーミアは、彼と決別することを
決意する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 21:12:00
3189文字
会話率:41%
王妃として国のトップに君臨している元侯爵令嬢であるユーミア王妃(25)は夫で王であるバルコニー王(25)が、愛人のミセス(21)に入り浸り、王としての仕事を放置し遊んでいることに辟易していた。
そして、ある日ユーミアは、彼と決別することを
決意する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 11:37:07
31156文字
会話率:57%
事務のパート社員として働いていた25歳、実田朋子は、冷徹で厳しい上司、30歳の、咬射秋斗が、苦手で堪らなかった。咬射は、仕事に対しては厳しいし、おまけに自分をパート社員と言ってくるからだ。しかし、彼はたまに気さくさを見せる所があり、朋子は正
直彼の事が気になっていた。 すると、パート社員だけれど、呼ばれた忘年会で隣になってしまった、 咬射秋斗に、酒のせいで倒れた朋子が、介抱される事になり、朋子の家がわからなかった咬射の家に泊まることになる。 しかし、朝、目覚めると、全裸の朋子と、肌けたシャツの咬射が、同じベットで寝ていたのだった。 やったのか、やってないのか、お互い分かっておらず、二人は奇妙な関係を築く事になるが、段々と二人は意識し始めて...。 軽い性描写があるので注意。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 18:20:40
51141文字
会話率:64%
【第六回ネット小説大賞にて受賞致しました。宝島社様より10月25日発売です】
事故で死んだ高橋 修は前世の記憶が残ったままウェルロッド侯爵家のアイザックとして生まれ変わった。
だが、そこは妹がプレイしていた恋愛ゲームの世界。
そのゲームは”
略奪愛”をテーマに、婚約者のいる攻略キャラを奪い取るという酷い内容だった。
その攻略キャラも酷い奴揃い。
「あんな王子が未来の国王? だったら、俺が王になった方がまだマシだ」
これは乙女ゲームの世界で、空気を読まずに覇道を歩む男の物語。
※ただいまサブタイトルなどを順次付けている最中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 20:24:06
4237041文字
会話率:24%
事故で死んでしまった俺は、見習い神様によって十八禁乙女ゲーム『甘やかな箱庭』の世界へ強引に転生させられてしまう。
そこで出会った銀髪に紅い瞳を持つ少年が、いずれ最強魔術師になる攻略キャラのシリウスで、彼を保護して魔法を教えるのが自身の役割で
あることを神によって告げられる。
シリウスと師弟関係になり三年が経ち、才能を開花させた彼を魔物から庇って、俺は二度目の死を迎えた……。
「よくやってくれたね!」
無事に役割を果たした俺に、褒美として次の転生先での
望む人生を神が与えてくれるのだという。
「俺が元いた世界の日本へ……」
しかし、望みを口にした途端に謎の力が俺に干渉し、なぜか再び『甘やかな箱庭』の世界へ転生してしまった。
しかも、今度はゲームの舞台ど真ん中、悪役令嬢の弟リアムとして、大人になったシリウスと再会を果たすことに……。
※BL作品です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 20:11:41
63332文字
会話率:33%
「リナ・アドラムよ。どうか魔王の脅威からこの世界を救う手助けをしてはくれまいか?」
謁見の間に、朗々たる国王陛下の声が響く。
「あ、あの……私はただの定食屋の娘なのですが?」
「ああ。わかっておる」
「…………」
わかってたんだ。
「この
国に勇者が現れたという話は聞いておるか?」
「はい。噂で………」
「その勇者が、そなたと一緒でなければ旅に出ないとゴネておるのだ」
「は………?」
どんな状況でも物怖じしないヒロインが、執着勇者とともに旅に出るお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 20:58:13
14111文字
会話率:37%